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テントの種類をおさらい
スタンダードな「ドーム型」
ドーム型は天井に丸みを持たせた形の、最もオーソドックスな形状のテント。丸みを帯びた形は四方からの風を受け流し、山間部の変わりやすい天候にも耐えることができる。 柱となるポールをまっすぐに立てるのではなく、湾曲に反らせることでテントの居住空間を広げている。
大人1人が立っていられるほど頭上にゆとりのあるタイプもあり、窮屈感を感じにくい作りになっている。中で簡単な作業や着替えも可能な点など、使い勝手の良いテントであると言えるだろう。
ドーム型は設営も簡単で、メインポールを2本クロスさせてスリーブに差し込むことで立ち上げることができる。
室内が広い「トンネル型」
トンネル型は、フレームをアーチ状に並べて設置するのが特徴のテント。独特な形状をしていることから、『イモムシ型』『カマボコ型』と呼ばれることもある。 トンネル型テントの特徴としては、タープが必要ないことが挙げられる。
多くのトンネル型テントは『前室』『寝室』の2部屋を確保できるため、テント一つだけでリビングと寝室両面の役割を備えている。もし雨が降っても、テントの開口部を閉じてしまえば中に吹き込むことがないため、天気が変わりやすい山の中でも快適に過ごせるだろう。
とんがり屋根の「ティピー型」
ティピー型は、横から見ると三角形、真上から見ると丸・多角形という、円錐型の構造になっている。もともとは、アメリカの先住民が住居用として草原に立てていたため、インディアンティピーと呼ばれることもある。
ティピー型テントの特徴として挙げられるのは、組み立てが簡単なこと。『ワンポールテント』とも呼ばれる通り、ポール1本で設営可能なため、キャンプ初心者にも向いている。周囲をぐるりとペグで打ち付けることで突風や強い風にも耐えることができ、風を受け流しやすいことも利点の一つだ。
山小屋のような「ロッジ型」
ロッジ型は、山小屋のようなフォルムをしたテント。1970年代に流行したデザインだが、SNSで取り上げられることが増え、再度人気が高まってきている。デザイン性が高く、まるで絵本の世界から飛び出してきたようなフォルムは、写真映えすることだろう。
切り妻屋根のような形状で、正面から見ると縦に長い五角形になっているテントが多い。普段生活している住宅のように、壁と天井が分かれているので、他のテントよりも居住スペースが広く感じるのも特徴だ。ソファやテーブルなどの大きな家具も置きやすく、リビングルームをまるごと外に持ってきたような配置にもできる。家族やグループでのキャンプに向いている。
▼参考記事
ファミリーテントの選び方
設営が難しくないか
キャンプの中でも、テントの設営は時間を取られる作業のひとつ。多くの人は、テントはサクッと設営して、ほかのアクティビティに時間を取りたいと思うだろう。そのため、設営に時間がかからないかもチェックしておく必要がある。
キャンプ初心者や、テント設営に慣れていない人には、ドーム型がおすすめ。ティピー形(ワンポールテント)も設営・撤収が迅速にできるが、ペグの打ち方で張り具合や強度が変わるので、ちょっとしたコツが必要だ。
ドーム型のテントなら、初心者でも確実に強度の高い形で張ることができ、突然の強風や強雨の際にも安心できる。
防水性・通気性があるか
キャンプに行く時期によっては、湿気や雨に悩まされることもあるため、機能性も忘れずにチェックしよう。特にチェックすべきは、防水性と通気性だ。 ほとんどのテントには防水加工は施されているが、モデルによって程度や防水加工がされている部分が異なる。テントの防水性能は『耐水圧』で表すが、強い雨にも耐えるテントが欲しいなら、耐水圧1500mm以上のものがおすすめ。
通気性については、インナーテントにメッシュ素材が使われているか、ベンチレーション機能が搭載されているかを確認しよう。テントは防水加工が施されているため、通気性が犠牲になるケースがある。通気性が悪いと、夏場の寝苦しさにつながるので、通気性もチェックするのがおすすめだ。
▼参考記事
BE-PALスタッフが厳選&レビュー!おすすめファミリーテント13選
家族でキャンプデビューしたい!と思った時に、もっとも重要かつ高価な買い物はファミリーテントではないだろうか。自分で張ってみて吟味できればいいが、そう簡単に張れないのがファミテンだ。
そこでBE-PALスタッフが、おすすめのファミリーテントを厳選。すべて張ってみて、ペグダウンの数や大きさ、就寝時の最大人数、主だった特徴などをまとめて紹介する。

