
コールマンやスノーピークなどの定番人気から、2ルームタイプ、設営が簡単なものなど、さまざまなモデルを紹介。
2024年の売れ筋や、BE-PAL編集部による設営レビュー、全国アウトドアショップ店員さんのおすすめ、アウトドアの達人たちによる検証なども必見だ。ファミリーやグループでのキャンプが楽しめる、お気に入りのテントを見つけよう。
CONTENTS
テントの種類をおさらい
スタンダードな「ドーム型」
ドーム型は天井に丸みを持たせた形の、最もオーソドックスな形状のテント。丸みを帯びた形は四方からの風を受け流し、山間部の変わりやすい天候にも耐えることができる。
柱となるポールをまっすぐに立てるのではなく、湾曲に反らせることでテントの居住空間を広げている。大人1人が立っていられるほど頭上にゆとりのあるタイプもあり、窮屈感を感じにくい作りになっている。中で簡単な作業や着替えも可能な点など、使い勝手の良いテントであると言えるだろう。
ドーム型は設営も簡単で、メインポールを2本クロスさせてスリーブに差し込むことで立ち上げることができる。慣れると1人でも設営できるため、ソロキャンパーからの人気も高い。
室内が広い「トンネル型」
トンネル型は、フレームをアーチ状に並べて設置するのが特徴のテント。独特な形状をしていることから、『イモムシ型』『カマボコ型』と呼ばれることもある。
トンネル型テントの特徴としては、タープが必要ないことが挙げられる。多くのトンネル型テントは『前室』『寝室』の2部屋を確保できるため、テント一つだけでリビングと寝室両面の役割を備えている。もし雨が降っても、テントの開口部を閉じてしまえば中に吹き込むことがないため、天気が変わりやすい山の中でも快適に過ごせるだろう。
とんがり屋根の「ティピー型」
ティピー型は、横から見ると三角形、真上から見ると丸・多角形という、円錐型の構造になっている。もともとは、アメリカの先住民が住居用として草原に立てていたため、インディアンティピーと呼ばれることもある。
ティピー型テントの特徴として挙げられるのは、組み立てが簡単なこと。『ワンポールテント』とも呼ばれる通り、ポール1本で設営可能なため、キャンプ初心者やソロキャンパーにも向いている。周囲をぐるりとペグで打ち付けることで突風や強い風にも耐えることができ、風を受け流しやすいことも利点の一つだ。
山小屋のような「ロッジ型」
ロッジ型は、山小屋のようなフォルムをしたテント。1970年代に流行したデザインだが、SNSで取り上げられることが増え、再度人気が高まってきている。デザイン性が高く、まるで絵本の世界から飛び出してきたようなフォルムは、写真映えすることだろう。
切り妻屋根のような形状で、正面から見ると縦に長い五角形になっているテントが多い。普段生活している住宅のように、壁と天井が分かれているので、他のテントよりも居住スペースが広く感じるのも特徴だ。ソファやテーブルなどの大きな家具も置きやすく、リビングルームをまるごと外に持ってきたような配置にもできる。家族やグループでのキャンプに向いているといえる。
▼参考記事
基本的なテントの選び方
設営が難しくないか
キャンプの中でも、テントの設営は時間を取られる作業の一つ。多くの人は、テントはサクッと設営して、ほかのアクティビティに時間を取りたいと思うだろう。そのため、設営に時間がかからないかもチェックしておく必要がある。
キャンプ初心者や、テント設営に慣れていない人には、ドーム型がおすすめ。ティピー形(ワンポールテント)も設営・撤収が迅速にできるが、ペグの打ち方で張り具合や強度が変わるので、ちょっとしたコツが必要だ。ドーム型のテントなら、初心者でも確実に強度の高い形で張ることができ、突然の強風や強雨の際にも安心できる。
防水性・通気性があるか
キャンプに行く時期によっては、湿気や雨に悩まされることもあるため、機能性も忘れずにチェックしよう。特にチェックすべきは、防水性と通気性だ。
ほとんどのテントには防水加工は施されているが、モデルによって程度や防水加工がされている部分が異なる。テントの防水性能は『耐水圧』で表すが、強い雨にも耐えるテントが欲しいなら、耐水圧1500mm以上のものがおすすめ。
通気性については、インナーテントにメッシュ素材が使われているか、ベンチレーション機能が搭載されているかを確認しよう。テントは防水加工が施されているため、通気性が犠牲になるケースがある。通気性が悪いと、夏場の寝苦しさにつながるので、通気性もチェックするのがおすすめだ。
▼参考記事
「BE-PALアウトドアアワード 2024」部門賞ノミネートの5人以上用テント
ogawa(オガワ) ソレスト
6人まで就寝可能な大型インナーテントとルーフフライ(写真では未装着)を装備。別途ポールを用意すれば前後左右のパネルを跳ね上げられ、張り方のアレンジも思いのままだ。
●対応人数:6人
●設営サイズ:600×375×H210cm
●収納サイズ:78×42×34cm
●重量:約14.1kg(幕体一式)、約7.1kg(ポール)、約3.45kg(付属品)
パネルと天窓が生み出す圧倒的な開放感の6人テント。全面メッシュにすることができ、開放感バツグン! スカート付きでフルクローズにすれば冷気をシャットアウトできる。季節を問わずに一年中使える。

