
あると便利なシェラカップ
シェラカップの魅力
やっぱり便利?シェラカップ
シェラカップは、クッカー・計量カップ・お玉などとして利用できるため、調理時に必要なさまざまなアイテムの代用ができます。ソロキャンプはもちろん、グループキャンプのときの食器としても活躍するでしょう。
また、固形燃料・アルコールストーブの風防として使ったり、吊り下げてインテリアとして飾ったりと、シェラカップの用途は多岐にわたります。
シェラカップを選ぶポイント
シェラカップは、大きさ・素材・ハンドルの形など、多くの種類が存在します。自分に合った便利なシェラカップを見つけるために、選ぶときのポイントを押さえておきましょう。
容量・サイズは用途に応じて選ぶ
シェラカップは小さいものは50mL、大きいものなら900mLと、さまざまなサイズがあります。便利なサイズは用途によって異なるので、どのように使いたいかを考えてからサイズを決めましょう。
200~300mL:マグカップ・小皿
320mL程度:炊飯用(フタ必須)
400mL〜:大皿・どんぶり・調理時の鍋
コーヒー・スープを飲んだり、小分け用の皿として使ったりするなら、200〜300mL程度が便利です。カップラーメンのお湯を沸かしたり、インスタントラーメンの調理をしたりする場合は、400~600mL以上がよいでしょう。
内側に目盛りが付いているシェラカップなら、計量カップとしても使えます。目盛りの表示は、50mLごと・100mLごとなど、製品によって異なるので注意しましょう。180mL(1合)の表示があるものなら、ご飯を炊くときに便利です。
素材はステンレス・チタンが扱いやすい
シェラカップの多くは、耐久性に優れて扱いやすいステンレス・チタン製です。それぞれの特徴について把握しておきましょう。
ステンレス:熱伝導率に優れているので料理しやすい。ハンドル(持ち手)まで熱くなりやすい
チタン:熱伝導率が低いのでハンドルが熱くなりにくく、軽量。料理が焦げやすい
ステンレスは扱いやすい上、チタンに比べると安価で種類が豊富です。チタンはステンレスに比べて高価ですが、軽量で丈夫な性質を持ちます。
まずはシェラカップを使ってみたいという人は、比較的リーズナブルなステンレス製から試してみるのがおすすめです。
持ち手の形状もチェック
シェラカップは、ハンドルにも種類があります。ハンドルに『コの字型』『Uの字型』のカーブがあるシェラカップは、指を引っ掛けやすい点がメリットです。
持ちやすいので、マグカップとして使うのに便利でしょう。バックパックに引っ掛けたり、インテリアとして飾ったりすることもできます。
ハンドルが『ストレート』のシェラカップは、持つ部分が熱くなりにくいので、調理に向いています。ハンドルが『折りたたみ式』のシェラカップなら、スタッキングして複数個持ち歩いてもかさばりません。
▼参考記事
おすすめのシェラカップ
スノーピーク「ステンレスシェラカップ」
マグカップ代わりに便利な、容量約310mLのステンレスシェラカップです。人さし指を引っ掛けて中指で支えやすい、スノーピークオリジナルのハンドル形状を採用しています。
内側に100mL・200mLの目盛りがあるので、計量カップとしても利用可能です。重ねて収納でき、持ち運びの際に場所を取りません。
スノーピーク ステンレスシェラカップ
容量:310mL サイズ:φ122×45mm 重量:100g 材料:ステンレス(18-8)
エバニュー「チタンシェラカップFD」
チタン製の広口カップに、折りたたみ式ストレートハンドルが付いたシェラカップです。ハンドル部のみステンレス製です。
ハンドルが折りたたみ式ですが、スライド式ストッパー付きでぐらつかず、安定感があります。持ち運びの際には、コンパクトに収納できる点もうれしいポイントです。
エバニュー チタンシェラカップFD
容量:310mL サイズ:径110×高さ45mm 重量:60g 材料:純チタン、ステンレス(ハンドル部)
▼参考記事
ロゴス「ラージシェラカップ」
容量約500mLのステンレス製シェラカップです。サイズは約160×125×65mmと、鍋代わりに使える大きさで、ラーメンを食べたいときにお湯を沸かしたり、料理をしたりするときに利用できます。 ハンドルがプレート状で、指に食い込みにくいよう設計されている点がポイントです。
目盛りは50mL刻みで、500mLまで測れます。180mL・360mLも別で刻印されているので、お米の合数を量りたいときにも便利です。
ロゴス ラージシェラカップ
容量:約500mL サイズ:約幅160×奥行125×高さ65mm 重量:約105g 材料:ステンレス
ベルモント「チタンシェラカップ深型600フォールドハンドル(メモリ付)」
本体は軽量で丈夫なチタン製、ハンドルはステンレス製のシェラカップです。重量約75gにサイズは約126×66mm、容量約600mLで、なだらかな広口型です。
ハンドルを折りたためるので、収納時にかさばりません。入れ子にする小型シェラカップもハンドル折りたたみ式でそろえれば、コンパクトにスタッキングできます。
ベルモント チタンシェラカップ深型600フォールドハンドル(メモリ付)
容量:600mL サイズ:φ126×66mm 重量:75g 材料:チタン、ステンレス(ハンドル部)
▼参考記事
おつまみにぴったりなシェラカップ料理のレシピ
おつまみ系レシピ
マグロのバカッタレポキ丼