ライター・坂本。テント記事を手掛けて数十年。構造体としての仕上がりの良さを見極めるのが好き。

編集・住川。

編集・ハラボー。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
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価格 | |||
LOGOS(ロゴス) プレミアム エーコンPANEL EVER DOME L | ![]() | ¥198,000 | |
Snow Peak(スノーピーク) リゲル Pro. | ![]() | ¥605,000 | |
ZANEARTS(ゼインアーツ) クク2 | ![]() | ¥59,800 | |
Coleman(コールマン) タフ2ルーム DX/3025(グレージュ) | ![]() | ¥98,780 | |
ogawa(オガワ) ソレスト | ![]() | ¥198,000 | |
TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) ウィングフォート | ![]() | ¥99,800 | |
ZANEARTS(ゼインアーツ) ギモーグ | ![]() | ¥89,980 | |
LOGOS(ロゴス) neos PANEL スクリーンドゥーブル L-BD | ![]() | ¥74,800 | |
Coleman(コールマン) トンネルシェルター/240 | ![]() | ¥99,000 | |
ogawa(オガワ) グロッケ12 T/C Ⅱ | ![]() | ¥126,500 | |
ogawa(オガワ) オーナーロッジ タイプ78R | ![]() | ¥162,800 | |
POMOLY(ポモリー) サークル6 | ![]() | ¥53,499 | |
HEIMPLANET(ハイムプラネット) THE CAVE XL | ![]() | ¥187,000 | |
LOGOS(ロゴス) プレミアム エーコンPANEL EVER DOME L
先が尖った形状の「エーコンフレーム」が、天井を押し広げ高さを確保。内部はかなり広々としている。インナーを取り付けた状態で、リビングスペースが520×300cmもあり、テーブルとチェア4脚をセットしてもゆったりと過ごせる。
●最大長:730cm
●重さ:約21kg
●MAX:4人
●ペグダウン:10(12)本

クロスポールを組み込んだ正面パネルは張りがあり、雨天時も水がスムーズに流れ落ちる。高さも180cmと十分。

害虫の侵入を防ぐ独自のメッシュ地は、UVカット、遮光機能を兼ね備えている。
防水仕様の収納バッグも付いているため、濡れたフライシートを入れても気にせず持ち運びOK!
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Snow Peak(スノーピーク) リゲル Pro.
雨の吹き込みを軽減しながら通気性を確保できる左右の張り出し可能なパネル、すべてがメッシュ窓になるサイドパネルなど、機能性てんこ盛りのモデルだ。ペグダウン箇所が多く、完成形までに少々手間はかかるが、この広さは大きな魅力。長期滞在にお薦めだ。
●最大長:700cm
●重さ:35.4kg
●MAX:4人
●ペグダウン:12(12)本

張り出しサイドの三角マチパネルは、付け根のジッパーを開けると巻き上げられるようになっている。

ウォールにレイアウトされたメッシュ窓は、内側からの開閉操作ができるようにすべて生地パネルの外側にセットされている。
複数のメッシュパネルを備え、風通しもよく、明るく開放的な空間が完成する。大人4人が余裕をもって横たわれるインナールームが標準装備されており、インナーマットとグランドシートも付属する。
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ZANEARTS(ゼインアーツ) クク2
自立するフレームに幕体をフッキングし、アーチポールをセットするだけで設営は簡単。インナーの後ろには後室があり使い勝手も◎。高品質を維持した爆安モデルで、懐にやさしいのもポイント。
●最大長:660cm
●重さ:15.5kg(ペグ別)
●MAX:4人
●ペグダウン:16(8)本
自立基礎フレーム+フック式設営により、設営簡便性が大きく向上。耐風性、居住性、機能性のバランスに優れたスタンダード2ルーム。前室のリビング部分には、広いスペースが確保できるのでテーブルやチェア、ボックスなどを余裕をもって置ける。
インナーテント内は、大人4人がゆったりと就寝できる広々としたサイズ感。天井も高く、着替えや出入りもスムーズ。ストレスフリーに過ごすことができる。
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Coleman(コールマン) タフ2ルーム DX/3025(グレージュ)
サイドのメッシュパネルと上部の換気窓の連動でスムーズな換気が可能。また内・外幕ともに、別売りのリバーシブルファンベンチレーションが取り付けられる。
●最大長:640cm
●重さ:約18kg
●MAX:5人
●ペグダウン:16(8)本
空気の流れを考慮した換気システムが充実の2ルームテント。メインクロスフレームにフロントフレームを追加することでリビングルームの居住性を向上。サイドはDドアスタイルとなっており、スムーズに出入りできる。
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ogawa(オガワ) ソレスト
6人まで就寝可能な大型インナーテントとルーフフライ(写真では未装着)を装備。別途ポールを用意すれば前後左右のパネルを跳ね上げられ、張り方のアレンジも思いのままだ。
●最大長:600cm
●重さ:約14.1kg(幕体一式)、約7.1kg(ポール)、約3.45kg(付属品)
●MAX:6人
●ペグダウン:20(16)本

