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料理家の華表由夏(とりいゆか)さんがおすすめする子どもと作るキャンプ飯
▼華表由夏(とりいゆか)さんの連載をチェック
春におすすめのキャンプ飯レシピ
CHECK!
【1】山菜とハーブのしゃぶしゃぶ
山菜は下ごしらえに手間がかかるものも多いですが、さっと食べられるものもいろいろあります。例えば、こごみやうるい。なんとなく和風メニューを想像しがちですが、エスニックも合いますよ。山菜と一緒にハーブも入れて、インスタントのフォーを使えば簡単にエスニックしゃぶしゃぶが楽しめます。レモンがあるとグッとエスニック感が増すので、ぜひ入れてみてくださいね~!
材料
インスタントフォー 1袋
レモン 1/2~1個
粒胡椒 小さじ1
好みの山菜やハーブ
・うるい
・パクチー
・レモンバーム
・バジルなど
牛肉 150g
作り方
メスティンにインスタントフォーに記載してある分量の水を入れ、沸騰させます。粉末スープと、粒胡椒、レモンは1~2個入れます。
まずは、しゃぶしゃぶから。牛肉で山菜、ハーブをまいて食べるのがおすすめです!
〆は麺を入れます。牛肉からもいい出汁がでて、インスタントフォーがさらに美味しくなります!
ほかにも、山椒や、根三つ葉など、手に入りやすい山菜でおためしくださいね。
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【2】ふきのとうのペペロン&ワンポット塩辛パスタ
春の訪れを告げる代表格、ふきのとうの一品。ふきのとうといえば、天ぷらやふき味噌がよく作られますね。どちらも油分がポイントの料理で、たっぷりの油がふきのとうの苦みをまあるくしてくれます。
■色々な料理にアレンジ可能なベース「ふきのとうのペペロン」
「ペペロン」とはペペロンチーノを略した造語です。なんだか可愛いので、そう呼ぶことに。刻んだふきのとうをオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪で炒めたものです。
ふきのとうは意外にも、チーズやバターといった洋風調味料とも相性抜群!それらを使ったアレンジレシピもご紹介します。
材料
ニンニク 1かけ
鷹の爪(種はのぞく) 1/3~1/2本
オリーブオイル 50~80cc
ふきのとう 1パック(75~100gくらい)
塩 小さじ1/2くらい
下準備
(1)ニンニクはみじん切りにします。
(2)ふきのとうは外側の葉が茶色くなっている場合は取り除き、洗ってよく水気をふいておきます。
作り方
メスティンにオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪を入れて、弱火~弱めの中火で炒めます。
ニンニクのいい香りがしてきたら、一度火をとめて、ふきのとうを刻みます。下の切り口のかたい部分を切り落として、縦に4等分したものをザクザクと切ります。
※ふきのとうは切るとすぐに色が変わっていくので、このタイミングで刻みましょう。
全体に油がまわって、しんなりしてきたら塩を入れて炒めます。油が足りなそうな場合は、様子を見ながら足します。
油と塩がなじんだら「ふきのとうのペペロン」の完成です!
次は、これを使ってパスタを作っていきます。
ふきのとうと塩辛の春のパスタ
(1)メスティンに、きざんだニンニク1かけ分、オリーブオイル大さじ1、水200cc、パスタ100gを半分に折って入れます。中火にかけて沸騰したら火を弱めます。
(2)表面が軽くグツグツしている状態をキープして、茹で上がる2分前くらいに、ざく切りにしたキャベツを入れます。
(3)水分が減りパスタが茹で上がったら、火をとめます。ふきのとうのペペロン大さじ2くらい、塩辛大さじ1くらいをまぜます。
(4)バターとチーズをのせたら完成!
※茹で時間9分のパスタを使用しています。茹で時間が短いものを使う場合は、もう少し水分を減らして作ってください。
カロリーを気にせず、バターとチーズをのせて食べるとおいしいです。
ふきのとうのペペロンは、粉チーズと混ぜて蒸し野菜とあえたり、バターをのせたバケットにのせるだけでもおいしいですよ!
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【3】ソラマメと山菜のまるごと焼き
そら豆や山菜は、せっかく炭をおこしたなら、丸ごと焼いて楽しみましょう。そら豆は、おうちでも魚焼きグリルやコンロで丸ごと焼いて楽しんでいる方も多いですよね!ふわふわのさやに包まれているそら豆は、茹でるのとはまた違った美味しさ。ぜひウドも丸ごと焼いてみてください。ウドは皮をきんぴらに、茎を酢味噌あえなどで食べるのことが一般的でしょうか。焼き色がつくまでじっくりローストすると、生で食べるときとはまた違った瑞々しい美味しさを楽しめます。
材料
そら豆、ウド 好きなだけ
オリーブオイル 適量
塩、味噌 適量
作り方
そら豆とウドを網にのせます。ウドの表面にはオリーブオイルを塗ります。
焼き色がついたら、ほかの面を焼きます。しっかり焼き色がついてから、ひっくり返すのがコツです!
全体にしっかり焼き色がついたら、網から外します。熱いので火傷に注意!
お好みで味噌や塩をつけて、さあどうぞ!
そら豆は、皮のおかげで蒸し焼きになってホクホク。熱々なので火傷に気を付けましょう。丸ごと焼いたウドはジューシー!一口大に切って召し上がってくださいね。炭の香りもごちそうです。
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【4】新ニンニクと丸ごと粒胡椒の炊き込みご飯
1年中買えるニンニクですが、干す前の新ニンニクが手に入るのは、5~6月のニンニクの収穫時期だけ。水分が多いので、ほっくりしていて香りも穏やかです。その時期だけの味を味わうために、丸ごと炊き込んでみましょう。一緒にいれる粒胡椒も丸ごと入れて、噛むと楽しいご飯です。お子さんと召し上がる場合は、胡椒の代わりにミニトマトでも美味しいですよ。
材料
(大盛で4人分)
米 3合
水 600cc
新ニンニク 1個
粒胡椒 小さじ2
コンソメ 2個
作り方
新ニンニクの皮をむきます。やわらかい皮ですが、食べるには固いので、むける皮は全部むきましょう。
中から、つやつやの白い実が出てきます。
洗って水を切った米を、30分ほど浸水させてから炊きます。炊く前にニンニク、コンソメ、粒胡椒をのせます。
(1)沸騰するまで強火
(2)沸騰したら、しっかり弱火にして15分くらい
(3)火を消して、15分くらい蒸らす
しっかり蒸らしたら完成です。ふたを開けると、新ニンニクのいい香りがふわっと。おにぎりにして食べても美味しいですよ。
ダッチオーブンで炊飯するのは難しいと思うかもしれませんが、慣れるまでは途中で蓋をあけても大丈夫(蒸気が逃げるので、なるべく短時間で!)様子を見ながら炊きましょう。沸騰したことを確認できたら、出来る限りの弱火に。風で火が揺れすぎてしまうと、炊きむらのもとになるので、出来るだけ風をふさぎながら炊くと安心です。
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【5】掘りたてタケノコとふりかけで若竹パスタ
春においしいものと言えばタケノコ!水煮は年中楽しめますが、掘りたてのタケノコはやっぱり美味しいですよね。タケノコの下ごしらえは難しいと思われている方も多いかもしれませんが、意外に身近にあるものだけでも出来ます。今回は若竹煮をパスタにアレンジ。本来であれば、同じく旬のワカメを使って作るものですが、ふりかけを使って簡単レシピです。パスタは塩加減が難しいと思っているのですが、ふりかけの塩分で簡単に味付けも決まります。
材料
オリーブオイル 大さじ1
ニンニクチューブ 2cmくらい
サラダスパゲティ 1/2袋(80g)
タケノコ 適量
わかめふりかけ 大さじ1
仕上げ用に胡椒
作り方
今回は、材料を順番に重ねて火にかけるだけ。バーナーパットがあると、火の調整がしやすく、軽い山用フライパンでもすべりにくくなるので、おすすめです。
フライパンに、材料を記載順にのせていきます。水を250cc(分量外)入れて、中火にかけます。
パスタがくっつかないように時折混ぜながら、パスタに記載してある時間を目安に火にかけます。
ほどよく水分がとんで、パスタに火が通れば完成です。仕上げに胡椒を振って召し上がれ。フライパンひとつで出来るので、家の台所でもどうぞ!
