
海越しに見える夕焼けやリバーサイドなどの「絶景」キャンプ場や、愛犬と一緒に楽しめる体験型の「絶景」キャンプ場を紹介する。ソト遊びをもっと自由にする「サブスク型」、犬服ブランドがプロデュースする「異業種参入型」や、女性専用もあったりと個性派ぞろいの「個人が開業したキャンプ場」など、「次世代」のキャンプ場もチェック!
※価格などの情報は取材時のものです。最新情報は各キャンプ場でご確認ください。
CONTENTS
千葉県でおすすめのキャンプ場
千葉県でおすすめのキャンプ場
【1】千葉ウシノヒロバ
営業:通年(2月休業)
予約:6か月前より
テントサイト:155
その他の宿泊施設:4棟
モデル料金:9,020円〜
牛が暮らす牧場内のキャンプ場。クラフトなど、子供向けの楽しいプログラムがいっぱい!
「衰退する日本の酪農をデザインの力で支えたい」と、千葉市が運営していた牧場を、デザイン会社Chicabiがリノベーション。育成牧場としての機能は残しつつ、10万㎡の敷地にキャンプ場をオープン。さらに、工作などが楽しめるキッズスペース、地元野菜が並ぶマルシェも整備した。テントサイトは開放感抜群で、車の乗り入れもOK。トイレなどの共有施設に近いファミリー向け、ペットと過ごせるエリア、ソロでゆったり楽しめるエリア、牛舎を眺められるエリアの4つに分かれている。蓄電池を備えたオフグリッドのロッジもおすすめだ。
クラフトなどのワークショップや動物とのふれあい体験なども季節ごとに開催している。都心から車で約60分とアクセスも良好!気軽に里山の自然を楽しむにはもってこいのキャンプ場だ。
開放的なテントサイト。ソロ向けの月額定額プランも実施している。
元気に育つ牛の姿を見学することができる。
エコバッグを作る「植物ハントとたたき染め」は1,980円。
廃材を活用した「LEDランタン」作りは2,970円。開催日は事前に要確認。
共有施設はセンターハウス付近に集約。清潔な炊事棟。
トイレは温水洗浄便座付き。
シャワーは事前予約制だ。
ロッジは4人用と8人用の2種類。
扉が大きく開くのが特徴で、外との一体感が楽しめる。
▼参考記事
【2】富崎館キャンプ場
老舗民宿の跡地を食堂&キャンプ場に再生!
房総半島の南端に位置するのどかな港町に立地。もとは明治から続く民宿だったが、2019年の台風15号で被災。歴史ある富崎館の火を消したくないと、父娘で奮闘し、2022年2月に民宿跡地にキャンプ場と食堂をオープンした。テントサイトは5サイトのみで、オーシャンビュー、ソロ・デュオ向きなど、それぞれ特徴が異なっている。食堂は地魚が自慢で、金・土曜日は昼食も夕食もOK。目の前は釣りで人気の布良漁港、また、サーフィンを楽しめる平砂浦海岸までは車で3分と、遊びの環境も申し分ない。
5サイトのうち1サイトのみクルマの乗り入れが可能。
太平洋を一望できる高台に立地。
共有の展望デッキもある。設備はトイレ、水場、無料のシャワーと、必要十分。
いちばん人気の地魚のフライ定食。1,100円。
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【3】The Camp
営業:通年
予約:3か月前の1日より
テントサイト:8
その他の宿泊施設:
モデル料金:10,000円〜
ホテルの敷地内にあるハイブリッド・キャンプ場
温泉宿「たてやま温泉 千里の風」の広大なガーデンスペースを活用して2020年に誕生。2024年11月からは全区画に車両乗り入れが可能になった。サイトはオートワイド区画(14m×10m)とオートレギュラー区画(12m×10m)の2種類。
8組限定で1区画が広いので、ゆったりとした時間が過ごせる。ホテルの敷地内にあるだけに、ビュッフェスタイルの夕食や朝食、露天風呂なども利用OK(要予約)。徒歩5分ほどの平砂浦海岸では釣りやサーフィンなども楽しめ、マリンスポーツの基地としてもおすすめだ。
宿泊はテント、食事はホテルなど、ハイブリッド・キャンプが楽しめる。
1区画は120㎡~140㎡。電源付き。
炊事場では温水が利用できる。トイレはホテル内にある。
温泉入浴料金は大人1,000円~、子供500円~。
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【4】きさらづCAMP ORGANIC FIELD in みたて
営業:通年
テントサイト:30
その他の宿泊施設:3棟
モデル料金:6,600円
海越しに見える夕焼けの美しさは必見
広大な金田みたて海岸潮干狩り場に位置する。都心から約1時間というアクセスの良さながら、抜群のロケーションで、東京湾アクアラインや海ほたる、富士山を望むことができる。とくに海越しの夕焼けがおすすめ。
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【5】一番星ヴィレッジ
海外の絵本から飛び出したような別世界が広がる!
広大な牧草地には、夜になるとライトアップされる大きなケヤキのシンボルツリー。また、海外の絵本に出てきそうなツリーハウスなど、東京から車で約70分とは思えない、別世界の景色を楽しめる。
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【6】リキャンプ館山
営業:通年(水木定休)
テントサイト:147
その他の宿泊施設:2棟
モデル料金:6,600円〜
メールアドレス:yoyaku-tateyama@recamp.co.jp
南国リゾート気分に浸れるオープンフィールド
ヤシの木が立ち並び、まるで南国リゾートのような開放感が魅力。徒歩5分で平砂浦海岸に出ることができ、場内の高台からは海を眺めることも可能だ。キッズスペースもあり、ファミキャンにも最適!
▼参考記事
【7】ドッグデプトガーデンリゾート安房白浜

リノベした米国から輸入したトレーラーに泊まれる。
犬服ブランドがプロデュース!ドッグファーストで口コミNo.1の犬連れキャンプ場!
房総半島最南端、徒歩0分でプライベート感満点のビーチという抜群のロケーションに加え、ドッグデプトが手がけるだけあって、とにかく犬ファースト。3種類のオートサイトとトレーラーサイトはともにすべて柵で囲われ、飼い主はなんの不安もなくリードから離せる。足元は除草剤不使用のウッドチップを敷く。各サイトには水道があり、水場を往復せずに済むので、心置きなく犬との時間を過ごせる。
ロケーションや施設が整ったキャンプ場は珍しくなくなったが、人気を決定づけているのがスタッフのホスピタリティーだ。快適な空間とサービスのために、管理人の鈴木さんは、ニコニコと休むことなく動き続ける。
「人が集まり、楽しんでいる姿を見るのが好きなんです」
施設の充実度とスタッフの人柄が、常連客の多さを物語る。
こんな会社が運営!
ドッグデプト

犬をモチーフにした人用のウェアやドッググッズを手がけ、犬との楽しい生活を提案。カフェやドッグランに続き、待望のキャンプ場を設立。

管理人 鈴木草太さん
西隣にあった「白浜フラワーパーク」で管理人を務めたのち、閉鎖とともに現職。ホスピタリティ溢れる人柄を慕って、当時の常連が今も訪れる。「風景を楽しんで!」

ペットと泊まれるトレーラーもある。すべてオーシャンビューのデッキ付き。贅沢だ!

サイズは2種類展開。エアコン、TV、コンロと冷蔵庫、シャワー、トイレ完備と豪華な作り。

室内奥にドッグケージが用意され、持ち込む必要はない。ふかふかなクッションで快適。
「あるといいな」がすべてある

全サイトは柵で完全に囲われているため、安心してリードを放せる。犬も大喜び。

徒歩0分でプライベート感満載のロックビーチ。遠浅の岩場なので水際遊びも◎。

オリジナルフードの試食ができる。品質にこだわり、海外に特注した自慢のもの。

冬はホットカーペット、夏は保冷剤など季節別のレンタルサービスもあり。

アッシュ(中央)、カイル(左)、エイト(右)の3匹と愛知から来た伊藤さん。

ミニチュアダックスフントのむぎが、生まれたころから通う常連の市岡さん。
このキャンプ場のこだわり3か条
- 犬が快適に過ごせることを最優先
- スタッフの人柄が人を呼ぶ
- 犬好き&キャンプ好きの仲間が見つかる
▼参考記事
【8】ogawa GRAND lodge FIELD
営業:通年
予約:随時
テントサイト:35+フリーサイト
モデル料金:7,000円〜(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
私たちが体験してきました!
ライター 佐藤旅宇ファミリー

自転車など、タイヤの付いた乗り物と旅を愛するライター。30年モノの日産ラルゴに家族を乗せ、猫が多いことで有名な香川県の佐柳島までロードトリップしたことも。
アウトドアブランド・ogawa初の直営フィールド!
千葉県柏市といえば、大手アウトドアチェーンやアウトドアブランドが多く入る商業施設があり、関東有数のアウトドアの集積地。そんな場所に、2022年7月アウトドアブランドのogawaが運営するキャンプ場「ogawa GRAND lodge FIELD」がオープン。1万7,000坪にも及ぶ広大なゴルフ場の跡地を整備した。
車だと都心から1時間少々。こんな近場に緑豊かなフィールドが広がっているという。うむむ、これは一度試してみなければ。妻と遊び盛りの子供3人を連れて、早速キャンプをしてきた!
常磐自動車道を柏ICで降り、国道16号線を千葉方面へ。この道は大型商業施設が立ち並ぶ賑やかな幹線道路だが、10分ほど走ってキャンプ場へ続く県道に入ると周囲の風景は一変。畑が広がるのどかな景色に。
満を持してオープンした快適性MAXな施設作り
その1
ゴルフ場の芝生を存分に生かした気持ちいいサイト

キャンプサイトは裸足でも過ごせそうなふかふかの天然芝。バンカーや池、敷地を囲う防球ネットなどもそのまま残されている。

開放的なサイトは元ゴルフ場ならでは。グリーンだった場所にテントを張り、フェアウェイを駆け回って遊べる。「全力で走って楽しめちゃう!」

バンクに向かってジャーンプ!
「SDGs的な観点から、なるべく大きな工事を行なわずキャンプ場へとリノベーションしました。ゴルフ場のシンボル的な存在である防球ネットも、あえて残してあります」
そう語ってくれたのは支配人を務める小室さん。早速、受付を済ませてテントサイトへ移動すると……おお~、まさにゴルフ場そのものだ。ティーグラウンドやグリーンははっきりと面影を残しているし、砂こそ撤去されているものの、バンカーの窪みもそのまま。結構な落差で、子供たちの格好の遊び場となりそうだ。全体的に芝の状態がとても良く、マットを敷かなくても快眠できそうなほど柔らかい。空を広く見渡せる開放的な空間で、よく晴れた夜なら満天の星が見られそうだ。
その2
ogawaのほぼ全ラインナップをじかに見られる

受付を行なうセンターハウスはogawaのコンセプトストアも兼ねている。製品を手に取りながら購入できる。
支配人 小室徳之さん

ogawa製品の企画やデザインも手がける、キャンプギアのエキスパート。「新商品も 体験してください」

テントの中はどうなってるの?