すべてメッシュにするととても開放的! インナーをはずせばグループのベース基地にも。
大家族やグループで一緒に泊まりたい!という人におすすめの大型ドームテント。開放感抜群の大型幕に6人用のインナーテントを装備。フルオープンやフルメッシュでグループの団らんを楽しんだり、インナーを入れてゆったり家族のスペースを作ったり、アレンジ力抜群。
メインポール4本と天面のクロスリッジポールで安定感も◎。生地には難燃コーティングが施されているので安心だ。
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TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) ウィングフォート
写真のようにパネルを跳ね上げた状態でも、フルクローズ、オールメッシュにできる独自機能を搭載。天井部には遮光、遮熱効果のある加工が施され夏場も快適に過ごせる仕様だ。
●最大長:600cm
●重さ:約18.3kg
●MAX:4人
●ペグダウン:8(12)本
2ポールシェルターならではの設営バリエーションの多彩さはそのままに、居住空間をトンネル型ドームテントに。2ポールとドームテントの良さをどちらも手に入れた2ルームシェルターとなっている。
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ギモーグ
3本のアーチフレームを、2本のリッジフレームで固定する剛性に優れた構造。狭くなりがちな最後部もポールで立ち上げられ、インナーテントの居住性もバッチリだ。別売りアップライトポール150は150、160、170cmの3段階調節式。
●最大長:545cm
●重さ:12.0kg
●MAX:4人
●ペグダウン:10(8)本

雨が降り込みにくくて安心!
正面パネルの両サイドに、日よけ、雨よけ効果を高める三角マチ付き。巻き上げも可能だ。

昼間はパネルを全開して開放感満点に、夜はフルクローズしてプライベートを確保できる。
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LOGOS(ロゴス) neos PANEL スクリーンドゥーブル L-BD
火の粉が付着しても燃え広がらない難燃素材の幕体は、雨水を弾きやすいエンボス加工済み。クロスフレーム2組で簡単に立ち上げられ、キャンプビギナーにもお薦めだ。
●最大長:530cm
●重さ:約13.5kg
●MAX:4人
●ペグダウン:8(6)本

うれしいことに、跳ね上げたパネルを車とジョイントするための吸盤も標準装備されている。

2ルームからデビューがお薦め。
持ち運びに便利な専用の収納バッグが付属。ジッパーが大きく開くので出し入れが簡単なのもうれしいポイントだ。
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Coleman(コールマン) トンネルシェルター/240
同じ長さのアーチポールを、天井部のリッジポールで連結するトンネル型2ルーム。インナーテント、リビングスペースどちらでも閉塞感なく寛げる。跳ね上げポール付属。
●最大長:520cm
●重さ:約16kg
●MAX:3人
●ペグダウン:10(10)本
面ファスナーで本体に固定できるルーフフライも標準装備。サイドを跳ね上げることも可能だ。
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ogawa(オガワ) グロッケ12 T/C Ⅱ
通気性に優れたT/C素材に加え、出入り口を含めた各辺の立ち上げ部分には、生地パネルと二重構造のメッシュパネルを装備。上部のベンチレーターと連動して換気調節も自在だ。薪ストーブがセットできるのでオールシーズン活躍してくれる。
●最大長:405cm
●重さ:約11.85kg(幕体)、約3.85kg(ポール)、約2.85kg(付属品)
●MAX:6人
●ペグダウン:15(10)本

