千葉県のおすすめキャンプ場15選!絶景、犬連れ歓迎など厳選 - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンプ場

    2025.05.10

    千葉県のおすすめキャンプ場15選!絶景、犬連れ歓迎など厳選

    千葉県のおすすめキャンプ場15選!絶景、犬連れ歓迎など厳選
    No.1アウトドア情報誌『BE-PAL』がおすすめする千葉県のキャンプ場を厳選。お食事処が併設されたキャンプ場や、景色を楽しめたり、犬連れ歓迎、オーナーのこだわりが満載の個人開業のキャンプ場などをチェック!
    ※価格は取材当時のものです。最新情報は各キャンプ場へご確認ください。

    利便性抜群!「ハイブリッド」キャンプ場

    もっと見る

    「ハイブリッド」キャンプ場

    千葉市|千葉ウシノヒロバ

    image

    問い合わせ先
    住所:千葉県千葉市若葉区富田町983-1
    営業:通年(2月休業)
    予約:6か月前より
    テントサイト:155
    その他の宿泊施設:4棟
    モデル料金:9,020円〜

    牛が暮らす牧場内のキャンプ場。クラフトなど、子供向けの楽しいプログラムがいっぱい!

    「衰退する日本の酪農をデザインの力で支えたい」と、千葉市が運営していた牧場を、デザイン会社Chicabiがリノベーション。育成牧場としての機能は残しつつ、10万㎡の敷地にキャンプ場をオープン。さらに、工作などが楽しめるキッズスペース、地元野菜が並ぶマルシェも整備した。

    テントサイトは開放感抜群で、車の乗り入れもOK。トイレなどの共有施設に近いファミリー向け、ペットと過ごせるエリア、ソロでゆったり楽しめるエリア、牛舎を眺められるエリアの4つに分かれている。蓄電池を備えたオフグリッドのロッジもおすすめだ。

    クラフトなどのワークショップや動物とのふれあい体験なども季節ごとに開催している。都心から車で約60分とアクセスも良好!気軽に里山の自然を楽しむにはもってこいのキャンプ場だ。

    image

    開放的なテントサイト。ソロ向けの月額定額プランも実施している。

    image

    元気に育つ牛の姿を見学することができる。

    image

    エコバッグを作る「植物ハントとたたき染め」は1,980円。

    image

    廃材を活用した「LEDランタン」作りは2,970円。開催日は事前に要確認。

    image

    共有施設はセンターハウス付近に集約。清潔な炊事棟。

    image

    トイレは温水洗浄便座付き。

    image

    シャワーは事前予約制だ。

    image

    ロッジは4人用と8人用の2種類。

    image

    扉が大きく開くのが特徴で、外との一体感が楽しめる。

    ▼参考記事

    子どもと自然体験ができるキャンプ場5選!思いっきり遊んじゃおう

    館山市|富崎館キャンプ場

    image

    問い合わせ先
    住所:千葉県館山市布良303-1
    営業:通年
    予約:1か月前の1日より
    テントサイト:5
    モデル料金:3,300円〜

    老舗民宿の跡地を食堂&キャンプ場に再生!

    房総半島の南端に位置するのどかな港町に立地。もとは明治から続く民宿だったが、2019年の台風15号で被災。歴史ある富崎館の火を消したくないと、父娘で奮闘し、2022年2月に民宿跡地にキャンプ場と食堂をオープンした。

