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ダッチオーブンは、どんな鍋?
ダッチオーブンとは、金属製の蓋つきの分厚い鍋で、あらゆる調理法に対応できる万能鍋のこと。強力な直火にも耐えるので、アウトドアシーンでは大活躍します。素材やサイズも様々なものがリリースされているので、用途や好みにあわせてお気に入りのものがきっと見つかります。
キャンプでダッチオーブンに向いている料理は?
ダッチオーブンは、キャンプ料理のあらゆるメニューに対応できます。煮る、焼く、オーブン料理、蒸すなどいろいろな調理にぴったりです。
CHECK!
煮込み料理
カレーやシチュー、おでんなどは、圧力鍋のように材料を入れ放っておけば完成。火加減だけ注意しておけばとろとろの絶品煮込み料理ができます。
ご飯料理
ふっくらおいしい炊き込みご飯から焦げ目まで美味しいパエリアなど、メインご飯にもぴったりです。
オーブン料理
ケーキやナン、ピザを焼くのはもちろんのこと、キャンプ飯として一度は挑戦してみたいローストチキンやローストビーフも、中までしっかり熱が入り、フライパンで作るよりジューシーに仕上がるのでおすすめです。
無水調理
蓋の重さを活かした無水調理も可能。水を入れずにトマトと塩だけで絶品のスープができますし、石焼き芋のようなしっとりホクホクの焼き芋も作れます。
他にも、室内では汚れや臭いが気になる揚げ物や燻製も、ダッチオーブンを使って屋外で気兼ねなく調理できます。
▼参考記事
それでは、おすすめのダッチオーブンを使ったキャンプ飯レシピをご紹介します。
旨味たっぷりの煮込み料理
CHECK!
【1】牛塊肉の黒ビール煮込み
真っ黒な見た目のこの料理は、塊肉を黒ビールで煮込んだベルギーの郷土料理。水は一滴も使わずビールの効果で、塊肉も短時間で柔らかく仕上がります。ビールの炭酸と酵母によって、肉のたんぱく質が分解され、ほろほろに。また同じくビールに含まれるアミノ酸と黒ビール特有のほろ苦さにより、旨味と味の深みも出してくれます。
スープストックなどは使わないので、最初にお肉に焼き色をしっかりつけてから煮込むのがコツ。お肉を焼くことによってうまれる香ばしさも、美味しさのひとつです。
材料
・オリーブオイル 大さじ1
・牛すね肉と豚スペアリブ (合わせて)500g
・塩コショウ 適量
・バター 15~20g
・ニンニク ひとかけ
・玉ネギ 2ケ
・黒砂糖 大さじ1
・バルサミコ酢 大さじ2
・マスタード(粒なしタイプ) 大さじ1
・黒糖蒸しパン 手のひらくらい
(パン粉でもオーケー)
作り方
肉の両面に塩コショウを振り、オリーブオイルを熱したダッチオーブンで焼く。両面いい色になったら一度取り出しておきます。
同じ鍋にバターを溶かし、みじん切りにしたニンニクと玉ネギを炒めていきます。玉ネギが色づきだしたら、お肉を戻します。
玉ネギとお肉を、ざっと混ぜておきます。
黒ビールを注ぎ、灰汁が出てきたら取り除きます。ほかの調味料もすべて入れ、蓋をして弱火で煮込みます。
お肉が柔らかくなったら、パンをちぎり入れ、さらに煮込みます。
上の写真は1時間ほど煮込んだものですが、好みのとろみ具合になったら完成です。
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【2】バターチキンカレー
濃厚でクリーミーなバターチキンカレー。ダッチオーブンで作れば、簡単にお店のような味わいに仕上げることができますよ。
材料(4人分)
・鶏もも肉 400g
・玉ねぎ(大) 1/2個(約180g)
・有塩バター 50g
・牛乳 100ml
・生クリームまたはコーヒーフレッシュ お好み
☆鶏もも肉の下味
・プレーンヨーグルト 200g
・おろしにんにく 小さじ2
・おろししょうが 小さじ2
・カレー粉 大さじ2
★調味料
・カットトマト缶 1個(400g)
・鶏ガラスープの素 小さじ2
・塩コショウ 少々
作り方
【1】鶏もも肉は食べやすい大きさに切り、保存袋に☆を入れて揉み込み、20分ほど置いておく。
【2】玉ねぎはみじん切りにする。
【3】ダッチオーブンに有塩バターを入れて熱し、2を入れてしんなりするまで弱火で炒める。
【4】3に★、1を調味料ごと加えて混ぜ、煮立たせたらフタをして弱火で20分ほど煮込む。
【5】4に牛乳を加えて混ぜて、ひと煮立ちさせたら火から下ろす。
【6】器に盛り付けて、お好みで生クリームをかけて完成。
ポイント
鶏もも肉は「20分ほど置いておく」としていますが、時間は長くなっても構いません。そのため、キャンプで作る場合は自宅で漬け込んだものを持っていくのもおすすめ。
また、ごはんと一緒でも美味しいですが、ナンと合わせて食べればより本格的な雰囲気に。煮込んでいる間に焼いておけば段取りもスムーズですし、ナンで拭って食べればダッチオーブンやお皿のお手入れもちょっぴり楽になるおまけ付きです。
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【3】チキンのチキンの白ワイン煮込み
白ワインの酸味と、骨つき肉の旨味が楽しめる、食材を入れるだけで完成するお手軽煮込み料理をご紹介します。
食材を入れて煮込むだけでできる煮込み系のレシピは、素材の美味しさが生かされるので、まさにダッチオーブンに最適な料理法だと言えます。また、火が入りにくい骨つき肉の調理も、ダッチオーブンなら手軽に料理することができます。
材料(3人前)
・鶏手羽元肉 10本
・ミニトマト 8個
・舞茸 1pc
・ズッキーニ 1個
・大豆水煮缶 100g
・にんにく 1個
・オリーブオイル 大さじ1
・白ワイン 100ml
・塩胡椒 適量
・ローズマリー 1枝
ズッキーニは丸ズッキーニを使用しましたが、通常のズッキーニやパプリカでも美味しくできます。舞茸はお好みのきのこに変えていただいても大丈夫です。
白ワインは甘口より、辛口で作った方が鶏肉との相性が良くおすすめです。
作り方
手羽元肉は、白ワイン、塩胡椒、ローズマリーを入れて下味をつけます。事前準備として、自宅で下味をつけたものを持参すると、より味がなじんで美味しくなりますよ。
ローズマリーは、バジルやタイム、オレガノなどに変更すると、香りの違いも楽しめます。
ダッチオーブンに、オリーブオイル、にんにくを入れて加熱します。
大豆の水煮、ズッキーニ、舞茸を入れて炒めます。全体にオイルを絡ませる程度で、大丈夫です。
中心にスペースを空け、漬け込んでおいた手羽元肉の汁気を切って並べます。漬け汁は入れずに、まずは鶏肉の皮を焼きましょう。
手羽元肉の表面に焼き目がついたら、漬け汁にした白ワインと、ひたひたになる程度の水を入れます。野菜の上に、ミニトマトも散らします。水の量は、食材がスープから少し出る程度を目安に。
蓋をしながら20分ほど煮込みます。仕上げに塩で味を整えます。
鶏の骨の旨味をたっぷり含んだスープが味わえる、キャンプ飯です。ダッチオーブンで大豆などの豆類を煮ると、モチっとした食感に仕上がります。白ワインの旨味を含んだ大豆は、和食の豆類とは一味違った味付けが楽しめますよ。
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【4】丸ごとレタスのファルシ(肉詰め)
まんまるのレタスをそのまま使ったロールキャベツもどき(!?)をご紹介。
じんわりゆっくり煮込むので、ダッチオーブンを使えばキャンプ料理にも最適! ダッチオーブンでの煮物は初心者でも失敗しにくい調理法なので、ダッチオーブンに慣れるためにもおすすめのメニューです。
材料
・レタス 1玉
・肉だね 鶏モモひき肉 400g
・塩 小さじ1/2
・玉ネギ 1/2個
・たまご 1個
・酒 大さじ1
・干しシイタケ 3〜4個
・コンソメ 1個
・塩 適量
下準備
干しシイタケは、ひたひたの水で戻しておく。戻し汁も使うのでとっておく。
※干しシイタケ等の旨味のある乾物は、ひたひたの水+冷蔵庫でじっくり戻すとおいしいですよ。今回は干しシイタケ4個に対して200ccくらいの水を使い、冷蔵庫でじっくり戻しました(約12時間)。
作り方
レタスのおしりに十字の切り込みを入れ、広げるようにして中を少し取り出しておく。レタスを広げながら肉だねを詰めるので、片手にのるくらいの量を取り出せば十分。※煮込むと芯も柔らかくなるので、ついたままで大丈夫!