正面のヒサシは、左右別々に巻き上げもできる。

着脱可能なグランドシートが標準装備。トグル式だから就寝人数に応じて簡単にサイズ調節ができる。

後部には薪ストーブ用煙突ポートを装備。煙突が触れる部分には耐熱素材が施されている。
ボトム5か所をペグダウンしてセンターポールを立て、ガイラインをセットするだけ。設営自体はとても簡単だ。
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ogawa(オガワ) オーナーロッジ タイプ78R
4面に大きなメッシュ窓がある5人用インナーテントを備えた、ロッジ型2ルーム。幕体にはT/C素材が使われているので、通気性が良く夏場も快適に過ごせる。
●最大長:360cm
●重さ:約13.46kg(幕体)、約14.0kg(ポール)、約3.35kg(付属品)
●MAX:5人
●ペグダウン:18(6)本

内部に取り付けるライナーシートは結露が滴るのを防ぎ、強い日差しを和らげる効果も。
フライシートは撥水、撥油、防汚、耐摩耗性に優れた素材で、UVカット加工も施されている。
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POMOLY(ポモリー) サークル6
ワンポールのティピー型とほぼ同等の手間で設営できるが、上部にリング状フレームがあるので居住空間は圧倒的に広い。正面側ベンチレーターの横に、直径15cmまでの煙突に対応する開閉自在の煙突ポートが付き、薪ストーブも設置できるようになっている。
●最大長:360cm
●重さ:8.9kg
●MAX:3人
●ペグダウン:10(10)本

リング状フレームで天井が大きく押し広げられ閉塞感がなく、ヘッドクリアランスは良好。
冬キャンプのために設計された4シーズン対応の大型テント。インナーテント使用時は3人用の広々とした空間に、インナーテントなしの場合は最大6名まで収容可能。真ん中にポールがあるので、テーブルや椅子などを入れるとデュオまでがちょうど良いサイズ感。
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HEIMPLANET(ハイムプラネット) THE CAVE XL
吸排気口は5か所にあるが、エアフレームは1気室構造なので1か所からインフレートすればOK。3分以内に設営できる手軽さが魅力だ。(Amazonのリンク先は別カラー)
●最大長:294cm
●重さ:5.4kg
●MAX:3人
●ペグダウン:5(4)本

別売りのフットポンプを使えば、設営はとても楽ちん!
10か所の交差ポイントを備えた測地線ドーム構造により、強風にも耐えられる強さと安定性を実現。それぞれ独立しているチャンバー(空気室)はエアフレームが破けるなどの不測の緊急事態などが起こっても自立できるように設計されている。
3人プラスギアを入れても広いスペースがあるが、収納サイズは30Lのバッグパックサイズ程度までコンパクトになる。
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2024年に売れた!人気のファミリーテント5選
ファミリーからの支持が高い、設営の簡単な大型2ルームテントや、アクティブファミリー向きの超軽量モデル、個性派ワンポールまで、2024年に全国のアウトドアショップで本当に売れたテントを紹介。
ogawa(オガワ) アポロン
トンネル型に見えるが、天井には縦方向に3本のリッジポールを加えることで強度アップ。自立するので設営後の位置調整が楽にできる。
●対応人数:5人
●サイズ:フライ/320×585×H205cm、インナーテント/300×210×H188cm
●収納サイズ:80x45x35cm
●総重量:約23kg(付属品除く。付属品:約3.8kg)
前後出入り口と3枚のサイドパネルはフルオープン可能。開放的で、どこからも大人がしゃがむことなく出入り可能。5人が横になれるインナーテントは吊り下げ式で、取り外してシェルター利用するのもあり。
スカート、ルーフフライ標準装備。 大きなメッシュパネルを全面に装備した作りは、蒸し暑い日本の夏場のキャンプに最適だ。
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ロロ
ワンポールとフレームワークを組み合わせることで素早く設営できる2ルームテント。メインの出入り口となるフロントパネルは上部が外側に傾斜していて雨が入りにくい構造となっている。
●対応人数:4人
●設営サイズ:約530×435×高さ285cm
●重量:17kg