    テントサイトは5サイトのみで、オーシャンビュー、ソロ・デュオ向きなど、それぞれ特徴が異なっている。食堂は地魚が自慢で、金・土曜日は昼食も夕食もOK。目の前は釣りで人気の布良漁港、また、サーフィンを楽しめる平砂浦海岸までは車で3分と、遊びの環境も申し分ない。

    image

    5サイトのうち1サイトのみクルマの乗り入れが可能。

    image

    太平洋を一望できる高台に立地。

    image

    共有の展望デッキもある。設備はトイレ、水場、無料のシャワーと、必要十分。

    image

    いちばん人気の地魚のフライ定食。1,100円。

    ▼参考記事

    お店で食べられて遊びに集中できる!人気飲食店併設のキャンプ場5選

    館山市|The Camp

    image

    問い合わせ先
    住所:千葉県館山市藤原1495-1
    営業:通年
    予約:3か月前の1日より
    テントサイト:8
    その他の宿泊施設:
    モデル料金:10,000円〜

    ホテルの敷地内にあるハイブリッド・キャンプ場

    温泉宿「たてやま温泉 千里の風」の広大なガーデンスペースを活用して2020年に誕生。2024年11月からは全区画に車両乗り入れが可能になった。サイトはオートワイド区画(14m×10m)とオートレギュラー区画(12m×10m)の2種類。

    8組限定で1区画が広いので、ゆったりとした時間が過ごせる。ホテルの敷地内にあるだけに、ビュッフェスタイルの夕食や朝食、露天風呂なども利用OK(要予約)。徒歩5分ほどの平砂浦海岸では釣りやサーフィンなども楽しめ、マリンスポーツの基地としてもおすすめだ。

    image

    宿泊はテント、食事はホテルなど、ハイブリッド・キャンプが楽しめる。

    image

    1区画は120㎡~140㎡。電源付き。

    image

    炊事場では温水が利用できる。トイレはホテル内にある。

    image

    温泉入浴料金は大人1,000円~、子供500円~。

    ▼参考記事

    時代に合わせて使い勝手がググンと向上!2024年にリニューアルしたキャンプ場5選

    景色を楽しめる「絶景」キャンプ場

    もっと見る

    「絶景」キャンプ場

    市原市|一番星ヴィレッジ

    問い合わせ先
    住所:千葉県市原市葉木176-1
    営業:3月~11月
    テントサイト:100
    その他の宿泊施設:なし
    モデル料金:7,000円

    海外の絵本から飛び出したような別世界が広がる!

    広大な牧草地には、夜になるとライトアップされる大きなケヤキのシンボルツリー。また、海外の絵本に出てきそうなツリーハウスなど、東京から車で約70分とは思えない、別世界の景色を楽しめる。

    ▼参考記事

    南国風、牧場風、ヨーロッパの片田舎風…まるで海外!な景色の良いキャンプ場8選

    館山市|リキャンプ館山

    問い合わせ先
    住所:千葉県館山市布沼1210
    営業:通年(水木定休)
    テントサイト:147
    その他の宿泊施設:2棟
    モデル料金:6,600円〜
    メールアドレス:yoyaku-tateyama@recamp.co.jp

    南国リゾート気分に浸れるオープンフィールド

    ヤシの木が立ち並び、まるで南国リゾートのような開放感が魅力。徒歩5分で平砂浦海岸に出ることができ、場内の高台からは海を眺めることも可能だ。キッズスペースもあり、ファミキャンにも最適!

    ▼参考記事

    南国風、牧場風、ヨーロッパの片田舎風…まるで海外!な景色の良いキャンプ場8選

    木更津市|きさらづCAMP ORGANIC FIELD in みたて

    問い合わせ先
    住所:千葉県木更津市中島4416
    営業:通年
    テントサイト:30
    その他の宿泊施設:3棟
    モデル料金:6,600円

    海越しに見える夕焼けの美しさは必見

    広大な金田みたて海岸潮干狩り場に位置する。都心から約1時間というアクセスの良さながら、抜群のロケーションで、東京湾アクアラインや海ほたる、富士山を望むことができる。とくに海越しの夕焼けがおすすめ。

    ▼参考記事

    浩庵キャンプ場、白浜荘オートキャンプ場、瀬戸内海の森キャンプ場ほか!水辺の絶景キャンプ場15選

    「犬連れ大歓迎」のキャンプ場

    もっと見る

    「犬連れ大歓迎」のキャンプ場

    南房総市|ドッグデプトガーデンリゾート安房白浜

    image

    リノベした米国から輸入したトレーラーに泊まれる。

    問い合わせ先
    住所:千葉県南房総市白浜町根本1456-11
    営業:通年
    予約:随時
    テントサイト:13
    モデル料金:9,460円〜

    犬服ブランドがプロデュース!ドッグファーストで口コミNo.1の犬連れキャンプ場!