ポリ袋にひき肉と塩を入れ、よくこねる。粘りが出てきたら、みじん切りにした玉ネギと干しシイタケ、酒、たまごを入れさらにこねる。※先に塩を入れることにより、肉同士のつなぎの役割りを果たしてくれる。
切り口を上にしたレタスに肉だねを詰める。先にくりぬいたレタスで蓋をして、ひっくり返す。※ダッチオーブンの中で作業すると、こぼれても気にしなくていいので楽。
干しシイタケの戻し汁に水を加えて400ccにして、コンソメと一緒にダッチオーブンに入れる。中火にかけ沸騰したら弱火にし、蓋をして約40分煮込む。竹串などを刺して、透明の肉汁が出てくればOK。足りない場合は様子を見ながら再加熱する。最後に塩で味を調えたら完成。
大きめにカットして召し上がれ。マスタードや、柚子こしょうをつけて食べても美味しいですよ。
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【5】豚肩ロースのビール煮込み
材料(2人分)
・豚肩ロース 300g
・ビール 350ml(銘柄は自由)
・玉ねぎ 1個
・ニンニク 1片(チューブでも可)
・塩コショウ 適量
・コンソメ 小さじ1
・オリーブオイル 小さじ1
作り方
まずは玉ねぎを薄切りに。ニンニクをみじん切りにします。
次に豚肩ロースに塩コショウをします。フライパンあるいは鍋にオリーブオイルを引いて豚肩ロースを入れ、強火で焼き目をつけます。
お肉に焼き目がついたら、ビール・玉ねぎ・ニンニク・コンソメを入れます。ビールのアルコールを飛ばすために、沸騰するまでは強火で。沸騰したら、弱火で30〜60分煮込み、完成です。
ビールの銘柄は自由ですが、一般的なものを使うのがおすすめです。
筆者は黒ビールなどのコクが深いもので作るのも好きですが、最初は馴染みやすい味に仕上げるためにも、一般的な銘柄で試してみてください。
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【6】焚き火で作る簡単煮込みハンバーグ
ハンバーグは、玉ねぎのみじん切りを入れる工程が一般的ですが、切る作業や炒める作業があり、どうしても手間がかかるイメージです。今回ご紹介する煮込みハンバーグは、包丁いらずの簡単レシピです。
焚き火の火を利用して作る、ジューシーハンバーグレシピをぜひお楽しみください。
材料(4人前)
・合挽き肉 300g
・レンコン 100g
・卵 1個
・パン粉 大さじ3
・牛乳 大さじ2
・塩胡椒 少々
・トマト缶 1缶
・舞茸 1袋
・ピザ用チーズ 30g
・バター 適量
作り方
レンコンは皮ごとすりおろします。レンコンを入れることで、モチモチの食感に仕上がります。
レンコンとパン粉、卵をフォークでよく混ぜ合わせます。混ぜてから少し時間を置くことで、パン粉が生地と馴染みやすくなります。
合挽き肉を袋に入れ、混ぜたレンコンなどを入れます。
寒い季節はボウルに肉の脂がこびりつきやすいので、捏ねる際には袋を使うと片付けが簡単です。
塩胡椒を入れて味付けをします。
袋ごとよく全体を捏ねるように混ぜて、均一な状態になったらハンバーグのタネの完成です。
火が燃え上がった状態では、温度が高すぎてしまうため、焚き火料理は熾火の状態にしてから調理をします。
薪が黒っぽくなり、燃え上がる火が落ち着いた状態に調整しましょう。
ダッチオーブンを温め、バターを入れて溶かします。空焼きした後に油を塗ると、鍋に食材が焦げ付きにくくなります。
ハンバーグの生地を4等分にして丸めたら、ダッチオーブンに並べます。しっかり煮込むので、ハンバーグは大きめのボール状にしましょう。
蓋をして蒸し焼きにします。
ダッチオーブンで作るハンバーグは、裏返さずに煮込んで作ります。
肉の表面が白っぽくなってきたら、ソースを作ります。
舞茸を手で裂いて入れます。舞茸以外にも、マッシュルームやしめじ、エリンギなどのきのこ類を入れても美味しいですよ。
トマト缶を入れます。
蓋をしながら15分ほど、弱火でゆっくり煮込みます。焦げ防止のために、ときどきハンバーグを動かしましょう。
ハンバーグに火が通り、トマトの酸味がなくなったら、塩でソースの味を整えます。
仕上げに、上からピザ用チーズを振りかけます。
チーズがとろけてきたら完成です。濃厚なトマトソースを味わえる、絶品ハンバーグです。
残ったトマトソースにパンをつけながら食べても美味しいですよ。大人から子供まで大満足の焚き火料理です。
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【7】ブイヤベース
キャンプ料理の幅が広がるとして人気のダッチオーブン。焚き火にかけたり、蓋に炭をのせて料理したりすることができ、普段自宅のキッチンではできないワイルドな料理も楽しめます。
今回は魚を丸ごと入れて作る、簡単ブイヤベースのレシピをご紹介します。釣りキャンプで釣った魚を、「豪快に調理したい!」という方にもおすすめのダッチオーブンレシピです。
材料(4人前)
・魚(のどぐろ) 1〜2匹
・赤海老 7匹
・あさり 100g
・オリーブオイル 大さじ1
・にんにく 1片
・玉ねぎ 1個
・セロリ 2本ほど
・じゃがいも 4個
・白ワイン 200cc
・水 1L
・トマト缶 1缶(400ml)
・オレガノパウダー 適量
・塩 適量
魚はのどぐろを使用しましたが、他の白身魚へ変更してもかまいません。小型の魚なら2匹、中型の魚なら1匹程度を目安に使用しましょう。
赤海老は有頭海老であれば種類は問いません。頭の中に旨味が詰まっているので、ぜひ有頭海老を用意して使ってみましょう。魚介類はタコやイカなどをプラスしても、味に奥行きが出ておすすめですよ。
ブイヤベースといえばサフランを使うのが一般的ですが、今回は代わりにオレガノパウダーを使って、手軽に香り付けをしています。
作り方
まずは魚の表面を洗い、包丁で鱗を取り除きます。次に、魚のエラと内臓を取り除いて、血が残らないように洗い流します。
玉ねぎ、セロリ、にんにくはみじん切りにします。じゃがいもは皮をむいて食べやすい大きさに切り、10分ほど水にさらします。
火起こしをしたら、鍋にオリーブオイルをしき、玉ねぎ、セロリ、にんにくを入れて炒めます。
野菜がしんなりしてきたら、赤海老、あさり、白ワインを入れます。白ワインが沸騰するまで待ちましょう。
次に魚と水を入れて蓋をします。
一度沸騰したら、トマト缶、オレガノパウダーを入れて再び蓋をします。
味見をして、魚の旨味がしっかりスープに移っていたら、じゃがいもを入れて煮ます。
じゃがいもが串が刺さるくらいの柔らかさになったら、塩で味を整えて完成です。お好みでパセリをちぎって散らしましょう。
魚介の旨味たっぷりのスープが完成です!
