東海のおすすめキャンプ場15選!愛知県・岐阜県・三重県・静岡県で注目施設を厳選 | キャンプ場 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.07.25

    東海のおすすめキャンプ場15選!愛知県・岐阜県・三重県・静岡県で注目施設を厳選

    東海のおすすめキャンプ場

    No.1アウトドア情報誌『BE-PAL』がおすすめする東海地方のおすすめキャンプ場を厳選して紹介。愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の最新の注目キャンプ場情報をまとめました。オーナーのこだわりが満載の個人開業のキャンプ場や、大型アウトドアショップがプロデュースした憧れのギアが借りられるキャンプ場から、初心者におすすめのところまで厳選してご紹介します。
    ※価格などの情報は取材時のものです。最新情報は各キャンプ場でご確認ください。

    愛知県のおすすめキャンプ場

    【1】DAY FOREST Nukata

    住所:愛知県岡崎市宮崎町32 
    電話:0564-83-2668
    営業:通年(不定休)
    予約:随時
    テントサイト:1

    モデル料金 20,000円〜(15名まで貸し切り)

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    貸切利用がメイン。16人からは1人あたり追加料金(1000円)がかかる。

    ヨガ教室が運営。感性が豊かになれる場所

    「コロナ禍で休業を余儀なくされたとき、自然の中でヨガができる場所を作りたいと思いました」とは代表の松﨑礼子さん。また、オンライン会議など、デジタルまみれの生活が進んだことからデジタルデトックスの必要性を感じ、DIYや火おこしなど感性が豊かになれる体験も用意。森の中で行なう朝ヨガは心身ともにリフレッシュできる。

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    ヒノキを使ったウッドデッキでヨガを体験できる。

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    キャンプ場予約前にチェック!異業種参入で一味違う体験ができるキャンプ場6選

    【2】夜空と星のキャンプ場

    住所:愛知県北設楽郡豊根村上黒川字西宇連14-1
    電話:090-9932-6215
    営業:3月~11月(水・木曜定休)
    予約:2か月前の1日より
    テントサイト:10

    モデル料金 2,500円〜

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    オートフリーサイトの第2キャンプ場。

    ミュージシャンが開業。イベントも盛りだくさん!

    天文ファンからも注目されている奥三河エリアの豊根村に誕生。オーナーはミュージシャンで、場内では音楽イベントやマルシェなども開催している。
     
    テントサイトは貸し切り専用の第1キャンプ場とオートフリーサイトの第2キャンプ場の2種類。4名の利用でも、平日2,500円という破格の料金設定も魅力だ。第2キャンプ場には直火OKのファイヤーピットが1か所あるのもうれしい(先着順)。設備は水洗トイレ、洗い場とシンプルだが、管理人が24時間常駐しているため、何かと心強い。

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    直火は禁止だが、第2キャンプ場には直火OKの炉が1か所ある。

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    古民家の管理棟。

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    遊漁券(1日1,200円)が必要だが、目の前の川ではアマゴやアユなどの釣りも楽しめる。

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    岐阜県のおすすめキャンプ場

    【1】Alpen Outdoors しろとりフィールド

    住所:岐阜県郡上市白鳥町石徹白136-1-1
    電話:080-5811-9030
    営業:4月上旬~12月中旬
    予約:3か月前の1日より 
    テントサイト:38 

    モデル料金 6,500円〜

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    ノルディスクやムラコなど憧れのギアが借りられる 新キャンプ場

    スポーツ用品店、売り上げ国内1位のアルペンが、2022年7月に、自社所有のスキー場を中心とした複合リゾート施設「ウイングヒルズ白鳥リゾート」(岐阜県郡上市)内に初の直営キャンプ場をオープンした。
    広大な敷地内に、第1期として、ソロやオートキャンプ、ペットと泊まれる3タイプの林間サイトと、眺望オートサイトを稼働。今年は、さらにテントサイトを拡張する予定という。

    最大の特徴は、同社のアウトドア専門店で販売している人気ギアを、低価格で借りられるところ。例えば、10万円を超えるテントは1000円代で利用でき、テントだけでラインナップは18種類。また、設営・撤収をしてくれるサービスもあり、使って気に入れば、新品をネットで購入できる。

    施設は標高1100mの高原にあり、晴れた夜には満天の星に照らされる。ほかにもゴンドラを使ったトレッキング、夏場のシャワークライミング、昆虫採集など、アクティビティーの豊富さも魅力だ。

    こんな会社が運営!