レンタルテントは充実の品ぞろえ。今回は「オーナーロッジ タイプ52R T/C」を借りた。展示も実施中。
創業100年を超える老舗アウトドアブランドが手掛けているだけあって、テントやタープなどの充実したレンタル品が光る。そして、各スタッフさんがキャンプを熟知したプロフェッショナルという点も高ポイントだ。もし気になっているogawaのテントがあれば、事前に連絡を入れることをおすすめする。なんと、来場までにサンプルを設営・展示してくれるサービスを行なっているのだ。
さらに特筆したいのが、冬のアクティビティーとしてイチゴ農園が併設されており、ファミリーで収穫体験ができること。ゴールデンウィーク頃まで楽しめるので、ぜひお試しあれ!
その3
季節限定「イチゴ農園」で子供と一緒に果実狩り

冬から春にかけてイチゴ狩りも楽しめる。紅ほっぺをはじめ、3品種を栽培しており、どれも大きく甘い!

めっちゃ美味しい!
サウナとデッキサイトは鋭意整備中

タレントの清水国明さんが整備を手掛けている林間サイト。ウッドデッキにテントが常設される予定とか。

シャワー室を備えたサウナもオープン予定。デッキで外気浴も楽しめる。
このキャンプ場のこだわり3か条
- 都市部からアクセスしやすいのに緑が豊か
- ゴルフ場の地形を活かし魅力的なキャンプ場に
- ブランドのサービスを惜しげもなく提供
▼参考記事
【9】しげキャン
営業:通年
予約:随時
テントサイト:15
モデル料金:8,000円〜
メールアドレス:robamaru@jinriki.net
間伐材サウナにBARまで!ファミリーやソロもゆったり
千葉のローカル路線として人気の小湊鐵道。キハ40形のディーゼルカーにゴトゴト揺られて降り立ったのは、終着の上総中野駅だ(この先も線路は続いているが、いすみ鉄道となる)。乗客全員が車体前方に集まり、青空に映える朱色の車体を写真に収めた。この「乗り」だけを目的にしても十分。しかし、真なる行き先は駅から徒歩5分の場所にあるキャンプ場だ。
ノンフィクション作家の中山茂大さんがオーナーのしげキャンが、2022年5月にオープン。なんでも農地として使われていた場所をキャンプ場にしたという。
作ったのはこの人!
ノンフィクション作家
中山茂大さん

北海道出身。キャンプ場のある千葉県夷隅郡と東京都奥多摩との二拠点生活中。DIYや紀行の執筆多数、ヒグマについての近著『神々の復讐』(講談社)が話題だ。
「母がここで農業をしていたのですが、認知症を患って使わなくなっていました。時々草刈りなど手入れをしに来ていましたが、ふとキャンプ場にしようと思い立ったんです。そこからひとりでコツコツ整地を始めました。いまも一部造成中なんです」
と中山さん。法律上、農地として登録している土地を他の目的で使う場合は手続きが必要だ。転用の手続きは煩雑とも聞くが。
「そうでもなかったですよ。この辺りも過疎化が進んでいますし、遊休地が増えてしまう事情もあるのだと思います。活用されて地域に貢献できるほうがいいですしね。いつだったか鉄道会社の方も視察に来られました。この周辺には、キャンプ場がいくつかオープンしているんです」
自然の中のプライベート空間

キャンプ場の周りは木に囲まれて外は見えない。お堀のように川も流れており、キャンプ施設は城のようだ。
自らの手で理想の地を作る!

キャンプ場にしようと思い立ってからひとり地道に整地に励んだ中山さん。ときには重機で大きな木を撤去。
場所は駅チカながら、周りを木と川に隔てられているのでプライベート感が高い。販売している薪は、買い足した土地から伐採、あと10年はいけるかな? とのこと。キャンプ場の施設はどれも中山さんのお手製。ただ、敷地内にあるサウナだけは地域おこし協力隊が作ったもの。
「若き林業家のふたりでサウナエン(sauna_en)というコンビがいるのですが、彼らがサウナ小屋を作れる場所を探していました。そこで川のすぐ近くに作ってもらうことにしたんです」
キャンプ場利用者であれば、事前予約で90分貸し切り、ワンドリンク付きで1人2,800円で利用可能。クールダウンは川で。
当初は知り合いだけの内輪キャンプ場を考えていた中山さん。「知らない人を迎え入れるのは緊張しましたが、みなさんいい方ばかりで助かっています」
夜になるとあちこちで灯るテントの明かり。それを眺めながらお酒を飲むのが、至福のひと時だと嬉しそうに笑った。
車窓を楽しみながら電車で来られる

最寄りは小湊鐵道上総中野駅。駅前の通りを歩く。食事処や郵便局がぽつぽつと、穏やかな街並み。徒歩圏内で食材を買える店はないので事前に準備して行こう。

薪はキャンプ場で販売しており、薪割り器もある。焚き火台は必要なので持参しよう。

山盛りで1,000円!「わ~い♪」(ライター須藤)

看板猫のマルちゃん

放し飼い(小屋もある)のニワトリたち。目覚まし時計は不要ですゾ。
お手製のキャンプ場はいまも増設中

水場を兼ねたくつろぎスペース。すぐ脇には共有のかまども。写真右奥の小屋はアイリッシュバーで夕方になるとオープンする。ここで飲む生ビールは最高!

共有かまどではピザも焼ける。炭火で焼くと、なんと美味しいことか。熱々ピザで乾杯だ。

建材にならなかった県内の木材を使用したサウナ。地域おこし協力隊の若き林業家が制作!

トイレも中山さんの手作り。野っ原に建っているとは思えない内装だ。ここは客室ですか!?
素敵すぎるバーでグラスを傾け語らう

生ビール・地酒・ワイン500円、ウイスキー・ラム500~1,000円などがラインナップ。荷物が持てない徒歩キャンパーには嬉しい。中山さんの著作もそろう。
このキャンプ場のこだわり3か条
- あるものを最大限活用したサステイナブルな場作り
- 少人数の利用で自然と心地よく過ごせる雰囲気に
- オーナー自身も楽しみながらキャンプ場を造成&運営する
▼参考記事
【10】中野屋 haconiwa Camp
営業:通年(不定期休業日あり)
予約:随時
テントサイト:1
モデル料金:16,500円〜
“囲まれ感”に癒やされる庭キャンプ
中野屋は、古民家を再生した貸別荘。茅ぶきの純和風建築は明治時代のもので、国の有形文化財に登録されている。ハコニワキャンプは、その美しい庭にある貸し切り空間だ。
400年以上続く家系で、もはや何代目かもわからないという管理人の潮田夫婦はキャンプが趣味。カップルが珍しかったころは家族連ればかりのキャンプ場でどこか引け目を感じていた。離島も好きだったが気軽には行けないため、「試しに」庭にテントを張ってみたところ、これが意外といい感じだったとか。ハコニワキャンプは、こうして生まれた。
箱庭とは言い得て妙。ここには適度な“囲まれ感”があって、いつものキャンプとは少し違う、落ち着いた時間が流れている。たとえば、気の置けない友人や家族と人目を気にせずキャンプしたい人とか、静かな時間を求める人には、とてもおすすめ。「自然」ではなく、自分自身と向き合うかのような時間が過ごせる。
囲炉裏も使える団らん体験

敷地に入ると堂々たる母屋が正面に現われる。キャンプ場とは別で要予約、こちらも宿泊可能。

中野屋に生まれた潮田武雄は造園を学び、1907年に渡米。アメリカで多くの日本庭園を手がけ、「News week日本版」の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた。
丁寧に作られたプライベートサイト

サイトの一角にあるハットも利用可。靴のまま入れる土間と、大人3人が寝られる小上がりがある。テント泊が不安な人も安心。

手入れが行き届いた高麗芝で、5月の連休ころには緑色になる。素足になりたい、寝転びたい!