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【8】簡単もつチゲ鍋
ハードル高めの「もつ」を食材に使ったキャンプ飯も、ポイントを押さえることで初心者の方でも簡単に作ることができます。身体を内側から温めてくれる食材をたっぷり入れた「もつチゲ鍋」は、冬キャンプでぜひ作っていただきたい料理のひとつです。
ここでは、キャンプでも役立つ、もつの下処理のポイントと「もつチゲ鍋」の作り方をご紹介します。
このレシピで調理器具はキャンプでも活用しやすい「staub(ストウブ)」の鍋を使用しましたが、メスティンやダッチオーブンを使っても同じように作ることができます。
材料(4人前)
・豚白もつ(ボイル) 200g
・生姜 20gほど
・えのき 1袋
・もやし 1袋
・キャベツ 小1個
・ニラ 1束
・輪切り唐辛子 お好み
<もつ鍋だし> ・水 1L
・にんにくチューブ 小さじ1
・鶏がらスープ 小さじ1
・醤油 大さじ1
・料理酒 大さじ1
・コチュジャン 大さじ1
・塩 小さじ1
きのこ類や、豆腐など、具材は自由に足していただいて大丈夫です。辛味のある味が苦手な方やお子様は、コチュジャンを合わせ味噌に変更しても美味しく召し上がれますよ。
キャンプなどの野外への持ち歩きには、加工や保存がしやすい「ボイル済みの豚もつ」がおすすめです。
調理器具はキャンプでも活用しやすい「staub(ストウブ)」の鍋を使用しましたが、メスティンやダッチオーブンを使っても同じように作ることができますよ。
作り方
キャベツは一口大にざく切りにします。ニラとえのきは4cmほどの長さに切ります。えのきの軸の部分は手で裂いて、食べやすいようにしておきます。
もつの臭み取り用の生姜は、皮付きのまま薄切りにします。長ネギの青い部分や、皮付きのにんにくなどを入れても臭み取りの効果があります。
たっぷりの水(分量外)、もつ、薄切りにした生姜を鍋に入れて一煮立ちさせます。一度沸騰したらザルで水気を切り、アクを洗い流します。
<もつ鍋だし>を鍋に入れて一煮立ちさせたら、切ったキャベツ、もやし、えのき、洗ったもつと生姜を入れます。
野菜が柔らかくなってきたら、仕上げにニラを入れ、お好みで輪切り唐辛子を散らします。
ニラはすぐに柔らかくなるので、食べる直前に入れるのがおすすめですよ。もつの臭みもなく、濃厚な旨味が詰まったピリ辛味のスープが身体を温めてくれます。より辛味のある味がお好みの方は、唐辛子を追加したり、キムチを入れたりしても美味しいですよ。
スープの中で煮ることで、もつにもしっかり味がついて、もつの香りが苦手な方でも食べやすくなります。具材を食べ終わったら、スープにうどんや中華麺を入れて食べてもいいですね。
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【9】台湾魯肉飯(ルーローハン)
台湾料理の中でも人気の魯肉飯(ルーローハン)。大鍋から漂ってくる、香辛料と甘辛の匂い。お肉らしさは残りつつも、とろとろの食感。こっくりした濃い色なのに、不思議としょっぱくない。となりに添えてある漬物と交互に食べるとお箸がとまりません。
今回は、キャンプ場でも作りやすいレシピにアレンジしてみました。煮込むのに時間はかかりますが、手順は簡単です。
材料(3~4人分)
・氷砂糖 大さじ3
・豚肉、鶏手羽先 合わせて500g
・紹興酒 大さじ2
・醤油 大さじ3
・白コショウ 小さじ1/2
・五香粉 小さじ1
・水 300cc
・フライドオニオン 30~40g
・※あれば油葱酥(フライドエシャロット)
・ゆで卵 3~4ケ
・たくあん 適量
・高菜漬け 適量
・炊いたご飯 食べる分
下準備
・豚肉は1~2cmくらいの角切り、または1cm幅くらいの細切りにしておく
・鶏手羽先についてる水気をキッチンペーパーで拭いておく
作り方
ダッチオーブンに氷砂糖と刻んだ豚肉 、 鶏手羽を鍋に入れて茶色く色づくまで炒める。
醤油を入れて更に炒めたら、紹興酒を入れて軽く煮立たせる。
他の調味料と水を入れて1時間ほど弱火~中火にかける。蓋を少しずらして適度に湯気を逃がしながら煮込む。
煮汁が減って、全体がとろっとしていたら出来上がり。
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【10】即席つやつや黒豆煮
おせち料理の中でも人気の黒豆煮。これもダッチオーブンで、黒豆を黒々と煮ることが出来る料理です。黒豆の皮に含まれるアントシアニンは水に溶けやすい性質を持っていますが、酸化鉄と化学反応を起こすこと色が定着し、真っ黒つやつやの黒豆煮に。今回は蒸し豆を使って、豆を戻す時間もいらない手軽にできる黒豆煮レシピです。
材料
・蒸し黒豆 130g
・水 250~300ccくらい
・砂糖 65g
(グラニュー糖使用)
作り方
ダッチオーブンに材料をすべて入れ、強めの弱火にかける。※空気に触れると豆がシワになりやすいので、黒豆がしっかり隠れるくらいの水を入れる。
沸いてきたら弱火にし、落し蓋をして15分ほど煮る。皮が破けやすくなるので、ぐつぐつさせないように。かき混ぜるときも、そーっとやるのがコツ。
蓋をして、冷ましたら完成です。市販の蒸し豆を使えば、あっという間に出来ちゃいます。ダッチオーブンに入れたままにしておくと錆びの原因になるので、冷めたら移し替えるのを忘れずに。
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ボリューム満点のご飯料理
CHECK!
【1】シーフードパエリア
まずは魚介のうま味たっぷりのパエリアをご紹介。シーフードミックスを利用するので、あさりをあらかじめ砂抜きしておけば、時短で作れて豪華に仕上がる一品です。
材料(3~4人分)
・お米 2合
・殻付きあさり(砂抜き済み) 200g
・シーフードミックス(えび、いかミックス) 150g
・玉ねぎ 1/4個(約100g)
・トマト 1個(約200g)
・赤パプリカ 1/4個(約40g)
・黄パプリカ 1/4個(約40g)
・にんにく 1片
・オリーブオイル 大さじ2
・水 400ml
・サフラン 適量
(A)コンソメキューブ 1個
(A)こしょう 少々
★トッピング
・レモン(くし切り) 1/2個分
・パセリ(みじん切り) 適量
作り方
【1】水にサフランを入れて10分ほど置く。
【2】玉ねぎは粗めのみじん切りにする。パプリカはヘタを取りそれぞれ1cm角に切る。トマトはヘタを取りざく切りにする。にんにくは芯を取り除きみじん切りにする。
【3】ダッチオーブンにオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、香りが立ってきたら玉ねぎを加えて弱火でしんなりするまで炒める。
【4】3にお米を加え、中火で透き通ってくるまで炒めたら、1と(A)を加えて混ぜる。
【5】お米を平らにしてパプリカ、トマト、シーフードミックス、あさりを乗せて煮立たせたらフタをし、弱火で15分ほど炊く。
【6】あさりの殻が開いてお米に火が通ったらフタを取り、水気が残っていたら中火にして水分を飛ばす。火から下ろして10分ほど蒸らし、★をトッピングして完成。
ポイント
サフランが無い場合はターメリックやカレー粉に置き換えてもOK。シーフードミックスは塩水で解凍しておくと、炊いても縮みにくくなって食感がプリッと仕上がりますよ。
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【2】豚キムチと梅干の炊き込みご飯
キャンプと言えば、やっぱり肉料理。けれども意外に難しいのが火加減。気が付くと焦げる寸前!なんてこともしばしば。焼き肉のたれを使った、お肉をたっぷり入れた炊き込みご飯のレシピなら、そこも安心。残ったお肉で2日目に作りたい場合には、あらかじめタレにつけておきましょう。焼いてしまったお肉でも大丈夫です。
材料
・豚肉 200g
・焼き肉のたれ 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・お米 2合(浸水して水を切ったもの)
・水 360cc
・キムチ 100g
・梅干し 2ケ
・ネギ 適量
作り方
ごま油をしいたフライパンで豚肉を焼き、焼き肉のタレを絡め粗熱をとっておく。焼いてからタレに漬けておいたお肉を使う場合には、下記の炊飯時にごま油をいれます。
ダッチオーブンにお米、水、フライパンのタレを先に入れたら軽くまぜる。さらに梅干し、キムチ、お肉をのせて中火にかける。
※ダッチオーブンは蓄熱量が高く、今回は量も少ないので強火でなくて大丈夫。あまり早く沸騰しすぎると炊きあがる前に水分がとんでしまうことも。
沸騰したら弱火にし、10分ほど炊いたら蓋をあけて表面の水分が飛んでいるか確認しましょう。それから火をとめて10分ほど蒸らしたら完成。
蓋をあける際に蒸気が逃げてしまうので、しめたらもう一度火をつけてから蒸らしましょう。5秒くらいで十分。おこげが欲しいときには、この時に30秒くらい強火にかけます。
※蓋をあけたときに表面がブクブクとしていたら、まだ炊きあがってないので1分ずつくらい弱火で炊き続けて、様子を見ましょう。
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【3】新ニンニクと丸ごと粒胡椒の炊き込みご飯
新ニンニクは干す前のみずみずしいニンニクのこと。私たちが普段スーパーで見ているニンニクは、保存性を高めるために1か月くらい干して、水分量を減らしています。1年中買えるニンニクですが、干す前の新ニンニクが手に入るのは、5~6月のニンニクの収穫時期だけ。水分が多いので、ほっくりしていて香りも穏やか。
今回はそんな新ニンニクを丸ごと炊き込みます。一緒にいれる粒胡椒も丸ごと入れて、噛むと楽しいご飯です。お子さんと召し上がる場合は、胡椒の代わりにミニトマトでもおすすめ。ステーキと一緒に食べたり、カレーとも相性抜群です。
材料
(大盛で4人分)
・米 3合
・水 600cc
・新ニンニク 1個
・粒胡椒 小さじ2
・コンソメ 2個
作り方
新ニンニクの皮をむく。やわらかい皮ですが、食べるには固いので、むける皮は全部むきましょう。
中から、つやつやの白い実が出てきます。
洗って水を切った米を、30分ほど浸水させてから炊く。炊く前にニンニク、コンソメ、粒胡椒をのせます。
1、沸騰するまで強火
2、沸騰したら、しっかり弱火にして15分くらい
3、火を消して、15分くらい蒸らす
しっかり蒸らしたら完成す。ふたを開けると、新ニンニクのいい香りがふわっと。おにぎりにして食べても◎。
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定番のおすすめがっつり肉料理
CHECK!