大きな天窓を備える。雨のときはルーフフライを張ればOK。高さも十分!
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2024年のベストヒット!5人以上で使える人気テント2選
ogawa(オガワ) アポロン
寝室部とリビング部を持つ5人用の大型2ルームテント。両サイド、前後のウォールは全面メッシュパネルにすることができ、全開すれば風通し良く、全閉すれば暖かく過ごせる。
●使用サイズ:320×585×H205cm
●インナーサイズ:300×210×H188cm
●重量:約23kg
●対応人数:5人
トンネル型に見えるけれど、天井には縦方向に3本のリッジポールを加えることで強度アップ。自立するので設営後の位置調整が楽にできるのがイイ。
前後出入り口と3枚のサイドパネルはフルオープン可能。開放的だし、どこからも大人がしゃがむことなく出入り可能だ。5人が横になれるインナーテントは吊り下げ式で、取り外してシェルター利用するのもあり。スカート、ルーフフライ標準装備。
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GO LITE(ゴーライト) シャングリラ8+
待望の復活を果たしたゴーライトの大型2ポールテント。10畳相当の床面積をもつ大型テントだが、シルライト社のシリコンナイロンリップストップ生地を用いることで重量はわずか5.695kg。耐久性も高まっている。別売りだったメッシュインナー「ネスト」が付属し、コスパのよさも光る。
●使用サイズ:290×570×H185cm
●対応人数:8人

