
青森県でコテージ宿できる施設4選
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宇樽部キャンプ場

営業:4月下旬〜11月上旬
テントサイト:10
その他の宿泊施設:7棟
モデル料金:2,500円
真冬でも凍らないことから「神秘の湖」といわれる十和田湖に突き出す御倉半島の東側の入江、東湖に面している。テントサイトは湖水を取り巻くように広がるブナ・コナラ・カエデなどの広葉樹林内と、湖畔の2つのエリアがある。
国立公園内なので自然環境が良く、リモートワーク環境も整っているため、人気が高い。その人気に拍車をかけているのが、『十和田サウナ』だ。小屋はロシア製バレルサウナで、80~90度Cまで体感できる。サウナストーンには地元、八甲田の古い火成岩を使用し、アロマウォーターでセルフロウリュも楽しめる。
もちろん水風呂は歩いて数十歩の十和田湖。冷たい湖水で締めたあとは、森の中に設置されたチェアに腰をかけて、深呼吸。究極のリラックスタイムだ。
まるで北欧?



▼参考記事
星と森のロマントピア

青森県最大のハイテク反射望遠鏡(口径40cm)を備えた天文台や森林科学館などがある自然派リゾート内のコテージ。全12棟で、4人用、6人用、8人用がある。場内の温泉施設の露天風呂は100%源泉掛け流しで、岩木山を眺められる。

▼参考記事
アクアグリーンビレッジANMON

営業:7月~9月
予約:随時
モデル料金(ソロ):1,500円~(川原キャンプ場500円)
世界遺産登録地域まで徒歩5分のキャンプ場

青森県と秋田県にまたがる世界遺産・白神山地。
スタジオジブリの作品「もののけ姫」の世界のモデルとなっており、自然豊かな両県においてもとくに神聖な場所として認知されている。
白神山地は世界遺産に登録されているエリアとされていないエリアに分けられ、アクアグリーンビレッジANMONは、その2つのエリアのほぼ境界に位置するキャンプ場。
施設から5分ほど歩くと、そこはもう世界遺産としての白神山地だ。
今回はハイカーやライダー、カップルにファミリーと様々な人が集うこの場所でデイキャンプをし、そこで気づいたキャンプ場の魅力や施設の詳細などをご紹介する。
大自然のなかにありながら充実した施設

キャンプの受付をおこなっている大型のセンターハウスは、内装・外装ともにとても綺麗。
入浴施設も備えており、大人550円、小人350円の入浴料を支払うと、滞在中は何度でも入浴できる。

売店では飲食物やちょっとしたキャンプ用品のほか、地元のお土産や地酒・地ビールなども購入可能。
従業員の方々が本当に親切で、とても気持ちよく利用することができる。
宿泊施設はコテージ・オートサイト・フリーサイトの3種類

センターハウスで受付を済ませてキャンプサイトの方へ向かうと、まずあらわれるのが広い駐車場。これなら駐車スペースに困ることはなさそうだ。
駐車場を抜けると、次は区画されたオートサイトが広がっている。サイト数は16個で、この日はその半分ほどが利用されていた。

よく手入れされていながらも可能な限り自然は残しているといった感じで、たくさんの木が立ち並んでいる。
すぐ近くには子どもが遊ぶのにちょうど良い小川があり、遠くには山が見えるという絶好のロケーションだ。
オートサイトの横、少し高くなっている場所にはコテージのエリアがある。
9棟のコテージはそれぞれ形が違っており、そのすべてにバス・温水洗浄便座付きのトイレ・冷暖房を完備。

どのコテージも空間にマッチした雰囲気を持ち、ベランダで楽しそうに談笑している子連れの家族も見られた。
コテージのエリアをあとにして向かったのが、3つ目の宿泊施設にして今回デイキャンプをおこなうフリーサイト。

このフリーサイトは車両の乗り入れが可能で、すでに自転車1台、車2台が駐車されており、それぞれが独自のスタイルでキャンプを楽しんでいた。
バイクから荷物をおろして世界遺産の散策道へ

強い日差しを避けるため、フリーサイト内に生えている大きな木の下にバイクを停めて一息。
その場所からはサラサラと涼しげな音を奏でる川が見え、水遊びをする子どもたちの笑顔がまぶしく感じる。

とても良い場所が取れたという安堵感を抱きながら、ゆっくりとテントを設置し、バイクからおろした荷物をすべてテントのなかへ。
すでに12時を回っていたが昼食はあとにして、まずはキャンプ場の目と鼻の先にある世界遺産エリアに向かう。

白神山地にはいくつもの散策道・登山道があり、この日は「世界遺産の径 ブナ林散策道」を楽しむことにした。

散策道の入り口にはブナ林の湧き水が流れ続ける水飲み場があり、水分補給にうってつけ。

この湧き水には鉱物っぽい風味などがなく、ほぼ完全なる無味無臭。ウイスキーを割る水に良さそうだ。
水飲み場近くの階段をのぼると、そこはほとんど人の手が入っていない森のなか。ところどころに階段や木の橋があるほかは、ほとんど獣道といっていいようなコースが広がっている。