    房総半島最南端、徒歩0分でプライベート感満点のビーチという抜群のロケーションに加え、ドッグデプトが手がけるだけあって、とにかく犬ファースト。3種類のオートサイトとトレーラーサイトはともにすべて柵で囲われ、飼い主はなんの不安もなくリードから離せる。足元は除草剤不使用のウッドチップを敷く。各サイトには水道があり、水場を往復せずに済むので、心置きなく犬との時間を過ごせる。

    ロケーションや施設が整ったキャンプ場は珍しくなくなったが、人気を決定づけているのがスタッフのホスピタリティーだ。快適な空間とサービスのために、管理人の鈴木さんは、ニコニコと休むことなく動き続ける。

    「人が集まり、楽しんでいる姿を見るのが好きなんです」
    施設の充実度とスタッフの人柄が、常連客の多さを物語る。キャンプ場予約サイト「なっぷ」の口コミ部門で、東日本ナンバー1のキャンプ場に選ばれたことにも納得だ。

    こんな会社が運営!

    ドッグデプト

    犬をモチーフにした人用のウェアやドッググッズを手がけ、犬との楽しい生活を提案。カフェやドッグランに続き、待望のキャンプ場を設立。

    管理人 鈴木草太さん
    image

    西隣にあった「白浜フラワーパーク」で管理人を務めたのち、閉鎖とともに現職。ホスピタリティ溢れる人柄を慕って、当時の常連が今も訪れる。「風景を楽しんで!」

    image

    ペットと泊まれるトレーラーもある。すべてオーシャンビューのデッキ付き。贅沢だ!

    image

    サイズは2種類展開。エアコン、TV、コンロと冷蔵庫、シャワー、トイレ完備と豪華な作り。

    image

    室内奥にドッグケージが用意され、持ち込む必要はない。ふかふかなクッションで快適。

    「あるといいな」がすべてある

    image

    全サイトは柵で完全に囲われているため、安心してリードを放せる。犬も大喜び。

    image

    徒歩0分でプライベート感満載のロックビーチ。遠浅の岩場なので水際遊びも◎。

    image

    オリジナルフードの試食ができる。品質にこだわり、海外に特注した自慢のもの。

    image

    冬はホットカーペット、夏は保冷剤など季節別のレンタルサービスもあり。

    image

    アッシュ(中央)、カイル(左)、エイト(右)の3匹と愛知から来た伊藤さん。

    image

    ミニチュアダックスフントのむぎが、生まれたころから通う常連の市岡さん。

    このキャンプ場のこだわり3か条

    1. 犬が快適に過ごせることを最優先
    2. スタッフの人柄が人を呼ぶ
    3. 犬好き&キャンプ好きの仲間が見つかる

    ▼参考記事

    犬連れで楽しめる!口コミで人気の高い海辺のキャンプ場をご紹介

    柏市|ゴールドマウンテンオートキャンプ場

    image

    ドッグフリーサイトには、レンガチップが敷き詰められている。

    問い合わせ先
    住所:千葉県柏市金山576
    営業:通年
    予約:2か月前より
    テントサイト:32
    モデル料金:4,000円〜

    電源付きドッグランサイトが充実!