8人が横になれるゆったりとした室内。
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BE-PALスタッフがレビュー!5人以上が就寝できるテント7選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 対応人数 | |||
Coleman(コールマン) タフ2ルーム DX/3025(グレージュ) | ![]() | ¥98,780 | 5人 | |
ogawa(オガワ) グロッケ12 T/C Ⅱ | ![]() | ¥126,500 | 6人 | |
ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ78R T/C | ![]() | ¥184,800 | 5人 | |
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルーム TX/MDX | ![]() | ¥103,290 | 4~5人 | |
ogawa(オガワ) ピレウス | ![]() | ¥145,200 | 5人 | |
ogawa(オガワ) クーポラ | ![]() | ¥196,900 | 8人 | |
MSR(エムエスアール) ハビスケープ6 | ![]() | ¥90,200 | 6人 | |
キャンプが楽しくなる5人以上対応のファミリーテントを検証
BE-PALスタッフが厳選したおすすめのファミリーテントから、5人用以上のモデルをピックアップ。すべて張ってみて、ペグダウンの数や大きさ、就寝時の最大人数、主だった特徴などをまとめてお伝えする。
(※「MAX」は付属インナーテントの最大就寝人数を、「ペグダウン」は外幕全閉時に最低限必要な本数(ガイラインの本数)を示す)
Coleman(コールマン) タフ2ルーム DX/3025(グレージュ)
サイドのメッシュパネルと上部の換気窓の連動でスムーズな換気が可能。また内・外幕ともに、別売りのリバーシブルファンベンチレーションが取り付けられる。
●MAX:5人
●ペグダウン:16(8)本
●重さ:約18kg
空気の流れを考慮した換気システムが充実の2ルームテント。メインクロスフレームにフロントフレームを追加することでリビングルームの居住性を向上。サイドはDドアスタイルとなっており、スムーズに出入りできる。
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ogawa(オガワ) グロッケ12 T/C Ⅱ
通気性に優れたT/C素材に加え、出入り口を含めた各辺の立ち上げ部分には、生地パネルと二重構造のメッシュパネルを装備。上部のベンチレーターと連動して換気調節も自在だ。薪ストーブがセットできるのでオールシーズン活躍してくれる。
●MAX:6人
●ペグダウン:15(10)本
●重さ:約11.85kg(幕体)、約3.85kg(ポール)、約2.85kg(付属品)
ボトム5か所をペグダウンしてセンターポールを立て、ガイラインをセットするだけ。設営自体はとても簡単だ。
正面のヒサシは、左右別々に巻き上げもできる。
着脱可能なグランドシートが標準装備。トグル式だから就寝人数に応じて簡単にサイズ調節ができる。
後部には薪ストーブ用煙突ポートを装備。煙突が触れる部分には耐熱素材が施されている。
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ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ78R T/C
4面に大きなメッシュ窓がある5人用インナーテントを備えた、ロッジ型2ルーム。幕体にはT/C素材が使われているので、通気性が良く夏場も快適に過ごせる。
●MAX:5人
●ペグダウン:18(6)本
●重さ:約13.46kg(幕体)、約14.0kg(ポール)、約3.35kg(付属品)
内部に取り付けるライナーシートは結露が滴るのを防ぎ、強い日差しを和らげる効果も。
▼参考記事
キャンプビギナーのBE-PALスタッフが設営&レビュー!
キャンプビギナーの『BE-PAL』編集部員が実際に使ってわかった「凄いテント」から、5人以上で使えるモデルをピックアップ!

BE-PAL編集部・カジハラがテスト!
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルーム TX/MDX
コットンのような風合いを持つ、耐久撥水加工済みのポリエステル生地「テックスファイバー」を使用した2ルームテント。広々としたリビング、4~5人が寝ることができる寝室があり、ファミリーキャンプにぴったり。
●対応人数:4~5人
●設営サイズ:約560×340×H210cm
●収納サイズ:直径約35×74cm
●重量:約20.5kg
ファミキャンデビューにはコレ! オールシーズン対応の入門モデル
【設営時間:2人で33:00】

リビングの天井が寝室より高い!
「TexFiber」というコットンのような風合いの新素材を幕体に使ったモデル。重くて車から取り出すのは大変だったけど、設営してみたら広いリビングと、高さ173cmの寝室があって、ゆったり団らんできる快適さ満点のスペースのでき上がり。

封筒型寝袋を4つ並べられる。

テープは収納ポケットへIN
足を引っ掛ける心配のあるグランドテープは、設営後に片側をはずしてポケットに収納可能。

フルスカート仕様で巻き上げもできちゃう
フライ裾のスカートは、季節や天候などの状況に応じてトグルで留めておくことができる。

直感的な設営を助ける色分けパーツ
スリーブ先端の色に合わせてポールを挿入すれば間違える心配なし。親切な工夫がありがたい。
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ogawa(オガワ) ピレウス
フライシートの外側にポールをセットするアウタークロスポール構造を採用した。内部にポールがないため、スペースを広々と使うことができる。フライシートのみでシェルターとして張ることも可能。さまざまな張り方を楽しめる。
●対応人数:5人
●設営サイズ:約340×413×高さ240cm
●収納サイズ:70×34×32cm
●重量:約17.56kg(付属品除く)
シェルター利用もできる自由度の高さが魅力
【設営時間:2人で20:30】