今回はわかめが水分を吸うので、通常より水の量が多めです。わかめを使わない場合は、水の量を減らして調整してくださいね。わかめの代わりにツナ缶などでも美味しく出来ました。そのときは仕上げに醤油をたらして、少し焦がすのも美味しいですよ!
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夏におすすめのキャンプ飯レシピ
CHECK!
【1】台湾魯肉飯(ルーローハン)
ここでは台湾料理の中でも人気の魯肉飯(ルーローハン)を作ります。キャンプ場でも作りやすいレシピにアレンジしてみました。煮込むのに時間はかかりますが、手順は簡単です。
ポイントは、まず最初にザラメや氷砂糖を入れて、お肉が茶色く色づくまで炒めること。そのあとに醤油を入れて更に炒めること。順番に炒めることで、お肉にしっかり味が入っていきます。ザラメや氷砂糖を使うとコクも出るので、スーパーで手に入りやすい方を使ってみてくださいね。
鶏の手羽先を使いますが、食べやすい手羽中などで代用しても大丈夫なので、ぜひ一緒に煮込んでみてください。鶏のゼラチン質が、全体をつやっととろっと仕上げてくれます。
材料(3~4人分)
氷砂糖 大さじ3
豚肉、鶏手羽先 合わせて500g
紹興酒 大さじ2
醤油 大さじ3
白コショウ 小さじ1/2
五香粉 小さじ1
水 300cc
フライドオニオン 30~40g
※あれば油葱酥(フライドエシャロット)
ゆで卵 3~4個
たくあん 適量
高菜漬け 適量
炊いたご飯 食べる分
下準備
・豚肉は1~2cmくらいの角切り、または1cm幅くらいの細切りにしておきます
・鶏手羽先についてる水気をキッチンペーパーで拭いておきます
作り方
ダッチオーブンに氷砂糖と刻んだ豚肉 、 鶏手羽を鍋に入れて茶色く色づくまで炒めます。
醤油を入れて更に炒めたら、紹興酒を入れて軽く煮立たせます。
他の調味料と水を入れて1時間ほど弱火~中火にかけます。蓋を少しずらして適度に湯気を逃がしながら煮込みましょう。
煮汁が減って、全体がとろっとしていたら出来上がりです。
手切りにしたお肉は挽肉とはまた違うおいしさなので、ぜひ塊肉を切って使ってみてください!
フライドエシャロットは輸入食材店で手に入りやすいですが、なければフライドオニオンで大丈夫です。香りの決め手の五香粉も、大きめのスーパーで手に入りやすくなったので、探してみてくださいね。
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【2】夏野菜のパンツァネッラ
バーベキューやキャンプは、ついついお肉料理に偏りがち。「フレッシュな生野菜が食べたい!」と思うことも、しばしば。大人になったなあ、と感じる瞬間です。あまりがちなバケットも一緒に入れて、ささっと出来るサラダを作りましょう。使うのはお好みの夏野菜、かたくなってしまったパン、あとは塩、酢、オリーブオイルだけ。これは元々イタリア・トスカーナの家庭料理なのですが、フランスでも似たようなサラダをよく見かけました。ひとつのボウルで短時間で出来るので、おうちでもぜひどうぞ。
材料
かたくなったパン 1/3~1/2本
夏野菜 お好みで
きゅうり 1本
トマト 1個
プラム 1個(おすすめ!)
パプリカ 1個
紫たまねぎ 1/4個
(あれば)黒オリーブ 適量
塩 適量
ワインビネガー 大さじ2(白・赤どちらでもよい)
オリーブオイル 大さじ2~3
作り方
野菜を一口大に切ります。乱切りにすると、表面積が増えて水分を出しやすいですよ。さらにキュウリは一部皮を剥くと、味もなじみやすいのでピーラーがあればぜひ。
紫玉ネギは薄くスライスして、辛味が気になる場合はカットしたあとに広げて置いて、空気に触れさせます。シャキッとさせたい場合は、水にさらしてから水気を切っておきます。
黒オリーブが種付きの場合は、包丁を横にして上からグッと潰すと、種がとりやすくなります。
ボウルにカットした野菜をすべて入れます。塩2、3つまみを全体にふりかけるように入れて、少し置いて野菜から水分を出します。
野菜から水分が出たのを確認したら、ワインビネガーを入れます。カットしたパンも入れて、パンに水分を吸わせます。
オリーブオイルを回し入れて、スプーンでざっと混ぜます。10分くらい置いておくと、全体がよく馴染みますよ。
クーラーボックスがある場合は少し冷やすと、さっぱり食べられます。
あれば、季節のフルーツを入れて作ってみてください!生ハムやチーズも美味しいです。
調味料は目分量で入れて大丈夫!味見しながらつくれば、自分好みの味付けになります。洗い物も増えないので、おすすめです。
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【3】トウモロコシと新ショウガの炊き込みご飯
夏の野菜といえばトウモロコシ!大人も子どもも大好きです。トウモロコシは、北海道から九州まで広い範囲で栽培されています。わたしの故郷、青森にもそれはそれは美味しいトウモロコシがあるんです。その名も、「嶽きみ(だけきみ)」。「きみ」とは津軽弁でトウモロコシのこと。津軽富士と親しまれている、岩木山ふもとにある高原「嶽地区」で育ったプリっと甘いトウモロコシです。昼夜の寒暖差があるので美味しく育つんだとか。収穫時期は8月中旬からとゆっくり。ぜひ皆さんにも食べてほしい!機会があればお試しくださいね。
材料
米 2合
新ショウガ 1かけ
トウモロコシ 1本
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 適量
ステーキ肉 1枚
ニンニク 1かけ
塩コショウ 適量
醤油 小さじ1
みりん 小さじ1
酢 小さじ1
作り方
新ショウガは千切り、トウモロコシは芯から外します。写真のように、安定するように短めの長さにしてから、まな板に立てて、包丁でそぎ切りにするとよいです。芯からも、美味しい出汁が出るのでとっておきます。
メスティンに、浸水しておいた米、水360cc(分量外)、塩を入れざっと混ぜます。新ショウガ、トウモロコシ、芯をのせたら中火にかけます。沸騰したら火を弱め、15分程火にかけたら火をとめて蒸らしておきます。
炊いてる間にステーキを焼きましょう。フライパンにオイル、薄切りにしたニンニクを入れ香りがたったら塩をしたステーキを入れて、両面焼きます。
オイル、ニンニクの残ったフライパンに醤油、みりん、酢を入れて、ひと煮立ちさせます。フライパンにこびりついたあとも旨味になるので、こそげとるようにします。
トウモロコシの芯を外し、食べやすくカットしたステーキにタレをかけたら完成!ぺろりと食べられちゃいますよ。
おうちの炊飯器で作る場合は、炊飯器の目盛りに合わせて水を入れたあとに、トウモロコシを載せて炊飯してください。
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【4】ラムチョップと夏野菜のグリル
キャンプで盛り上がる料理と言えば、やっぱり肉料理!意外と手に入りやすいけれど、なかなか家では焼かないラムチョップを炭火で焼いたら、大注目間違いなしです。このレシピはミックススパイスがポイント!エスニックな香りに、和の出汁を合わせたもの。作り方も、ただ混ぜるだけと簡単です。揚げ野菜などにかけても美味しいので、作ってみてくださいね。
材料
ラムチョップ 食べたい本数
塩 適量
野菜ソテー
オリーブオイル 大さじ1
ズッキーニ 1本
パプリカ 1個
(今回は赤、黄それぞれ1/2個ずつ)
塩 適量
オレンジ 1個
ミックススパイス
粉末かつお出汁 大さじ1
クミンシード 大さじ1
白ごま 大さじ1
七味唐辛子 大さじ1
(一味の場合は小さじ1)
パプリカパウダー 小さじ1
作り方
野菜は1センチ角くらいにカットして、オリーブオイルを熱したスキレットへ。全体に塩を軽く振って、炒めます。
オレンジは半分に切って、果実側を下にして焼き色をつけるように焼きます。野菜に油が回って、全体が透き通ってきたら蓋をしておきます。
ラムチョップは表面の水分をしっかり拭いて、軽く塩を振ってから、熾火になった炭で焼いていきます。
背脂の方から焼いていきます。ラムの香りが苦手な方は、ここでしっかりめに焼いて脂を落とすとよいでしょう。骨と反対側になる狭い面も忘れずに焼きます。トングで挟みながら焼くと、焼きやすいですよ。
ラムチョップの広い面を焼いていきます。4~5分焼いて、表面につやっとした肉汁がみえてきたら、ひっくり返します。反対側も1分半くらい焼きます。
両面焼いたらスキレットの野菜の上にラムチョップを置き、蓋を少しずらして置き、2分くらい蒸らします。
ミックススパイスは、ただ混ぜるだけ!ラムチョップにふりかけて、がぶりとどうぞ!