    image

    トレーラー付きのプレミアムサイトもある。

    2022年3月にオープンした設備充実型キャンプ場。なかでも人気なのは、レンガチップを敷き詰めた大小10サイトある、電源付きのドッグフリーサイト。トイレ棟近くにはペット専用の足洗い場があり、温水シャワーまで備わっている。設備はお湯の出る炊事棟、温水洗浄便座付きトイレ、女優ライト付き洗面台(女性のみ)など。犬連れキャンプ初心者も安心して利用できる。

    ▼参考記事

    BE-PALが厳選する春おすすめのキャンプ場26選!人気につき即予約がベスト

    廃校やゴルフ場、農地、古民家など「遊休地活用」のキャンプ場

    もっと見る

    「遊休地活用」のキャンプ場

    柏市|ogawa GRAND lodge FIELD

    image

    問い合わせ先
    住所:千葉県柏市手賀1618
    営業:通年
    予約:随時
    テントサイト:35+フリーサイト
    モデル料金:7,000円〜(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)

    私たちが体験してきました!

    ライター 佐藤旅宇ファミリー
    image

    自転車など、タイヤの付いた乗り物と旅を愛するライター。2022年夏には30年モノの日産ラルゴに家族を乗せ、猫が多いことで有名な香川県の佐柳島までロードトリップ。

    アウトドアブランド・ogawa初の直営フィールド!

    千葉県柏市といえば、大手アウトドアチェーンやアウトドアブランドが多く入る商業施設があり、関東有数のアウトドアの集積地。そんな場所に、2022年7月アウトドアブランドのogawaが運営するキャンプ場「ogawa GRAND lodge FIELD」がオープン。1万7000坪にも及ぶ広大なゴルフ場の跡地を整備した。

    車だと都心から1時間少々。こんな近場に緑豊かなフィールドが広がっているという。うむむ、これは一度試してみなければ。妻と遊び盛りの子供3人を連れて、早速キャンプをしてきた!

    常磐自動車道を柏ICで降り、国道16号線を千葉方面へ。この道は大型商業施設が立ち並ぶ賑やかな幹線道路だが、10分ほど走ってキャンプ場へ続く県道に入ると周囲の風景は一変。畑が広がるのどかな景色に。

    image

    満を持してオープンした快適性MAXな施設作り

    その1
    ゴルフ場の芝生を存分に生かした気持ちいいサイト
    image

    キャンプサイトは裸足でも過ごせそうなふかふかの天然芝。バンカーや池、敷地を囲う防球ネットなどもそのまま残されている。

    image

    開放的なサイトは元ゴルフ場ならでは。グリーンだった場所にテントを張り、フェアウェイを駆け回って遊べる。「全力で走って楽しめちゃう!」

    image

    バンクに向かってジャーンプ!

    「SDGs的な観点から、なるべく大きな工事を行なわずキャンプ場へとリノベーションしました。ゴルフ場のシンボル的な存在である防球ネットも、あえて残してあります」

    そう語ってくれたのは支配人を務める小室さん。早速、受付を済ませてテントサイトへ移動すると……おお〜、まさにゴルフ場そのものだ。ティーグラウンドやグリーンははっきりと面影を残しているし、砂こそ撤去されているものの、バンカーの窪みもそのまま。結構な落差で、子供たちの格好の遊び場となりそうだ。全体的に芝の状態がとても良く、マットを敷かなくても快眠できそうなほど柔らかい。空を広く見渡せる開放的な空間で、よく晴れた夜なら満天の星が見られそうだ。

    その2
    ogawaのほぼ全ラインナップをじかに見られる
    image

    受付を行なうセンターハウスはogawaのコンセプトストアも兼ねている。製品を手に取りながら購入できる。

    image

    支配人 小室徳之さん
    image

    ogawa製品の企画やデザインも手がける、キャンプギアのエキスパート。「新商品も体験してください」

    image

    テントの中はどうなってるの?