ポールがないとこんなに広い!
外側にセットするアウタークロスポール構造。何がいいって、内部にポールがないからスペースを広々と使えること。幕体はT/C素材だから通気性がいいし、フロアは着脱式。さまざまな張り方を楽しめるので、グループやカップルキャンパーにもお薦め。

ポールが2本だけなのも助かる!
外側にポールがある生成りの幕体というだけでインパクト大。この個性的なシルエットも魅力の一つ。
インナーのフロアは着脱式で、サイズ調節も可能。フロアをはずせばシェルターとしても使える。

ポール要らずのひさしで手軽に涼しく!
前面出入り口の大きなひさしは、ガイラインのみで張ることができる。

設営が簡単な吊り下げ式
クロスポールの交差部にフライ頂点のフックを掛けてポールを立ち上げるだけ。
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BE-PAL編集部・イダがテスト!
ogawa(オガワ) クーポラ
最大8人収容できるレイアウト自在の大型ドームテント。ペグダウンは32か所と多いが、ポールとスリーブ先端の色分けのおかげで設営はスムーズだ。半面や両サイドなど自由自在にセットできる着脱式フロアは感動モノ。
●対応人数:8人
●設営サイズ:約570×285×高さ200cm
●収納サイズ:約70×34×34cm
●重量:約15.95kg(付属品除く)
どの角度から見ても個性的なデザイン
【設営時間:2人で27:00】

こんなに大きなテントを立てるのは人生初!

4方向すべてに出入り口が!
フロアはトグル留め式で、留め位置の変更もカンタン。
着脱式グランドシートで多彩なレイアウトを楽しめる
フロアをはずせば全長570cmの広いシェルターとしても。
全面フロアにすると、最大8人までが寝られるスペースに。

ベンチレーターは中からアクセスできる
メッシュパネルを開けて、テント内からベンチレーターの開閉調節ができる。

テープは両端とも取りはずし可能
両端にフックが付いたグランドテープは、設営後は完全に取りはずせる。
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MSR(エムエスアール) ハビスケープ6
室内高195cmと、とにかくヘッドクリアランスがいいテント。 背の高い大人でも余裕をもって立つことができ、テント内での着替えも楽ちんだ。独自のフレーム構造で室内は広々。立てやすさと居住性を両立させている。
●対応人数:6人
●設営サイズ:約427×254×高さ195cm
●収納サイズ:約61×25cm
●重量:6.52kg
立てやすさと居住性の両立で選ぶならコレ!
【設営時間:2人で22:30】

とにかくヘッドクリアランスがいい!

6人用でこの軽さ!

フライ・インナー間も通気性良好
吊り下げ式インナータイプは、フライとの隙間が大きく空くのが特徴。雨天でも通気性を確保できる。

側面中央まで防水が頼もしい
フライ両側は通気性を考慮して裾が短めだが、フロアとサイドの赤い生地は耐水圧が高いので安心だ。

独自のフレーム構造が広さの秘訣
前後出入り口上部と両サイドにポールの出っ張りがあることで、インナーを外側に押し広げるポールワーク。
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全国アウトドアショップのイチオシ!5人以上用テントのベストバイ5選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 対応人数 | |||
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ランダー6 | ![]() | ¥93,500 | 6人 | |
MSR(エムエスアール) ハビチュード6 | ![]() | ¥95,700 | 6人 | |
Coleman(コールマン) 【WILD-1別注】タフスクリーン2ルームハウス/MDX | ![]() | ¥98,780 | 4~5人 | |
ogawa(オガワ) ティエラ ラルゴ | ![]() | ¥217,800 | 5人 | |
Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームカーブ | ![]() | ¥134,400 | 4~5人 | |
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ランダー6
フライを立ち上げてからインナーテントを吊り下げるアウトフレーム構造。幅290×奥行き250cmの広さを誇るインナーは天井高が約2mもあり、内部でも快適に過ごせる。
●対応人数:6人
●サイズ(フライ装着時):幅315×奥行き545×高さ205cm
●サイズ(インナーのみ):幅290×奥行き250×高さ190cm
●収納サイズ:27×72×27cm
●総重量:約9.70kg
大人6人で使えるゆったりサイズ
フライシートにポールをセットして立ち上げるアウターフレーム構造。6人用の大きなテントだが、設営そのものはとても簡単だ。収納時に吊り下げ式インナーテントを取り付けたままにしておけば、フレームを立ち上げるだけで本体部分が完成し、あとはリビング用フレームをセットするだけ。
手持ちのポールでフライシートの前面を張り出せばリビングスペースを広げることができ、大人数でも窮屈な思いをすることなく過ごせる。インナーテントは吊り下げ式だから、フライシートを立ち上げてからでも着脱可能。インナーテントを取り外せばは広々としたシェルターとしても使え、グループでキャンプするときのくつろぎスペースにもなる。
推しコメント
「天井が高いので立ったままで着替えられ、着替えが多くなるファミリーにお薦めです!」(アウトドアショップ・ベースキャンプ)