フライパンやスキレットでも同じ手順で焼くことが出来ます。その際は、油を少しひいてから焼いてくださいね。意外と簡単に焼くことができるので、ぜひお試しください。
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【5】サバ缶で作る冷や汁
真夏の食欲がないときでも、さらさらと食べられる冷や汁。宮崎県の郷土料理として有名ですが、じつは日本各地で昔から親しまれていて、鎌倉時代の書にも記録が残されているそうです。冷や汁の美味しさは、魚×味噌の焦げた風味×ゴマの香ばしさ×キュウリのシャキシャキ感。手間がかかりそうなイメージですが、すり鉢がなくても、キャンプ場でも、簡単に作れるレシピを紹介します。
材料
お好みの出汁 300cc〜400ccくらい(冷水でもOK)
キュウリ 1本
すりゴマ 大さじ1
サバ水煮缶 1缶
味噌 大さじ2(おうちにあるものでOK)
お好みの薬味 適量
下準備
(1)水出しの出汁を作っておきます。水1リットルに対し、昆布、煮干し、カツオ節などお好みのものを合わせて20g入れてひと晩(6時間)置いておきます。朝出発前に準備して、お昼時に使うのもOK。いまの時期は傷みやすいので、必ず保冷して持って行きましょう。カツオ節は、お茶パックに入れておくと片付けが楽です。
(2)キュウリは薄切りにして塩もみし、水分を絞っておきます。
すりゴマをフライパンで乾煎りします。焦げやすいので芳ばしい香りがしてきたら、すぐに火をとめましょう。このひと手間で風味が増します。
木のしゃもじに味噌を塗り、弱火で軽く焦げ目がつくまで炙ります。※溶けたり、手元が熱くなったりするので、シリコンや金属製のものは絶対に使わないでください!
鍋にサバ缶を汁ごとと味噌を入れ、出汁または冷水でのばしていきます。味噌や出汁によって塩分が違うので、味見をしながら作ります。濃くなってしまったら、薄めればいいので気楽に。
すりごま・薬味を入れれば完成。あれば氷も入れるといいですよ。しっかり冷たくするのがおすすめです。ご飯を入れるもよし、お豆腐もよし、うどんやそうめんの漬け汁にしても美味しかったです!
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秋におすすめのキャンプ飯レシピ
CHECK!
【1】キノコとステーキのバターアヒージョ
キノコは秋の味覚を代表するひとつ。1年中手に入りやすい食材ですが、この時期は普段よりたくさんの種類を見かけますね。秋が旬の香り高いキノコをつかって、アヒージョを作りましょう!時間があれば、調理前にキノコをちょこっと干してみて。身がきゅっとしまって、キノコの食感や旨味を更に楽しむことができます。アヒージョにするときは、表面は乾いてるけれど、まだ弾力を感じるくらいを目安に。もしも干しすぎてカラカラになったときは、スープなどの水分の多い料理に使ってください。
材料
オリーブオイル 大さじ6~8くらい
ニンニク 2かけ
キノコ 適量
赤身ステーキ肉(肩ロースなど) 150g
塩 1.5g
バター 20g
お好みでトマトやクレソンなど 適宜
下準備
(1)キノコの汚れが気になるときは、ブラシや硬く絞ったキッチンペーパーなどでやさしく拭いておきます(市販のキノコは洗わなくてOK!)。
(2)ニンニクは2、3ミリの薄切りにして芯をとります。
(3)ステーキ肉は一口大にカットして、調理の直前に塩をもみこんでおきます。
作り方
時間に余裕のあるときは、キノコは重ならないようにザルなどに並べて、風通しのよいところに干してから使います。まだ水分が残っている半干しでOK。
メスティンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけます。途中から一気に焦げやすくなるので、目を離さないようにしましょう。余熱でも色づくので、上の写真くらいを目安に一度火からおろすとよいです。
バターとキノコを先に入れて、全体にオイルがまわったらお肉を入れます。あまりいじらず、上下を返すくらいにして火を通します。
あれば仕上げにクレソンや、パセリを添えます。熱々のうちに召し上がれ!
残ったオイルを使ったレモンのパスタはこちら。茹でたパスタをオイルで和えて、粉チーズとレモンをぎゅっとしぼってどうぞ。国産レモンがあるときは、皮をすりおろすか細かく刻んでかけると風味がさらにアップするのでお試しください。
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【2】ケンタッキーフライドチキン&秋の味覚で炊き込みピラフ
テレビなどで話題になったケンタッキーフライドチキンごはんを作ってみました!衣もお肉もしっとりジューシー、日本のみならず世界中で再現レシピを追求する方がたくさんいる魅惑のチキン。ケンタッキーの秘伝のレシピは今でも門外不出だとか!?炊き込みピラフの作り方はとっても簡単です。お米にケンタッキーフライドチキンをのせて炊くだけ!骨付きチキンの旨味とスパイスのおかげで手間のかかった味に。すぐできるので、外ごはんにとってもおすすめです。今回は、秋の味覚の栗ときのこを合わせて炊き込みピラフにしてみました。
材料
オリーブオイル 大さじ1
玉ネギ 1/4個
キノコ 片手いっぱいくらい ※キノコは2種類以上いれると入れると美味しい!今回はしいたけとマイタケ
塩 ひとつまみ
米 1合
コンソメ 1個
湯 200cc
むき甘栗 5個くらい
ケンタッキーフライドチキン 1つ
作り方
メスティンにオリーブオイル、みじん切りにした玉ネギ、キノコを入れて、塩をひとつまみしてから炒めます。
野菜がしんなりしたら米を入れて、米の表面が熱くなるまで炒めます。
コンソメを溶かしたお湯を注ぎます。 ※水ではなく、お湯を使うことで米の粘りが出にくくなります
栗、ケンタッキーフライドチキンをのせて、中火にかけます。沸騰したら弱火にして10分くらい炊き、チリチリ音がしてきたら火をとめます。
タオルなどで包み10分くらい蒸らします。開けるときは熱いので、軍手などを使うと安心です。
あればパセリを散らして完成。チキンをほぐして召し上がれ。子どもも大人も大好きな味です。たくさん作るときは、フライパンでも同じように炊けますよ!
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【3】美味しいきのこ汁(すいとん入り)
山小屋や産地の茶屋などで食べるきのこ汁が美味しいのは、その場で食べるから(山登り中は最高に美味しい!)。そう思ってましたが意識してきのこの種類を見てみると、7~8種類のきのこが入ってることも珍しくなかったのです。さらに調べてみると、きのこの種類によって旨味成分が違うようです。おなじみの出汁の代表、昆布の【グルタミン酸】×カツオの【イノシン酸】の相乗効果のように、きのこ同士も美味しい掛け算が成り立ちます。そこで今回は、旨味も食感も違うきのこを一緒に入れるレシピをご紹介。キャンプ場に行く途中、道の駅などによって手に入れたきのこにすいとんも入れて、おなかにたまるきのこ汁を作りましょう。
材料(3~4人分)
地粉(中力粉) 100g ※薄力粉や強力粉でもOK
水 50cc~様子をみて足す
きのこ(左から時計回りに)
マイタケ
ブラウンマッシュルーム
大黒シメジ
シメジ
ナメコ
シイタケ
ヤマブシタケ
酒 大さじ1(あれば)
めんつゆ 大さじ2(または醤油)
味噌 大さじ2
旨味がしっかりとあるブラウンマッシュルーム・シメジ・シイタケ・ヤマブシタケ、とろみが出るナメコ、旨味も食感もあるマイタケ・シメジで今日は作ります。
作り方
まず、すいとんを作ります。ボウルに入れた粉に少しずつ水を足しながら箸で混ぜます。ある程度まとまるまで箸で混ぜると手につきづらいです。
中力粉がないときには、薄力粉や強力粉でも大丈夫です。薄力粉の場合には中力粉より柔らかく、強力粉だと固めの仕上がりになります。強力粉を使う際は、こねると固くなりやすいので注意してください。
ぼろぼろと固まりが出来てきたら指先を使ってまとめていきます。ひとかたまりになったら、乾燥防止にラップなどで蓋をしておきましょう。
鍋に、ほぐしたきのこと水800ccを入れ弱火にかけます。水からじっくり煮ることで、きのこの旨味をしっかり出します。
※60~70℃になると、きのこの旨味が出やすくなるので、この温度帯をゆっくり通過させるのがコツ。
きのこに火が通ったら、さきほど作っておいたすいとんを薄くなるように伸ばしながらちぎって入れます。めんつゆも入れ、ふたたび火にかけます。
すいとんに火が通ったら、味噌を溶きいれて完成。お味噌は味見しながら量を調整してください。
火にかける前は鍋いっぱいのきのこですが、カサが減りぺろっと食べられちゃいます。こんなに種類を揃えるのは大変だという時には、少なめでも大丈夫。あれば乾物になったものを入れると旨味が出やすいです。同じく旬のすだちや、かぼすをきゅっとしぼって食べるのも美味しいですよ。
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【4】焼き芋のたっプリン
「い~しや~きイモ~」小さい頃から、心を躍らせてくれたメロディ。子どものおこづかいで買うことは難しく、たまに買ってもらえたときは嬉しかったものです。今となっては、もうあのリヤカーの姿を見ることも音楽を耳にすることは減ってしまいましたが、焼き芋はスーパーなどで気軽に買えるようになりました。そんな焼き芋を使って食べ応えのある大きなプリンを作りますよ!