    image

    レンタルテントは充実の品ぞろえ。今回は「オーナーロッジ タイプ52R T/C」を借りた。展示も実施中。

    創業100年を超える老舗アウトドアブランドが手掛けているだけあって、テントやタープなどの充実したレンタル品が光る。そして、各スタッフさんがキャンプを熟知したプロフェッショナルという点も高ポイントだ。もし気になっているogawaのテントがあれば、事前に連絡を入れることをおすすめする。なんと、来場までにサンプルを設営・展示してくれるサービスを行なっているのだ。

    さらに特筆したいのが、冬のアクティビティーとしてイチゴ農園が併設されており、ファミリーで収穫体験ができること。ゴールデンウィーク頃まで楽しめるので、ぜひお試しあれ!

    その3
    季節限定「イチゴ農園」で子供と一緒に果実狩り
    image

    冬から春にかけてイチゴ狩りも楽しめる。紅ほっぺをはじめ、3品種を栽培しており、どれも大きく甘い!

    image

    めっちゃ美味しい!

    サウナとデッキサイトは鋭意整備中

    image

    タレントの清水国明さんが整備を手掛けている林間サイト。ウッドデッキにテントが常設される予定とか。

    image

    シャワー室を備えたサウナも2023年オープン。デッキで外気浴も楽しめる。

    image

    次世代キャンプ場のこだわり3か条

    1. 都市部からアクセスしやすいのに緑が豊か
    2. ゴルフ場の地形を活かし魅力的なキャンプ場に
    3. ブランドのサービスを惜しげもなく提供

    ▼参考記事

    広大なゴルフ場が遊び場に!フェアウェイを駆け回れるogawa直営のキャンプ場レビュー

    夷隅郡|しげキャン

    image

    問い合わせ先
    住所:千葉県夷隅郡大多喜町中野575
    営業:通年
    予約:随時
    テントサイト:15
    モデル料金:8,000円〜
    メールアドレス:robamaru@jinriki.net

    間伐材サウナにBARまで!ファミリーやソロもゆったり

    千葉のローカル路線として人気の小湊鐵道。キハ40形のディーゼルカーにゴトゴト揺られて降り立ったのは、終着の上総中野駅だ(この先も線路は続いているが、いすみ鉄道となる)。乗客全員が車体前方に集まり、青空に映える朱色の車体を写真に収めた。この「乗り」だけを目的にしても十分。しかし、真なる行き先は駅から徒歩5分の場所にあるキャンプ場だ。

    ノンフィクション作家の中山茂大さんがオーナーのしげキャンが、2022年5月にオープン。なんでも農地として使われていた場所をキャンプ場にしたという。

    作ったのはこの人!

    ノンフィクション作家
    中山茂大さん
    image

    北海道出身。キャンプ場のある千葉県夷隅郡と東京都奥多摩との二拠点生活中。DIYや紀行の執筆多数、ヒグマについての近著『神々の復讐』(講談社)が話題だ。

    「母がここで農業をしていたのですが、認知症を患って使わなくなっていました。時々草刈りなど手入れをしに来ていましたが、ふとキャンプ場にしようと思い立ったんです。そこからひとりでコツコツ整地を始めました。いまも一部造成中なんです」
    と中山さん。法律上、農地として登録している土地を他の目的で使う場合は手続きが必要だ。転用の手続きは煩雑とも聞くが。

    「そうでもなかったですよ。この辺りも過疎化が進んでいますし、遊休地が増えてしまう事情もあるのだと思います。活用されて地域に貢献できるほうがいいですしね。いつだったか鉄道会社の方も視察に来られました。この周辺には、キャンプ場がいくつかオープンしているんです」

    自然の中のプライベート空間

    image

    キャンプ場の周りは木に囲まれて外は見えない。お堀のように川も流れており、キャンプ施設は城のようだ。

    自らの手で理想の地を作る!