【1】ローストチキン
ダッチオーブンメニューの定番「ローストチキン」。ダッチオーブンなら皮はパリッと身はしっとり、野菜もうま味たっぷりに仕上げることができます。
材料(3~4人分)
・丸鶏 1羽分(約1.2kg)
・塩コショウ 少々
・ローズマリー 適量
・オリーブオイル 適量
・にんにく 6片
・じゃがいも 2個(約100g)
・にんじん 1/2本(約100g)
・玉ねぎ 1個(約180g)
作り方
【1】丸鶏は水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭き取る。丸鶏に塩コショウを振り、にんにく1 片分をすり込んで1時間以上置く。
【2】じゃがいもは皮付きのままざく切りにし水にさらして水気を切る。にんじんは乱切りにする。玉ねぎは皮付きのままくし切りにする。
【3】丸鶏のお腹にじゃがいも、玉ねぎ、皮をむいた残りのにんにく、ローズマリーを詰め足をクロスさせてタコ糸で結び、あまった野菜は取っておく。
【4】ダッチオーブンに底網をセットしたらアルミホイルを敷いて、丸鶏を入れて表面にオリーブオイルを塗る。
【5】丸鶏の周りに残っている野菜を敷き詰め、フタをして1時間~1時間半ほど焼く。ローストチキンに焼き色を付けたい場合はフタに炭を乗せて焼く。
【6】火から下ろしたら余熱で30分ほど置き、丸鶏の胸部分に竹串などを刺して透明な肉汁が出たら完成。丸鶏のお腹に詰めた野菜を綺麗に盛り付ける。
ポイント
フタに乗せている炭の火力が強かったり、丸鶏とフタの距離が近かったりすると表面が焦げ付きます。香りを嗅いだり、ときどきフタを開けて焼き具合を確認したりしましょう。
また、香ばしく仕上がるので野菜は皮付きのままで焼くのがおすすめです。その場合、じゃがいもの芽は必ず取り除きましょう。
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【2】丸鶏のパン生地みたいな塩釜焼
見た目からごちそう気分になれる塩釜焼。塩釜焼きは、塩と卵白のみで作られることが多いので、ちょっとしょっぱくなりがちなのが難しいところ。塩味をおさえるのに和紙などでお肉をくるんで焼くのもいいのですが、小麦粉を入れた作り方なら子どもと一緒でも作りやすいです。
材料
・中抜き丸鶏 1羽
(1~1,2キロくらい)
・冷凍ピラフ 適量
(解凍されたものを使う)
・レモン 1/2個
・ニンニク 1玉
・ジャガイモ 小3個
【塩釜生地】
・薄力粉 500g
・塩 250g
・水 200ccくらい
下準備
・鶏肉は1時間前くらいから冷蔵庫やクーラーボックスから出しておく。
・ジャガイモとレモンはよく洗って水気をふいておく。
作り方
鶏肉の表面とお腹の中の水分をペーパータオルなどで拭く。
お腹の中にピラフを適量詰める。レモンで蓋をするように一緒に入れる。
タコ糸で脚をしばる。タコ糸がない場合は、爪楊枝や竹串でOK。
薄力粉、塩、水を混ぜてこねる。分量の水でまとまらない場合は、様子をみながら少しずつ水を足す。生地がまとまったら、片付けがしやすいようにダッチオーブンの底にアルミホイルをしいてから塩釜生地の1/3くらいを広げ、その上に丸鶏をのせる。
丸鶏全体を塩釜生地で包み、ジャガイモとニンニクも残った生地で包んで並べる。
焚き火台にのせる。蓋の上にも熾火になった炭をのせて、上下の熱源で1時間ほど火にかける。
切り分けて召し上がれ!焼け具合を確かめたいときは、塩釜生地を少しめくって大丈夫。表面においしそうな焼き色がついてたら完成です。
レモンはお好みでしぼってどうぞ。ニンニクは皮から出してフォークで潰して鶏肉につけると美味しいです。骨つきの部分は煮だして、スープの出汁にするのもおすすめ。
▼参考記事
【3】鶏肉とジャガイモのタッカンマリ
韓国料理でキャンプ飯にぴったりなものといえば、タッカンマリ。ぶつ切りの鶏肉と、ジャガイモのお鍋です。ほろほろになった鶏肉はもちろん、鶏の出汁をたっぷり吸ったジャガイモが美味しくておすすめ。ほったらかしで出来るのもキャンプ向きです。
材料
・骨付き鶏肉 400~500g
※手羽先やモモ肉を混ぜてもよい
・ニンニク 2かけ
・ショウガ 大きめ1かけ
・長ネギ 1本
・ジャガイモ 2つ
・鶏ガラスープの素 小さじ2~3
<つけだれ>
・粉唐辛子 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・オイスターソース 大さじ1
・醤油 大さじ1
・ごま油 大さじ1
<トッピング>
・キムチ 適量
作り方
臭みの原因になるので、鶏肉についているドリップや水分をキッチンペーパーで拭いておく。
ダッチオーブンに鶏肉、皮をむいたニンニク、薄切りにしたショウガ、ネギの青い部分、水をひたひたまで注ぎ中火にかける。
沸騰したら灰汁を取り、弱火にして30分くらい煮たらネギを取り出す。大きめに切ったジャガイモ、長ネギ、鶏ガラスープの素小さじ2を入れ、更に30分程煮込んだら完成。
※途中、水が足りなくなったら水を足す。味がうすいと感じたら、鶏がらスープの素または塩(※分量外)を足す。
▼参考記事
子どももよろこぶピザ・パン
CHECK!
【1】焼きたてパンの簡単なつくり方
パンづくりで重要なのは、生地。生地が、キャンプでのパンづくりの成功を決める、といっても過言ではありません。
発酵など、時間がかかる作業も含まれるので、生地づくりは家で済ませておくのがおすすめ。
キャンプ場で生地をつくる場合は、材料を混ぜてこねる工程をジップロックなどに入れて行うとスムーズにいきます。
材料
・小麦粉 300g
・塩 3g
・砂糖 24g
・牛乳 120ml
・卵 1個
・バター 35g
・オリーブオイル 25g
・ドライイースト 3g
※オリーブオイルのかわりに、バターを60gにしてもOKです。
作り方
【1】小麦粉、塩、砂糖、ドライイーストをさっと混ぜ合わせる。
【2】常温に戻した牛乳と卵をしっかりと混ぜ、1に加えてこねる。
【3】ある程度まとまったら、常温に戻したバターとオリーブオイルを合わせ、再びしっかりとこねる。
【4】なじんだら、丸めてラップをかけて1次発酵させる(季節にもよりますが、20℃前後で40〜50分程度)。
【5】指で穴を開け、塞がらなければ1次発酵完了。生地を何等分かに分けて丸めて、ラップをかけて15分程度寝かせましょう。
家で前日までに生地をつくった場合は、ラップに包んで冷凍しておけばOKです!