水道は2口。シンクは常にピカピカに磨かれ、オーナーの愛情が伝わる。

6人でゆったり使えるガゼボ(あずまや)。雨が降っても大丈夫。

庭からの景色。周囲の民家とは距離があり、プライベート感がある。

マスコットは白猫と三毛猫の2匹。「ぜひ来てニャ」
このキャンプ場のこだわり3か条
- 小さな庭でこじんまりとキャンプができる
- 昔ながらの生活体験が可能!有形文化財の母屋がある
- 隅々まで手入れされた愛情たっぷりのサイト
▼参考記事
【11】キャンプマナビス

棚田型の森サイトは芝生と砂利、ウッドデッキの3パターン。電源サイトもある。
子供の健やかな成長をテーマにオープン
太平洋と小高い山へ続く森という2つの自然を満喫できるユニークな立地が魅力。運営は「河合塾マナビス」の子会社。企業理念である「すべてはお子様たちの健やかな成長のために」をテーマに子供が五感をフルに使う体験を用意。体験型イベントも展開予定だ。家族で利用することを考え設備を充実させているので、初めての人も安心。

施設内に源泉かけ流し露天風呂がある。
▼参考記事
【12】野営&ブッシュクラフト野営人
秘境感漂う広大なフィールド
設置箇所を自由に選べるフリー野営サイト。秘境感漂う広大なフィールドになっていて、利用者は自分のスタイルに合った場所にテントを張っていい。場内に落ちている木や落ち葉は利用OKで、焚き付けやトライポッドを作ったりと、ブッシュクラフトが楽しめる。温水洗浄便座付きトイレやシャワー完備なのもうれしい。2023年春にオープン。
サイトは川に面している。落ちている木などを利用してタープを張ってもいい。
▼参考記事
【13】CAMPiece 君津

自然に囲まれた校庭は夜もすごく静か。星空も申し分なし!
営業:通年(繁忙期以外月〜木曜休)
予約:3か月前より
テントサイト:28
モデル料金:4,400円〜
校舎内も使用可能で運動会開催もできる

校舎内は入室自由。体育館には玉入れなどの遊具も置かれる。
廃校を利用した施設でテントサイトは校庭。校舎内には自由に入れるので、ホールでピアノを演奏したり、視聴覚室をシアタールームとして利用することも可能(要予約)。運営が運動会を企画する会社のため、倉庫には玉入れや綱引き、大玉などの道具があり、要望があれば、校庭や体育館で運動会も開催できる。ノスタルジックな雰囲気で過ごすキャンプは格別だ。
▼参考記事
【14】CAMPかぐや

なんとも日本らしいキャンプ風景。竹林キャンプは絵になる。
竹林を整備して誕生!

切り出した竹を活用した竹細工などにチャレンジ!
全国で放置竹林が問題となっているが、こちらはそんな竹林の景観を残しつつ整備したキャンプ場で、2023年4月にオープン。竹に囲まれたサイトはプライベート感があり、自分のペースで過ごせる。現在も整備が続く敷地内には竹製滑り台、竹製の明かりボールも設置され、竹の魅力を再認識できる。親子で参加してみては?
【15】ゴールドマウンテンオートキャンプ場

ドッグフリーサイトには、レンガチップが敷き詰められている。
電源付きドッグランサイトが充実!

トレーラー付きのプレミアムサイトもある。
2022年3月にオープンした設備充実型キャンプ場。なかでも人気なのは、レンガチップを敷き詰めた大小10サイトある、電源付きのドッグフリーサイト。トイレ棟近くにはペット専用の足洗い場があり、温水シャワーまで備わっている。設備はお湯の出る炊事棟、温水洗浄便座付きトイレ、女優ライト付き洗面台(女性のみ)など。犬連れキャンプ初心者も安心して利用できる。
▼参考記事
埼玉県でおすすめのキャンプ場
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【1】ELL’S PARK 長瀞
埼玉県の長瀞町に、豊かな自然の中で愛犬とアウトドア体験を楽しむことができるアウトドア複合施設「ELL’S PARK(エルズパーク)」がオープンした。
飼い主として悔いのないように「愛犬のためにできること」はしてあげたい――。そんな思いから誕生したというこの施設は、犬と飼い主が濃密な時間を過ごせる場所を目指しているのだという。
コンセプトは「with dog 〜バディになろうぜ〜」

ブランドネームの由来となったゴールデンレトリーバー「エル」。
「ELL’S PARK 長瀞」は、4つのエリアで構成された犬連れ専用アウトドア複合施設だ。
飼い主にとって愛犬は、家族であり、友人であり、相棒であり、人生の大切なパートナーだ。この施設が誕生した背景には、「愛犬が長瀞の豊かな自然環境の中で思い切り遊び、楽しく過ごすことができるような場所を提供したい」「アウトドア体験を通して、愛犬との絆を育んでほしい」という思いがあったという。

人生の大切なパートナーである愛犬。

飼い主と愛犬が「絆を育む」ことができる場所・体験価値を提供。
すべてのエリアで愛犬と楽しく快適に過ごせ、愛犬にも飼い主にも安心して過ごすことができるドッグフレンドリーな環境となっている。
※ドッグランエリアは2次工事のため、2025年オープン予定。
エルズパーク長瀞、特徴は5つ
秩父鉄道・長瀞駅より徒歩約15分、車の場合は関越自動車道・花園ICより国道140号を秩父方面へ約30分という立地にあるエルズパーク長瀞。その特徴を5つ、整理して紹介しよう。
1、犬好きスタッフたちのこだわりが詰まった施設・サービス
事業構想から施設創り、提供サービスの内容まで、犬好きのスタッフたちがすべてに携わっていて、かけがえのない愛犬との時間をより幸せに過ごすための空間やサービスが準備されている。
また、地元の動物病院と提携。愛犬の体調不良などのトラブルにも対応できるような体制も整えてあり、安心・安全を特に意識した施設・環境づくりにこだわっている。
※提携クリニック:ながとろペットクリニック

愛犬と添い寝OK。

愛犬の洗い場。各所のリードフック。

施設ごとに2重扉を設置。

POOP BOXを各所に設置。
2、海外でもトレンド、プライベートドッグラン付きトレーラーハウス

全部で7棟になるトレーラーハウス。
全部で7棟になるトレーラーハウスは利用方法に合わせて4タイプが準備されている。
・1棟限定、プライベートエリアでのサウナ・水風呂付きトレーラーハウス(推奨人数:〜4名)
・サウナ・水風呂付きトレーラーハウス(推奨人数:〜4名)1棟
・屋上テラス付きトレーラーハウス(推奨人数:〜2名)2棟
・ベーシックタイプのトレーラーハウス(推奨人数:〜4名)3棟
トレーラーハウスはアメリカを中心に海外でもトレンドとなっていて、住居としても購入されているのだそう。
いつもと同じように整った環境の中で、愛犬と非日常な体験をしたい、愛犬とのアウトドア・旅行に慣れていないなど、初めてでも安心して使えるように、設備・アメニティも完備してある。

1棟限定・プライベートエリア。

サウナ・水風呂。

屋上テラス。

愛犬と添い寝OKなベッドルーム。

各棟にプロジェクター(Aladdin)を完備。

棟ごとに変わるルームテーマ。
3、関東最大級、ノーリードで過ごすことができる広大なキャンプサイト

長瀞の山々に囲まれた緑豊かなロケーション。

広々とした開放感のある柵付き芝生サイト。
最大で600平方メートルとなるオートキャンプサイトは関東最大級の広さ。
柵に囲まれていることからドッグランとしての機能も兼ねながら、安心して愛犬とキャンプを楽しむことができる。
大型タイプ:600平方メートル/テント3張りまで設営可能 計3サイト
通常タイプ:470平方メートル/テント2張りまで設営可能 計4サイト
※車は各サイト1台までが乗り入れ可能(2台以上の場合は、別途駐車場が利用できる)
※キャンプ初心者、荷物が多くなりがちなファミリー利用者など、希望に応じて手ぶらでキャンププランも用意。オプションでスタッフによる事前の設営も可能。
4、愛犬への想いが詰まった犬連れOKのカフェ&バル「Poteto&Cheese」

Poteto&Cheeseにも愛犬とのエピソードが詰まっている。

秩父味噌を使ったオリジナルカレーなど、長瀞の名産を使用したメニューが準備されている。
地元の人でも利用できるカフェ&バルでは、地元の食材をふんだんに使った料理を堪能できる。また、アルコール提供もあり、バーとしての利用も可。
愛犬と一緒にのんびりとした時間を共有できるようなドッグフレンドリーな飲食空間となっている。
5、長瀞町との提携で、長瀞町周辺でのさまざまな体験
長瀞町は知る人ぞ知る、ドッグフレンドリーな町。
また、ELL’S PARK 長瀞は犬連れ専用施設を提供するからこそ、地域でのマナーの徹底、定期的な清掃活動、地元の飲食店や施設との連携を行い、地域にも根付いた活動を通してペットツーリズムを通じた町興しを目指している。
施設単体での非日常体験だけではなく、長瀞町と共に「愛犬と一緒にまたきたくなる場所」として取り組んでいる。
愛犬とともに過ごす時間を大切に
愛犬と共に過ごすことができる時間は限られていて、だからこそ、一日一日がかけがえのない時間となる。家族で大切な時間を共有する体験を味わってみよう。
▼参考記事
【2】KALオートガーデン-DOG friendly-
営業:通年*火曜・水曜休み(祝日または祝前日の場合は営業)
予約:2か月前の1日より
テントサイト:22
モデル料金:2,500円
ドッグフレンドリーをテーマに大改造!西部開拓時代のテーマパークのような雰囲気もGOOD!
2022年10月に車遊びを楽しめるキャンプ場として開業したが、利用者に犬連れキャンパーが多かったことから方向転換。
「ドッグフリーサイトを新設し、人気だった電源サイトも拡張し、サイトも広くして……。隣接する敷地に広いドッグランも作りました。2024年9月に再オープンしましたが、場内の雰囲気もアメリカ西部開拓時代をイメージしたウエスタン調に変えました」とオーナーの長總優輝さん。
ハード面だけでなく、サービス内容もアップグレードした。なかでもユニークなのは受付の横にある「ウェルカムブース」。中ではウェルカムドリンクを楽しめるほか、アメニティーとして歯ブラシ、スポンジ、ドリップコーヒーを無料提供。テントで遊べるボードゲームなども並ぶ。
料金体系もユニークで、月曜日&木曜日なら大人2名、2,999円で泊まれる。「炊事場でお湯が使えなかったり、トイレの数が少なかったり、ご不便をおかけすることもあるので、ホテルを意識したホスピタリティーでカバーしています」と長總さん。関越自動車道・東松山ICから約15分。ホームセンターやスーパーも近く、思い立ったら気軽に利用できる立地も魅力だ。