材料
焼き芋 1本 150gくらい
全卵 2個(100g)
砂糖 大さじ2(30g)
牛乳 200cc
ラム酒 大さじ1
(キャラメリゼ用)
カソナードまたは砂糖 大さじ2
作り方
メスティンに皮を剥いた焼き芋を入れて、フォークなどで潰します。
別のボウルに卵を割り入れ、切るように混ぜたら砂糖、ラム酒を入れて混ぜます。(ラム酒の代わりにバニラエッセンスを数滴でもOK!)
牛乳は沸騰させないように鍋肌から細かい泡が出てくるまで温めておきます。先ほどのボウルに少しずつ加えて、都度よく混ぜます。
焼き芋の入ってるメスティンに、あれば茶こしを使いながらプリン液を入れて、ざっと全体を混ぜます。
※表面の泡が気になるときは、スプーンですくい取るか、食品用アルコールを表面にスプレーすると消えます。
ラージメスティンか、蓋の出来る鍋などに、アルミホイルで蓋をしたメスティンを入れます。水を容器の半分くらいまで注いで、蓋をしてから最初は強火にかけます。
湯煎用の水が沸騰したら1分ほどそのまま、その後は少し蓋をずらして弱火にして15~20分くらい蒸します。
型を揺らしてみて表面がふるふると固まっていれば蒸し上がりです。余熱でも火が通るので、粗熱がとれるまで置いておきます。※プリン液が流れてくるようだったら、もう少し火にかけましょう。
食べる前にカソナード(砂糖)を全体にふりかけて、バーナーであぶれば完成!ほんのり温かいままでも美味しいですし、しっかり冷やしてから砂糖を焦がせば、よりパリパリ感を味わえます。
▼参考記事
冬におすすめのキャンプ飯レシピ
CHECK!
【1】熱々ステーキのアヒージョ
気軽に作ることも多いステーキですが、まだ風が冷たいこの時期は外で食べているとすぐに冷めてしまうのが残念なので、アヒージョ風にオイルで煮てみました。これが冷めにくい上に、手頃なお肉でも固くなりにくい!ステーキに比べて使うオイルの量は増えますが、小さめのスキレット(ニトスキや100円ショップのサイズがぴったり)を使えば、意外に経済的です。
気をつけてほしいのは、塩の量!私は長いこと飲食店をやっているせいか、塩はバチっと効かせたいタイプ。特にお肉は下味の時点で塩を効かせておかないと、ぼや~っとした仕上がりになりがちです。ステーキ肉の場合は、重量の0.8~1%が目安。今回はアヒージョですから、ちょっと強めにふりましょう。人によって薄く感じたり、濃く感じたりするでしょうから、繰り返し作りながら自分好みにしていくと料理が楽しくなりますよ!
塩の振り方も少しだけ。外にはかりを持っていく方は稀でしょうから、ここでは自分の指ではかるやり方を。よくレシピで出てくる「塩ひとつまみ」これが大体1g。親指、人差し指、中指の3本でつまみます。3gの塩を使いたいときには、3回繰り返せばOK。なんだか楽な気がしませんか?塩もいろいろありますが、サラサラしていて振りやすい焼き塩がおすすめです。
材料
ステーキ肉 150~200g
※一口大にカット
塩 ふたつまみ(2g)
ニンニク 1かけ
マッシュルーム 1パック
オリーブオイル 適量
あればパセリ
作り方
一口大にカットしたステーキ肉に塩をまんべんなく振ります。もし焼き塩でない場合は、ポリ袋に入れて、全体にいきわたるように揉みこめば簡単です。
スキレットに、粗みじん切りにしたニンニク、マッシュルームを入れてからオリーブオイルを注いで中火にかけます。あとからステーキ肉を入れるので、オリーブオイルはスキレットの高さ1/3くらいまでにしておきます。
マッシュルームに火が通ったら、ステーキ肉を入れます。
ステーキ肉の下側の色が変わったら、ひっくり返します。両面色が変わったら火からおろして、余熱で火を通します。
熱々のうちに召し上がれ!オイルはパンで浸してどうぞ。
撮影/西山輝彦 https://www.plog.tokyo/blog
▼参考記事
【2】旨味たっぷりの牡蠣と白子の昆布締めホイル焼き
牡蠣を使った昆布締めを作ってみませんか?牡蠣にも種類があり、冬に美味しいは冬に旨みがのる真牡蠣です。夏の産卵に向けて身の中にたっぷり栄養を蓄えるので、美味しくなるのだとか。磯の香りと、いい塩梅にのった塩味がたまりません。同じく冬が旬の白子と一緒に昆布締めにして楽しみましょう。
材料
牡蠣、白子 食べたい量
昆布 牡蠣、白子が挟める量
日本酒 大さじ1くらい
お好みで、薬味やポン酢など
下準備
(1)牡蠣、白子は3%くらいの塩水(水500㏄に対し、塩大さじ1強)でふり洗いして、水気を拭いておきます。
(2)昆布はかたく絞った布巾などで表面をやさしく拭いておきます(表面の白い粉は旨みなのでとらないようにやさしく拭きましょう)。
作り方
アルミホイルを広げた上に昆布をのせ、その上に牡蠣、白子をのせます。(2段までなら重ねて作ることもできます。昆布の節約にはなりますが、加熱時間は長めになります)
一番上にも昆布をのせて、アルミホイルでしっかりくるみ、クーラーボックスで冷やしつつ6時間くらい寝かせます。
火にかける前に、上から全体に日本酒を振りかけます。写真のように糸をひきますが、昆布から出た粘りなのでご安心を。再度アルミホイルでしっかり包み、中火にかけます。
網の上でもメスティンでも調理可能です。メスティンの場合は、アルミホイルの中に入らないように水を少し入れてから蓋をして、蒸し焼きにします。
全体的にしっかり火が通れば完成!火が通ると身がふっくらとなり、表面も半透明から白色に変わります。重ねた場合は、蒸し時間を長めにとってくださいね。ポン酢やお好みの薬味で召し上がれ!牡蠣はきゅっと柑橘を絞るのみで、白子はさらに塩をぱらりとかけると美味しいですよ。残った昆布はお味噌汁の出汁とりや、ご飯を炊くときにも使えます。
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【3】丸鶏のパン生地みたいな塩釜焼
クリスマスにもぴったりな見た目からごちそう気分になれる塩釜焼き。塩釜焼きは、塩と卵白のみで作られることが多いので、ちょっとしょっぱくなりがちなのが難しいところです。塩味をおさえるのに和紙などでお肉をくるんで焼くのもいいのですが、お子さんと一緒でも作りやすいように小麦粉を入れた作り方を紹介します。
材料
中抜き丸鶏 1羽(1~1.2キロくらい)
冷凍ピラフ 適量(解凍されたものを使います)
レモン 1/2個
ニンニク 1玉
ジャガイモ 小3個
【塩釜生地】
薄力粉 500g
塩 250g
水 200ccくらい
【使う道具】
丸鶏が入るサイズのダッチオーブン
ボウル
タコ糸または楊枝
アルミホイル
下準備
(1)鶏肉は1時間前くらいから冷蔵庫やクーラーボックスから出しておきます。
(2)ジャガイモとレモンはよく洗って水気をふいておきます。
作り方
鶏肉の表面とお腹の中の水分をペーパータオルなどで拭きます。
お腹の中にピラフを適量詰めます。レモンで蓋をするように一緒に入れます。
タコ糸で脚をしばります。タコ糸がない場合は、爪楊枝や竹串でOKです。
薄力粉、塩、水を混ぜてこねます。分量の水でまとまらない場合は、様子をみながら少しずつ水を足しましょう。生地がまとまったら、片付けがしやすいようにダッチオーブンの底にアルミホイルをしいてから塩釜生地の1/3くらいを広げ、その上に丸鶏をのせます。
丸鶏全体を塩釜生地で包み、ジャガイモとニンニクも残った生地で包んで並べます。