贅沢にメッシュパネルを使った開放的なリビング。
ワンポールながら、前室部分をフレームワークで広くとった、他に類を見ないスタイル。設営のしやすさと過ごしやすさを両立させている。 4~5人用インナーテントが標準装備されており、寝室とリビングスペースを分けることができる。
インナーテントはサイドから出入りもでき、アクセスしやすい。 フロントバイザーのおかげで雨の吹き込みを低減。フロントパネルは手持ちのポールを用いて跳ね上げ、リビングを拡張可能だ。
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tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) サーカス TC コンフォート ミッド
設営しやすさにTCならではの遮光性と通気性を備えた「サーカス TC」のミッドサイズ。本体に直接縫い付けられたフロントフラップは巻き上げ、メッシュ、オープンなど環境にあわせてアレンジ可能。
●使用サイズ:485×462×H310cm
●総重量:16.5kg

手持ちのポールを追加してフラップを跳ね上げればかなり開放的。
フロントパネルを張り出せるので、全閉でもワンポールテントとは思えないゆとりの居住空間が手に入る。フロアレスでコットを最大4台置けるためファミリー利用もOK。夫婦での利用ならゆったりすごせる。
トリポットやインナーテント、グランドシートなどオプション豊富。
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルームエアー/MDX+
日光を90%、紫外線を99.9%遮断することでテント内の温度上昇を大きく抑えるダークルームテクノロジーを搭載。さらに通常のメッシュに比べて1.5倍も風を通すワイドエアメッシュを採用して、真夏のキャンプをサポートする。
●使用サイズ:560×340×H215cm、インナー300×250×H175cm
●収納サイズ:直径約34cm×74cm
●重量:20kg
●就寝人数:4~5人

ダークルームテクノロジーを搭載。必要に応じて採光できるサイドウインドウを装備しているのもありがたい。
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GO LITE(ゴーライト) シャングリラ8+
待望の復活を果たしたゴーライトの大型2ポールテント。10畳相当の床面積をもつ大型テントだが、シルライト社のシリコンナイロンリップストップ生地を用いることで重量はわずか5.695kg。耐久性も高まっている。
●使用サイズ:290×570×H185cm

8人が横になれるゆったりとした室内。
別売りだったメッシュインナー「ネスト」が付属し、コスパのよさも光る。
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BE-PALベテランライターが厳選!注目のファミリーテント3選
キャンプに欠かせないファミリーテント。設営が楽にできるドーム型の人気が急上昇するなか、昔ながらのロッジ型も新たな魅力をプラス。カンタンに美しく立てられる、注目のファミリーテントを紹介する。
SABBATICAL(サバティカル) サバルパインドーム
張りのある三角形の面(トラス構造)が12か所もある、強度に優れたドーム型シェルター。各面のメッシュ窓はフルクローズ可能だから、天候やシーズンを問わず活用できる。天頂部には換気窓付き。
●収納サイズ:L82cm×W42cm×H31cm
●重量:23.8kg(ポール10.3kg、ペグ820g)

正面ドアの裾先端部が、ジッパースライダーと連動。ドアを開けると裾もいっしょに引き上げられる仕組みだ。

リビングシートが標準装備されているから、くつろぎスペース用シェルター、就寝用テントと使い分けが容易。
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WILD THINGS(ワイルドシングス) BASE CAMP T-2
ユニット状フレーム9個と8本の連結用ワンタッチフレーム。慣れればスムーズに設営でき、なによりその仕上がりの良さに満足すること間違いナシだ。「BASE CAMP T-2」は外幕。フレーム「FM-3045」とインナー「T-0」は別売り。

脚ポールと交差する14か所が三角形になっている。このトラス構造が、フレーム全体の剛性を高める役割をする。

6ユニットある立ち上げフレームの左右、奥行き方向はワンタッチ接続式だから、各フレームに負荷が分散される。

インナーなしだと、幅300×奥行き450cmというだだっ広いスペースに。高さは240cm。

別売りインナー(T-0)をつければ、ロッジ型2ルームテントとして使える。
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tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) プリン
懐かしさが漂う佇まいと、新鮮な色使いにヒット性を予感させるモデルだ。屋根はPU撥水加工ポリエステルで、インナーは撥水加工された通気性のあるTC素材。背面には格子窓付き。
●収納サイズ:約700×310×340mm(※収納ケース2つ組み合わせ時)
●重量:約5.89kg(フライシート、インナーテントのみ)