楽しいワン!
犬連れキャンパー向けの設備やサービスが充実。住宅は近いが、森に囲まれ静かな雰囲気。
広いドッグラン
広いドッグランも新設。地面にはワンコの足に優しい瓦パウダーが敷き詰められている。
フォトスポットも設置。かわいい~。
ワンコのオフ会で利用する人も多い。
テントサイトは7タイプ
受付に近い場所にある電源付きの星空サイト。目隠し用の柵で区画。
奥まった場所にある端っこサイト。全5区画。
ノーリードOKのドッグフリーサイトは全4区画。
タープいらずの屋根付きサイト。全2区画。
充実のサービス
売店などがあるウェルカムブース。
歯ブラシなどのアメニティを無料提供。
ウェルカムドリンクもサービス。
ペット用シャワー。
炊事場など、各所にリードフックがある。
炊事場には環境に配慮した洗剤が自由に使える洗剤バーを設置。
清潔な設備
炊事場のシンクは6つあり、十分。
トイレは女性専用、男女兼用の2つ。掃除が行き届き清潔だ。
▼参考記事
【3】リバーサイド長瀞オートキャンプ場
営業:3月~12月末
テントサイト:80
その他の宿泊施設:32棟
モデル料金:6,200円
自然豊かな荒川を眺めて過ごす贅沢時間
東京湾に注ぐ荒川上流部、長瀞渓谷の岸辺にあり、清流を眺めながら贅沢な時間を過ごせる。広場、ドッグラン、授乳室など、家族連れや犬連れに優しい設備が充実。関越道・花園ICから車で20分とアクセスの良さも人気の理由だ。
▼参考記事
【4】Plum Garden for campers

左/Plum Gardenオーナー の青沢タカユキさん。冒険家であり管理人。山小屋の小屋番の経験あり。西アフリカ単独自転車行、ナイル川単独カヤック行ほか、アラスカ、グリーンランドなど世界を旅する。 右/共同オーナー のkobaさん。都内の企業に勤めつつ、キャンプ場の運営・経理などバックヤードを担当。旅行が趣味で、年始にトレッキング旅に出かけた屋久島にこれからハマりそう。
営業:通年(年末年始、夏不定期休)
予約:2か月前
テントサイト:約9
モデル料金(ソロ):3,000円〜
オフグリッド仕様の“楽園キャンプ場”
お互い大学を1年間休学して世界一周のバックパッカー旅をしていたとき、エジプトで出会ったふたり。すっかり意気投合し、いつか一緒に何かやりたいね、と話していた。その後kobaさんは大学を卒業し、一般企業に就職。青沢さんは冒険家として旅を続けた。
「年イチでしか会わないときもあったけど、なんか関係が続いてて(笑)。で、気軽に人が集まれる場を作りたいね、って話しになったとき、キャンプ場が浮かんだんです」(kobaさん)
オーナーの手作り小物がアクセント

川の対岸にある管理棟。外装など塗装して整えた。

室内には青沢さんの旅道具が並ぶ。

至るところに手作り看板が。

生ゴミはコンポストで肥料にし、

畑にまかれる。
最初は土地を買ってゼロからキャンプ場を作ろうと思ったが融資が下りず、挫折しかけた。そんなとき、小川町のはずれの飯田地域に土地を持つ地主さんに出会い、しばらく使われていなかったプラム果樹園を借りてキャンプ場を作ることになった。
「借りてる土地だから大きい開発はせず、土地にやさしいキャンプ場にしたい、と思って今の形にしました」(青沢さん)
場内は自然環境に配慮したエコな機能を大切に、電気は太陽光で自給するオフグリッドにし、わずか4枚のソーラーパネルで、管理棟の明かりとトイレの照明をまかなっている。トイレはコンポスト仕様、水は近くの湧水をタンクに汲んで運び、場内で剪定したプラムの枝を焚き付け代わりに火をおこす。夜はテントから漏れるわずかな明かりと、焚き火の篝火だけ。シンとしたこの何もなさにハマり、リピーターとなる人が多いという。
「とにかく静かに過ごしてほしいので、サイト間も間隔を空けられるよう、6組限定です。駐車場が広がれば、9組に増やすつもりですが」(kobaさん)
夜を彩るのは、星の明かりと焚き火の炎

対岸に車を停め、リヤカーに荷物を積んでサイトに運ぶ。
プラムの木が点在する場内はすべてフリーサイトで、居心地のいい距離感を保てる。初夏に実るプラムは、キャンパーへの贈り物だ。
「夏季は不定休にして、海外へ旅します。ここは盆地で夏は暑いから、ちょうどいいんです」
と、管理人でもある青沢さんが笑う。そんな旅の体験談を聞きたくて、集まるキャンパーも多いのかもしれない。
「地元の農家さんが定期的に農作物を置き販売するマルシェも好評。とにかく外部から人を呼べる場所にしたい。県外から月100人以上呼べれば、町おこしにもなります」(kobaさん)
ふたりのゲストハウスのような空間に心も癒やされる。
自然の恵みをいただくオフグリッド仕様

電気はソーラーパネルでまかなう。

材木家具屋の地主さんから頂いたカンナ屑を使い、

火をおこす。

地元の建築専攻の大学院生がデザインし、みんなで建てたトイレ。

バイオトイレは排便後、おが屑を入れる。

トイレの奥には壁がなく、自然を感じられるような空間にデザイン。

プライベート感満載の林間サイトも。

場内の道にはすべて木屑が敷かれ、足音を軽減。

炊事場は湧水を利用。

手作り巣箱。

剪定したプラムの枝は着火材に。

薪割りスペースもある。
このキャンプ場のこだわり3か条
- 自然との共生を考えた「何もなさ」がウリ
- 自分たちのライフスタイルを崩さず、無理せず運営
- 地域とタッグを組み、地元の人参加型を目指す
▼参考記事
群馬県でおすすめのキャンプ場
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【1】丸沼高原キャンピングバレイ
営業:6月1日〜11月3日
予約:ネット予約60日前から(電話予約3日前)
テントサイト:200
その他の宿泊施設:シャレー丸沼 20室
モデル料金:6,400円
ワンちゃんも気持ちいい~!高原で爽快なアクティブキャンプ
愛犬と一緒に思い切りソトで遊びたいけれど、この酷暑はワンちゃんにも相当キツい・・・。
そこで標高の高い場所でキャンプ&ハイキングを敢行。気持ちいい風を浴びながら、絶景を望む高原を楽しんできた。犬連れにはうれしい快適なキャンプ体験を紹介する。
標高 1,500m
市街地との温度差 –5度C
私たちが行ってきました!

アソビニスト 鈴木 聡さん& エリス・サラ。ジャズがメインの音楽プロデューサー。いまはセーリングにハマり中。鈴木家で5世代目になるフラットコーテッド・レトリバーの女子2匹は、冷たい豆腐が大好物。

編集 小川 & マロ。ギア好き小川のキャンプの相棒は、散歩が大好きなジャック・ラッセル・テリアのマロ。今回は登山に初挑戦。小川をエサ担当だと思っている。
初登山の愛犬も元気に走る
鈴木さんはボーイスカウトにはじまり、キャンプ歴50年以上の猛者である。趣味も登山、クライミング、ヨットと実に多彩。
鈴:「犬を飼いはじめたころはテント泊でしたが、’98年にこのトレーラーに出会いひと目惚れ。それから25年、キャンプスタイルは変わりましたが、大型犬にも最適なようです」
一方、編集小川はまだまだ犬連れキャンプビギナー。
小:「うちは小型犬だから、一緒にテント泊で十分っす! でも、冬は湯たんぽ代わりになるけど、夏はそうはいかないね♡」
愛犬マロと一緒なので、どこかいつもよりニヤケ顔。とはいえ、犬は汗腺がなくて暑さに弱いため、夏の暑さ対策は必須。
鈴:「夏は最低でも標高1000m以上の高所のキャンプ場を選んでいます。朝夕は10度Cぐらい涼しいですからね。犬に負担をかけずに楽しめる」
小:「え、そんなの気にしたことなかったなー。気をつけなきゃ」
ここ丸沼高原は、さらにロープウェイで山頂に移動すれば、標高2000mで犬連れハイクも堪能できる。
鈴:「夏は普段朝夕しか散歩に行けないけど、木陰に囲まれた登山道なら、日中でも遊べそう」
小:「あ、じゃあマロも登山デビューしてみます!」
ご主人の高揚感が伝わり、犬たちも、そりゃもう大騒ぎ!!
ロープウェイで標高2,000mの楽園へ
犬はゲージに入れるか、専用のキャビンに乗れば、一緒に山頂まで行くことができる。片道約15分。期日限定で、日光白根山山頂駅でキャンプも可能(予約制)。
フィトンチッドを浴びながらシラビソ林で史跡散策ハイク
山頂には、六地蔵や大日如来などの信仰登山の石仏群を巡る史跡散策コースが整備されている。まずは二荒山神社でお参りしてスタート!
亜高山帯地域にのみ育つシラビソ林は、独特の香りでリラックス度満点。苔むした登山道は適度な上り下りがあり、犬連れも楽しめる。
1周約2時間の道のり。森の先から光が差し込むと、犬たちが思わず駆け出す。森を抜けた先は、見晴らし抜群の展望台!
涼テクも紹介
1 サンブロック効果のある虫除けスプレー
毛色が黒い犬は太陽熱を吸収しやすい。そのため、サンブロック効果のある虫除けスプレーをブラシに吹きかけ、散歩前に全身をブラッシングする。毛の退色も防げる。
2 カラダもノドもこまめに水分補給
夏の散歩は通常の2倍の量の水を持参。マロは吸湿速乾性のウェアを着用。暑くなったら水をかけ気化熱で冷やす。エリスとサラは首に凍らせたネックベルトを装着。
いくら高所での散歩とはいえ、太陽が近い分、ひなたに出ると結構暑さを感じる。そんなときは暑さ対策グッズが役立つ。エリスとサラは、首に冷たいネックベルトが欠かせない。
鈴:「大型犬のほうが暑さに弱いですからね。水辺のキャンプもいいけど、河原はダニが多いから避けたいし、意外に水が苦手な犬もいたりするんですよ」
小:「うち、まさにそれです。全然、水に興味なし」
初登山のマロ、途中で疲れてリタイヤするかと思いきや、林内を楽しそうに歩いて行く。緑に囲まれた空間は、どうやら犬にとっても快適なようだ。無事散策コースを完走したら、人間たちはご褒美の足湯とカフェで一服。ちょっと恨めしそうに尻尾フリフリ、飼い主を見上げる3匹。凍らせた犬用のゼリーをおやつに持参するのも手だ。
キャンプ場に戻ったら、夜に備えて焚き火の準備。日が照っている日中は、いくら高原とはいえ日差しを暑く感じるときもあるが、陽が沈むと一気に冷えてくるのだ。温度計を見ると、すでに16度C。思わず上着に手が伸びる。
小:「マロも夜用の服に着替えようね♡ 朝はもっと冷えるから」
なんとなーくわかってきた。要は、人間の子供と変わらない。犬を飼うなら、親バカになるぐらいがちょうどいいのだ。
山歩きのご褒美は最高の眺望