    アルペン
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    総合スポーツ店のほか、アウトドア専門店の「アルペンアウトドアーズ」を全国で計19店舗展開する。

    眺望サイトと林間サイト

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    夏でも木陰で涼しい林間サイト。車を横付けできるタイプとできないタイプ、ソロ用などがある。

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    美しい山並みが目の前に広がる眺望サイトは9区画ある。全区画オートサイトで1区画120㎡以上と広々。

    レンタルで試してからネットで購入ができる

    食事付きの手ぶらセットなどレンタルも充実。多くのレンタル品は、ECサイトや実店舗で購入できる。

    コールマン/VCワイド 2ルームSTD
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    アルペン限定モデル!

    ノルディスク/アルフェイム12.6
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    販売価格が15万円近い人気のティピー型テントは、1泊4,000円と格安で利用できる。

    コールマン/タフスクリーン 2ルームハウス/LDX+
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    人気の2ルームテントのレンタル料は5,000円。こちらの販売は店頭のみ。

    ムラコ/GUSTAV 6P
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    風が強い日でも安心の山岳テント。6人用なので広々。レンタル料は4,000円。

    天然温泉もある

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    キャンプ場利用者は、併設の温泉施設(本館のみ)を無料で利用できる。

    充実のアクティビティー

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    飛騨牛を使ったBBQセット、岐阜県産の鮎、鶏ちゃんなど地元グルメの食材もあり。

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    トウモロコシの収穫体験のほか、トレッキング、星空観察など、アクティビティーも充実。

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    ギアをレンタルするなら…大型アウトドアショップがプロデュースしたキャンプ場へ!

    【2】グリーンプラザみやま

    住所:岐阜県山県市片原180-6
    電話:0581-55-2615
    営業:通年
    予約:HPで確認。https://www.gpmiyama.jp
    テントサイト:18

    モデル料金 5,500円〜

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    エメラルドグリーンに輝く神崎川沿いに整備されている。温水の出る炊事場、洋式トイレ、コインシャワーなども完備。

    テントサウナ、ピザづくりなど、イベントも盛りだくさん。広々サイトでゆったりと過ごそう!

    長良川源流域の清流・神崎川沿いに立地。敷地は「コテージ村」と「キャンプ場」の2か所に分かれているが、まずは、受付のある下流のコテージ村でチェックインをすませよう。約1km上流にあるキャンプ場には、120~140平米の電源付き区画オートサイト、170~200平米で区画内にキャビンが付属するキャビンサイト、ソロキャンサイトのほか、ロッジやバンガロー(営業は4月~11月)がある。サイトも広いうえに、ファミキャンセット、ソロ用パップテント、ダッチオーブンセットなど、レンタル品が充実しており、ビギナーも安心。東海環状自動車道・関広見ICからクルマで約25分と、アクセスも良い。通常、積雪はないが、今シーズンは雪が多いので、事前に天気予報をチェックのこと。

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    区画サイトは6サイト。サニタリー棟にも近く、使い勝手が良い。

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    レンタル品が充実。4人用ファミキャンセットは9,000円。

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    体験メニューも豊富。毎月第4土曜日にテントサウナ体験会を開催。

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    BE-PAL厳選!ほんとうに気持ちいいキャンプ場〜1区画が広いキャンプ場3選〜

    【3】椛の湖オートキャンプ場

    住所:岐阜県中津川市上野589-17 
    電話:0573-75-3250
    営業:3月上旬~11月下旬
    予約:4か月前より
    テントサイト:65

    モデル料金 6,100円

    image静かな湖面に見入ってしまう湖畔サイト。周辺には民家がなく、夜空も美しい。

    森に囲まれた静かな湖畔で豊かな自然を満喫!