    image

    キャンプ場にしようと思い立ってからひとり地道に整地に励んだ中山さん。ときには重機で大きな木を撤去。

    場所は駅チカながら、周りを木と川に隔てられているのでプライベート感が高い。販売している薪は、買い足した土地から伐採、あと10年はいけるかな? とのこと。キャンプ場の施設はどれも中山さんのお手製。ただ、敷地内にあるサウナだけは地域おこし協力隊が作ったもの。

    「若き林業家のふたりでサウナエン(sauna_en)というコンビがいるのですが、彼らがサウナ小屋を作れる場所を探していました。そこで川のすぐ近くに作ってもらうことにしたんです」
    キャンプ場利用者であれば、事前予約で90分貸し切り、ワンドリンク付きで1人2800円で利用可能。クールダウンは川で。

    当初は知り合いだけの内輪キャンプ場を考えていた中山さん。
    「知らない人を迎え入れるのは緊張しましたが、みなさんいい方ばかりで助かっています」
    夜になるとあちこちで灯るテントの明かり。それを眺めながらお酒を飲むのが、至福のひと時だと嬉しそうに笑った。

    車窓を楽しみながら電車で来られる

    image

    最寄りは小湊鐵道上総中野駅。駅前の通りを歩く。食事処や郵便局がぽつぽつと、穏やかな街並み。徒歩圏内で食材を買える店はないので事前に準備して行こう。

    image

    image

    薪はキャンプ場で販売しており、薪割り器もある。焚き火台は必要なので持参しよう。

    image

    山盛りで1,000円!「わ〜い♪」(ライター須藤)

    image

    看板猫のマルちゃん

    image

    放し飼い(小屋もある)のニワトリたち。目覚まし時計は不要ですゾ。

    お手製のキャンプ場はいまも増設中

    image

    水場を兼ねたくつろぎスペース。すぐ脇には共有のかまども。写真右奥の小屋はアイリッシュバーで夕方になるとオープンする。ここで飲む生ビールは最高!

    image

    共有かまどではピザも焼ける。炭火で焼くと、なんと美味しいことか。熱々ピザで乾杯だ。

    image

    建材にならなかった県内の木材を使用したサウナ。地域おこし協力隊の若き林業家が制作!

    image

    トイレも中山さんの手作り。野っ原に建っているとは思えない内装だ。ここは客室ですか!?

    素敵すぎるバーでグラスを傾け語らう

    image

    生ビール・地酒・ワイン500円、ウイスキー・ラム500〜1,000円などがラインナップ。荷物が持てない徒歩キャンパーには嬉しい。中山さんの著作もそろう。

    image

    このキャンプ場の3か条

    1. あるものを最大限活用したサステイナブルな場作り
    2. 少人数の利用で自然と心地よく過ごせる雰囲気に
    3. オーナー自身も楽しみながらキャンプ場を造成&運営する

    ▼参考記事

    駅から徒歩5分!農地から作り上げたワイルドなキャンプ場を発見

    夷隅郡|中野屋 haconiwa Camp

    image

    問い合わせ先
    住所:千葉県夷隅郡大多喜町小土呂197
    営業:通年(不定期休業日あり)
    予約:随時
    テントサイト:1
    モデル料金:16,500円〜

    “囲まれ感”に癒やされる庭キャンプ

    中野屋は、古民家を再生した貸別荘。茅ぶきの純和風建築は明治時代のもので、国の有形文化財に登録されている。ハコニワキャンプは、その美しい庭にある貸し切り空間だ。

    400年以上続く家系で、もはや何代目かもわからないという管理人の潮田夫婦はキャンプが趣味。カップルが珍しかったころは家族連ればかりのキャンプ場でどこか引け目を感じていた。離島も好きだったが気軽には行けないため、「試しに」庭にテントを張ってみたところ、これが意外といい感じだったとか。ハコニワキャンプは、こうして生まれた。