マグロとアボカド、ねぎのコントラストも鮮やか。
小さく切った刺し身などを調味料に漬け込んで作るハワイ料理「ポキ丼」のレシピをご紹介します。
調理工程は具材を切って調味料を漬け込み、ごはんと一緒に盛り付けるだけなので、キャンプでも簡単に作ることができますよ。
材料(1人分)

こちらがマグロのバカッタレポキ丼の材料です。
温かいごはん 1人分
マグロ(刺身用) 約100g
アボカド 1/2個
バカッタレ丼のたれ 大さじ1
練りわさび 小さじ1
刻みネギ 適量
作り方

よりさっぱり食べたい方はきゅうりに置き換えても。
【1】アボカドの種を取り除いて皮からくり抜き、1cm角に切りましょう。

マグロはサーモンに置き換えても美味しいです。
【2】マグロも1cm角に切りましょう。

わさびが苦手な方はカットしてもOKです。
【3】切った具材はシェラカップなどに入れ、バカッタレ丼のたれと練りわさびを加えて和えましょう。

しっかりなじませることで、より濃厚な口当たりに。
【4】ラップをしたら10分ほど置いて、具材にたれをなじませます。
【5】器に盛ったごはんに具材を乗せ、刻みネギをちらして完成です。
アッという間に、食卓がハワイ気分に包まれてしまいました。

舌の上でとろけるようです。
一口食べてみると、甘口のたれが染み込んだ具材はとろ〜り濃厚な口当たり。
にんにくの香ばしい香りとわさびツーンとさわやかな風味がいいアクセントになっていて、お箸が止まりません。
こってりながらもさっぱり食べられて、暑い季節のキャンプ飯にピッタリの一品に仕上がりました。
▼参考記事
エビマヨ

冷凍むきエビはしっかり水洗いをして解凍するが、臭みを取るポイントです。
意外にも簡単に作れるエビマヨはお好みで、レモン汁の量を増やすとさらに酸味がアップします。調理時間は約10分とお手軽に作れるおつまみです。
材料
冷凍むきえび
片栗粉
マヨネーズ 大さじ1
ケチャップ 大さじ1
砂糖 小さじ1
レモン汁
オリーブオイル
作り方

片栗粉はむきエビ全体にまぶすことで、とろみが出ます。
【1】冷凍むきえびをしっかり水で洗い、水気を切ったら片栗粉を全体にまぶします。
【2】マヨネーズ、ケチャップ、砂糖、レモン汁を混ぜ合わせておきます。
【3】オリーブオイルを入れて弱火にかけたシェラカップに、冷凍むきえびを入れて全体に火を通します。
【4】混ぜ合わせた調味料を入れて2分ほど火にかけたら完成です。
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チーズの肉巻き

ご飯も欲しくなるおつまみメニューです。
子どもから大人まで大好きなメニューで、下準備から完成までほとんど手間も時間もかかりません。
材料
ベビーチーズ
豚バラ肉
焼肉のたれ
作り方