フライシート両サイドに大きなドアがあるので、複数人のときも出入りが楽にできる。
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MSR(エムエスアール) ハビチュード6
サイドウォールが大きく外側に押し広げられ、正面ドアがほぼ垂直に立ち上がっているので出入りがとても楽。前室は奥行きが122cmもあり、荷物置き場として重宝する。6人用の大型ドームながら、直感的に設営できるシンプルな構造で、ビギナーにもおすすめできるモデルだ。(※タンカラーのフライシートは在庫からの購入のみ可能。レギュラーカラーはブルー)
●対応人数:6人
●サイズ(フライ装着時):幅254×奥行き427×高さ195cm
●サイズ(インナーのみ):幅254×奥行き305×高さ約182cm
●収納サイズ:幅58×奥行き25×高さ25cm
●総重量:6.35kg
居住空間を押し広げる独特のフレームワーク
長いクロスポールと両サイド用の短いクロスポール2セットだけで簡単に立ち上げられるセルフスタンディング・タイプ(自立式)のテント。インナーテント4面のサイドウォールが大きく外側に向けて押し広げられる独自のフレームワークにより居住性が良い。従来、クロスドームの弱点であった内部の狭苦しさを解消し、広々とした空間が大きな魅力になっている。
また、正面のドアが限りなく垂直に近い状態まで立ち上がるので、とても出入りしやすい。大きいわりに出入り口が正面の一つしかないのは玉に瑕ではあるが、正面ドアが大きく開くので、出入りそのものはとてもスムーズ。
天井がメッシュ地のインナーテントは吊り下げ式で、フライシートとの間に十分な空間ができるため、フライシート両サイドの裾部から外気がテント内にスムーズに入り、通気性も抜群。
推しコメント
「山岳テントのMSRが本気でつくるファミリーテント。強靭な構造で悪天候でも安心して使えます!」(GOOD OPEN AIRS myX)
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Coleman(コールマン) 【WILD-1別注】タフスクリーン2ルームハウス/MDX
耐久撥水加工のポリエステル製ながら、コットンのような風合いを持ち速乾性にも優れた新素材の幕体。大きな2ルームだが、ひとりでも設営できるアシスト機能付きだ。
●対応人数:4~5人
●使用時サイズ:本体/約560×340×210(h)cm、インナー/約350×250×173(h)cm
●収納サイズ:直径約35×74cm
●総重量:約19kg
新素材「テックスファイバー」を採用
ヘッドクリアランスもよく、居住性の良さは上々。フライのサイドパネルや前面パネルを張り出せるキャノピーポール2本が付属しているのもうれしい。リビング部のフライ裾部にはスカートが装備されているので、悪天候にも対応する。