百名山が10座も見えるよ!
日本百名山の武尊山、苗場山、谷川岳、尾瀬至仏山などを見渡すことができる。下を見ると、スキー場中腹にあるキャンプ場も望める。
高山植物探しも楽しい
さまざまな高山植物を観察できる1周45分の自然散策コースも整備。樹木の名前を当てるゲームも楽しめる。
天空の足湯で疲れを癒やす
山頂駅に戻ったら、無料の“天空の足湯”へ。日光白根山の伏流水が使われており、足の汗を流すだけで、リフレッシュできる。
日光白根山を眺めつつランチを頰張る
山頂駅のカフェでは軽食やスイーツも食べられる。雲に隠れてしまうことが多いといわれる日光白根山の山頂を眺めながら、のんびり休憩できた。
愛犬と夕陽を眺めるのも乙なもの

これだけ涼しいと 快眠できますね。
高所だと蚊がいなくて快適だが、ブヨには要注意。涼しくて快眠できるものの、日が昇ると同時に散歩へ行こうと犬たちに起こされる。
さらに涼テクを紹介!
3 小型犬は環境に合わせて洋服チェンジ

汚れ防止。
小型犬は体が冷えやすく、毛が長い犬種は汚れが付きやすい。夜は防寒着、夕方と早朝は露による汚れ防止のウェアを着るのが◎。

防寒着。
4 シエスタには冷感マットとメッシュコット
コットは地面と体の間の通気性が良くなり熱がこもりにくくなる。特にメッシュタイプがいい。体を直に冷やせる冷却マットも有効。
5 冷たい食べ物で夏バテ防止
夏場はスープが多めのフードや、水を混ぜて与えるのがいい。水分が多く体を冷やすキュウリやトマト、ズッキーニなども効果的。
群馬県 丸沼高原キャンピングバレイってこんなところ
夏限定の遊びも盛りだくさん!
初級、中級、上級と3つのコース(ジップライン含む)に分かれたツリーアドベンチャーや、全長400m最大斜度15度のサマーゲレンデ、全長800m最高速度40km/hのサマールージュを楽しめる。一日の疲れは座禅温泉で癒やそう。
犬連れ避暑キャンを楽しむコツ
- 1,000m以上の高所を選ぶ
- こまめな水分補給を!
- 暑さ対策を徹底する
▼参考記事
【2】北軽井沢スウィートグラス
営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:約100
その他の宿泊施設:約50棟
モデル料金:5,500円〜
山の整備の際に出た木材を加工し、無料で提供!
開設30周年を迎えた人気キャンプ場。ファミリーから犬連れ、ソロまで、テントサイトのバリエーションは多彩だ。宿泊棟もさまざまなタイプがそろっていて、全棟に薪ストーブが設置されている。こちらでは山の保全活動にも力を入れていて、森を更新するために切り出された小径木や太い枝を短時間で自然乾燥するように短くカットし、「コロ薪」として無料で提供している。薪を割ったり運んだりする道具があるのも嬉しい。コロ薪は焚き火台でも薪ストーブでも利用OK。安全に楽しく火と戯れよう。
雄大な浅間山を望む浅間ビューサイト。
常設タープの下に焚き火炉&薪ストーブが設置された狼煙サイト。
宿泊棟全棟に薪ストーブが設置されている。
コロ薪ステーション。使い放題だが、余った薪は返却のこと。
▼参考記事
【3】野反湖キャンプ場

野反湖は周囲12kmのダム湖。釣りや登山など、大自然の中で存分に遊ぼう。
営業:5月1日~11月上旬
予約:随時
テントサイト:120
その他の宿泊施設:45棟
モデル料金:4,840円~
2,000m級の山々を眺めながら湖畔でのんびり
2,000m級の山々に囲まれ“天空の湖”といわれる野反湖畔に立地。初夏から初秋にかけは300種類以上の高山植物が湖畔を彩る。テントサイトへは車の乗り入れができないため、リヤカーに荷物を載せてエッチラオッチラ。800mの道のりの先には絶景が待っている。炊事場、水洗トイレ、ランドリーなど、設備は十分。
バンガローエリアは車の乗り入れ可。7,500円~。
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【4】尾瀬いわくらキャンプ場

開放感抜群のフリーサイト。荷物の搬入出時はサイト付近まで車で行ける。
営業:4月~11月
予約:3か月前の1日より
テントサイト:約70
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:9,800円~
スキー場のゲレンデが広々テントサイトに!
手入れが行き届いた開放的な芝生のフリーサイトがメインだが、電源付きオートサイトも5区画ある。フリーサイトは広大で、満サイトでも窮屈感がなく快適。温水洗浄便座付きトイレ、給湯器付き炊事場など、設備は充実。隣接するホテル内の温泉を割引料金で利用できるのもいい。
ホテルの温泉。宿泊者は大人600円、子供400円。
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【5】グリーンパークふきわれ
営業:通年
テントサイト:約70
その他の宿泊施設:9棟
モデル料金:5,800円~(大人2名+子供2名+クルマ1台で1泊利用した場合)
利用できるアクティビティ:ソリ遊び、雪合戦
レンタルギア:ソリ、雪玉製造機
冬季割引あり。宿泊棟の利用もOK!
細やかなサービスで人気。例年、3月上旬ごろまでは積雪がある。初心者向けの冬季対応手ぶらキャンププランのほか、トレーラーハウスやキャビンに泊まるプランもあり、小さな子連れのファミリーも安心だ。数は多くないが、ソリやおもちゃの雪玉製造機の貸し出しもある。冬季限定で薪使い放題プランを提供(1,500円)。
▼参考記事
【6】THE FIVE RIVERS FINE GLAMPING 群馬白沢

気持ちいい ワンッ!
営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:28
その他の宿泊施設:6棟
モデル料金:3,000円〜
キャンプもグランピングも!愛犬といっしょにアウトドアライフを満喫!
2022年にオープンしたキャンプとグランピングを体験できる複合施設。オートサイトは28サイトあるが、全サイトが小川や自然の清流の近くにレイアウトされていて、2ルームテントを張っても余裕の広さが確保されている。
うちドッグフリーサイトは10区画で、面積は220~320㎡と広々。サイト内に車を2台まで停められ、電源が付属しているサイトも4区画ある。近くには共用のドッグランがあり、清流で水遊びもできるので、ワンコも大喜びだ。
リードは必須だが、電源のないオートサイトでもペットを受け入れている。グランピングドームは全6棟で、うち2棟は専用ドッグランが付属する。また、新しいだけに設備は十分。炊事棟ではお湯が使え、トイレやシャワーも清潔だ。尾瀬へも車で40分ほどなので、観光のベースとしてもGOOD。
広いドッグフリーサイトにワンコも大満足。水遊びOKの清流があるのもうれしい。ドッグフリーサイトは定員6名。犬は3頭まで無料。
サイト近くには小川が流れ、せせらぎが耳に心地よい。
設備はピカピカ
キャンパー専用のバレルサウナ。温まったら清流白沢川で冷水浴。2~4名で利用できる。1人3,500円~。
設備は新しくて清潔。
レセプションはホテルのよう。
専用ドッグラン付き!グランピングも
キャンプサイトの奥にグランピングエリアが設けられている。6棟のうち2棟に専用ドッグランが付属。
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【7】わんキャンドッグラン&キャンプ
営業:通年
予約:随時
テントサイト:10
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:3,850円〜
リード不要のプライベートサイトが人気!
ゲートを閉じればリード不要になるプライベートサイト(11m×10m)が6サイト、プライベートビッグサイト(11m×20m)が1サイトある(9,350円〜)。各サイトに水場と電源が付属し、車も乗り入れ可能。定員は決まっているが、臨機応変に対応しているので、予約時に相談しよう。リードは必要だが、一般フリーサイトも犬連れOKだ。
設備は温水の出る炊事場、ワンコ専用温水足洗い場など。場内には600坪のドッグランが3か所あるが、宿泊者は無料で利用できる。専属トレーナーが常駐しているので心強い。
大・中・小型犬別にドッグランを整備。アジリティー(障害物)も設置されている。
一般フリーサイトは3サイト。3,850円。
共有の炊事棟では温水を利用できる。
▼参考記事
【8】谷川岳山麓オートキャンプ場
営業:4月下旬~11月中旬
テントサイト:32
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:5,000円
メールアドレス:info@tanigawadake-camp.com
岳人憧れの山麓地で瞬く星を見上げる
百名山・谷川岳の麓に位置し、近くには湯檜曽川が流れる(水遊び可能)。そばに人家はないエリアで星空を見るには最適。山深いが温泉やスーパー、水上ICまでは車で5〜20分圏内だ。
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【9】OZE-HOSHISORA GLAMPING&CAMP RESORT
営業:5月中旬~10月中旬
テントサイト:71
その他の宿泊施設:40棟
モデル料金:7,300円~
空に近いから眺望や夜空が別世界
標高1,500mの山頂から見渡せる山々の景色は、日常では味わえない天空の世界。尾瀬国立公園の玄関口、群馬県片品村にあるので、ブナや白樺、天然記念物に指定されているレンゲツツジの群落など、豊かな自然環境も魅力だ。
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【10】DOAI VILLAGE