時おり聞こえる葉ずれの音が心地よく、空間を満たす木の香りがとても爽やか。ありふれた表現ですが、まさに心が浄化されるような気持ちになる。

そこからたび重なるアップダウンや柵のない崖など、変化に富んだ散策路を歩き回ってたどり着いたスタート地点。
1時間前に飲んだ相変わらず無味無臭の湧き水が、我を忘れて飲んでしまうほど美味しく感じられた。
昼食はいつも通りの鍋

世界遺産エリアの散策を終え、フリーサイトに戻ってすぐに昼食の準備を始めた。
料理に時間をかけるのを好まない私は、キャンプといえば季節を問わず鍋を作る。
クッカーに材料と市販のつゆを入れて火にかけるだけの鍋は、もっとも簡単かつ間違いのない料理のひとつだろう。
今では鍋のつゆも様々なものがスーパーにならんでおり、そのなかのどれにするかが最大の悩みどころ。
この日は気温30度を超える晴天でしたが、それでもキムチ鍋を手に取るというアウトロー気味のチョイス。

材料に関しては、普段であればキノコ類がほとんどを占めるところ、今回は写真うつりを気にして常識的な材料をバランスよく使用した。
ただひとつ残念だったのが、食事が終わったら帰る予定であったため、ビールを飲めなかったこと。それ以外はいつも通り美味しくいただいた。

名残惜しくも撤収

できることならこの自然豊かなキャンプ場で1泊したかったのだが、この日はどうしても帰らなければならなかった。
フリーサイトには照明がついていないうえ、周りが山に囲まれているため午後5時には暗くなり始める。
ライトなどは一切持ってきていなかったので、それまでゆったりと過ごしていたのとは一転、いそいそと撤収作業に取りかかった。
その頃にはフリーサイト内に張られたテントの数も少し増えており、撤収中に入場してきたキャンパーも数名。
これから始まる、静かで涼しい夜の風情を楽しみにきたのだろう。この場所であれば、綺麗な星空が見えるはずだ。
「次にこのキャンプ場に来たときは必ず泊まる。温泉にも入る。」
そんなことを考えながら、フリーサイトをあとにした。
また来たいと思えるキャンプ場

センターハウスでチェックアウトをする際、柔和な雰囲気の従業員とちょっとした談笑。最後には爽やかに見送っていただいた。
白神山地のキャンプ場、アクアグリーンビレッジANMON。
雄大な自然がおりなす神秘性とともに、人の温かさが感じられる場所だった。
施設が充実していて過ごしやすく、宿泊料金もお手頃。
キャンプ初心者からベテランの方にまで、自信を持っておすすめできるキャンプ場だ。
東北でのキャンプを計画される際には、選択肢のなかに入れてみてほしい。
ほかのキャンプ場では得られない体験がここにある。
▼参考記事
小川原湖畔キャンプ場

青森県最大の湖である小川原湖の湖岸に広がっている。そこから眺める静かな湖の景色は贅沢で、小川原湖を赤く染めながら沈む美しい夕日の様子は必見! 夏場は湖水浴も楽しめる。

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山形県でコテージ宿できる施設2選
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西浜コテージ村・キャンプ場

背後に雄大な日本海が広がるキャンプ場内にコテージ村とテントサイトがある。コテージは北欧風で全6棟。4タイプあり(うち1タイプはバリアフリー対応)、家電から寝具、食器まで揃っている。車で3分の『道の駅 鳥海ふらっと』では鮮魚や農産物を扱っているので、食材も入手しやすい。『鳥海温泉保養センターあぽん西浜』へは徒歩5分。
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サンビレッジ徳良湖オートキャンプ場

営業:通年
予約:雪中キャンプは随時電話で受付
テントサイト:100(雪中は14)
その他の宿泊施設:3棟
モデル料金:1,720円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
徳良湖は大正時代に造られた灌漑用の人造湖で、ハクチョウの越冬地としても知られる。湖畔はキャンプ場をはじめ、温泉施設やレストランなどが集まるレジャースポットになっている。冬は2m以上の積雪があり、管理棟の西側エリアに位置するサイトでスノーキャンプを楽しめる。サイトに付属する電源は使えないが、発電機の利用はOK。
山小屋風のキャビンハウスもあるので、そちらを利用するのもいい。炊事棟では温水は使えないが、管理棟内の給湯器を利用可能。
積雪は例年2mほど。駐車スペースと通路は除雪。


キャビンハウスは定員4名。12,570円~。

ロフト付きで寝具も揃っている。
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福島県でコテージ宿できる施設5選
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RVリゾート猪苗代湖モビレージ

営業:4月上旬~1月上旬
予約:随時(電話)
モデル料金(ソロ):3,800円~(バイク2,200円)
磐梯山が一望できる猪苗代湖畔にある老舗のキャンプ場。オートサイトは湖畔、林間などバリエーションが多い。湖ではカヌー、釣り、湖水浴などができるほか、11月下旬~4月上旬にはハクチョウも飛来する。早くから欧米型のキャンプ・スタイルを導入していて、キャンピングカーサイト、トレーラー専用サイトも充実!
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エンゼルフォレスト白河高原

営業:通年
予約:随時
モデル料金(ソロ):2,750円~
コテージや温泉施設などを整備した複合リゾート施設「エンゼルフォレスト白河高原」内に登場。テントサイトはフリーサイト、電源区画サイト、ドッグランサイトなど。スノーピーク製品がそろう直営店もある。宿泊者は敷地内の入浴施設「彩光の湯」(大人1,200円、子ども600円)が無料に!