焚き火台にのせます。蓋の上にも熾火になった炭をのせて、上下の熱源で1時間ほど火にかけます。
切り分けて召し上がれ!焼け具合を確かめたいときは、塩釜生地を少しめくって大丈夫です。表面においしそうな焼き色がついてたら完成です。
レモンはお好みでしぼってどうぞ。ニンニクは皮から出してフォークで潰して鶏肉につけると美味しいですよ!骨つきの部分は煮だして、スープの出汁にするのもおすすめです。
今回はお腹の詰めものを保冷剤がわりにもなる冷凍ピラフにしていますが、炊いた白米をバターで炒めてバターライスにしても美味しいですよ。
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【4】おいしいココアと簡単ホイップクリーム
ぱちぱちという火を眺めながら、あったかいココアをいただくのは最高です。そんな冬キャンプとの相性抜群のココアを作ります。イメージは喫茶店でのむ濃厚なココア。一緒に外でも簡単にできるホイップクリームも作って、ココアのあたまに浮かべましょう。
材料(1~2人分)
ココアパウダー 大さじ2
砂糖 大さじ1
牛乳 200ml
<ホイップクリーム用>
生クリーム 50ml
ジャム 小さじ1
作り方
小鍋にココアを入れて、香ばしい香りがしてくるまで弱火で炒ります。
牛乳を少量入れて、表面に艶が出るまでよく混ぜます。
砂糖を入れてよく混ぜてから、数回に分けて牛乳を入れます。少しずつ入れて、その都度よく混ぜます。沸騰させないように気をつけながら、鍋肌に小さな気泡が出て来たら火をとめます。
<トッピングのホイップクリームの作り方>
しっかり蓋のしまる空き瓶などに、生クリームを瓶の高さの3分の1ほど入れます。ジャムを小さじ1くらい入れて、しっかり蓋をしめて上下に振ります。※先に作っておいてもよいです
お好みでマシュマロなどと一緒にのせて完成です。あつあつを召し上がれ!塩をひとつまみ入れたり、大人はラムを垂らしたり、アレンジも楽しめます。
ジャムは必ずペクチンの含まれているものを使用してください。ペクチンによって、手早くホイップクリームをつくることができます。今回使ったのはココアとの相性もよいマーマレードですが、使うのは少量なので、おうちにあるものでお試しくださいね。
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朝ごはんにおすすめのキャンプ飯レシピ
CHECK!
【1】サラダごはん
キャンプの朝って調理するのが面倒なんですよね。冷めたごはんも悪くないけど、逆に夜に仕込んでおくと傷みそうで怖いですよね。そこで、残りご飯を酢飯にしておきましょう。これなら腐りにくいし、ここに油を混ぜておくことで翌朝も固まらず食べやすくなります。これをベースにすれば、好みに合わせてアレンジ可能。洋風ならオリーブオイル、和風なら米油、中華ならごま油。油を変えるだけで風味がガラリと変わります。
材料
ご飯 170g
すし酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2
オリーブ 15g
ツナ缶 1/2缶
卵 1個
あまり野菜 適宜
作り方
前日の夜、夕飯の残りごはんに酢とオリーブオイルを混ぜ合わせておきます。
朝、刻んだオリーブとツナを混ぜ合わせます。ツナのオイルも少量加えましょう。
あまり野菜をひと口大に切り、温泉卵やオイル漬け野菜と盛り付けて混ぜていただく。
残ったグリル野菜(焼けるものなら何でもOK)は、夜ドレッシングに浸けてマリネにしておきます。
ポットに残ったお湯を使えば、温泉卵も作れます。卵を入れて20分ほど待つだけで完成です。
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【2】トウモロコシ粉の団子スープ
最近、アレルギーのお子さんが多いらしく、料理教室をやっていても“小麦粉がダメなんです”と保護者の方に言われることがあります。そんな小麦粉が食べられないお子さんのために、コーンフラワー(トウモロコシを挽いて作られた穀粉)を使った、お団子スープです。トウモロコシのお団子は、アメリカ南部でよく食べられます。豚肉などと一緒にバナナの葉で巻いて蒸したり、チーズを混ぜてお団子を作ったり、いろいろなバリエーションがあります。穀類なので腹持ちも満点。
材料(2~3人分)
コーンフラワーまたはコーンミール 50g
団子粉 50g(白玉粉や小麦粉でも代用可)
水 100㏄くらい(団子用)
ミニトマト 1パック(200g前後)
塩 ひとつまみ
オリーブオイル 大さじ2
カブ 1個
ベーコン 50g(薄切りの場合は2~3枚)
スープの素(コンソメやブイヨン) 1個
水 300㏄(スープ用)
※ベーコンは1㎝幅、ミニトマトは半分、カブ・カブの葉はひと口大に切っておきます
作り方
コッヘルに半分に切ったトマト、オリーブオイルを入れ、中火にかけます。
塩をひとつまみ入れ、トマトが崩れるまで5分程煮込みます。
鍋にベーコン・カブ・スープの素・水を入れてさらに煮込みます。
コーンミールと団子粉をボウルに入れ、少しずつ水を入れて混ぜます。
※まとまればよいので100㏄すべて使う必要はありません。足りない場合は少しずつ足します。
まとまったら3~4㎝くらいの団子にして真ん中をへこませて鍋に入れます。
浮き上がってから3分くらい煮たら完成です。
ポイントは、トマトソースを作ってからスープにすること。トマトが凝縮されて、旨味たっぷりです。美味しいので味見ポイントでもあります(笑)。
スープの素を使わずに、塩だけでも十分美味しくなりますよ。
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【3】台湾の朝ごはん「シェントウジャン」
台湾の朝ごはんは外食文化。日本でいう外食よりも、もっと身近で、朝食は外でとるのが一般的です。その場で食べるもよし、持ち帰るもよし。台湾で暮らす人たちは、それぞれ通学・通勤中に通ういきつけのお店があるといいます。私も台湾に旅行に行ったときに、毎朝何件も食べ歩いたのが、台湾の定番の朝ごはん、シェントウジャン。ほかほかの豆乳で朝から温まります。おうちでも簡単に再現できますよ。
材料
黒酢または酢 大さじ2
無調整豆乳 1カップ(200cc)
塩 ひとつまみ
好きな薬味など 適量(今回は、干しエビ、ラー油、XO醤、焼いた油揚げ、ミョウガ、ネギ、パクチー、ザーサイ)
下準備
干しエビはいい香りがしてくるまで乾煎りします。このひと手間でぐんと美味しくなりますよ。でも面倒だったら無理せずに。
作り方
器に酢と塩を入れます。
鍋をさっと水で濡らし(豆乳がこびりつきにくくなる)、豆乳を入れて弱火であたためます。沸騰させると吹き出すので目を離さないようにしましょう。
湯気が出てきたら、沸騰する手前で火をとめます。鍋の縁に小さな泡がでてきたころが合図です。
先ほどの器にそっと注ぎ、軽くひと混ぜして1~2分おいておくと、フルフルっとおぼろ豆腐のように固まってきます。
ラー油や薬味をのせて完成!今回は、台湾揚げパンの代わりに豆乳と同じお豆腐屋さんで買える油揚げを炙ってのせました。コクが出ておすすめです。
酢と豆乳のタンパク質による凝固作用で作るシェントウジャン。お酢の量はお好みで。私は酸っぱいのが好きなので、たっぷり入れて作ります。塩の代わりに醤油やナンプラーでも美味しいです!