    四季を通じて自然を楽しめる椛の湖の湖畔に立地。テントサイトは湖畔エリアと、湖畔の上の緩やかな斜面に整備された林間エリアの2タイプ。湖畔沿いは1ブロックが4等分された開放的なサイトで、林間は1区画ずつ区切られたプライベート感のあるサイトになっている。広さはいずれも約100平米だ。場内は広いが、サニタリー棟は3棟あり、それぞれに炊事場、調理台、洗面所、水洗トイレ、ランドリーが備わっている。受付のあるセンターハウスのそばには湖が正面に見える浴室もある。宿泊棟は高台にあるウッディハウスと、入り口右手の広場の近くに建つトレーラーハウスの2タイプ。売店は品揃えが豊富で、キャンプギアから調味料まで揃う。ただし、食料品はないので、中津川市内で調達しておこう。

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    椛の湖は標高560mに位置する人造湖。夕方には湖面が赤く染まる。

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    設備は大充実。コインランドリーやお風呂もあり、長期滞在もOK。

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    センターハウス内の売店。キャンプ用品の品揃えが充実。

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    全国から厳選しました!風が気持ちいい水辺の絶景キャンプ場8

    【4】くるみ温泉&キャンプ

    住所:岐阜県高山市朝日町胡桃島8
    電話:0577-56-1137
    営業:通年
    予約・テントサイト・モデル料金:HPで確認。https://www.kurumionsen-camp.jp/

    テントサイトに居ながらにして紅葉を楽しめる。フリーサイトで車の乗り入れも可能だ。

    温泉が楽しめるキャンプ場!

    渓流釣りで知られる秋神川に面した敷地内に、オートキャンプサイトと温泉宿を併設。周りにあるのは渓流と山だけ。濃密な自然を体感できる。テントサイトには車の乗り入れ可能なフリーサイトのほか、コテージとバンガローがある。設備は温水洗浄便座付きトイレ、温水の出る炊事場、洗濯機など、十分すぎるほど。飛騨牛や飛騨県豚、イワナなどの食材の予約も可能。レンタル用品も充実していて、手ぶらキャンプもOKだ。紅葉が美しいのはもちろん、冬は樹氷やダイヤモンドダストも観察できる。

    通年営業しているので、スノーキャンプもできる。ときにはカマクラが登場することも。炊事棟ではお湯が使えるので冬も快適だ。

    温泉は源泉かけ流し、料金はテントサイト料とは別に払う利用料(大人1,500円、小学生以下800円)に含まれていて、営業時間内は自由に入浴できる。シャンプーやボディーソープなども常備。

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    寒い季節もぽっかぽか 温泉が楽しめるキャンプ場22

    三重県のおすすめキャンプ場

    【1】フリーアンドイージーキャンプリゾート

    住所:三重県三重郡菰野町菰野4838-1
    電話:059-391-6363
    営業:通年
    予約:2か月前の1日より
    テントサイト:5+フリーサイト 

    モデル料金 6,600円〜

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    照明会社がプロデュース!イルミネーションが素敵すぎる夜が待ち遠しいキャンプ場

    三重県菰野町に2022年8月に複合型キャンプリゾート施設としてオープンした。名古屋の中心部から車で1時間弱で最寄りのインターから約5分。さらに、温泉とグルメを楽しめる人気リゾート施設「アクアイグニス」に隣接するのも魅力だ。
    運営するのは「エフェクトメイジ」という名古屋市に本社を置く企業で、照明、イルミネーション、映像、音響などの空間演出を得意とする。
    このキャンプ場には、自社で開発したスタイリッシュな「X-キャビン」というキャンピングトレーラーに泊まれるトレーラーサイト、電源付きのRVサイト、フリーサイトなどがある。また、場内には常設のカフェのほか、ドッグラン、トリミングやシャンプーができるドッグサロンがあり、愛犬連れにも優しい。
    日が暮れると、お得意の照明技術を駆使したイルミネーションが美しく輝く。ほかのキャンプ場では味わえないロマンチックな雰囲気が楽しめるぞ。

    こんな会社が運営!

    エフェクトメイジ

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    照明関連事業のほか、ドイツ製のシャーシを使ったスタイリッシュなキャンピングトレーラーや、アウトドアグッズの販売もしている。

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    キャンプリゾートというにふさわしい、イルミネーション。

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    隣接するアクアイグニス内にある片岡温泉までは徒歩約3分。

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    日帰りでBBQを楽しめるサイト。ガスコンロで簡単調理。

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    駐車スペース、電源、15㎡の芝生エリアを使えるRVサイトでは車中泊もできる。

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    ドッグランのほか、トリミングなどができる予約制のドッグサロンも併設。

    手ぶらで出かけてトレーラー泊

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    日本の職人が手がけた豪華なX-キャビンのインテリア。