キャンプに行くときにクーラーボックスに入れて持ち出せば、いつでも手軽にパンづくりができます。
焼き方
生地の準備ができたら、以下の手順に沿ってパンを焼いていきましょう。
【1】ダッチオーブンにクッキングシートを敷き、生地を並べて2次発酵させる(季節にもよりますが、20℃前後で40〜50分程度)。
※なお、今回はダッチオーブンを使用していますが、蓋ができる調理器具であればダッチオーブン以外でもつくれます。
【2】蓋をして火にかけ、15分程度焼きます。途中、蓋を開けて焼き加減を確認しますが、頻繁に確認しすぎると熱が逃げてうまく焼けない可能性があるので、回数は控えめに。
熱源は、火力の強い焚き火がおすすめ。
また、火のついた薪を蓋に乗せることで、パンを均一に焼きあげることができます。
バーナーでも焼くことは可能ですが、パンの下部からしか熱を入れられないため焦げやすくなります。その場合は、熱を入れる方向を変えるなど、均一に焼く工夫を施しましょう。
【3】良い焼き加減になれば、パンのできあがり。
あつあつの焼きたてパンをいただきましょう。
生地づくりの手間は多少あるものの、意外にも簡単にできてしまうことがおわかりいただけたかと思います。
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【2】ダッチパン
お肉も美味しいけれど、たまには違うキャンプめしも食べたいと思っている方に、「ダッチパン」をご提案します。
パン生地を自宅で仕込んで、後はキャンプ場で焼くだけ。ディップソースも同時に調理出来て手間いらず!簡単で美味しいダッチパンのレシピをご紹介します。
材料
【ダッチパン】
・強力粉 300g
・上白糖 27g(大さじ3)
・食塩 3g(小さじ1/2)
・ドライイースト 3g
・お湯(40度前後) 120ml
・卵 1個
・バター 60g
【ディップソース(チーズ)】
・ピザ用チーズ 適量
【1】バターを常温に戻します。冷蔵庫から出した直後は冷えて固く、生地に練り込むのに苦労しますので、柔らかくしておきましょう。
【2】バター以外の材料をボウルに入れ、手でこねます。最初はべちゃべちゃとした感触ですが、こねていると段々と生地がまとまります。表面がつるんとするまで、辛抱強くこねましょう。
【3】常温に戻したバターを投入し、生地に練り込みます。こちらも、生地がつるんとするまでこねましょう。
【4】生地を入れたボウルにラップをし、45分程度寝かせ、一次発酵をさせます。
【5】一次発酵で膨らんだ生地を、「空気を抜くような感覚」で潰します。
【6】生地を8等分にして、ひとつずつラップに包みます。10分~15分程度寝かせましょう。生地を押し広げて、ピザをカットするように包丁を入れると、綺麗に8等分出来ます。
【7】ラップを剥がした生地を丸く成型し、ダッチオーブン内に並べます。このときダッチオーブン内に底網を敷き、クッキングシートも敷きましょう。焦げ付き防止になります。
真ん中に耐熱容器を入れて、ディップソースを同時調理します。今回はとろけるチーズをディップソースにしますが、耐熱容器の大きさに応じて量を調整してください。パンが焼き上がる頃にはトロトロに溶けます。
【8】ダッチオーブン内で1時間程度、二次発酵をさせます。寒い時期であれば90分程度、二次発酵させましょう。この間にキャンプ場に向かい、サイトの設営をしながら、パンを焼く準備をします。
【備考】遠方のキャンプ場を利用する方は、【6】の「生地を8等分」の状態で冷凍保存します。凍った状態のままクーラーボックスに入れ、焼き始める2時間程前から解凍をします。
解凍後は【7】の「丸く成型、ダッチオーブンに並べる」工程から、調理の続きを行いましょう。
焼き方
【1】焚火台の上でダッチオーブンを加熱します。焚火の火は、熾火(おきび)で、火が強過ぎない様に調整します。
ダッチオーブンの上にも炭火を置いて、上下から熱を加えましょう。パンの表面に焼き目が付き、美味しく仕上がります。
ただしダッチオーブンの上の炭火が強いと、表面だけ焼けて、中まで火が通っていない状態になります。じんわりと時間をかけて焼きましょう。
【2】焚火の火の強さによって、焼き上がりまでの時間は異なります。こまめに蓋を開けて、パンが焦げないように様子を見ましょう。
ここで注意点するポイント。ダッチオーブンの蓋は高温になっています。必ず耐熱グローブ等を着用し、火傷をしないようにしましょう。
焼き上がったパンは、高温になっています。火傷をしないように、温度が少し下がるまで置いておきましょう。
パンをちぎって、そのまま素材の味を楽しむもよし。ソースにディップして、味を変えてみるもよし。外側と内側の食感の違いも楽しみましょう。 コーヒーと一緒に食べるのもおすすめです。ぜひ試してみてください。
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【3】ふかふかピザパン
ダッチオーブンでピザやパンを焼くのは、難易度が高いと敬遠していませんか?
せっかくダッチオーブンを持っているのに、ピザを焼かないなんてもったいない!なぜなら、ダッチオーブンで焼いたピザは、底はパリパリ、中はふかふかの絶妙な美味しさだからです。ドライイーストを使った生地作りでは、夏ならば常温でも手軽に発酵できます。
今の時期に挑戦しやすいレシピなので、ぜひ作ってみてください。
材料(2枚分)
<生地用食材>
・強力粉 200g
・薄力粉 40g
・ドライイースト 小さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・塩 少々
・水 140ml
・オリーブオイル 大さじ1
<ピザ用具材>
・茄子 小1本
・ズッキーニ 0.5本
・ソーセージ 2本
・ミニトマト 6個
・コーン缶 大さじ3
・ピザ用チーズ 30g
・トマト缶 200ml
・オレガノパウダー 少々
作り方
ボウルに<生地用食材>の水以外の食材を全て入れ、菜箸で簡単に混ぜます。この段階では、混ぜすぎないように気をつけましょう。
水を入れ、全体をよく混ぜます。気温が低い場合は、水をぬるま湯程度に温めてから入れましょう。
水っぽさがなくなったら、菜箸を取り出し、手でよく捏ねます。10分ほど捏ねて、粉のダマがなくなり表面が滑らかになってきたら捏ねあがりです。
ボウルの中で捏ねにくい場合は、台に取り出すなどしてしっかり捏ねましょう。
ボウルにまとめた生地を入れてラップをかけます。常温で30分ほど置いて、生地を発酵させます。生地は2倍程度に膨らむので、大きめの容器で発酵させましょう。
生地の大きさが2倍ほどに膨らんだら、ボウルから取り出します。夏場は気温によって、発酵時間が短くなる場合もあります。
生地を半分に分けて丸く形を整え、クッキングシートやホイルにのせて薄くのばします。
トマト缶にオレガノパウダーを入れてよく混ぜ、トマトソースを作ります。オレガノ以外にも、バジルやパセリをプラスしてもおすすめです。
ズッキーニ、茄子は薄切りにします。ミニトマト、ソーセージは輪切りにします。野菜はお好みのものに変えていただいても大丈夫です。短時間で火が入る食材がおすすめです。
のばしたピザ生地を、ダッチオーブンの中に入れます。トマトソースを薄く全体に塗ります。クッキングシートからソースがはみ出ると、焦げの原因にもなるので注意しましょう。
ズッキーニ、茄子を円になるように並べます。コーン、ミニトマト、ソーセージも全体に散らすように盛り付けましょう。
最後に、ピザ用チーズを全体に散らします。チーズも、トマトソースと同様にクッキングシートからはみ出さないように、気をつけましょう。
火起こしをして、炭に火をつけます。火力が安定したら、蓋にもいくつか炭をおいてピザを焼きましょう。
ピザを焼く際は下火よりも、蓋の上の火力を強くするようにしましょう。下からの火が強すぎると、焦げや生焼けの原因にもなるので注意しましょう。
チーズがとろけ、生地に焼き目が付いていて、ふかふかに膨らんでいたら完成です。仕上げにバジルを飾ると、彩りも綺麗に仕上がりますよ!