白いマシュマロのような外観のインスタントハウスは厳しい自然に適応した快適な造り。
営業:通年(天候で変更あり)
予約:2か月前より
テントサイト:8(5〜10月)、6(11〜4月)
モデル料金:84,000円〜(インスタントハウスの場合)
土合駅から徒歩0分のグランピング施設

薪の炎で90度Cまで熱したサウナ。
谷川岳の麓、JR上越線土合駅の下りホームは地下深くのトンネルにあり、地上まで486段の階段を登る。日本一のモグラ駅の愛称で鉄道ファンや登山愛好家に有名だ。その無人駅の敷地を活用してグランピング施設をオープン。今は使われていない切符売り場や駅務室は、カフェ「駅茶mogura」として活用されている。本場フィンランド式のサウナもある。
▼参考記事
栃木県でおすすめのキャンプ場
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【1】まなかの森キャンプ&リゾート
営業:通年
予約:随時
テントサイト:200
その他の宿泊施設:9棟+2部屋
モデル料金:6,600円〜
ソロ料金:4,400円〜
なんでも揃っている、あとは楽しむだけのキャンプ場

栃木県日光市にある、木々に囲まれた自然豊かな「まなかの森キャンプ&リゾート」。(写真提供:まなかの森キャンプ&リゾート)
子どもがそろそろ大きくなっちゃうことだし(現在小学5年生と年長)、もう1回キャンプでもやってみようか、ということで「出戻りキャンパー」。珍しく家族でキャンプらしいことをして楽しんだ。紹介するのは、栃木県日光市にある「まなかの森キャンプ&リゾート」。
釣り、BBQ、川遊び、トレッキングなど、いろんな遊びができて、天然温泉まである贅沢なオートキャンプ場だ。
とにかく元気な息子たちを発散させて、私はゆっくりお酒が飲みたい(笑)。そんなこんなで、かなり検索しまくって条件がピタリと合ったのが、お邪魔した「まなかの森キャンプ&リゾート」。栃木県日光市の中心地から、わりとすぐの場所にある。

泊まって、食べて、遊べて、温泉まで入れる、魅力たっぷりのオートキャンプ場。(写真提供:まなかの森キャンプ&リゾート)
なにをして遊べるのか、なぜ私たちが気に入ったのかを一気にご紹介!
1.魚釣り

日光の清流で育ったイワナ、ヤマメ、マスが放流してある2つの池。(写真提供:まなかの森キャンプ&リゾート)
息子ふたりが一番気に入ったアクティビティが「魚釣り」。

仕掛け付きの釣り竿は、その場ですべてレンタル。エサ(練り餌)付きで350円だった。

初心者フィッシャーな私たちなので、1本の釣り竿をみんなで交代で使った。
ちょん!とウキが沈み、竿を上げるともうエサがない。悔しい。でも楽しい。

40分くらいねばって次男が1匹釣った。
最初に「釣った魚はすべてお買い上げになる」と聞いて、たくさん釣れたらどうしようと無駄にドキドキしていたが(笑)、結局もう1匹買い足して、唐揚げにしてもらった。これがとっても美味しかった!

釣った魚は唐揚げにしてもらい、キャンピングカーのなかで、風呂上がりにみんなで食べた。
さくさくホクホク、ハイボールに合いすぎ。翌日、子どもたちは目覚めた瞬間から「今日も釣りしたい!」。よっぽど楽しかったんだなーとうれしくなった。
2.天然温泉

キャンプ場の温泉。宿泊者は何度入っても無料なのがうれしい。浴室は半露天風呂で開放的な気持ちよさでした。
キャンプ場で温泉に入れるってすごくうれしい。しかも地下1,500mからくみ上げた、源泉100%掛け流し!
3.展望台までのハイキングコース
このキャンプには展望台があり、往復1時間ほどかかるハイキングができる。そちらも無料。展望台からはキャンプ場や、遠くの山々まで見渡せるそう。パワーがあり余った子どもたちを疲れさせるには打ってつけ。天気が良ければ行きたかった。
4.天気がいい日には川遊びもできる

敷地内を流れる川。(写真提供:まなかの森キャンプ&リゾート)
これも今回はできなかったが、暑い季節には敷地内を流れる川で思う存分遊ぶこともできる。普段は水深も浅いので小さなお子さんでも安心だ。
5.ほかにも気の利くことがいろいろと

入り口近くにある管理棟。
管理棟のなかでは薪が売られていたり、キャンプグッズの販売やレンタルもあった。手ぶらでキャンプすることも可能。
手ぶらといえば、敷地内にある屋根付きのBBQ場。食材も頼めば、ジビエ鍋などを楽しめるそう。また、ペットも宿泊OK。テントサイトのほか、キャビンもあり、悪天候での際には、雨風がしのげるので心強い。そもそも「オートキャンプ場」なのでサイト内にクルマの乗り入れが可能。荷物を運ぶ手間が省けるので、気軽にキャンプができる。
まなかの森キャンプ&リゾートは、家族連れやキャンプ初心者には安心して滞在することができる至れり尽くせりなキャンプ場なのだった。
私たちが泊まったAC電源付きのサイト

定員5人のAプラン(約80~95㎡)電源付きサイトを利用した。このサイトは、全長6mまでのキャンピングカーでの使用が可能。
AC電源付きのサイトを予約したので、何度もレンチンして食事を温められたり「ザ・快適」なキャンプ時間だった(笑)。
このキャンプ場には、コンパクトなソロサイトから、最大580㎡という広大なサイトまで、5タイプがある。ソロサイト以外はキャンピングカーでの利用もOKで、広さに応じて使用できるキャンピングカーのサイズが決まっている。

小雨がちだったのでサイドオーニングを出した。
いつもの私たちの旅では、サイドオーニングが出せる場所は皆無といってもいい。じつをいうと、これまで10回も使用したことがないと思う。小雨が降っていても、このようにオーニングが出して、外での食事も楽しめた。

雨がだいぶ強くなってきたので、日光の地酒「杉並木」はキャンピングカーのなかでいただいた。
敷地内にはあちこちに炊事棟や清潔なトイレもあり、遠くまで歩かなくていいので助かった。
子どもも大人も楽しめてリラックスできるキャンプ場

2日目の朝、前の晩の強い雨は止んだ。お隣さんのテントは深夜に水没、結局クルマで寝たそう。

お隣のサイトの親御さんに「一緒に遊べば?」と、誘ってもらった息子たち。
まなかの森キャンプ&リゾート、また遊びに来たいと思うステキな場所だった!
▼参考記事
【2】メープル那須高原キャンプグランド
営業:通年(火・水曜休)
予約:3か月前の1日より
テントサイト:111
その他の宿泊施設:26棟
モデル料金:7,000円〜
多彩なイベントに参加して、思い出を作ろう!
ビギナーはもちろん、小さな子供連れのファミリーが快適に過ごせる設備やサービスが充実している。木立の中に整備されたオートサイトは通常サイトと水道付きの2タイプ。犬連れもOKで2匹までは無料だ。キッチン棟では温水が使え、電子レンジも設置。コインシャワーやランドリーも備わっている。場内に水遊びができる池や遊具も備わっているうえ、ピザ作りやビンゴ大会などの定期イベントや季節ごとのイベントも開催。個々で遊べるウォークラリーなどもあるので、たっぷり自然遊びが楽しめる。
オートサイトは木陰で全サイト電源付き。ファミリーおよびソロ・デュオ限定だ。
宿泊棟は全26棟。14,000円~。
水深50cmほどのメープル池では水遊びができる。
キャンプ用品などが当たるビンゴ大会は大人気!
▼参考記事
【3】大蛇尾渓谷『龍の国』オートキャンプ場
住所:栃木県那須塩原市湯宮71-2
営業:3~11月(定休日あり)
テントサイト:72
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:7,700円~
手つかずの秘境として有名な大蛇尾渓谷沿い

渓流の透明度が自慢。椅子が設置してあり自由に座れる。
渓流釣りで有名な大蛇尾渓谷沿いに位置。その水質は、関東一ともいわれる。サイトは電源付きのオートサイト、キャンピングカーもOKな区画フリーサイト、手ぶらサイトの3種類。渓流での水遊びも充実していて、カヤック体験は無料。毎日18時半~22時まで渓谷がライトアップし、幻想的な景色が見られる。本格天然サウナも。
テラスから眺める渓流も◎。
オートサイトは電源付き。
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【4】道の駅きつれがわキャンプ場
営業:通年(週末のみ)
予約:2か月前の1日より
テントサイト:10
その他の宿泊施設:
モデル料金:4,800円〜
温泉まで徒歩1分。寒い時季もポカポカ~♨
野菜の直売所やパン工房、ラーメン店や餃子店などが人気の「道の駅 きつれがわ」に併設。目の前に川が流れる広々としたテントサイトはフリーサイトで、1区画は8m×8mほど。車は横付けできないが、荷物の搬入出時に限り乗り入れができる。設備はトイレ&水場とシンプルだが、徒歩1分の道の駅内には美肌の湯として知られる喜連川温泉がある。内湯、露天風呂、サウナ、水風呂と充実の内容。サイト隣の水辺公園には子供が楽しめる遊具も設置されているので、ファミリーでの利用にもおすすめだ。
河川敷に整備されたテントサイト。
遊具は子供に大人気。夏は水遊びも楽しめる。
温泉は10:00~21:30(最終受付21:00)。大人700円、子供500円。
道の駅には地元の新鮮野菜が並ぶ。食事処も充実。
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【5】アビルキャンプリゾート那須
満天の星の下、薪ストーブでぬくぬくキャンプ!