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    BBQ、朝食、温泉入浴券が付いたグランピングプランもある。

    2種類のテントサイトがある

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    テントサイトは、100~120㎡の区画サイトとフリーサイトがある。どちらもクルマの横付けは不可。

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    名古屋の人気店がプロデュースするカフェ&レストランもあり。

    ▶詳しく見る

    犬連れで楽しめる!口コミで人気の高い海辺のキャンプ場をご紹介

    【2】Nordisk Hygge Circles UGAKEI

    住所:三重県いなべ市大安町石榑南2999-5
    電話:0594-37-7769
    営業:通年
    予約:3か月前の1日より
    テントサイト:30

    モデル料金6,800円~

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    坂の上のエリアがグランピング、一段下がった宇賀渓の両側がテントサイトになっている。

    直火OK。ワイルド派もグランピング派も大満足!ノルディスク運営のキャンプ場がついにオープン!

    デンマーク発のノルディスクと三重県いなべ市がタッグを組み、既存のキャンプ場を大改修し、名称も新たに登場! テーマは、デンマーク語で豊かな時間の過ごし方や暮らし方、心の持ち方を意味する「Hygge」。建築資材はもちろん、太陽光をふんだんに採り入れる建築設計、提供する食事にも地元産を使うなど、SDGsを意識した取り組みも注目を集めている。また、コンセプトも建物のデザインも期待を裏切らない内容だ。

    「ワイルド・サークルズ」と呼ばれるテントサイトは宇賀渓沿いに設けられていて、直火もOK。電線も見えず、自然のまんま。車が入れず不便だが、これぞキャンプの原点だ。そうかと思えば、グランピングができる「プライベート・サークルズ」には、ノルディスクのテントや円形のロッジが立ち並び、おとぎ話の世界にいるよう。数々のホテルで支配人を務めていた地元出身の手塚秋啓さんが指揮を執っているので、ホスピタリティの高いサービスも魅力的だ。キャンプとグランピング。設備は対極だが、どちらも大自然の中で過ごす贅沢と幸せを感じられる。

    直火OK!

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    宇賀渓の両側がテントサイトに。車は進入不可で、カートを借りて荷物を運ぶ。

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    区画はなく、滝のある場所や木陰など、好きな場所にテントを張れる。周囲の森もワイルドで人工物も目に入らない。

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    トイレは温水洗浄便座付き。

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    水場はシンクが2つ。

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    2023年にニューオープン! まっさきに行きたい、自然を満喫できるキャンプ場5選

    【3】語らいの里 噺野

    住所:三重県度会郡大紀町滝原1278
    電話:0598-86-3061
    営業:1月中旬~12月中旬
    予約:3か月前の1日より
    テントサイト:5

    モデル料金8,800円~

    平坦な場所にあるレギュラーサイトは広々としていて快適!

    生き物探しやカヤックなど、自然遊びの宝庫!奥伊勢の豊かな自然を満喫

    伊勢内宮別宮・瀧原宮にほど近い山間部に立地。野外料理や焚き火を囲み、家族や仲間と語らう時間を楽しんでほしいという思いから名づけられた、家族経営のキャンプ場だ。

    テントサイトはAC電源が使えるレギュラーサイトが4か所と、昨夏に完成したせせらぎサイトが1か所。せせらぎサイトは車では入れないが、他のサイトからは離れているので、静かな時間を過ごせる。ほかに、ファミリー限定の、BBQスペース付きコテージが3棟ある。

    場内を流れる小川ではカワムツやオイカワなど、水辺の生き物を観察できるほか、夏には川の水を引いた大きな水遊び場も登場。また、近くの三瀬谷ダム湖では、カヤックのインストラクターの資格を持つオーナーが、体験ツアーを開催。自然の中でアクティブに遊びたい家族にオススメだ。

    大人のみの利用は2名までなので静かに過ごせる。

    貸し切り温泉は50分で1,650円。当日14:30から受付。

    カヤック体験は半日コースで、大人6,600円、小学生5,500円。

    ▶詳しく見る

    混雑しないから安心!15サイト以下のアットホームなキャンプ場6選

    【4】青川峡キャンピングパーク

    住所:三重県いなべ市北勢町新町614
    電話:0594-72-8300
    営業:1月中旬~12月中旬
    予約・テントサイト・モデル料金:HPで確認。https://www.aogawa.jp/

    キャンプデビューにぴったりなキャンプ場!