インナーテントをはずせば、広いシェルターとして使うこともできる。
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ogawa(オガワ) ティエラ ラルゴ
フライには開閉可能な大型メッシュパネルを随所に装備。夏は涼しく冬は暖かいT/C素材のインナーテントが採用され、オールシーズン快適に過ごせるモデルだ。
●対応人数:5人
●サイズ:フライ/310×620×H210cm、インナー/300×220×H182cm
●収納サイズ:80×45×40cm
●総重量:22kg
通気性と快適性を併せ持つ2ルーム
インナーテントの室内高が182cm、リビング部の高さが210cmと、どちらもヘッドクリアランスに優れておりテント内での過ごしやすさは抜群だ。インナーテントの生地には遮光性・通気性に優れたT/C素材(ポリエステルとコットンの混紡)を使用。床には防水性に優れたPVC素材を使用しており、雨の日も浸水の心配なく過ごせる。
フライシートの随所に開閉可能な大型メッシュパネルがあり、裾全周にスカートを装備。前面パネルを張り出すためのポールも付属している。
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Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームカーブ
風に負けない剛性、雨や雪に対応する素材や作り、盛夏でも快適に過ごせる換気&通気性能を併せ持つ最高峰モデル。前面の張り出しには雨風の吹き込みを防ぐマチ付き。
●対応人数:4~5人
●サイズ:フライ/350×580×H200cm、インナーテント/300×225×H185cm
●収納サイズ:83×34cm
●総重量:約24kg
日本の四季に対応する機能が満載
氷点下になる冬から蒸し暑い盛夏まで、4シーズンに対応するモデル。フライ約3,000mm、フロア約10,000mm、ルーフ約3,000mmと、十分な耐水圧を持つ素材が使われ、広さと強度を両立した独自のフレーム構造を採用。
テフロン防水加工が施されたフライシートの裏には、遮光性のあるポリウレタンコーティングが施されている。フライシートの裾全周にペグ留めできるスカートを装備しているので、冬は冷気の侵入を、夏場は不快害虫の侵入を防ぐことができる。
インナーテントは通気性に優れ、冬には結露しにくいコットン混紡素材を使用。前面の張り出しパネルには、さまざまなアレンジができるサイドウォール付き。張り出し用キャノピーポールは標準装備。
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▼参考記事
アウトドアの達人がチェック!5人使用OKのファミリーテント2選
SABBATICAL(サバティカル) ギリア
アーチフレームに独自のブリッジフレームをプラスした変形トンネル型。2人用と5人用インナーが標準装備されており、お買い得感満点。2人用インナー使用時のリビングスペースは、(横から見て)幅が約370cmあり、テーブルやチェアをセットしてもゆったり過ごせる。
●サイズ(約):520×300×H170cm(2人用/280×150cm、5人用/280×250cm)
●収納サイズ(約):67×35×H30cm
●総重量(約):13.8kg

このふたりがテスト!
アウトドア用品デザイナー佐藤裕一郎さん(左)大手テントメーカーで23年のキャリアを積んで独立。現在は準フリーランスとして、テントをはじめとしたギアの開発に携わるツワモノ。
アウトドア用品プロデューサー影山盛太さん(右)国内のみならず、海外ブランドのテントや、ギア、パーツ類のデザインを手がける専門家。豊富な知識と分析力は日本一といっても過言ではない。
「通気性が良く、自由度の高い使い勝手がいいですね。開放感があり、風、日射し、雨など、自然からの〝贈り物〟を素直に喜べて、まるで伝統的な日本家屋のよう」(佐藤)
ブリッジフレームで3本のアーチポールを固定。アーチポール間にテンションがかかり、テントとしての剛性がアップ。

インナーをはずせば広いシェルターに。
「もう少し高さが欲しい気もするけど、このコスパ、最強ですね!」(影山)
▼参考記事
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ノーチラス4×4
アウトフレーム構造で、フライに吊り下げ式インナーを付けたまま立ち上げられるので、設営は意外と簡単。また、ウォール全体が三角形のパネルで構成されているのも見逃せない。付属インナーは左右どちらにでも付けられ、別売りインナーも装着可能だ。
●収容人数:4人(最大8人)
●サイズ:315×220×高さ220cm
●収納サイズ:35×90×35cm
●重量:20.9kg
インナーを増設すれば2家族でも使える!