網に取り出します。仕上げにトーチバーナーで表面に焼き焦げをプラスしてもいいでしょう。香ばしい香りがプラスされ、より一層美味しく仕上がりますよ。クッキングシートの上からトーチバーナーで炙ると、シートが燃えてしまうので注意しましょう。
フレッシュなトマトの酸味と夏野菜をたっぷり味わえる贅沢ピザの完成です。
ダッチオーブンで焼いたピザは、生地の底がバリッとサクサクの仕上がりで、窯焼きピザのような食感が特徴です。自宅の電気オーブンでは味わえない美味しさを、是非体験してみてください。
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【4】焼きたてコーンパン
ダッチオーブンは、キャンプ初心者にとって憧れのキャンプ道具のひとつ。焚き火で作るダッチオーブン料理には、普通の鍋では味わえない美味しさがあります。
今回は、ダッチオーブンを使って「焼きたてコーンパン」を作っていきます。
材料(1回分)
・強力粉 200g
・米粉 50g
・豆乳 190g
・砂糖 10g
・塩 2g
・ドライイースト 小さじ1
・コーン缶 大さじ2
・ピザ用チーズ 大さじ2
・オリーブオイル 大さじ1
パン生地に米粉を入れることで、焼き上がりから時間が経っても固くならず、美味しく食べることができますよ。米粉がない場合は、強力粉に置き換えて作ることもできます。
作り方
強力粉、米粉、砂糖、塩、ドライイーストを保存袋に入れます。キャンプで作る場合には、この保存袋の状態で持って行くと、現地で計量する手間が省けます。
保存袋の口を閉めて、粉全体を簡単に混ぜたら、豆乳を入れます。
はじめは手でつまむようにして、水分を粉に入れていきます。この際は、袋の口を開けたまま作業したほうが、水分が馴染みやすいですよ。
そのあとは、水分が粉全体に行き渡るまで、揉むように混ぜましょう。
袋が破けてしまうとせっかくの中身が台無しになってしまうので、力を入れすぎたり、爪を立てたりしないようにしましょう。
水分が馴染んだら、袋の上から、手の平全体を使ってしっかりと捏ねます。
粉の塊がなくなるまで10分ほどしっかり捏ねます。生地が袋につかなくなったらOKです。
水切りをしたコーン、ピザ用チーズを入れてさらに捏ねます。コーンはしっかりと水気を切っておくことがポイントです。
袋の口を少し開けた状態で、30分ほど置いて一次発酵をさせます。
鍋にアルミホイルやクッキングシートを敷き、発酵が終わった生地を8等分して丸めて並べます。
生地を自由な形にしてもいいのですが、等分にして丸めた状態のほうが、火の入りが均一になって焼きムラを防ぐことができるでしょう。
ダッチオーブンがない場合は、フライパンを使用して焼いてもOKです。
網の上に鍋をのせます。生地の2次発酵も兼ねるため、まずはごく弱火で焼いていきましょう。
炭の芯が赤く燃えている状態になったら、それを蓋の上に置いて上部からも加熱します。
途中、焼け具合を確認しながら30分ほど焼きます。ふっくらと生地が膨らんで、串を刺して中まで焼けていたら完成です。
このまま、表面に焼き色がつかない白パンスタイルで楽しむこともできます。
表面にパリッとした焼き目をつけたい場合には、バーナーで炙って仕上げましょう。香ばしい仕上がりになりますよ。
クッキングシートを敷いている場合は、必ずアルミホイルに敷き変えてからバーナーを使うようにしてくださいね。
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【5】材料3つのちぎりパン
フライパンひとつで、簡単にできる発酵いらずのちぎりパンレシピです。今回は小さいサイズのフライパンを使用して作りましたが、スキレットやダッチオーブンを使用して作っても良いです。
ホットケーキミックスを使って作るので、使用する食材の数もたった3つで完成しますよ。発酵の必要もなく、難しい温度管理がないのもポイントです。中にソーセージを包み込んで作るので、大人から子供まで大満足のパンレシピです!
材料
<生地の食材>
・ホットケーキミックス 1袋
・卵 1個
・牛乳 大さじ2
<中の具材>
・ソーセージ 適量
ソーセージ以外に、お好みの具材を包み込んでも良いです。パン生地が少し甘めなので、チョコレートやレーズンとの相性も良いです。
作り方
ボウルに、ホットケーキミックス、卵、牛乳を入れます。
フォークや箸を使って、卵をかき混ぜながら粉と混ぜます。
しっかり混ぜきる前に、フォークを取り出し、手で全体を混ぜます。
全体に水分が行き渡り、ひとまとまりになるまでこねたら形を整えます。
生地を8等分にして、丸く整えます。
フライパンやスキレットに、クッキングシートを敷いて準備をします。クッキングシートを使用することで、焦げ付きの防止になったり、ひっくり返しやすくなったりします。
適度な大きさに切ったソーセージを、丸めたパン生地の中に入れて包みます。
閉じ口をしっかりくっつけて、丸めます。
焼いている間に、一回り大きくなるので、少し隙間を空けるようにして並べましょう。
焦げやすいので、蓋をしながらゆっくり弱火で焼きましょう。蓋がない場合は、ホイルや耐熱のお皿などを被せて加熱しても良いです。
フライ返しを使用してパンを裏返し、もう反面も同じように焼きます。両面こんがりきつね色に焼き色がついたら、完成です。焼きたてを、ちぎって食べてみましょう。
ひとつひとつ成形しているので、簡単にちぎれます。
中を割ると、ソーセージが出てきました!生地はほんのり甘くて、アメリカンドッグのような味がします。野菜や、ケチャップ、チーズなどをトッピングしても美味しいですよ。
プレーンの生地には、ジャムや、はちみつ、メープルシロップなどをかけて食べるのもオススメです。
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【6】ディップカレーパン
器ごと食べられるディップカレーパンの作り方をご紹介します。
自宅で生地さえ準備すれば、キャンプ場での面倒な下ごしらえは必要ありません。ディップソースのカレーは市販のカレールーを溶かすだけなので、キャンプ場で手軽に作れます。
美味しくて、写真映えして、お腹もふくれるディップカレーパン。気になった方はぜひチェックしてみてください。
材料
【パン生地】
・お湯(40度C前後):120ml
・強力粉:300g
・砂糖:20g
・塩:3g
・卵:1個
・バター:60g
・ドライイースト:3g
【ディップソース】
カレールー:1/2箱の半量(2欠片分)
分量は3~4人分です。ホームベーカリーを使用してパン生地を練ります。ホームベーカリーを持っていないという方は、同じ分量をボウルなどに入れて、手でこねましょう。
カレールーはキャンプ場で溶かして使います。自宅でパン生地を作る時点では不要ですが、キャンプ場へ行く際には忘れずに持って行きましょう。
作り方
お湯、卵、砂糖、塩、強力粉、ドライイースト、バターの順番でホームベーカリーに投入します。
ホームベーカリーに搭載されている「生地モード」で、パン生地を作ります。
生地が完成したらホームベーカリーから取り出し、ラップに包んで生地を寝かせます。
遠方のキャンプ場へ運ぶ際には、冷凍してクーラーボックスに入れましょう。キャンプ場に着いてから1時間程度日陰で解凍し、再度生地を軽く練って30分程度寝かせてから焼きます。
近場のキャンプ場へ運ぶ場合は、冷凍する必要はありません。クーラーボックスで冷やしながら運び、キャンプ場に着いたらなるべく早く焼きましょう。
ダッチオーブンは必ず底網を入れ、クッキングペーパーを敷きましょう。こうすることで、パンを焼いたときに焦げ付くのを防ぎます。
先ほどラップで包んだパン生地をダッチオーブンに入れ、クーラーボックスでしっかり冷やしながらキャンプ場へ運びましょう。
温度が高い状態で運ぶと、パン生地の発酵が進みすぎたり、傷んだりします。特に夏場など暑い時期は、パン生地の運搬に気を付けましょう。
キャンプ場に着く頃にはパン生地が発酵し、包んでいたラップがパンパンに膨らんでいるはずです。
ラップを剥がして生地をこねながら空気を抜き、綺麗に丸めます。ダッチオーブンに生地を戻したら、蓋をして焚火で加熱します。
ダッチオーブンの蓋の上にも燃焼中の炭を置いて、上下から生地を加熱しましょう。
焚火は火をあまり強くせず、20~30分かけてじっくりパンを焼きましょう。
たまにダッチオーブンの蓋を開けて、パンが焦げていないかチェックします。
パン全体がふっくらし、表面に少し焼き色が付いたら、ダッチオーブンを焚火から降ろします。