    テントの立て方、焚き火のおこし方、料理の仕方など、キャンプデビューをしたいのに、教えてくれる人がいない! とお悩みの方に紹介したいのが「青川峡キャンピングパーク」です。ここにはキャンプライフクリエイターが常駐していて、道具の使い方などわからないことがあれば、何でも教えてもらえるんです。

    レンタルも充実していて、手ぶらで行ってもOK。また、ポップコーンマシーンといった変わり種のアイテムもレンタルできるから、いつもとは違うスタイルを楽しみたい人にもぴったり。売店ではスタッフが厳選したこだわりの道具も売られているので、そちらもチェックですよ!

    ▶詳しく見る

    GW目前!キャンプデビューにぴったりなキャンプ場教えます

    静岡県のおすすめキャンプ場

    【1】CAMP BEAN

    住所:静岡県伊豆市大平1499-2
    メール:info@campbean.jp
    営業:通年
    予約:随時 
    テントサイト:約18 

    モデル料金(ソロ)2,000円

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    右:CAMP BEANオーナー 斉藤勇介さん 15年ほど前から焚き火にハマり、本当は家を買う予定だったのに、気付いたら山を買っていたという焚き火好き。1年半かけて開拓し、2020年にCAMP BEANをオープン。 左:『BE-PAL』本誌編集 早坂

    購入した山を1年半かけて開拓&大開放!野営できるキャンプ場

    ここ本当にキャンプ場なの? 案内されたのは、伊豆半島の北端に位置する、ナラが生い茂る美しい山。ところどころ平坦な場所があるけど、区画割りの線はないし、電源や水道、炊事場などといった人工物は見渡す限り存在しない。いわゆるイマドキのキャンプ場にあるべきものがない。山の中でひたすら焚き火に向き合えそうな、そんな空間。

    4年ほど前に、山を丸ごと購入して、自らの手でコツコツ開拓。2020年の2月にオープンさせた場所。もちろん、オーナーである斉藤さんも相当な焚き火マニア。ひたすら焚き火だけに特化したキャンプを15年ほど続けているという。

    「大昔、焚き火が嫌いで火のそばにいられなかった原始人は、野生動物に食べられたりしやすいから淘汰されたはず。だからいま生き残っている現代人は全員、焚き火好きがDNAに刻まれているのだ!」という、強烈な持論の持ち主でもある。そんな斉藤さんが作ったキャンプビーンには、類は友を呼ぶ状態で、焚き火やブッシュクラフトがDNAに刻まれたマニアックな常連たちが集まってくる。

    「お客さんからの要望があれば、基本的になんでも対応しますよ」
    というようにルールはヒジョーにユルい。

    オーナーの手ほどきで『BE-PAL』本誌編集・早坂がブッシュクラフト体験

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    ブッシュクラフトに使用する材料は、キャンプ場で譲ってもらうことも可能。

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    最初は恐る恐る斧を振るっていた早坂。地面に打ち込む杭をせっせと製作中。

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    穴を掘ってファイヤーピットを造成。石を敷き詰めておくと後始末がラク。

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    販売されている薪は広葉樹で1束500円という安さ。心置きなく燃やしまくれる。

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    使う道具は手斧とノコギリ、そして斉藤さんのお手製のウッドハンマー。必要最低限の道具だから、知恵と工夫がモノをいうのだ。「いやぁ〜 痩せちゃう!」

    相談すれば、本来サイトじゃないところに泊まることもできるというし、ブッシュクラフト用の丸太なんかも自由に持ち出し可能。もちろん直火もOKだ。
    リピーターが圧倒的多数で、サイト作りから手伝ってくれた長年の常連さんもいるし、なかには毎週来てコツコツとシェルターを作り、半分住んじゃってるような猛者もいるらしい。

    「山に簡易トイレを置いただけですし、飲み水もクルマの人は持参してもらうのが基本。Wi-Fi?それって焚き火するのに必要でしたっけ?」という斉藤さんのスタンスだから、不便さを理解してくれる人限定だ。

    ものの1時間で極上焚き火場完成!