また、日本の豆乳は台湾より濃い目なので、さっぱり食べたいときには豆乳を温める際に水を足してよく混ぜながら温めると、台湾のシェントウジャンに近づきますよ。
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お昼ごはんにおすすめのキャンプ飯レシピ
CHECK!
【1】お手頃ステーキ肉でつくる牛肉100%ハンバーガー
噛み応えばっちりの牛肉100%ハンバーガー。材料は挽き肉ではなく、ステーキ肉。といっても今回使用したのはスーパーで100グラム198円のお手頃価格のもの。赤身が多い肉がおすすめです。パティ(ハンバーガー用に成形した肉)に使う調味料は塩のみ。卵もたまねぎも入れません。つなぎになるものは!?と心配になるかもしれませんが大丈夫!牛肉のタンパク質に塩が入ると、結着性、保水性がうまれるのでしっかりくっついてくれます。
材料(2人分)
赤身ステーキ肉 1枚(200~300gのもの)
塩 牛肉の1%の重量
サラダ油 適量
バンズ 2個
トマト 1㎝くらいの輪切りを2枚
レタス 適量
タマネギ 1㎝くらいの輪切りを2枚
タマネギ用の塩 適量
好みでケチャップ、マスタードなど
下準備
(1)ステーキ肉は使う直前まで冷やしておきます。
(2)ハンバーガー用のパン、野菜をカットしておきます。
(生肉には菌がついているので、先にパンや生野菜をカットしておくとよいです)
(3)焚き火は、熾火にしておきます。
作り方
ステーキ肉の表面の水分をキッチンペーパーで拭いてから、1cm角くらいにカットします。
ボウルに肉、塩を入れて、全体がまとまるまでこねます。ふたつに分けて、丸く成形します。
油をしいたフライパンで焼いていきます。美味しそうな焼き色がついたらひっくり返します。中までしっかり火が通るように、フライパンの蓋、またはフライパンよりひとまわり小さめに切ったアルミホイルをのせます。
タマネギに強めの塩をふり、同じフライパンで焼きます。パティが焼きあがる前に、パンも炭火で焼きます。焦げやすいので気を付けてください。
すべて焼けたら、どんどん重ねれば出来上がり!
手でつぶしながら、がぶりとどうぞ!!手切りにしたお肉は挽肉とはまた違う美味しさなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。外で食べるハンバーガーは格別です!
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【2】インスタントラーメン&コンビニ食材で油そば
インスタントラーメンのいいところは、「軽い・早い・うまい」。メスティンで作るこちらの油そばも、インスタントラーメン並みの早さで完成します。暑い夏にも、おすすめのレシピです。ポイントはとにかく麺が茹で上がったら素早く調理すること!ただそれだけです。ぜひお試しくださいね。
材料
インスタントラーメン醤油 1袋
ゴマ油 適量
ニンニクチューブ 2cmくらい
【トッピング】
酢
すりごま
ねぎ
チャーシュー
味玉など
下準備
(1)トッピングのチャーシューは、袋ごと湯煎で温めておくと美味しいです。
(2)必要があればネギなどをカットしておきます。
作り方
メスティンに湯を沸かし、メスティンに入るよう半分に割った麺を茹でます。
茹で上がったら、スープの素半分、ゴマ油、ニンニクと麺を素早く和えます。
※ラーメンスープの素は全部使うとしょっぱいので、半分にします。
お好みのトッピングをのせます。
あっという間に完成!途中でお酢をかけたり、ラー油をかけたり、味変するのも楽しいです。お酢の代わりにマヨネーズなどでも。小分けのものを用意すれば、パッキングも簡単。麺を茹でたあとの湯と、スープの素の残りで即席スープを作れば、山にゆで汁を捨てずに済むのでおすすめです。
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【3】ビリヤニ風ごはん
ビリヤニは、炊き込みご飯のようにお肉とスパイスをお米と一緒に炊き込んだご飯。特徴は、スパイスの香りとお肉の旨味です。しっかりとスパイスの効いたレトルトカレーを使うことで、気軽に作れます。仕上げにガラムマサラを使うとより美味しいので、ぜひスーパーで探してみてください。足りない塩味は、辛いのが得意な方は柚子胡椒で、苦手な方は粉末かつお出汁で足して作ります。もちろん塩でも代用できます。お手元にあるもので作ってみてくださね。
材料
タイカレー缶詰 1缶(イナバ)
米 1合
粉末かつおだし 小さじ2
(または柚子胡椒 小さじ1)
ガラムマサラ 適量(あれば)
下準備
お米は浸水してから、水を切っておきます(無洗米の場合は水100ccで30分くらい浸水しておきます)。
作り方
水切りしたお米をメスティンに入れます。
水100cc(分量外)、粉末かつお出汁を入れて、ざっと混ぜます。
カレー缶を全体に広がるように入れます。味の濃淡がついているほうが食べているときに楽しいので、きれいに混ぜなくてOKです。
※ちょっと固めに仕上げたいので、通常より少なめの水分になっています。
蓋をして、中火にかけます。沸騰したら火を弱めて、様子を見つつ10分ちょっと炊きます。
火を消してから10分ほど蒸らしたら完成です。メスティンは熱くなっているので、必ず厚手の手袋や布巾を使ってくださいね。
蒸らすとき、または食べる前にガラムマサラを振れば更にスパイスの香りがアップ!コンビニやスーパーで買える調理済みの塩焼き鳥をプラスするのも、おすすめですよ。
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おやつにおすすめのキャンプ飯レシピ
CHECK!
【1】メスティンで作る!簡単肉まん
コンビニで揃う食材で、子どもだけでも簡単にできる肉まんをってみました。発酵させる生地ではないので、多少こねすぎても大丈夫。子どもはこねる作業が好きですよね。思う存分こねこねしてください!
肉まんの皮には軽量いらずのホットケーキミックスを使います。中身のお肉は、チルド(または冷凍)のシュウマイを使って簡単に。蒸す時間を入れても20分くらいで出来ちゃいます。
小さめの豆腐70gを使いましたが、メーカーによっては80gだったりするので、その場合はレシピ内の油の量を減らすなどして調整してください。お豆腐の代わりにお水でも作れます(一番下に補足レシピあり)。
材料(手のひらサイズ3個分)
ホットケーキミックス 1袋(150g)
豆腐 70g
太白ゴマ油 小さじ2(またはサラダ油)
シュウマイ 3個
下準備
オーブンシートを肉まんのサイズに合わせてカットしておきます。くっつかないアルミホイルでもよいです。
作り方
ポリ袋にホットケーキミックス、豆腐を入れて外から揉んでよくなじませます。油を入れて、さらに全体をなじませます。
生地がまとまったら、ポリ袋をひらきます。
今回は大きめのシュウマイなので生地を3等分に。3等分にするときは生地を棒状にしてから、3等分にカットすると簡単です。小さめのシュウマイのときには、丸いまま十字にカットして4等分にします。
カットした生地を手で丸くのばして、シュウマイをのせて包みます。外側をうすくのばすと包みやすいですよ。市販の肉まんのようにてっぺんにヒダをよせて包んでも、簡単に丸く包むだけでもOK!丸くした場合には、閉じた側を下にして蒸します。
カットしたオーブンシートの上に肉まんをのせて、水と網を敷いたメスティンに並べます。
※蒸し上がりに生地がふたにつきそうなときには、肉まんの上にくっつき防止にオーブンシートをのせるとよいです。
沸騰したら火を弱めの中火にして、湯が沸いてる状態を保ち10~15分蒸したら完成。
ほんのり甘い生地が美味しい肉まんです。中身を中華風肉団子や、あんこ玉などにしても美味しいですよ!
