2ルームテントのおすすめ22選！設営の手間を省いて雨でも広々快適

2ルームテントは、1張あればタープを組み合わせなくても、リビングと寝室が作れる優れモノ！ほとんどのオートキャンプ場の区画サイトにもフィットするため、実は初心者でも取り入れやすいのが特徴です。2ルームテントの特徴と選び方、おすすめ商品を紹介します。

CONTENTS

2ルームテントとは
2ルームテントのメリット
2ルームテントのデメリット
2ルームテントの選び方
おすすめの2ルームテント

2ルームテントとは

2ルームテントとは、寝室とリビングが一体化したテントのこと。フライシートの内部にインナーテントと前室がまとまっているのが特徴です。

キャンプではドーム型やティピー型などのテントを寝るスペースとし、ヘキサ＆レクタタープやスクリーンタープをリビングスペースとして、連結させて設営するのが一般的。その場合、2張り分の設営が必要ですが、2ルームテントなら1つで済みます。その分、見た目は大きく、キャンプ場でも存在感があります。

2ルームテントのメリット

2ルームテントには、キャンプ場で快適に過ごすためのメリットがたくさんあります。

広い！

2ルームある分、テント内部が広々としているのが魅力。シートやマットを敷いて靴を脱げば、部屋のような感覚でゆったり過ごせます。広さがある分、内部空間の使い方の選択肢は多く、インナーテントを外したシェルター仕様で長テーブルを置き、大人数で食事をすることも可能。ヘキサタープなどを連結させて、さらにリビングスペースを広くすることもできます。広くても無駄なスペースがない分、テントとタープとを組み合わせるよりもコンパクトにまとまるため、キャンプ場の区画サイトにも納めやすいのが特徴です。

突然の雨でも快適

2ルームテントは全方向にウォールがあるので、フルクローズすれば風が強い日や雨の日でも安心して食事ができるのも魅力です。タープとテントの間から雨水が入ってくることもありませんし、突然の雨でも寝室とリビングスペースを濡れることなく移動でき快適に過ごせます。天候の変化に強いためオールシーズン活用できるものが多いのも特徴です。

設営&撤収の手間が省ける

キャンプサイトの限られたスペースで、テントとタープを組み合わせるためにレイアウトを考えるのは悩ましいもの。その点、2ルームテントならテント1張を立てるだけなので配置を決めやすく、テントとタープを個別に張るより、悩む時間も手間も省けます。テントの組み立て方だけを覚えればいいのも、キャンプ初心者にはうれしいポイント。設営、撤収が簡単にできるように工夫された2ルームテントもあり、設営時間を短縮して、遊ぶ時間を増やしたい人にもおすすめです。

2ルームテントのデメリット

メリットいっぱいの2ルームテントですが、その大きさ、広さゆえのデメリットもあります。

慣れないと設営が大変

大型のテントは、ポールの数が多かったり、ペグをたくさん打つ必要があったりして、一度手順を間違えると、やり直しがちょっと大変。慣れてしまえば何てことないのですが、なんとかなるだろうと甘くみず、最初に設営方法をしっかり勉強しておきましょう。メーカーの説明書や設営動画に目を通したり、事前に試し張りをしてみたりして、手順の確認と同時に必要な道具もチェックしておくと、当日の設営がスムーズになります。

重い

メーカーによりますが、2ルームテントは大きい分、テントとしては重いものがほとんどです。オートキャンプをするにしても、駐車場からテントサイトがかなり離れていたり、坂道だったりする場合は運ぶのが一苦労。キャンプ場を選ぶ際には、搬入経路やキャリーカートが使えるかどうかもおさえておきましょう。また、大きいので濡れると乾燥させるのにコツがいります。自宅に干すスペースがない場合は、キャンプ後、できるだけすぐの晴天時に、乾燥のために再びテントを組み立てて乾かすメンテナンス日を設けるといいでしょう。