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    ファイヤーリフレクターと、常連さんが教えくれた、変わり種焚き火に挑戦。

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    縦に半分に切った丸太をV字に組み、その上で薪を燃やす。炎が高く上がるのが特徴。

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    山の起伏を活かしたサイトになっているので、さまざまなロケーションから自由に選べる。ハンモックも吊り放題。「作業したら 疲れちゃった」

    本来のキャンプとはその不便さを楽しむものであったはずだ。いま失われつつあるそんな野営スタイルのキャンプがしたいなら、キャンプビーンに来るしかない。サイト間のスペースも儲けを度外視した広さだから、夜がふけると、まるで山奥にひとりきりになったような隔世感と静けさがある。そこには限りなくプリミティブで自由な焚き火世界が待っている――。

    他のキャンパーの作品が点在

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    作ったものは、基本そのままに。次に来た人が使ってもいいし、解体して作り直すのもアリ。ブッシュクラフトのヒントがそこかしこに。

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    お客さん同士の交流の場

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    もしも人恋しくなったらキャンパーズサロンに顔を出せばいい。そこはまさに好き者たちの溜まり場。マニアックな焚き火談義に花を咲かせるのだ。

    自分好みにこんなサイトまで作り上げられる!

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    なんと竪穴式住居(要相談)をブッシュクラフトした猛者もいるらしい。写真左は週末はほぼ住んでいるという常連さんのシェルター。自由だ。

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    ▶詳しく見る

    焚き火ストたちが集う極上の野営地があるらしい

     

    【2】negura campground

    住所:静岡県田方郡函南町平井1689-55
    HP:https://linktr.ee/negura
    営業:通年(日・月曜休)
    予約:2か月前より*予約はオンラインのみ
    テントサイト:約30

    モデル料金(ソロ) 3,000円

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    negura campgroundオーナーの 渡部竜矢さん 。都内の金融系IT企業に13年間勤め’21年に退社。半年後の12月にはキャンプ場を開設。釣りとキャンプが好きで、フロンティア精神は北海道の開拓者である祖父譲り。「毎日変わる景色に 感無量です」

    クラファン支援の達成でスタートアップ!

    坂道を登りきった先に広がる絶景に思わず感嘆の声が漏れる。富士山に沼津アルプス、駿河湾まで一望できる、絶好のロケーション。ここは、伊豆の入口に位置する函南町に、2021年12月にオープンした「negura campground」だ。

    「1年かけてこの場所を探し当てました。毎日同じ場所に立ってみると、夕日の落ちる場所が日々変わることに気づく。都会で暮らしていたらこんな感動には出会えないんじゃないかな」
     
    オーナーの渡部さんは、7年前に東京からここ函南町に移住したが、新幹線で都内に通いIT関係の仕事をしていた。

    「もともと釣りやキャンプが好きで移住したんですけど、こっちで出会った友達は、デザインの仕事をやっていたり、木工で作品を作っていたりと自由業の人が多くて。自分も好きなことを仕事にしたい、と思いキャンプ場を作ることを決めました」
     

    開拓中も含めたら、総面積は2.1ヘクタールと広大!

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    展望抜群の草原エリア「tsudoi」「mujina」が2段に分かれ、その後ろの高台に林間の「komichi」「kokage」の2サイトが開放されている。

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    開拓前は雑草だらけ。

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    トイレの建設は地元の大工さんが協力者。

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    4日ほどかけて5〜6人でスコップを使って区画作り。重機に替えたら半日で完成。

    場所を探し当てたはいいが、当初の貯金は10万円。そこで、SNSを通してクラウドファンディングで資金を募ったところ、約1か月半で、1200万円の資金調達に成功(’21年9月)。しかも、集まったのはお金だけじゃなく、渡部さんの思いに共感した地域の人や技術者などの開拓仲間。すべての作業は極力DIYで、と公言していた渡部さんにとって、心強い味方だった。

    「大学生から50代後半の人まで。職業も地元の園芸屋さんや大工さん、重機会社の人もいたりして。わからないことがあってTwitterで呟くと、みんなが答えてくれる。クラファンとTwitterがなければ、こんなに早く夢を実現できませんでしたね」
     

    管理棟!? がキャンパーとの団欒場所

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    開拓作業後に焚き火を囲み、みんなでダラダラとコーヒーを飲みながら談笑するのが至福の時。