※お豆腐の代わりにお水で作る場合には、ホットケーキミックス1袋(150g)・水70ml・油小さじ1で作れます。生地がまとまらない場合は様子を見ながら、お水をほんの少し足します。5分くらい置いておくと全体がまとまりやすくなりますよ。おうちでしたら電子レンジで蒸すことも可能なので、ぜひお試しください。
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【2】本格アップルパイ
キャンプでお馴染みのホットサンドメーカー。今回はパンではなく、冷凍パイシートを使って簡単アップルパイを作ります。アップルパイで思い出すのは、本の世界。幼いころの絵本にはじまり児童書や、有名な赤毛のアンでもアップルパイは登場しました。今でもアップルパイが出てくる本は沢山あるので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね。
材料
フィリング
リンゴ 1個 ※紅玉など酸味のあるものがおすすめ
バター 5g
砂糖 大さじ2(20gくらい)
レモン汁 小さじ1
シナモン お好みで
チーズクリーム
クリームチーズ 50g
砂糖 大さじ1(10gくらい)
冷凍パイシート 食べたい分(ほどよく解凍させる)
作り方
まずはフィリング作りから。ホットサンドメーカーで挟みやすいように、リンゴを小さめのいちょう切りにします。鍋にバターを溶かし、リンゴと砂糖大さじ2を入れて弱火で炒めます。しんなりしてきたらレモン汁とシナモンを3回くらい振り入れて、全体をなじませます。お皿に広げ、粗熱をとっておきましょう。
チーズクリームを作ります。柔らかくしたクリームチーズに砂糖大さじ1を混ぜ合わせておきます。
ホットサンドメーカーのサイズに合わせてカットしたパイシートを敷きます。その上に、チーズクリーム、リンゴの順にのせていきます。
上からパイシートを重ね、蓋をしめます。パイシートはきれいに1枚のものでなくてもOKです。半端なサイズのときには、端を少し重ねて焼くとしっかりくっつきます。
ひっくり返しながら10分くらいかけて、じっくり弱火で焼き上げます。焦げやすいので、気になったらたまに中を確認しながらで大丈夫。両面に美味しそうな焼き色がついたら出来上がり。あけた瞬間、パイがふわっと膨らむのが見どころです!フィリングとチーズクリームは多めの分量になっているので、ヨーグルトやパンにのせてもどうぞ。またアップルパイ以外にも、あんこ&チーズや、ミートソースを入れてミートパイにしても美味しいですよ!
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【3】白玉のお汁粉
バーベキューには、甘いものも欠かせません。少し肌寒い時には「お汁粉」がおすすめ。白玉もたっぷり入れて作れば、遊びまわる子どもたちにも大満足の腹持ちの良いおやつです。子どもの料理教室でも、粉ものレシピは大人気。白玉づくりも誰一人飽きることなく、どんどん作ってくれます。そこで、たくさん作っても、時間がたっても硬くならない白玉の作り方をご紹介します。
材料(2~3人分)
白玉粉 120g
絹ごし豆腐 175g
(白玉粉の1~1.5倍)
あずき缶 1缶
作り方
ビニール袋に白玉粉を入れ、かたまりを指で潰します。そのあとに豆腐を入れ、全体が馴染むようによく揉みこみます。白玉粉の粒が見えなくなったらOKです。時間があるときは30分以上置いておくとなめらかになります。
鍋にあずき缶を開けて、同量の水(分量外)を注ぎ、混ぜながら温めます。
別の鍋に湯を沸かしたら、白玉を好みのサイズにまるめて茹でます。真ん中を少しへこませると早く茹で上がります。浮いてきてから、1分くらいしたら冷水にとります(しっかり冷やす必要はなく、まわりのぬめりが取れればよいです)。
小豆の鍋に入れ、かるく温めたら完成です。あつあつふわふわを召し上がれ~。小豆以外にも、きなこで食べるのも美味しいですよ!豆腐によって水分量が違うので、最初は白玉粉と同量を入れ、様子を見ながら増やしてくださいね。美味しい豆腐で作るのがおすすめです!
▼参考記事
【4】沖縄のもちもちクレープちんびん
沖縄のスーパーでは、野菜も魚も砂糖も色の濃いものが多くて、暑さに負けないパワーの源を感じます。持ち帰った食材でその土地の料理を作るのも、旅の楽しみのひとつ。今回紹介するのも、そんな郷土菓子のひとつ“ちんぴん”です。沖縄の素朴でやさしい味わいのおやつ。クセになる食感ですよ。
材料
黒糖 50g
水 150cc
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩 ひとつまみ(1g)
くせのない油 大さじ1
作り方
小鍋に黒糖と水を入れ、混ぜながら火にかけます。アクが気になる場合は取り除きましょう。黒糖がしっかり溶けたら、人肌くらいまで冷ましておきます。
ボウルに薄力粉・ベーキングパウダー・塩を入れ、ふるう代わりに泡だて器でぐるぐるっと混ぜます。さきほど作った黒糖シロップと油を加え、さらに泡立て器で大きなだまがなくなるくらいまで混ぜます。15分くらい置いておくと、よくなじみます。
フライパンを弱火で温めます(くっつきそうな場合はうすく油を塗っておきます※分量外)。お玉で生地を真ん中に垂らすと、自然にまん丸に広がります。フライパンより小さめの円になるようにするとひっくり返しやすいですよ。端が乾いた感じになり、表面に小さなプツプツが出てきたら、ひっくり返して30秒ほど焼きます。
粗熱がとれたら、手でくるくると巻いて完成です。
黒糖の風味と、もっちりとした食感。いくらでも食べられちゃいそうな美味しさです。ホットケーキよりも早く、たくさん焼けるので、キャンプの朝ごはんにもおすすめ。チーズやアイスクリームを挟んでも美味しいですよ。
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世界の料理をキャンプ飯で楽しむ
CHECK!
【1】台湾のごま油鍋「石頭火鍋」
「石頭火鍋」の読み方は「スートーホーグオー」です。辛い鍋なのかな?と思われがちですが、台湾で火鍋は鍋料理全般のことを指します。
石頭火鍋は、最初にたっぷりのごま油でお肉と香味野菜を炒める火鍋。香ばしさが美味しさのひとつです。カニカマや魚肉ソーセージなどの海鮮系の練り物は、美味しい出汁を出してくれるので忘れずにお願いします!ここでは、白菜は漬物になったものを使いました。白菜漬けの酸味がごま油のコクとよく合います。ない場合は白菜でもいいので、気楽に作ってみてくださいね。
つけダレは、ポン酢やゴマダレなどお好みで。もし輸入食材屋さんが近所にあったら「沙茶醤(サーチャージャン)」を探してみてください。魚介・干しエビ・香辛料などで作られた台湾ではメジャーな調味料です。これがあると一気に台湾の味に近づきます!
材料(1~2人分)
ごま油 50ml
豚肉 150~200g
玉ネギ 大1/2個
白菜の漬物 適量
青菜、ニラ、えのきなど 適量
カニカマまたは魚肉ソーセージ 適量
中華スープ 200ml
(鶏ガラスープの素などを既定のお湯で溶いたもの)
※お好きな調味料や薬味
沙茶醤(サーチャージャン)
ポン酢やゴマダレ
パクチー、ネギなど
下準備
・豚肉、野菜などをそれぞれ食べやすいサイズにカットしておきます。
・中華スープを作っておきます。
作り方
ラージメスティンにごま油をいれて豚肉を炒めます。全体が白っぽくなったら、一度取り出しておきます。あとでもう一度火にかけるので、ここでしっかり火を通さなくてよいです。
くし型にカットした玉ネギを炒めます。
玉ネギに油がまわったら、白菜漬け、野菜、先ほど炒めた豚肉を入れてスープを注ぎます。
全体に火が通れば完成!いろいろな調味料でアレンジしながら召し上がってください。〆には春雨がおすすめです。
沙茶醤は大きなスーパーや輸入食材屋さんで手に入るので探してみてください。残ったら、野菜や魚介の炒めのもの、焼うどんなどに入れると美味しいですよ!
▼参考記事
【2】韓国の名物屋台料理「ラッポッキ」
ラッポッキ!なんだかご機嫌なネーミング。聞いただけでは、どんな料理なのか分からないこちらは、韓国の屋台で人気のメニューです。韓国ドラマが好きな方は、ご存じの方が多いかもしれません。トッポギにラーメンを加えたもので、日本で例えたらラーメンライス的な存在?ボリューム満点で学生さんにも人気なのだとか。トッポギの甘辛いタレに、ラーメンがよく絡み、お箸がとまりません~!