標準装備のグラウンドシートは、トグルで手軽に着脱できる。
壁と天井の圧迫感が少なく、ゆったりと過ごせる。フライシートは左右どちらも張り上げが可能。空間を広々と使え、巻き上げて収納もできるので、シーンに合わせてさまざまなレイアウトができる。
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▼参考記事
アウトドアの達人がチェック!おすすめファミリーテント6選
テントも家族サイズとなれば、価格もアップ。それだけに注目したい設営のしやすさ、快適性、収納性などをアウトドアの達人がチェック!
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
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価格 | |||
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ノーチラス4×4 | ![]() | ¥198,000 | |
YOKA(ヨカ) ヨカ キャビン〈基本セット〉 | ![]() | ¥88,000 | |
ogawa(オガワ) クーポラ | ![]() | ¥196,900 | |
MOSS(モス) アンコール | ![]() | ¥343,200 | |
Nortent(ノルテント) ギャム4 | ![]() | ¥201,300 | |
CHUMS(チャムス) ブービー キャビン テント 4 | ![]() | ¥162,800 | |
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ノーチラス4×4
アウトフレーム構造で、フライに吊り下げ式インナーを付けたまま立ち上げられるので、設営は意外と簡単。また、ウォール全体が三角形のパネルで構成されているのも見逃せない。「三角を基調としたこのトラス構造というのは、剛性を高くするメリットがあります」(佐藤さん)。
●収容人数:4人(最大8人)
●サイズ:310×220×高さ235cm
●重量:20.9kg

たくさん設けられた開閉可能なメッシュ窓に加え、下からもしっかりと通気できるベンチレーターがあり、換気性能はバッチリだ。

メインのクロスポールと左右のアーチポールをガッチリ留めるリッジポール(露出した黒いポール)が、剛性を高めている。

寄りかかろうが、押し倒そうとしようがビクともしない。「このサイズでこれほど高い剛性があるテントは珍しいよね」(佐藤さん)
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YOKA(ヨカ) ヨカ キャビン〈基本セット〉
ボトムをペグダウンして、メインポール2本を突っ張るだけで自立し、寝室後部に居住性を高めるサブポールをセットすれば完成。さらに付属の伸縮ポール2本を活用して、張り出しに段差を付けてセットしたり多彩な張り方ができるようになっている。薪ストーブ用の煙突ポートが付いているのでオールシーズン使える。
●収容人数:2~4人
●サイズ:355×270×高さ220cm
●重量:約12kg

張り出し部分にジッパー着脱式の横幕(付属)を付けることで、風雨の吹き込みを防ぐことができる。シルバー部分は再帰反射素材。
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ogawa(オガワ) クーポラ
7本のアーチポールで構成された、張りがあって美しい佇まいの大型ドーム。インナーはフロアレス仕様で、付属の着脱式グランドシートを就寝人数に合わせてセットして使えるのが特徴的だ。また、左右に振り分けて寝室をセットし、中央部をリビングとして使うこともできる。「前後左右に出入り口があって、大人数で使うときは便利だよね」(佐藤さん)
●収容人数:8人
●サイズ:570×285×高さ200cm
●重量:15.95kg(付属品除く)

フライのベンチレーターとリンクしたインナー天井部の換気窓は、「テント内に適度な換気システムを成立させます」(佐藤さん)

着脱可能なグランドシートは、インナー全面、一部を土間仕様にもセットできる。すべてはずせばシェルター仕様になる。

インナーには、入り口部分(色の薄い部分)を除いて全面に通気性の高いTC素材(色の濃い部分)を使っている。

インナー用の3種類のポールは色分けされ、ポールスリーブ先端の色に合わせてインサートすれば迷わず設営できる。
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MOSS(モス) アンコール
フロアの4辺以外、すべて曲線と曲面で構成された美しいシルエットのモデル。その存在感は、前室がない、出入り口がひとつしかないといったデメリットを補って余りある。復刻に当たっては保存されていた設計図等をもとに忠実に再現され、米国イーストン社製ポールを除いてほとんどが日本製で、幕体も1984年当時のオリジナルカラーを採用。
●収容人数:2~4人
●サイズ:206×267×高さ199cm
●重量:6.4kg