2ルームテントの選び方

2ルームテントを購入するなら、選び方のポイントをおさえておきましょう。

サイズ

2ルームテントには、ソロキャンプや少人数向けの2人〜3人用の小型のものから、グループやファミリー向けの5人〜6人用の大型のものまで、さまざまなサイズがあります。例えば、大人2人、小学校低学年以下の子ども2人の計4人の家族で使用する場合、2人〜3人用でもギリギリ寝られますが、5〜6人用のものにすれば、テント内でよりゆったり過ごせます。人数だけでなく、どんな使い方をしたいかも考えてサイズを決めましょう。

天井の高さ

天井が高いと、腰を屈めることなく立ったまま着替えや移動ができるので、テント内で快適に過ごせます。しかし、高さがあると横風の影響を受けやすいため、使用する場所に合った高さを考える必要があります。強風に危険性があるところでは、天井が低めのものを選びましょう。

設営しやすさ

テントは細部の違いで、設営のしやすさが変わります。メーカーによっては、イラスト付きの丁寧な説明書があったり、ポールとスリーブを色分けしてどこに通せばいいかわかるようにしてあったりと、初心者でも安心して組み立てられるような工夫がある場合も。自分で組み立てられるかどうか、事前にチェックしてから購入しましょう。

耐水性

屋外で使用する以上、急な雨に見舞われる可能性は十分にあります。ある程度の雨でも安心してテント内で過ごせるよう、耐水圧は2,000mm以上のものを選びましょう。数値が高ければ耐水性は高まりますが、その分通気性が悪くなり、結露の原因になるため、バランスが大切です。

通気性

テントの通気性は、暑い夏でなくても重要なポイントです。ベンチレーション(通気口)やD型ドア、メッシュ窓などがあるとテント内の通気性が上がり、結露も抑えられます。出入り口やサイドを跳ね上げキャノピーにできるものなら、開放感もありテント内の換気もしやすくなります。

重さ

ただでさえ重量感のある2ルームテント。重さが気になる場合は、コットンよりもポリエステルなど軽量素材を使ったものを選びましょう。ツーリングで使う場合は、より軽さが重要です。質感の良さやその他のメリットからコットンを選ぶなら、移動手段は車にしたほうが無難。収納袋の有無など、持ち運びやすさも考慮しましょう。

その他のディテール

フライシートの裾と地面の隙間を埋めるカーテン状のスカートが付いたタイプなら寒い冬にも外気の侵入が防げるため、オールシーズン使えます。リビング部分にランタンを吊るすフックがあれば、暗くなってからランタンの置き場所に困りません。遮光性やUVカット性能のあるものなら、夏場の利用が快適になります。他にも、電気コードの取り込み口があるかとか、ダブルファスナーかどうかなど、ちょっとしたことで居住性の良さが変わります。購入の際にはぜひ細かいところまでチェックしてください。

おすすめの2ルームテント

スノーピーク / snow peak

ランドロック

TP-671R

快適な居住性をもつ、大型の2ルームテント。天井高190cmのインナーテントつきで、大人2名子供3名がゆったりと過ごせます。風に強いフレームワーク、室内を強い日差しから守るシールドルーフ、換気効率を上げる大型のベンチレーションなどにより、オールシーズン快適に使えます。
●組立サイズ(外寸):625×405×高さ205cm ●収納サイズ:キャリーバッグ/73×33×高さ36cm、フレームケース/72×17×高さ22cm ●重量:約22kg ●収容可能人数:6名 ●室内高:205cm ●材質:本体/150Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング、［ルーフ部］UVカット加工・テフロン撥水加工・150Dポリエステルオックス・PUコーティング［ウォール部］UVカット加工・テフロン撥水加工、フレーム/A6061（直径19mm)、［インナールーム］68Dポリエステルタフタ、［ウォール］210Dポリエステルオックス・PUコーティング ●最低耐水圧:フライシート/3,000mm、ボトム/1,800mm ●セット内容:本体、インナールーム、Aフレーム×2、Cフレーム×2、センターフレーム、リッジポール、ジュラルミンペグ21cm×27、自在付ロープ（1.5m×2、2.5m×4、3.5m×6）、シームグリップ剤、ペグケース、フレームキャリーバッグ、キャリーバッグ、コンプレッションベルト×2