ドッグランも あるワン
ジャングル化していた約15,000坪の耕作放棄地に手を入れ、3年ほど前にキャンプ場としてオープン。草や竹などは伐根したが、自生していた木は残し、地形を活かして整備したとのこと。テントサイトは、柵で仕切られた区画オートサイト、樹木などで区画されたフィールドフリー区画サイト、ソロ向きの林間フリーサイトなど。
レンタル品はキャンプ用品から暖房器具まで網羅。ストーブは単体でも借りられるが、薪ストーブを室内に設置できるベルテントと併せて借りるのもいい。設備はお湯の出る炊事棟やシャワー、ランドリーなど高水準。季節のイベントをはじめ、セルフロウリュができるフィンランド式サウナ、アスレチックや広場、ドッグランなど、家族で楽しめる施設も充実している。
柵で仕切られた区画オートサイトには星座の名前が付いている。電源が利用できるサイトも多い。
フィールドフリー区画サイトは約90㎡~120㎡。
フィンランド式サウナ。1時間4,400円~。
薪ストーブは1台4,400円。ベルテントは設営&撤収費込みで15,400円。
▼参考記事
【6】鷲の巣キャンプ場
清流・那珂川の渓谷美を見下ろすことができる
那珂川を見下ろす山の高台にあるキャンプ場。清流・那珂川の流域でとくに渓谷美が随一とされる、鎌倉山からの眺望が場内から楽しめる。秋から冬にかけて雲海が出現することもあり、それもまた絶景だ。
▼参考記事
【7】那須ユートピア 美野沢アートヴィレッジ

編集部、男3人飲みもいいね~。
那須ユートピア スタッフ 後藤香織さん

かつてお子さんがここ美野沢小学校に通っていたという。馴染みのある校舎で働けると知ってスタッフに。周辺スポットの情報などなんでもお任せあれ!「我が子もここで学びました!」
明治時代に開校の歴史ある小学校

昭和37年の運動会の様子。白い運動着が眩しい。奥には昭和60年まで使用した旧校舎が見える。
受付も兼ねているくつろぎスペース

元職員室と校長室はラウンジに変身。コーヒーや紅茶、クラフトビールなども販売している。
レトロさは残しつつ、オシャレで快適に泊まれる設備が充実
児童数の減少から統廃合を余儀なくされる学校。青春時代を過ごした学び舎が消えるのはなんとも物悲しい。しかし、なかには新たに生まれ変わるケースもある。それが那須ユートピア美野沢アートヴィレッジだ。
「子供たちの声が聞こえなくなってとても寂しい感じがしていました。でも、またこうして人が集まるようになり嬉しいです」
と、話すのはスタッフの後藤香織さん。以前は保護者としてこの小学校にたびたび足を運んでいた。廃校直前の生徒数は全校生徒合わせて十数名。運動会ともなると、親兄弟、地域住民、ご近所が総出で競い合って、校庭を走り回ったのだとか。地域ぐるみで子供たちを見守っていた、そんな雰囲気がうかがえる。
「今も近所の方はグラウンドに遊びに来たりしています。先日は大先輩の卒業生(70代くらい?)がお見えになって校歌を歌ったり、帰省がてら宿泊利用されていました。地域との関わりは形を変えて続いています」
校庭はヘリポートとしても活用でき、小学校のとき同様に地域で重要な役割を果たしている。
かつての教室は客室に! ホテルのような個室も

校舎内には個室を2部屋完備。黒板や荷物棚はそのまま。ここは1、2年生の教室だったそう。
2016年に閉校し、当初はホテルとしてリノベーションされるはずだった美野沢小学校。だがコロナ禍に突入し、アートやキャンプ、サウナを主軸とした訪れやすい施設として生まれ変わることになった。校舎内のトイレなどは改修されているが、建物は小学校時代の面影を残している。校庭での特別活動(キャンプやサウナ)はもちろんのこと、美術、体育といった学校授業さながらの遊びが楽しめる設備も。屋内外に遊び場があるので、雨天時にも強い。ファミリーやグループで過ごすには絶好の遊び場といえるだろう。
我らがビーパル編集部員たちもアートに心打たれ、バスケですっかり童心に帰り、サウナで日頃の澱を洗い流す。きっと思い出したことだろう、純粋無垢な少年だったあの日のことを。
那須ユートピアがある那須町は、栃木県内の北側に位置しており、車で10分も走れば福島県という立地。周辺には民家が点在する田園風景でとても静か。周囲に街灯はほとんどないので夜は星が綺麗に見える。新たな息吹がもたらされた学び舎は、人びとが集う地域の支柱としての存在感がある。忘れていた遠い記憶がふっと蘇ってくる。そんなユートピアだった。
サウナや五右衛門風呂など癒やしのヴィラも充実!

校庭には手作りのコンテナサウナがある。水風呂やリクライニングチェアも完備され、心地よくととのえる設備が充実している。「青空でひとっ風呂 気持ちいいなぁ♪」(編集・大下)

フィンランドサウナではロウリュもお好きなように。ヴィラには酒樽を再利用した五右衛門風呂や水風呂もありリフレッシュできる。
国内外のアーティストの作品が各教室で競演

1、2階の教室には国内外のアーティストの作品がズラリ。利用者は無料で鑑賞可。階段の壁などにも作品が描かれ、見どころ満載だ。
広~い体育館で童心に帰れる!

体育館は一組ずつの時間貸し(1時間1,100円)で受け付けている。久々にバスケでも! おじさんトリオもおおはしゃぎ!

図書室は小学校の蔵書を一部引き継ぎ選書。のんびり読書もいい。

家族や仲間の絆も深まるネ!
このキャンプ場のこだわり3か条
- 地域や地元住民との関わりを大切にする
- 大人も子供も気軽に集える
- らしさはそのまま生かし、新しいモノも積極的に導入
▼参考記事
【8】笑う ふくろう
営業:3〜12月(水曜休、GW、夏季は営業)
予約:3か月前より
テントサイト:16(駐車場は10台)
モデル料金:3,000円〜
静かさを楽しめる女性専用キャンプ場
オーナーである冨澤美弥さんのご両親は1958年に開拓者として那須高原に移住。牧草地に育て上げたものの長く放置されていた土地を冨澤さんが引き継ぎ、キャンプ場に。利用は女性か男女デュオのみに限定(子供不可)。「豊富な草花があり、野鳥が飛び交う場所をなくしたくない思いから踏み切りました。女性がアウトドアを楽しむ後押しになればと思っています」
すべて区画サイトでおすすめの場所にウッドデッキを設置している。
牧場時代から植えられた草木や自生した植物が満載。
▼参考記事
【9】BUSH CRAFT BASE(君嶋林業キャンプ場)

「SUGI Site」は未開拓のエリア。手つかずの森を堪能できる。野営慣れした人向け。
営業:通年
予約:2か月前より
テントサイト:36
モデル料金(ソロ):1,500円〜
森を再生するために林業会社が開業
オーナーである君嶋陽一さんは林業を営みながら、先祖代々守られてきた自家所有の山林をキャンプ場として開業。匠の技で野営を楽しみたい人に向け、自分だけの空間で遊び倒せるアクティブなフィールドにした。山に響き渡るシカの雄叫び、空を優雅に舞うトンビなども感じられる。オートサイトもあるので、ワイルドな自然を楽しみたい初心者にもおすすめ。

ソロから楽しめる区画オートサイト。
▼参考記事
【10】バリアフリー鉄道農園「風だより」 カフェ&キャンプ
子供も大喜び。場内をミニ列車が運行!
元々カフェレストランを営業していたが、敷地を整備して2022年末にミニキャンプ場を開設。場内には一周約130mのミニ列車が運行。特製の車いす専用車も連結されている。ログハウスのカフェは予約制で、タイ風の牛丼やパスタなどを提供。
▼参考記事
神奈川県でおすすめのキャンプ場
神奈川県でおすすめのキャンプ場
【1】小田原市いこいの森 RECAMPおだわら

小さなキャビンでテレワークができる日帰りプランもある。
営業:通年(水・木曜休)
予約:利用月の6か月前より
テントサイト:34
その他の宿泊施設:7棟
モデル料金(ソロ):4,200円〜
オプションでポータブル電源とポケットWi-Fiを提供!ワーケーションにもぴったりのキャンプ場
小田原市の所有するキャンプ場を、キャンプ場の開発・運営を手がけ、ワーケーションにも力を入れているRECAMPが再整備。2020年にリニューアルオープンした。ポータブル電源やポケットWi-Fiのレンタルが可能なので、どのテントサイトでもリモートワークができる。また、500円で利用できる日帰りプランなども提供。

場内には清流が流れている。

杉が林立する静かな環境なので、仕事に集中できる。
▼参考記事
【2】滝沢園キャンプ場

滝沢園キャンプ場は水無川沿いに位置する静かなキャンプ場。
アクセス良好でファミリー層やキャンプ初心者から人気!「塔ノ岳」のベースキャンプ登山にも〇
秦野丹沢エリアの塔ノ岳麓にあるのが「滝沢園キャンプ場」。ベースキャンプ登山に挑戦したい初心者の方にもおすすめのスポット。滝沢園キャンプ場は、オートサイトやバンガロー、フリーサイトでの宿泊ができるキャンプ場で、デイキャンプでの利用も可能。アクセスが良好なためファミリー層やキャンプ初心者から人気があるほか、秦野丹沢エリアの山々の登山口に近いことから登山愛好家にも親しまれている。