内部空間を押し広げる機能を持つサイドの窓。デザイナーのビル・モスはこの窓からの景色を1枚の絵と捉えた。

ハーフフライ仕様で前後室はないが、外観の美しさはバツグンだ。もちろん、インナーのドアパネルは防水仕様。

魚座型に交差したポールが作り出す広い天井はオールメッシュ。「身長186cmの私でも立って着替えられますよ」(佐藤さん)
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Nortent(ノルテント) ギャム4
ノルウェーの先住民、サーミ族の伝統的な住居である「Gamme」をイメージして開発されたモデル。薪ストーブ用煙突ポートや裾全周にスノーカートを装備し、過酷な気象条件下でテント泊をする研究者からも高く評価されている。インナーは別売り。
●収容人数:4~5人
●サイズ:直径315×高さ160cm
●重量:5.8kg

換気窓の連携はバッチリ。
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CHUMS(チャムス) ブービー キャビン テント 4
フラッグがなくても十分に存在感のある2ルームテント。4人がゆったり寝られる寝室に加え、広いリビングルームが備わり、張り出しをセットすればとても開放的だ。リビングには印象的な赤い格子のTPU(サーモプラスチックポリエチレン)製窓が付き、インナーのドアには小物ポケットを装備。
●収容人数:4人
●サイズ:約300×500×高さ200cm
●重量:約24.7kg
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現役スペシャリストが徹底批評!ファミリーテント3選
アウトドアギア開発に携わる現役スペシャリストが、ファミリーテントを徹底批評!

このふたりがテスト!
アウトドア用品デザイナー・佐藤裕一郎さん(左)大手テントメーカーで23年のキャリアを積んで独立。現在は準フリーランスとして、テントをはじめとしたギアの開発に携わるツワモノ。
アウトドア用品プロデューサー・影山盛太さん(右)国内のみならず、海外ブランドのテントや、ギア、パーツ類のデザインを手がける専門家。豊富な知識と分析力は日本一といっても過言ではない。
SABBATICAL(サバティカル) ギリア
アーチフレームに独自のブリッジフレームをプラスした変形トンネル型。2人用インナー使用時のリビングスペースは、(横から見て)幅が約370cm。テーブルやチェアをセットしてもゆったり過ごせる。
●サイズ(約):520×300×H170cm(2人用/280×150cm、5人用/280×250cm)
●収納サイズ(約):67×35×H30cm
●総重量(約):13.8kg
「通気性が良く、自由度の高い使い勝手がいいですね。開放感があり、風、日射し、雨など、自然からの〝贈り物〟を素直に喜べて、まるで伝統的な日本家屋のよう」(佐藤)

ブリッジフレームで3本のアーチポールを固定。アーチポール間にテンションがかかり、テントとしての剛性がアップ。

インナーをはずせば広~いシェルターに。「もう少し高さが欲しい気もするけど、このコスパ、最強ですね!」(影山)
MSR(エムエスアール) ハビチュード6
パッと見、複雑そうに見えるフレームワークだが、じつは、3つのクロスポールを組み合わせたシンプルな構造。6人用のビッグなサイズなのにとても立てやすいのが印象的。
●サイズ(約):254×427×H195cm(254×305cm)
●収納サイズ(約):58×25cm
●総重量(約):6.35kg

身長186cmあるオレでも立てるよ!クロスフレームで押し広げられた室内は、「高さも広さも文句なし。出入り口が1か所なのが玉に瑕」(影山)

緊急時にテントから脱出するときも安心な、閉めたときにスライダーが1か所に集約されるタイプのドアジッパー。

「荷重点が上に集中しないように設計されてるから、高さがあるのにかなり風に強いですよ、コレ」(佐藤)
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ギギ2
ワンポールの「ギギ-1」をスケールアップ。左右に別売りの「ギギインナー」をセットしても、中央部には幅400cm超のリビングスペースが確保できる。
●サイズ(約):750×400×H220cm
●収納サイズ(約):72×20×H25cm
●重量(約):7.5kg