    箱庭とは言い得て妙。ここには適度な“囲まれ感”があって、いつものキャンプとは少し違う、落ち着いた時間が流れている。たとえば、気の置けない友人や家族と人目を気にせずキャンプしたい人とか、静かな時間を求める人には、とてもおすすめ。「自然」ではなく、自分自身と向き合うかのような時間が過ごせる。

    囲炉裏も使える団らん体験

    image

    敷地に入ると堂々たる母屋が正面に現われる。キャンプ場とは別で要予約、こちらも宿泊可能。

    image

    中野屋に生まれた潮田武雄は造園を学び、1907年に渡米。アメリカで多くの日本庭園を手がけ、「News week日本版」の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた。

    丁寧に作られたプライベートサイト

    image

    サイトの一角にあるハットも利用可。靴のまま入れる土間と、大人3人が寝られる小上がりがある。テント泊が不安な人も安心。

    image

    image

    手入れが行き届いた高麗芝で、5月の連休ころには緑色になる。素足になりたい、寝転びたい!

    image

    水道は2口。シンクは常にピカピカに磨かれ、オーナーの愛情が伝わる。

    image

    6人でゆったり使えるガゼボ(あずまや)。雨が降っても大丈夫。

    image

    庭からの景色。周囲の民家とは距離があり、プライベート感がある。

    image

    マスコットは白猫と三毛猫の2匹。「ぜひ来てニャ」

    このキャンプ場のこだわり3か条

    1. 小さな庭でこじんまりとキャンプができる
    2. 昔ながらの生活体験が可能!有形文化財の母屋がある
    3. 隅々まで手入れされた愛情たっぷりのサイト

    ▼参考記事

    オーナーは400年続く家系!有形文化財の庭でキャンプしてみませんか?

    君津市|CAMPiece 君津

    image

    自然に囲まれた校庭は夜もすごく静か。星空も申し分なし!

    問い合わせ先
    住所:千葉県君津市坂畑223-1 旧亀山中学校・旧坂畑小学校
    営業:通年(繁忙期以外月〜木曜休)
    予約:3か月前より
    テントサイト:28
    モデル料金:4,400円〜

    校舎内も使用可能で運動会開催もできる

    image

    校舎内は入室自由。体育館には玉入れなどの遊具も置かれる。

    廃校を利用した施設でテントサイトは校庭。校舎内には自由に入れるので、ホールでピアノを演奏したり、視聴覚室をシアタールームとして利用することも可能(要予約)。運営が運動会を企画する会社のため、倉庫には玉入れや綱引き、大玉などの道具があり、要望があれば、校庭や体育館で運動会も開催できる。ノスタルジックな雰囲気で過ごすキャンプは格別だ。

    ▼参考記事

    遊休地活用だから面白い!廃校や無人駅の敷地などにあるキャンプ場6選

    注目のおすすめキャンプ場

    もっと見る

    注目のおすすめキャンプ場

    富津市|野営&ブッシュクラフト野営人

    image

    問い合わせ先
    野営&ブッシュクラフト野営人
    住所:千葉県富津市志駒434
    営業:通年
    予約:1か月前より
    テントサイト:10
    モデル料金(ソロ):2,500円〜

    秘境感漂う広大なフィールド

    設置箇所を自由に選べるフリー野営サイト。秘境感漂う広大なフィールドになっていて、利用者は自分のスタイルに合った場所にテントを張っていい。場内に落ちている木や落ち葉は利用OKで、焚き付けやトライポッドを作ったりと、ブッシュクラフトが楽しめる。温水洗浄便座付きトイレやシャワー完備なのもうれしい。2023年春にオープン。

    サイトは川に面している。落ちている木などを利用してタープを張ってもいい。

    image

    ▼参考記事

    ソロ専用、完全オフグリッド、まるで秘境…オーナーのこだわりを感じるキャンプ場6選

    館山市|キャンプマナビス

    image

    棚田型の森サイトは芝生と砂利、ウッドデッキの3パターン。電源サイトもある。

    問い合わせ先
    住所:千葉県館山市布良886
    営業:通年(繁忙期以外火・水曜休)
    予約:3か月前より
    テントサイト:52
    モデル料金:7,700円〜