パンが焼き上がる前に、お湯を沸かしておきましょう。カレールーをお湯で溶かします。
ルー1欠片に対して、お湯は約100mlが適量です。今回は2欠片使うので、200mlのお湯を投入します。
お湯に溶けたカレールーを加熱して、とろみを付けます。焚火で加熱しても良いですが、カレーの焦げ付き防止のために、バーナーなど火加減を調整できる熱源を使用するのがおすすめです。
カレーに具を入れる場合は、あらかじめ肉や野菜を加熱調理しておき、このタイミングでカレーに混ぜましょう。
市販のトマトポタージュのスープの素などを入れると、カレーに適度な酸味が加わって美味しいのでおすすめです。
ナイフなどでパンに穴をあけます。先ほど溶かしたカレーを流し入れるので、穴はなるべく大きくします。
ナイフを使う場合は、誤って怪我をしないように細心の注意を払うようにしましょう。
パンの中身を取り出しておきます。焼き上がり直後のパンはとても熱いです。火傷をしないように気を付けましょう。
あまり中身を取り除きすぎると、カレーがパンから染み出す可能性があります。適度な厚みを残しておくのがポイントです。
中身を取り出しておいたパンに、先ほど作ったカレーを流し入れましょう。
パンを器にすることで食器を汚さずに済み、パン自体にカレーが付いて美味しくなります。
カレーの上にパセリなどを乗せて、いろどりを付けたら完成です。パンの蓋もディップして食べられますので、パンの横に添えておきましょう。
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【7】プルアパートブレッド
ここで、ご紹介するプルアパートブレッドは、見た目にインパクトがある、おしゃれなキャンプ飯なので、出来上がりに「わーっ!」と歓声が上がること間違いなしです。
カンパーニュを使って作りますが、パンはキャンプで訪れた先の地元パン屋さんで手に入れてみるのも楽しみのひとつです。
このレシピでは、ホイルで包んだパンを炭火で焼きましたが、代わりにダッチオーブンで調理するしてもいいです。
材料(1個分)
・カンパーニュ 1個
・ソーセージ 3本
・ピザ用チーズ 50〜80g
・有塩バター 10g
・おろしにんにく 少量
チーズの種類はお好みで変更してもよいです。スライスチーズや、カマンベールチーズなどもオススメです。
バターを塗るとコクがアップしますが、オリーブオイルやその他のオイルに変更してもあっさり仕上がって美味しいです。
作り方
カンパーニュに切り込みを入れます。包丁を使って、格子状に、食べやすいサイズに切ります。少し大きめの包丁を使った方が、切りやすいです。
底の部分は切りきらずに、5mmほどつなげた状態で仕上げます。
斜め薄切りにしたソーセージを切り込みに挟みます。ソーセージは挟みやすいように、2〜3mm厚さの、極薄切りにしましょう。
おろしにんにく、バターをスプーンで塗ります。
切り込み部分にピザ用チーズを挟みます。パンの切り口が適度に広がるように、奥までしっかり入れ込みましょう。
ホイルでパンを包みます。ホイルは、「くっつかないホイル」を使用すると、焼き上がったときにチーズがホイルに付かず、剥がしやすいです。
閉じ口を指でつまみながら、ホイル同士をしっかりくっつけるようにしてパンを包みます。
中のパンが見えてしまうと、焦げる原因になったり、チーズが流れ出てしまうので注意しましょう。
ときどき裏返しながら、ホイルで包んだパンを炭火で焼きます。
ダッチオーブンで調理する場合には、蓋の部分にも炭を置くことで、表面をこんがり焼き上げることができます。
チーズと、ソーセージの焼ける香りがしてきたら、包んだホイルを剥がして中を確認しましょう。焼き時間は、火力にもよりますが、10〜15分を目安にしてください。
中を確認して、チーズがとろけていたら焼き上がりです。
仕上げにお好みでバジルや、パセリを散らすと、彩りも綺麗になりますよ。
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ソロキャンにもぴったりなおつまみ
CHECK!
【1】串おでん&カマンベール巾着
どれから食べようかな~と、みんな大好きなおでん。串でさせば、さらに食べやすく楽しいメニューになります。串でさすところまでを、おうちで済ませていけば、現地で温めるだけで食べられます。残ってしまったお出汁は、うどんを入れても美味しいです。
材料
・カマンベール 1つ
・油揚げ 適量(以下すべて適量)
・ソーセージ
・ちくわぶ
・焼きちくわ
・がんも
・つみれ
・こんにゃく
・はんぺん
・ナルト
・うずらの卵
・芽キャベツ
※市販のおでんセットでもいいですし、お好みで揃えてくださいね
<おでん出汁>
・白だし 大さじ3
(16倍希釈のもの)
・水 600cc
※お手元の白だしに合わせてくださいね
作り方
巾着やがんもは、熱湯をかけ油抜きしておきます。半分に切り、ちょうどいいサイズに切ったカマンベールチーズを入れ、楊枝でとめておきます。ほかの具材は竹串にさしておきましょう。
ダッチオーブンのふちに立てかけるように串にさしたおでんを並べます。大きなお鍋の場合は、外側に並べたあと内側に置いていくと食べやすい。並べおわったら、白だしを注ぎ温めます。
沸騰させないように温めてから、カマンベール巾着とはんぺんを入れます。ぐつぐつさせると濁りやすくなるので気を付けて。
温まったら出来上がり!お好みで、からしをつけて召し上がれ。
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【2】マカロニ&チーズ
アメリカでは特に子供に大人気のマカロニ&チーズ。チーズの種類やチーズの量、味付けをアレンジし、各家庭の味があるようです。
今回は、ホワイトチェダーチーズを使ったベーシックなマカロニ&チーズに、ポテトチップスを加えて、よりカジュアルなテイストにアレンジ。なめらかで濃厚なチーズに、パリパリの触感と程よい塩分が絶品!
ダッチオーブンもしくはホーロー鍋ひとつでできる&たった15分程度で作れるのもポイントです。
材料
・マカロニ(2カップ)
・マカロニが浸るくらいの水(約2カップ)
・塩、ガーリックパウダー(ひとつまみ ※今回はガーリックソルトを使用)
・バター(大さじ2~3)
・チェダーチーズ(4カップ ※好みで増量可)
・パセリ(ひとつまみ)
・マスタード(大さじ1/2~)
【オプション】ポテトチップス、コショウ(お好みの量で)
チーズの種類はチェダーチーズでなくてもOK。チーズは塊を買って、直前に削るのが風味がよくおすすめ!でも手軽に作りたいという人はあらかじめ削られたパックのものを使ってもいいでしょう。
作り方
鍋にマカロニ、水、塩を入れ、一番上にバターを並べ、蓋をして10分程度加熱します。
マカロニが柔らかくなったら、チーズ、ガーリックパウダー、マスタードを入れよく混ぜます。
最後にパセリ、ポテトチップス、コショウを好みで入れて完成。
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【3】アサリと豚のアレンテージョ風
今回つくるのはポルトガル料理の「アサリと豚のアレンテージョ風」。アサリの出汁を吸った豚肉とじゃがいもがたまらない美味しさ。日本では海のものと山のものが一緒になる料理がなかなかありませんが、これがとっても合うので是非おすすめです。
材料
・豚肩ロース肉(カレー用くらいにカットしたもの) 約500g
・塩 小さじ1(5g)
・オリーブオイル 大さじ1
・ニンニク ひとかけ
・ジャガイモ 中3個
・ミニトマト 1パック
・白ワイン 100㏄
・あさり水煮缶 1缶
作り方
豚肉をポリ袋に入れ、塩をよく揉みこむ
ダッチオーブンにオリーブオイルを入れたら、ほかの材料もすべて入れる
蓋をして煮込む。たまに蓋を開けて様子を見ながら、弱火~中火で火を調整する。
ジャガイモに串をさしてみて、すっと通れば完成です。味見をして、もし濃くなっていたら水を足してください。
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【4】豚ホルモンの味噌煮込み
「どて煮」の名前で有名な名古屋飯の豚ホルモンの味噌煮込みのレシピのご紹介です。鍋に材料を入れて、時間をかけてじっくり煮るだけで完成するどて煮は、冬キャンプにぴったりなメニューです。
コクのあるこってりとした八丁味噌のタレが絡んだホルモンは、お酒のおつまみとしてもオススメです。根菜類もたっぷり入るので、ご飯のおかずとしても美味しく召し上がれます。寒い季節のキャンプの鍋メニューのレパートリーに、ぜひ加えてみてはいかがでしょうか。