直営店はティムコとコラボ。カフェも併設。サービスが充実し初心者も安心。

写真協力:岸川真由美
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羽鳥湖畔オートキャンプ場

営業:4月上旬~12月上旬
予約:随時
テントサイト:55
その他の宿泊施設:3棟
モデル料金:3,300円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
周囲16kmもある人造湖、羽鳥湖湖畔に立地。日本オートキャンプ協会4つ星認定の人気キャンプ場。標高約700mで、真夏でも最高気温は27度ほどと、過ごしやすいのも魅力だ。テントサイトは区画オートサイトとフリーサイトの2種類。遠い近いはあるが、どのサイトからも湖の眺めを楽しめる。区画オートサイトは50㎡ほどだが、ツールームテントなら問題なく設営できる。大型テント+タープの人やグルキャンの場合はフリーサイトがオススメだ。
設備も充実していて、給湯完備のキッチンと温水洗浄便座付き水洗トイレが備わったサニタリー棟が場内に3棟ある。コインシャワーや無料の洗濯機等も備わっている。手ぶらキャンプもOKだ。湖畔にはサイクリングロードも整備されているので、自転車を借りて湖畔を散策するのも楽しい。




設備は大充実!



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奥会津ただみの森キャンプ場

営業:5月1日~11月上旬
予約:6月末までは3月1日より、7月1日からは5月10日より随時
テントサイト:50
その他の宿泊施設:21棟
モデル料金:5,600円
施設の老朽化や利用者のニーズの変化を受け、平成30年度より「青少年旅行村いこいの森」の整備作業を開始。スノーピークに「アウトドア拠点整備基本計画」の作成を依頼し、名称も新しくなった。リニューアルに際し、シャワー棟や炊事棟は解体・撤去し、東炊事棟、中央炊事棟を新設。また、テニスコートをイベント広場に、老朽化が目立っていた東バンガローも改修。『モバイルハウス~住箱~』も設置予定だ。ほぼ全域でWi-Fiが使えるのも嬉しい。
テントサイトはオートサイトと、車の横づけ不可のキャンプサイトの2種類。宿泊棟は少人数向きのバンガローから、団体向けの古民家までバリエーションが豊富。そば打ちやピザづくりなど、体験メニューもあり、さまざまな楽しみ方ができる。


宿泊施設も充実!



※モデル料金は大人2人+子ども2人で利用する際の目安です(税込み)。
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霊山こどもの村キャンプ場

豊かな自然が魅力の福島県立自然公園「霊山」の南麓に立地。公園内にはキャンプ場や参加体験型の「遊びと学びのミュージアム」、木工館などがある。
テントサイトは区画オートサイトで全サイト電源(1,500W)付き。サイトの場所を指定して予約することができる。設備は水洗トイレ、炊事棟など。隣接する紅彩館で入浴も可能だ(大人440円、小学生220円)。
コテージはキッチン、バス、トイレ、寝具とすべて揃っていて、別荘のように利用できる。ミュージアムでは地球の不思議な営みを体感できるほか、親子で楽しめるワークショップも開催。
木工館でも不定期だがワークショップを開催している。また、屋外には空中浮遊感覚が楽しいスカイサイクルや足漕ぎ式のサイクル列車など、体を使って楽しめるアトラクションも設置されている。



乗り物も!楽しい~♪

ミュージアムで遊びながら学ぼう!

▼参考記事
宮城県でコテージ宿できる施設
不動尊公園キャンプ場

関東、東北地方に被害をもたらした2019年の台風19号。宮城県丸森町の被害は全国ニュースのトップで紹介されるほど甚大だった。不動尊公園キャンプ場は、東北エリアでは貴重な通年営業。敷地内に本格的なサウナ施設があることで注目度が上がっていたが、場内を流れる内川が氾濫して浸水。サイトの一部が崩落したり、コテージも利用できない状態になるなどした。その後、重機を入れて整地をしたり、コテージを改修するなどして利用できる施設やエリアを整え、段階的に再開。2021年7月にリニューアルオープンし、テントサイト、コテージ、炊事棟、トイレなども滞りなく利用できる状態になった。ただし、河川災害復旧工事がしばらく続くとのことなので、本来の静けさを取り戻すのはもう少し先になりそうだ。



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