    子供の健やかな成長をテーマにオープン

    太平洋と小高い山へ続く森という2つの自然を満喫できるユニークな立地が魅力。運営は「河合塾マナビス」の子会社。企業理念である「すべてはお子様たちの健やかな成長のために」をテーマに子供が五感をフルに使う体験を用意。体験型イベントも展開予定だ。家族で利用することを考え設備を充実させているので、初めての人も安心。

    image

    施設内に源泉かけ流し露天風呂がある。

    ▼参考記事

    キャンプ場予約前にチェック!異業種参入で一味違う体験ができるキャンプ場6選

    八千代市|CAMPかぐや

    image

    なんとも日本らしいキャンプ風景。竹林キャンプは絵になる。

    問い合わせ先
    CAMPかぐや
    住所:千葉県八千代市佐山2390
    営業:通年
    テントサイト:13
    モデル料金:7,800円〜

    竹林を整備して誕生!

    image

    切り出した竹を活用した竹細工などにチャレンジ!

    全国で放置竹林が問題となっているが、こちらはそんな竹林の景観を残しつつ整備したキャンプ場で、2023年4月にオープン。竹に囲まれたサイトはプライベート感があり、自分のペースで過ごせる。現在も整備が続く敷地内には竹製滑り台、竹製の明かりボールも設置され、竹の魅力を再認識できる。親子で参加してみては?

    ▼参考記事

    BE-PALが厳選する春おすすめのキャンプ場26選!人気につき即予約がベスト

    あわせて読みたい

    【2025年最新】関東のおすすめキャンプ場47選!アウトドアNo.1情報誌が厳選

    【2025年最新】関東のおすすめキャンプ場47選!アウトドアNo.1情報誌が厳選

    【2025年最新】全国のおすすめキャンプ場228選!No.1アウトドア雑誌が選んだのは?

    【2025年最新】全国のおすすめキャンプ場228選!No.1アウトドア雑誌が選んだのは?

    東海のおすすめキャンプ場33選!愛知県・岐阜県・三重県・静岡県で注目施設を厳選

    東海のおすすめキャンプ場33選!愛知県・岐阜県・三重県・静岡県で注目施設を厳選

    静岡県の絶対行きたいキャンプ場14選!「絶景」のイチ推しを厳選

    静岡県の絶対行きたいキャンプ場14選!「絶景」のイチ推しを厳選

    関西のおすすめキャンプ場24選!温泉付きの人気施設などを厳選

    関西のおすすめキャンプ場24選!温泉付きの人気施設などを厳選

    NEW ARTICLES

    『 キャンプ場 』新着編集部記事

    雨を気にせずに遊べる!ネイチャー系施設隣接のキャンプ場8選

    2025.06.12

    なごみ村キャンプ場で遊び倒す!施設や料金紹介、楽しみ方を徹底解説

    2025.06.10

    姉吉キャンプ場に行こう!キャンプ好き必見の施設

    2025.06.09

    埼玉のデイキャンプ場7選|好アクセス・手ぶらOKなど、日帰り利用できるおすすめサイト

    2025.05.27

    長野県のおすすめキャンプ場35選!快適コテージや絶景サイトも紹介

    2025.05.23

    オートサイトがあるおすすめキャンプ場118選!No.1アウトドア雑誌が厳選

    2025.05.22

    涼しいキャンプ場で夏も快適!高原、水辺などの全国おすすめスポット31選

    2025.05.22

    予約不要のキャンプ場おすすめ21選!関東・関西ほか全国の人気&穴場スポット

    2025.05.18

    【2025年最新】全国のおすすめキャンプ場228選!No.1アウトドア雑誌が選んだのは?

    2025.05.17

    get_header(); ?>