材料
辛ラーメン 1袋
トッポギ 1袋(150gくらい)
ソーセージ 4~5本
コチュジャン 小さじ1~大さじ1
ハチミツ 大さじ1
韓国のり、茹でたまご、お好みで
作り方
先にトッポギを茹でます。水450cc(ラーメンを作る時より少なめの水)にトッポギを入れ、2分程茹でます。
トッポギが少し柔らかくなったら、ラーメン、粉末スープ、ソーセージ、コチュジャン、ハチミツをすべて入れて煮込みます。コチュジャンの量はお好みで。
強火でグツグツ煮込みながら仕上げていくのがポイントです!
韓国のりと、茹で卵をのせてどうぞ。ソーセージは、魚肉ソーセージでも美味しいですよ。常温で持ち運べるので、暑くなってきたころの外出でも安心です。
▼参考記事
【3】四川料理「鉢鉢鶏(ボーボージー)」
四川のガイド本を読んでいるときに目についた、真っ赤なタレに浸かった色とりどりの串。なんて美味しそうなんだ~!と鉢鉢鶏(ボーボージー)に釘付け。どうやらラー油や花椒で作った辛いタレに鶏肉や野菜串をつけて食べてるようです。今回は、あこがれのボーボージーをキャンプ場でも片付けが簡単なように、〆で麺食べるレシピにアレンジしました。
材料
水 400cc
中華風スープの素 小さじ2
鷹の爪 1本
ショウガ 1片
花椒 小さじ1
食べるラー油 大さじ2
あればナツメ2つ、八角1つ
・お好みの串
焼き鳥
うずら
さつま揚げ
蒸し野菜など
作り方
メスティンに水、調味料をすべて入れ火にかけます。
スープが温まったら、串を浸して食べます。肌寒い時はしっかり温めると美味しいです。
〆には、うどんが手軽でおすすめ。うどん一玉、お好みでチーズや刻み葱などを用意してくださいね。
うどんをスープに入れて、茹で上がったらチーズを溶かしてどうぞ。チーズが辛味をまろやかにしてくれます。
冬は温めて、夏は冷やしても美味しいので年中楽しめます。辛いのが好きな方は、鷹の爪と花椒を増やして楽しんでくださいね!
▼参考記事
【4】スイスの国民食「ロスティ」
スイスの国民食的「ロスティ」。ジャガイモの細切りを表面がカリカリになるまで焼いたもので、もともとはベルン州の農家の典型的な朝ごはんだったものが、現在はスイス全土で食べられているとか。材料は3つあればできるシンプルな料理で、作り方も簡単です。それでいて、外はカリッと、中はホクホクのジャガイモの旨味を感じられます。
材料
ジャガイモ 中~大3コ(400~500g)
バター 20g
オリーブオイル 大さじ1.5
※ お好みで塩やケチャップで召し上がれ。今回は塩を用意。
作り方
ジャガイモはよく洗い、細めの千切りにします。水にはさらさないこと!スライサーやおろし金でおろしてもよいです。新ジャガイモの場合には皮付きのままで○。
中火でバターを溶かしたら、弱火にしてジャガイモを敷き詰め、木べらなどで押してジャガイモ同士を密着させます。10~15分くらいじっくり焼きます。
美味しそうな焼き色がついたら、引っくり返してオリーブオイルを縁から鍋底に流れるようにぐるっと一周させます。
10〜15分焼いて同じように焼き色がついたら完成です。お好みで塩やケチャップで召し上がれ。今回はシンプルにジャガイモだけにしましたが、チーズやベーコンなどを間にはさんで食べても美味しいですよ。味噌やネギを加えて和風にアレンジしてもいけます!
▼参考記事
日本の郷土料理をキャンプ飯で楽しむ
CHECK!
【1】高知の藁焼きカツオの塩たたき
高知に行ったときに市場で感激したのが、藁焼きカツオの塩たたき。塩で食べるのも美味しいし、何よりびっくりしたのはどこのお店もカツオの切り方が厚切りなこと!一緒に添えてあるニンニクスライスと食べれば、もうお箸が止まりません。藁焼きカツオも意外に簡単に作れると教えてもらったので、キャンプ場で作ってみました!藁はホームセンターで購入することが出来るので、探してみてくださいね。
材料
カツオ(皮付き) 食べたい量
塩 適量
ニンニクや柑橘などの薬味
好みの調味料
【使う道具】
藁 200g以上
金串 3本以上
チャコールスターター、一斗缶、焚き火台など
作り方
カツオに金串を刺します。グラグラしないように3本以上使い、左右は交差させると安定しやすいです。
藁を熾火になった炭の上にのせます。藁に火がうつったら、すぐに焼くのがポイントです!
カツオに塩をパラパラと振り、皮目を1分半くらい強火で一気に炙ります。表面が脂でつやっとしてくれば、いい頃合い。
厚めにスライスして、塩とお好みの薬味で召し上がれ。定番のポン酢はもちろん、ゴマ油も合いますよ。
藁は一気に燃え上がるので慎重に!一斗缶や、大きめのチャコールスターターを使うとより安全です。カツオ以外に、お刺身用のブリやサワラでも美味しく作れます。
▼参考記事
【2】宮崎の真っ黒な炭火焼き鳥
宮崎のお店では、噛み応えのある地鶏で出てくることが多いですが、手に入りやすいモモ肉で美味しく作れます。もし手に入れば、せせりもおすすめです。油をさすことによって、炭から炎と煙をあげて鶏肉を燻す調理法。キャンプ場でやると盛り上がることも間違いなし!サラダ油でもいいですが、鶏皮から作った鶏油(チーユ)で作るとさらに美味しいです。少し時間はかかりますが、簡単に作ることが出来るので、鶏皮が手に入ったら試してみてくださいね。
チーユの作り方
鶏皮をフライパンに入れ、カリカリになるまで弱火でじっくりで炒めます(焦がさないように注意)。20分くらいで脂がしっかり出てきたら、生姜や長ネギの緑の部分で香りづけをするのもおすすめです。
ラーメンの風味付けや、チャーハンを炒めるときに使うと美味しいですよ。カラッと揚がった鶏皮は、パクっとどうぞ!
材料
鶏肉(ももや、せせりなど) 食べたい分
塩 適量
油(あればチーユ) 大さじ1くらい
柚子胡椒 適量
作り方
炭が熾火になってからスタート。鶏肉は表面の水分を拭き、塩を振って網の上にのせます。
ほんのり焼き色がついてきたら、油を鶏肉の周りの炭に回しかけます。
火があがるので、気を付けながら全体を焼きます。両面にしっかり焼き色がついたら完成です。
炭の香りをまとった鶏肉は、想像以上の美味しさ!柚子胡椒をつけて食べれば、九州に旅行に来た気分に。冒頭でも書きましたが、鶏肉は多めに用意することをおすすめます。大人はビールも忘れずに!
▼参考記事
【3】青森のホタテ貝焼き
子どものころ、BBQといえばホタテ。青森のいとこの家に行くと、叔父が張り切ってたくさん焼いてくれました。食べ終わった殻は、子どもの目には宝物のように見えて、食べるたび、毎度集めていました。よく食べていたのは醤油焼きですが、今回は青森の郷土料理のひとつにもなっている、味噌味を紹介します。
材料
ホタテ貝 1枚
酒または水 大さじ1くらい
味噌 小さじ1くらい
卵 1個
ネギ 適量
作り方
ホタテは殻の丸みのある方を下にもち、ヘラまたはバターナイフなど殻に添って小刻みに動かし貝柱をはずします。ひもと貝柱に分けてさっと流水で洗い、食べやすく切ります(※黒いウロは食べられないので取り除きます)。
焼き網にのせ、殻の半分くらいまで酒または水を入れます。火加減は、殻からはみ出さないくらいの強火で。
沸騰してきたら、火を弱め味噌を溶き入れます。味噌によって塩分が違うのでお好みの量で。
溶き卵をいれ、半熟状になったら火を止めます。余熱でも火が通るので好みの状態になったらネギを振って召し上がれ。
お酒にもお米にも合う貝焼き味噌。殻がない場合は、アルミホイルでも大丈夫です。その場合は厚手のものか、2重にすると安心です。夏は貝柱が一番大きくなる時期、おうちのトースターやコンロでも作れますのでお気軽に試してみてくださいね。
▼参考記事
子どもといっしょにキャンプ飯を楽しもう
子ども向けの教えない料理教室を開催している料理家・華表由夏(とりい ゆか)さんの簡単で美味しく作れるキャンプ飯レシピはいかがでしたでしょうか。
キャンプ場で、季節ごとの旬な味を、子どもと一緒に料理をして食べて楽しみましょう。