剛性の高さが半端ない! ※張り出し用ポールは付属しない。
「三角を基調としたこのトラス構造というのは、剛性を高くするメリットがあります」(佐藤さん)。
たくさん設けられた開閉可能なメッシュ窓に加え、下からもしっかりと通気できるベンチレーターがあり、換気性能はバッチリだ。
メインのクロスポールと左右のアーチポールをガッチリ留めるリッジポール(露出した黒いポール)が、剛性を高めている。

寄りかかろうが、押し倒そうとしようがビクともしない。
「このサイズでこれほど高い剛性があるテントは珍しいよね」(佐藤さん)
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まだまだある!おすすめの5人用以上テント
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 対応人数 | |||
Coleman(コールマン) コクーン DRリミテッド | ![]() | ¥275,000 | 5~6人 | |
Mt.SUMI(マウントスミ) ストーブテント ノナ アエル T/C | ![]() | ¥132,000 | 8人 | |
RATELWORKS(ラーテルワークス) ヴォーゲル | ![]() | ¥97,800 | ~9人 | |
snow peak(スノーピーク) ランドロック | ![]() | ¥217,800 | 4~5人 | |
snow peak(スノーピーク) アメニティドームL | ![]() | ¥57,200 | 4~5人 | |
LOGOS(ロゴス) グランベーシック PANELドゥーブル WXL-BC | ![]() | ¥239,800 | 6人 | |
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) モンテ スクリーンツールームドームテント | ![]() | ¥88,000 | 6人 | |
Bears Rock(ベアーズロック) ハヤブサテント 4~5人用 | ![]() | ¥23,500 | 5人 | |
Coleman(コールマン) コクーン DRリミテッド
コールマンの最高峰シリーズ「マスターシリーズ」の20周年を記念した特別モデル。同シリーズのフラッグシップモデルの仕様に加えダークルームテクノロジーを搭載し、 夏でも快適なキャンプを実現する。
●定員:5~6人
●サイズ:本体/約670×400×220(h)cm、インナー/約360×240×195(h)cm※二つ目のインナーテントは別売り
●収納時サイズ:直径約40×85cm
●重量:約35kg
遮光性に優れた生地を使用し、日光から受ける影響を大幅低減させる「ダークルームテクノロジー」。紫外線を99.9%カットしつつ、日光を90%以上ブロックすることで暑さや眩しさによる目覚めを防いでくれる。
カラーはルーフフライ・スカートに至るまで全体を「マスターグレージュ」一色に統一。自然になじむニュアンスカラーで、シンプルながらもエレガントな印象だ。
▼参考記事
Mt.SUMI(マウントスミ) ストーブテント ノナ アエル T/C
薪ストーブのために設計されたチムニーホール付きワンポールテントの進化版。フルメッシュの入り口を2面追加し、通気性、採光性、居住性がUP。
●対応人数:8人
▼参考記事
RATELWORKS(ラーテルワークス) ヴォーゲル
跳ね上げ可能な新しいドームテント。ドーム型テントとタープのメリットを融合し、圧倒的な開放感が特徴。夏はフルメッシュで涼しく、冬にはシェルターテントとして、1年を通じてキャンプを楽しめる。跳ね上げスタイルをはじめ、状況や気分に応じて12パターン以上のアレンジが可能だ。
●対応人数:想定人数~6人、最大人数~9人
●サイズ:約480×530×216cm
●収納時サイズ:約40×70×35cm
●重量:約19.25kg(ツールバッグを除く)
付属のフライドアとメッシュドアをシーンに合わせて使い分けできる設計。春夏はフルメッシュで爽快感を、秋冬はフライドアで秘密基地のような雰囲気を楽しめる。
また、バスタブ型のグランドシートはインナースカートとオーバーラップ。寒い時期には冷気の侵入を防ぎ、虫も入りにくい設計だ。
▼参考記事
snow peak(スノーピーク) ランドロック
4~5人用のインナーテントが付属した4シーズン対応2ルームテント(寝室部とリビング部を持つテント)。インナーテント使用時でも幅405×奥行き約310cmものリビングが確保できる大型モデルだ。風に強いフレームワークと快適な居住性により、オールシーズンでキャンプを楽しめる。
●サイズ:405×625×H205cm
●収納サイズ:キャリーバッグ/75×33×36(h)cm、フレームケース/72×17×22(h)cm
●総重量:24.5kg
前後はもちろん、両サイドにも大きな出入り口があり、大人数でも使いやすいデザイン。大型だが優れた剛性を発揮するフレーム構造が採用されているので、悪天候下でも安心して過ごせる。
また、本体の裾全周にスカートを装備しているので寒い季節でも寒気の流入を防ぐことができる。天井部を覆うようにセットするオプションのシールドルーフは、夏の強い日差しによる温度上昇を軽減するのに有効だ。
インナーテントを外してシェルターとして使う場合は、6人で使うのに適している。
インナーテントは、レクタンギュラー型寝袋4つを広げても余裕の広さを持つ。
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snow peak(スノーピーク) アメニティドームL
エントリーモデルとして人気を集めている、初心者向けの定番テント。テント高を低めに抑え、シルエットに丸みを持たせ、風に強く耐久性を高めた設計。テント生地の耐水圧は1800mmミニマム。
●キャリーバッグサイズ:73×23×27(h)cm
●重量:9.8kg
高品質で高いコストパフォーマンスを誇るベストセラーモデルの4~5人用サイズ。年間を通じて使える汎用性と耐久性があるところもポイント。フレームのエンドパーツが色分けされているので、初心者でも迷わず簡単にセットできる。
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LOGOS(ロゴス) グランベーシック PANELドゥーブル WXL-BC
「LOGOS」史上最高の質感とデザイン性によって快適な空間を演出してくれる「LOGOS PREMIUM LINE」シリーズに、家族6人がゆったり宿泊できる大型2ルームテントが登場。大型テントながら、LOGOS独自の「SUPPORT BELT SYSTEM」により、簡単でスムーズな設営や撤収が可能だ。
●収納サイズ(約):縦39×横77×高さ39cm
●総重量(約): 27.3kg
暑い時期も安心のソーラーブロック加工
本アイテムは、家族6人が横並びで寝られるWXLサイズ。大型テントながら、LOGOS独自の「SUPPORT BELT SYSTEM」により、簡単でスムーズな設営や撤収が可能だ。
フレームをリングピンに差し込む部分に調節可能なベルトを設けており、設営時にはベルトを緩めると簡単にフレームを差し込むことができ、差し込んだあとはベルトを短く締めると余分な力を入れずにテントを張ることができる。