このレシピでは鍋を使用しましたが、ダッチオーブンを使用して煮込むと、より柔らかく美味しく仕上がります。
材料(3人前)
・豚ホルモン 300g
・大根 3分の1本
・人参 1本
・生姜 ひとかけ
・長ネギ 1本
・板こんにゃく 1枚
・七味唐辛子 お好みの量
<味付け調味料>
・八丁味噌 大さじ3
・砂糖 大さじ2
・料理酒 大さじ3
・みりん 大さじ2
今回は豚ホルモンを使用しましたが、牛スジ肉を使用しても美味しく仕上がります。
どて煮の味付けには、八丁味噌が必須アイテムです。出汁などの味付けが入っていない、八丁味噌(赤出し味噌)を使用しましょう。
八丁味噌は、名古屋飯には欠かせない調味料のひとつです。コクのある味と、豆の風味が特徴の味噌です。ふろふき大根や味噌田楽につける味噌や、赤だしのお味噌汁にも使用できます。
作り方
大根、人参は皮をむいて厚めのいちょう切りにします。煮込み時間が長いので、少し大きめに切りましょう。
板こんにゃくは洗って、スプーンでちぎります。生姜は皮をつけたまま、薄切りにします。
ホルモンは洗って、ザルで水をきり、新しい水と共に鍋に入れます。
沸騰したらザルで湯切りし、ホルモンを水洗いします。再び鍋にホルモンと一緒に新しい水を入れて、再沸騰させます。
再びザルで湯切りして、新しい水と共に鍋に入れます。
このように、2度茹でこぼして下茹ですることで、ホルモンの臭みをしっかり取ることができます。下茹で済みのボイルホルモンを購入した場合も、この作業をすることで、より臭みのない仕上がりになりますよ。
切った大根、人参、板こんにゃく、生姜を入れて加熱します。
一度沸騰したら、弱火にし、出てくるアクを取ります。
アクが出なくなったら、味付け調味料の食材を全て入れます。
煮込んでいくと、だんだん食材に味噌味が付き、根菜類も柔らかくなってきます。写真の状態では、まだ煮汁が多いので、煮汁がほとんどなくなるまでゆっくり煮込みます。
煮汁がしっかり煮詰まって、とろみが出てきたら完成です。まだホルモンが固いようでしたら、水分を足して柔らかくなるまで煮込みます。
器に盛り付け、小口切りにした長ネギを飾り、お好みで七味唐辛子を振りかけて完成です。
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【5】3種の燻製
煙で食材を燻して、独特の風味と味わいを楽しむ燻製。アウトドアで燻製を作って楽しみたい、という方も多いことでしょう。
人気の燻製を、専用のスモーカーではなくダッチオーブンを使って簡単に作る方法があります。
スモーキーな香りが漂う燻製料理をダッチオーブンで作る方法やおすすめの燻製食材3種を紹介します。
必要な道具
・ダッチオーブン
・アルミホイル
・スモークチップ
・足付きの網
・燻製したい食材
・キッチンペーパー
ダッチオーブンのほかに、燻製で必ず使用するスモークチップや、足つきの網などはあらかじめ用意しておきましょう。
ちなみに、スモークチップの種類によって、できあがる燻製の香りが変わります。色々と試し、好みのものを見つけておくといいでしょう。
作り方
ダッチオーブンで作る燻製は、焚き火でもガスコンロでも大丈夫です。
ただ、初めて作る場合には火力をコントロールしやすい、ガスコンロの使用がおすすめです。今回は、ガスコンロを使用して燻製を作っていきます。
まずは、鍋底にアルミホイルを敷きます。アルミホイルがあることで、チップの焦付きを防ぎ、ダッチオーブンの後片付けが楽になります。
このアルミホイルの上に、10〜15g(大さじ2~3)程度のスモークチップを薄く広げます。
足が付いている網を、ダッチオーブン内にセットします。
もし普通の丸網しかない場合は、アルミホイルなどを使って高さを出しましょう。鍋底と網の間に空間ができるよう、丸めたホイルを3箇所ほど置き、その上に網をセットすればOKです。
ここまで終わったら、中火〜強火でダッチオーブンを温めていきます。すると内部のチップが燃え、煙が出てきます。
煙が出てきたら、弱火にし、網の上に食材を置きましょう。食材は重ならないように、隙間を開けて並べます。
火が最初から通っている食材を燻製する場合は、弱火にしてから10〜15分程度スモークすればOKです。
ダッチオーブンでの燻製は、思いのほか内部温度が高温になってしまうことがあります。「ちょっと油断をしたら、チーズが丸焦げになってしまった!」なんてことも。慣れるまでは時々蓋を開けて内部を確認するといいでしょう。
おすすめ食材
【1】うずらの卵
まず、茹でて殻をむいたうずらの卵を用意します。表面に付いた水をキッチンペーパーで拭き取りましょう。
そして、約15分燻製します。
事前準備の余裕があれば、めんつゆにつけて「味付けうずらの卵」にしておくと、深みのある味になるのでおすすめです。
ちなみに、うずらの卵は様々な燻製の加減に適しています。お好みの加減を見つけてみてください。
【2】チーズ
チーズの燻製は、とろりと溶けにくい市販のプロセスチーズがおすすめです。
個包装になっているチーズを使い、底のアルミホイルを残してお好みの加減までダッチオーブンで燻製しましょう。
底のアルミホイルを残しておくのは、できあがり後に取り出しやすくするためです。
【3】ソーセージ
市販のソーセージはフライパンで焼くだけでも美味しいですが、ダッチオーブンで燻製にすると香ばしさと旨みが増します。
こちらも、通常の燻製と同様に網の上に並べて置いておくだけです。時々ひっくり返し、15分程度燻製にしたら完成です。
▼参考記事
おすすめできたてデザート
【1】スイートポテト
キャンプで手作りおやつはハードルが高いと思っていませんか。ほっこり甘いスイートポテトは、キャンプでも意外と簡単にできる魅力的なスイーツ。そこで今回は、焚き火を使って作るスイートポテトの作り方をご紹介します。手軽なので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね。
ちなみに、焚き火で作るスイートポテトはダッチオーブンを使うのがおすすめです。ダッチオーブンは、蓋の上に炭をのせれば上からも火が入り、その名の通りオーブン機能として使える優れもの。
焚き火を使うので、スイートポテトを作り始める約30分〜1時間前に焚き火を作っておいてください。
材料(スイートポテト約6個分)
・さつまいも 1〜2本 400g(皮をむき正味350g)
・砂糖 30g
・バター 20g
・牛乳大さじ 1〜2
・水 100g
・塩 ひとつまみ
・卵黄(つや出し用) 1/2個
・アルミカップ
道具
・ダッチオーブン
・底上げ用ネット
底上げネットがない場合は、アルミホイルを敷いて代用しましょう。そうすることで焦げ付き防止になります。
作り方
さつまいもの皮を剥き、火が通りやすいサイズにカット。5分程度水にさらしたら、少量の水とともに鍋に入れます。
焚き火が赤い炎になっている状態で、鍋を火にかけます。強火で炎がメラメラしていても大丈夫です。 時々蓋を開けて確認し、水が干上がっていないかチェックします。
さつまいもに竹串が通るくらい柔らかくなったら、火からおろします。
柔らかくなったさつまいもをジップロックに入れ、砂糖、バター、塩を入れ、よく混ぜます。
この時、さつまいもが熱くなっているので火傷しないよう気をつけてくださいね。我が家では、子どもたちが夢中になってギュウギュウ押してくれました。 しっかり混ざったら、牛乳を少しずつ入れていきます。目安は、さつまいもが粘土のように形が作れるくらいの硬さ。さつまいもによっては水分が多いものもあるので、牛乳の加えすぎには注意しましょう。
ダッチオーブンに底上げネットを入れ、アルミカップを敷きます。そこに、6等分したスイートポテトのタネを好きな形に成形して置きます。
そして、表面に卵黄を塗ります。
炎が上がっていない熾火の状態になっている焚き火の上に鍋を置きます。その後、たっぷりの炭をダッチオーブンの蓋の上にのせ、約15分待てば完成です。
蓋の上に炭をのせることで上からも火が入り、こんがりとしたつやつやに輝くスイートポテトが焼き上がります。焦げないように、時々蓋を開けて確認するといいでしょう。
▼参考記事
ダッチオーブンで美味しい料理を作ろう!
ダッチオーブンは一度は購入したけれど、意外に使用しないという人も多いようですが、ピザやパンなどの生地を焼く料理や、煮込み料理には大活躍のアイテム。ぜひ、活用してキャンプ飯の幅を広げてみてください。