    直火ピットを囲んで豪快な焚き火も

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    草原エリアは石で囲まれたピットなら直火もOK。薪(ナラ、クヌギ、スギ)は、1㎏100円で販売。

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    そんな夢のキャンプ場だが、完成度は40%。現在も週末になると有志が集い、開拓を続ける。

    「僕はキャンプ場はロケーションが8割だと思っています。なので、ほぼすべてのサイトから富士山が見えるようにしたい。それでいて林間サイトには野趣を残し、トイレなどのインフラも高規格で快適に。今後は管理棟も建てたいですね」
     
    キャンプでテントを立てることはいわば巣作り。その巣作りから連想される「寝ぐら」からこのキャンプ場の名は”negura campground”と名付けられた。

    「neguraって、アウトドアの本質を表わす言葉のような気がして。これからも仲間と居心地の良いneguraを作っていきます」

    どこでも直火OKの林間サイトもあり

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    草原エリアからさらに上に上がると、木々に囲まれた林間サイトもある。ブッシュクラフトにおすすめで、どこでも直火ができる。

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    施設&設備はみんなで手作り

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    ホースは樹皮で目隠し。

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    アイアン工房が協力して作ってくれた炊事場。

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    トイレは地元の大工さんとの共作。支援者の名前が定礎に刻まれている。

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    清潔感抜群の水洗トイレ。

    ▶詳しく見る

    富士山も駿河湾も見え眺望抜群!地元の人も巻き込み作ったキャンプ場「negura campground」

     

    【3】CAMPGARDEN NADESHIKO

    住所:静岡県伊豆市湯ヶ島895-1
    HP:https://camp-nadeshiko.com/ 
    営業:通年 
    予約:2か月前より※予約はオンラインのみ
    テントサイト:4

    モデル料金(ソロ)5,000円〜

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    冷蔵庫からパウダールームまで完備

    古民家のような立派な建物がお出迎え。玄関先からは中の様子がまるで窺えない。まさに、セキュリティー万全とはこのことか(!?)。編集・梶原も「本当にキャンプ場ですか?」
     
    と不思議に思っている感じ。ここは昨年夏にオープンした、女性専用のキャンプ場だ。“テントってどうやって立てるの?” “火はどうおこすの?” “道具をそろえるのが大変”。そんな理由からキャンプに踏み込めない、初心者女性キャンパーのためのキャンプ場だ。

    「4サイトと狭いし、決して眺めがいいわけでもない。でも、こんなキャンプ場があれば、キャンプ自体の裾野は広がるし、練習する気分で来てもらえれば」
     
    と、オーナーの安永さん。たしかにガチキャンパーには物足りないかもしれないが、キレイなシャワールームやミスト完備のメイクルームまであったりして、さすが女性向けとうたうだけある。しかも、道具はすべてレンタルできるので、手ぶらで旅行感覚で行けるのもうれしい。

    「友達と女子会気分でキャンプしてみたい、なんてときにもピッタリですね。まずはここでしっかりと腕を磨いてきます!」

    CAMPGARDEN NADESHIKOオーナー安永正央さん

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    骨董品店だったスペースを改装してキャンプ場に。女子に人気が高そうなギアなど、目の付けどころは◎。「ナイフの扱い方や薪の割り方などは教えますよ」

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    ハンモックでくつろいだり、火おこしにチャレンジしたり、ひとりBBQを楽しんだりと、キャンプの楽しみをひと通り味わえる。

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    手ぶらOK! 公共交通機関で行けちゃう

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    ソロテントは1,000円で別料金だが、そのほかのキャンプギアは1,000円で10個まで借りられる。調理道具や燃料、薪は別料金。

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    これを借りました!

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    ワゴン付きで荷物運びも楽々!

    安心安全、女性がうれしい設備も充実!

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    いざという時の設備も!

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    お湯を使い室内で調理可能。

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    コインロッカーもあり。

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    自由に使えるハーブ!