両サイドを補助ポールで立ち上げるので、サイドの空間はかなり広い。メッシュ窓も付き、通気性も考慮。

「補助ポールで立ち上げたサイドの壁際で椅子に座っても、このとおり。頭が幕体につかないのはスゴイ!」(影山)
▼参考記事
全国アウトドアショップの店員さんの推し!設営が楽で広々なファミリーテント5選
全国アウトドアショップの店員さんが"本当に推したいファミリーテント"を徹底調査!いわば、プロの目で選出されたベストバイギアだ。
テントは大きくなればなるほど、設営が面倒くさいと思われがちだが、設営が楽なのに広々としたサイズで、ゆったりと快適に過ごせるモデルが目白押し!
mont-bell(モンベル) ムーンライト キャビン4
4人用インナーテントに加え、幅275×奥行き300cmもの広いリビングスペースがある。しかも付属ポールでヒサシを大きく張り出すことができ、お値打ち感は満点だ。
月明かりの下でも設営できるほど設営が簡単スムーズなモンベルのロングセラー「ムーンライトテント」。同シリーズでお馴染みのAフレームをふたつ組み合わせ、センターポールで連結した独特のフレーム構造のテントだ。
フライシート(テント本体)をフレームに吊り下げるアウターフレーム式。幕体をフックで留めていく方式で、設営はとても楽ちんだ。吊り下げ式のインナーテントをフライシート(テント本体)に取り付けておけば、フレームに取り付けるだけで両方を一気に立ち上げることができる。
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ogawa(オガワ) ファシル
フロアサイズ265×495cmだが、同じ長さのポール4本で迷うことなく立ち上げられるのが魅力。ウォール全面に大型メッシュパネルがあり通気性調節も思いのままだ。
●対応人数:4人
●サイズ:フライ/495×265×H180cm、インナー/250×200cm
●収納サイズ:72×32×32cm
●重量:13.6kg(付属品除く。付属品約3.1kg)
大型テントはフレームワークが複雑になりがちだが、ogawa「ファシル」は迷わず立てられる点が特長だ。同じ長さのポール4本で設営するため、はじめてでも直感的に迷うことなく立ち上げることができる。ファミリーキャンプに初挑戦する人には断然おすすめのテントだ。
天井部にセットするルーフフライと換気調節自在なベンチレーターが付いているので、雨の日もテント内の通気が良く、ムシムシしにくい。
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Snow Peak(スノーピーク) アメニティドーム M
4人家族にぴったりなサイズで設営も簡単。テント高を抑えたデザインのため、風の影響を受けにくいのも特徴。懐にやさしい価格帯で、エントリーキャンパーにお薦めだ。
「高品質=高価」という法則を打ち破る高コスパなロングセラーテント。フライの表面にはテフロン撥水加工とUVカット加工、裏面にはポリウレタン防水加工が施され、雨をしっかりシャットアウト。
フライシートは前面とサイド片側に出入り口があり、使い勝手も上々。テント高が低めになっているので、室内で立ち上がることはできないが、そのぶん風に強く強風下でもテントが歪みにくい。
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ogawa(オガワ) ティエラ ラルゴ
フライには開閉可能な大型メッシュパネルを随所に装備。夏は涼しく冬は暖かいT/C素材のインナーテントが採用され、オールシーズン快適に過ごせるモデルだ。
●対応人数:5人
●サイズ:フライ/310×620×H210cm、インナー/300×220×H182cm
●収納サイズ:80x45x40cm
●総重量:22kg
インナーテントの室内高が182cm、リビング部の高さが210cmと、どちらもヘッドクリアランスに優れておりテント内での過ごしやすさは抜群だ。インナーテントの生地には遮光性・通気性に優れたT/C素材(ポリエステルとコットンの混紡)を使用。床には防水性に優れたPVC素材を使用しており、雨の日も浸水の心配なく過ごせる。
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Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームカーブ
風に負けない剛性、雨や雪に対応する素材や作り、盛夏でも快適に過ごせる換気&通気性能を併せ持つ最高峰モデル。前面の張り出しには雨風の吹き込みを防ぐマチ付き。
●対応人数:4~5人
●サイズ:フライ/350×580×H200cm、インナーテント/300×225×H185cm
●収納サイズ:83×34cm
●総重量:約24kg
氷点下になる冬から蒸し暑い盛夏まで、4シーズンに対応するモデル。フライ約3,000mm、フロア約10,000mm、ルーフ約3,000mmと、十分な耐水圧を持つ素材が使われ、広さと強度を両立した独自のフレーム構造を採用。
テフロン防水加工が施されたフライシートの裏には、遮光性のあるポリウレタンコーティングが施されている。フライシートの裾全周にペグ留めできるスカートを装備しているので、冬は冷気の侵入を、夏場は不快害虫の侵入を防ぐことができる。
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