清流のそばで泊まれるフリーサイト

登山者・キャンパーに嬉しい直火OK
▼参考記事
茨城県でおすすめのキャンプ場
茨城県でおすすめのキャンプ場
【1】しもはじ埴輪キャンプ場
メール:simohajiyoyaku@gmail.com
営業:通年(毎週木~土曜。日曜はチェックアウトのみ。祝日は営業。)
予約:2か月前の1日より
テントサイト:23
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:5,500円(大人2人で利用する際の目安)
薪ストーブもペレットストーブもレンタルOK!穏やかに過ごせる里山のオーガニックフィールド

ペレットストーブ「きりんさん」をレンタル。鉄鍋で料理を楽しむのもいい。1泊3,300円。
適度な人の営みが介入して生物多様性を維持していた里山の環境を取り戻すべく、2017年に耕作放棄地の再生をスタート。2年後、里山の暮らしを伝える場としてキャンプ場をオープンした。
「森の整備の際に出た木々は建物の修繕やクラフトの材料に。丸太は割って薪にしています」と、代表の大和幸生さん。テントサイトは林間サイト、栗の丘サイト、直火も可能な山桜サイトなど。車は乗り入れNGだが、その分、子供たちが安心して遊ぶことができる。場内には収穫体験が可能な菜園もあるが、落ち葉や刈り草、焚き火の灰などは土にすき込んでいるそうだ。
薪ストーブのレンタルも里山暮らし体験の一環で、「うちではペレットストーブも用意しています。木質ペレットは環境負荷が少なく、燃料費も1時間80円と安く、おすすめです」。里山保全をコンセプトに掲げているので、趣旨に賛同する人に利用してもらいたいと、初回のみ会員登録料が必要となるが、会員になってはまる人が続出。スタッフといっしょに森を整備し、テントサイトの拡張に励む人も少なくないとか(笑)。
里山保全活動として薪を生産。
広葉樹の薪は1束1,650円(通常の2.5束分)。
各種ストーブありマス!
ストーブのレンタルが豊富。
自然体験OK!
場内を走り回る子供たち。創造力を引き出すためのキッズキャンプも開催。
野菜の収穫。冬はシイタケも採れる。
テントサイトは多彩!
手前は栗拾いができる栗の丘サイト。奥の山桜サイトでは直火もOK(要事前申告)。
オートサイトも新登場
林間エリアに待望のオートサイトが2区画誕生。ソロやデュオにおすすめ。
針葉樹に囲まれた林間サイト。ボッチキャンプ感満載だ。
栗の丘サイト。トイレや炊事場に近く便利。
ドッグランサイトも1区画ある。6,600円~。
手作りの管理棟。味のあるランタンなどが並ぶ。レンタルもOK。
設備はシンプル
管理棟横の炊事場。
カフェも併設!
敷地内の「納屋カフェ」。
室内に薪ストーブを設置。
地産地消のお膳ランチを提供。1,850円~。大人気なので予約がベター。
▼参考記事
【2】親沢公園キャンプ場

涸沼に突き出る小さな半島の先端に立地。湖畔に沈む夕日など、水辺ならではの絶景が楽しめる。
営業:通年(水曜休)
予約:2か月前の1日より
テントサイト:25
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:3,400円(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
目の前が砂浜になっていて水遊びもOK!
キャンプや釣りなど、レジャースポットとして人気の汽水湖、涸沼の畔にある公営キャンプ場。目の前には小さな砂浜が広がり、水遊びや釣りが楽しめる。テントサイトは芝生でフラット。ほどよく木陰も確保できる。車は乗り入れできないが、リヤカーを貸してもらえる。設備はお湯の出る炊事棟、温水洗浄便座付きトイレなど、十分。三方が水辺なので、朝日も夕日も両方楽しめるのもココの魅力。毎年10月10日と3月3日前後には、筑波山の山頂と夕日が重なる“ダイヤモンド筑波”を見ることもできる。

遊漁券が必要だが、釣りもできる。

炊事棟では温水も利用可能。

年に2回、涸沼越しにダイヤモンド筑波を見られる。
▼参考記事
【3】城里町総合野外活動センターふれあいの里
営業:通年
予約:毎年2/1より1年分の予約を受付
テントサイト:112
その他の宿泊施設:37棟
モデル料金:3,500円〜
冬もぬくぬく! 暖房器具のレンタル品が充実
テントサイトは区画オートサイトと車の乗り入れNGのフリーサイトの2タイプ。ほかに別荘風のキャビン、山小屋風バンガローなど、さまざまな宿泊スタイルに対応。防寒グッズのレンタル品も豊富で、薪ストーブをはじめ、石油ストーブやホットカーペットなどもそろう。
敷地は広いが各エリアにトイレや炊事場が設けられ、使い勝手も良い。シャワーもあるが、日帰り温泉施設へは車で3分ほどだ。週末や祝日に開催されるピザ作り体験や敷地内にある天文台での観望会など、親子で楽しめるイベントも充実。
オートサイトは3か所に分かれている。うち10区画でAC電源が利用できる。
バンガロー。寝袋や調理器具等は持参のこと。6,000円。
天文台は毎週土曜日開館。
薪ストーブは1泊1,000円。電話で事前予約のこと。
▼参考記事
【4】にこにこキャンプ

絶景~!ツリーハウス付近のサイトからの眺め。随所にサクラが植えられている。見ごろは4月中旬。
自然が豊かで四季折々のソトアソビが楽しめる春にはさまざまな品種のサクラが開花!
山の斜面を切り拓いて誕生した自然豊かなキャンプ場。テントサイトはバリエーション豊富で、管理棟上方にある上段オートサイト、山の中のペットサイト、下方の下段オートサイト、ペットサイト、渓流サイトなど。渓流サイト以外は車の乗り入れ可能だ。
いずれも地形や樹木を活かしたレイアウトで、隣がさほど気にならない。同じエリアでも奥まっていたり開けていたりと、環境はさまざま。チェックイン順にサイトを選べるので、お気に入りの場所を探そう。場内には八重桜を中心に、何種類ものサクラが植えられている。
設備は温水の出る炊事場(水は飲用不可)、温水洗浄便座付きトイレ、無料シャワーなど、十分。宿泊棟はツリーハウスやシンプルなミニハウスに加え、2025年春、薪ストーブ付きの半地下ハウスも登場した。

下段ペットサイト。木陰も確保できるから、ペットも安心。

管理棟内の炊事場では温水を利用できる。シャワーも管理棟内にある。

ツリーハウスには、サイトが1区画付属。春は満開のヤエザクラに囲まれる絶好のお花見スポットだ。
▼参考記事
東京都でおすすめのキャンプ場
東京都でおすすめのキャンプ場
【1】かなかな
川のそばにソロキャン向け玄人サイトあり!

秋川の上流沿いがリバーサイドエリア。車の乗り入れ不可で、大型テントの設営もNGだ。
カフェ併設のキャンプ場。タイニーハウス、エアストリーム、オートキャンプエリア、リバーサイドエリアに分かれている。それぞれの利用は1日1組のみなので静かに泊まれる。
ソロキャンや玄人向けとして注目されているのは、リバーサイドエリア。施設が管理する20mほどの川沿いを自由に使える。静かにキャンプをしたい人におすすめのエリアだ。
エアストリームはベッド付きで、BBQ、焚き火が可。タイニーハウスには露天風呂が付く。
▼参考記事
【2】MOKKI NO MORI
「BE-PAL アウトドアアワード 2022」キャンプ場部門第3位!サブスクで森林フィールドを楽しむ
サブスクは、モノを“所有する”のではなく、“利用する”ためのサービス。最近では花や料理、電車や飛行機などの移動手段にもサービスが拡大。アウトドア関連も例外ではなく、とくにキャンプ場でサブスクを導入するところが増えつつある。サブスクリプション制の森林フィールドなら混雑とは無縁。広大な土地で自由に遊べるのが大きな魅力だ。
MOKKI NO MORIでは、東京ドーム約10個分の山林を、東京チェンソーズが整備し、会員制フィールドに。エリアは4か所に分かれ、林業家たちの仕事場でもあるメインのキコリフィールドのほか、清流が流れる森林エリアのフジクラフィールド、ブッシュクラフト好きのソロキャンパーに最適なセンゲンフィールド、インフラが整ったモッキベースキャンプがある。予約制で1日の入場者を制限しているためゆったり過ごせる。イベント(会員は無料)も開催され、山仕事も学べる。

キコリフィールドの敷地内はどこでもキャンプOK。飛び火を回避するため、焚き火をする際は耐熱シートとリフレクターを張るルール。

フジクラフィールドは北秋川の源流部に位置する。河原は直火OKで、テント式サウナを楽しむ人も。

薪割りやスウェーデントーチ作りのイベントも。
「檜原村は93%が森林です。間伐など行ない、整備して維持はされていますが、ほとんど活用はされていない。そんな山林を会員制フィールドとして活用することで、一次産業に新たな価値を生み出します」と、MOKKI NO MORI代表の青木亮輔さん。最初は区画貸しも考えたが、山は斜面が多いのでそれは難しい。そこで、空間全体をシェアするサブスク型にすることに。そうすることでかえって、森全体の生活を感じてもらうことができるうえ、何度でも同じ場所に通うことで、四季折々の山を体感してもらえる。アウトドアは天候に左右されがちだが、思い立ったときにすぐ行けるのも、利用者にとってはありがたい。
▼参考記事