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    調理道具は500円で使い放題。

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    メイクルームも完備。

    ▶詳しく見る

    初心者女性限定のキャンプ場が伊豆にあった!編集・梶原が早速チャレンジ

     

    【4】magichour.camp

    住所:静岡県静岡市清水区由比入山 
    電話:090-9206-5788
    営業:通年(不定休)
    予約:3か月前より 
    テントサイト:5

    モデル料金(ソロ)11,000円〜

    シーズンにはホタルが見られる。完全オフグリッドの循環型キャンプ場

    地図には載らない秘密のキャンプ場。1区画10人までの5区画限定にしている。区画内ならテントは何張りでもOK。水は雨水を利用し、コンポストトイレ、明かりはソーラーライトと完全オフグリッドだ。希望者には10ℓの湧き水を用意。オーナーの打越文彦さんは就農し、自然から学びながら、その偉大さが伝わるキャンプ場を目指す。

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    敷地内には電線がなく、マジックアワーの美しさ、天然プラネタリウムが楽しめる。

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    富士山、駿河湾、伊豆半島が眺められる。

    ▶詳しく見る

    ソロ専用、完全オフグリッド、まるで秘境…オーナーのこだわりを感じるキャンプ場6選

    【5】キャンプベアード

    住所:静岡県伊豆市大平1052-1
    HP:https://www.nap-camp.com/shizuoka/14084
    営業:通年(フリーサイト/火・水曜休、オートサイト/水・木曜休)
    予約:2か月前より *予約はオンラインのみ
    テントサイト:37

    モデル料金 5,500円〜

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    クラフトビールをとことん飲める!お酒好き垂涎のキャンプ場

    キャンプベアードは、クラフトビールのブルワリー、ベアードブルーイングが〝いかにクラフトビールを美味しく飲んでもらえるか〟をコンセプトに掲げ、2018年にオープン。

    「’14年にキャンプ場の跡地に醸造所を建て、できたてを飲んでほしいと思い開業しました」
    と、スタッフの神田航平さん。鮎釣りで有名な修善寺・狩野川のほとりに位置し、とにかく水がいいのが特徴。水道水は一滴も使わず、ビールの仕込みもすべて軟水の湧き水を使っている。原料となるホップの一部も敷地内で無農薬栽培され、夏には収穫体験もできる。まさに自然と一体のブルワリーだ。

    チェックイン時にウエルカムビール!?

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    受付はブルワリー3階のタップルーム。フリードリンクチケットが1人1枚もらえる。3階から見える醸造工房では、定期的にブルワリーツアーを開催。

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    「アウトドア好きやビール好きが宿泊でき、時間を気にせず施設内の自然を楽しめる、そんなビールと自然の楽園を目指したキャンプ場です」
    このキャンプ場の最大の魅力は、なんといってもできたての生クラフトビールをキャンプしながら楽しめること。今回は無類のお酒好き、編集・町田と、ラム酒専門バーに勤める高橋彩子さんが我こそは、と志願。
    まずはブルワリーのタップルームで受け付けを済ませる。ひとり1杯無料のフリードリンクチケットが手渡される。

    「早速、飲んじゃおっかな〜」
    目を輝かせるふたり。常時約20種類のビールが並び、どれひとつとして同じ味のものはない。

    「うちはビールを飲んでもらうことが前提なので、デイキャンプは受け付けてないんです。まずは味わってみてください!」

    できたてのクラフトビールがサイトに直行

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    瓶ビールを3本買うとバケツと氷付き。

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    4〜10月の土曜日にはサイト内のアウトポストでクラフトビールの量り売りも。

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    オリジナル鹿ソーセージも販売!

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    サイトは工場前に位置するフリーテントサイトとキャンピングカーサイト、少し離れた川沿いのオートサイト&キャビンサイトのエリアに分かれる。

    「グラウラーのリース(500円)をしているので、サイトへ生ビールを持ち帰ることもできますよ。もちろん、マイボトルをご持参いただいてもOKです」
    生ビールを1ℓ、瓶ビールも買い込み、川沿いのサイトに移動。テントの設営もそこそこに

    「まずは、カンパーイ!」
    「あ、売店で買った鹿のソーセージでも焼きましょうか」
    「あぁ、この香りはヤバイ。ビールが進んでしまう〜〜!!」
    川のせせらぎに身を委ね、否、ビールの川にドップリ漬かり、ご機嫌な一日が過ぎていく。

    3か所のサイトから好みの場所をチョイス

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    薪は針葉樹(¥500)と広葉樹(¥800)のほか、お得なミックスの薪ボックス¥1,500も。

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    フリーサイト。

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    下がオートサイト。

    ▶詳しく見る

    外で飲むクラフトビールがとにかくおいしい!お酒好き垂涎のキャンプ場に行ってみた

     

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