広いリビングスペースを確保できる「PANEL SYSTEM」。
フライシートに上部には、換気性に優れたベンチレーションを搭載。インナーテントのドアも270度開閉するC型ドアで、上下別々で巻き上げれば大型ベンチレーションとして活用可能だ。空気が循環して結露を防ぎ、快適な空間をつくり出す。
▼参考記事
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) モンテ スクリーンツールームドームテント
テント前面に開放的なリビングスペースを備えた、ドーム型の2ルームテント。連結したインナーテントは6人程度まで収容でき、グループでのキャンプでも十分な収容力を発揮する。
●対応人数:6人
●設営サイズ(約):280×620(前室280)×H190cm
●収納サイズ:70×20×20cm
●重量:16kg
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Bears Rock(ベアーズロック) ハヤブサテント 4~5人用
ドーム型の流線形で、風雨に強く頑丈なテント。ワンタッチテント並みに簡単に素早く設営でき、軽くて丈夫で扱いやすいのが特徴だ。
●収容可能人数:5名
●サイズ:テント内/(約)幅265cm×奥行き230cm×高さ150cm
●収納時サイズ:(約)52cm×直径21cm
●重量:(約)3.7kg
インナーテントにフライシートをかぶせ、四隅のバックルをパチンと留めるだけで完成。ワンタッチテントと変わらないスピーディーさ、5分程度で設営できる。
また、蚊などの害虫の侵入を防ぎテント内の通気性を保つメッシュ(蚊帳)を装備。風がよく通るため、暑い日でも涼しく快適に過ごすことができる。前後の出入口を閉めてフライシートを被せれば風を防ぐことができるので、状況により通気の調整も可能だ。
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