ベビーチーズは切らずにそのまま巻くだけです。
【1】ベビーチーズに豚バラ肉を巻きます。
【2】弱火にかけたシェラカップにのせて、片面焼けたら裏返します。
【3】焼肉のたれをかけて、全体に火が通ったら完成です。
▼参考記事
サバのウマネギ塩タレのせ
サバ水煮缶とごま油、長ネギの組み合わせは絶対的安心感がある美味しさ。焚火でコトコト遠火で炙り、時々刻みネギを追加しながら食べるこのサバの水煮缶レシピは、外気で冷やした程度のクラフトビールと相性がばっちりです!
材料
鯖の水煮缶 1缶
長ネギ 15cm程度(お好みで量を増やしても美味しいです)
レモン 1/3程度
ごま油 適量
塩 適量
こしょう 適量
作り方
【1】長ネギ15cmを洗い、みじん切りに刻みます。この時、断面から見て十字に切り込みを入れてから刻むと効率的に作業ができます。
【2】レモンを一度洗い、絞りやすいようにカットします。この時、始めにレモンを置き横半分に切ってから“くし切り”にするといいですが、基本は絞れればいいのでどんなカットでもOK!
【3】ウマネギ塩タレをつくります。肉にのせても美味しいおすすめのタレです。タレの作り方は簡単!シェラカップなどに刻んだネギを入れます。
【4】ごま油を入れます。ごま油は、入れたネギ全体がごま油で湿るくらいまで入れます。
【5】塩をふります。塩はお好みでOK。少し強めにしておくと味にパンチが出て美味しいです。
【6】レモンを搾ります。レモンもお好みの量を搾ります。通常サイズの1/2程度絞るとちょうどいいです。
【7】こしょうをふります。こしょうはシェラカップの表面が黒くなるくらい入れてください。おすすめは粗挽きこしょうです。
【8】よく混ぜて少し寝かせてください。完成したタレは30分程度寝かせると味がなじんで美味しくなります。
【9】サバの水煮缶をクッカーに移します。このとき、中の汁も全て移してください。
【10】サバの水煮を温めます。サバの中心までしっかり温まるように弱火で温めます。
【11】サバがしっかりと温まったら火を止め、つくったネギ塩タレをたっぷりと乗せたら完成です。
おつまみとしての食べたあとの仕上げとして、ホカホカご飯の上にのせて食べても絶品!この時は酸味が強い梅干しを上に追加するのがおすすめです。
▼参考記事
夏野菜の味噌オイルフォンデュ
野菜を切って、味噌とオイルを混ぜるだけなので準備も簡単なレシピをご紹介します。あとは焚き火用の細い枝を拾って薪の用意をすればスタンバイ完了です。焚き火での調理になりますので火の調整がなかなか難しく、高温になると味噌が焦げやすくなるので注意が必要ですが、ちょっと焦げたくらいの味噌オイルも香ばしくて美味しいですよ。
材料(2人分)
オクラ 4本くらい
みょうが 2~3本
ズッキーニ 1/2本
黄ズッキーニ 1/2本
ナス 1/2本
厚揚げ 1/2~1枚分
サンチュ 適量
大葉 適量
ラディッシュ(あれば) 適量
にんにく 1/2片
味噌 大さじ1~大さじ1と1/2
醤油 大さじ1弱
ごま油 大さじ1
オリーブオイル 大さじ3
※野菜のほかにも肉や魚介類など好みの具材を入れてください。
作り方
【1】野菜類はきれいに洗って水けをきっておきます。
オクラ、みょうがは食べやすくカットします。オクラは縦半分、みょうがは縦半分もしくは1/4にします。
ズッキーニ、ナスは皮を縞目に剥き、食べやすく6等分くらいにカットします。
厚揚げは熱湯でさっと湯通しをして水けをきったら、食べやすいサイズにカットします。
【2】シェラカップに分量の味噌、醤油、にんにくのすりおろしを入れ、オリーブオイルを少しずつ入れて泡だて器などで混ぜ合わせます。ある程度混ざったら、ごま油も入れ、さらに混ぜ合わせておきます。
【3】カットした野菜類をお皿に並べておき、味噌オイルを温めます。油の温度は、140~160度Cくらいの低温でOKです。
【4】温めた味噌オイルで野菜を揚げていただきます。
おすすめの食べ方
夏野菜の味噌オイルフォンデュは、そのまま食べるのはもちろん、サンチュやサニーレタスなどの野菜に巻いたり、サンチュに大葉やえごまの葉をのせて、その上に揚げた野菜や厚揚げをのせて食べても。パンやおにぎりなど主食との相性もいいですよ。
野菜、厚揚げを炭火で焼いたものに、味噌オイルをつけて食べるのもおすすめです。野菜と一緒にシェラカップに入れた味噌オイルも炭火で温めて食べます。
▼参考記事
鶏とチーズのオリーブ和え
晩酌にぴったりなおつまみレシピをご紹介します。焼き鳥缶詰、ベビーチーズ、オリーブと、それぞれ単体で食べても美味しいものを和えてしまおうという一品です。
材料(2人分)
焼き鳥缶詰 1個(75g)
ベビーチーズ 4個
缶つま「ミックスオリーブ」 1個
粗びき黒こしょう たっぷり
作り方
【1】ベビーチーズを1.5cm角に切りましょう。
【2】焼き鳥缶詰をタレごと、さらに缶つまオリーブも缶汁ごと加え、ベビーチーズと和えていきます。
【3】粗挽き黒こしょうをたっぷりちらして完成です。何とここまで3分もかかっていません!
焼き鳥のタレのコク、チーズのまろやかさ、オリーブの程よい塩気が絶妙のバランス。たっぷりかけた粗挽き黒こしょうがアクセントになって、お酒が進むこと間違いなしの味わいです。
焼き鳥は塩味にすればあっさり、ベビーチーズはカマンベール入りにすればちょっぴりリッチに、スモーク味にすればワイルドに…と味変も簡単なので、ぜひいろいろな組み合わせを試してみてください。
▼参考記事
丸ごとカマンベールのチーズフォンデュ
キャンプでも人気のカマンベールを使ったチーズフォンデュですが、お鍋やホイルにこびりつくと洗い物が大変!牛乳を少し入れて、焦げ付きをおさえるレシピをご紹介します。
材料
カマンベールチーズ ひとつ
牛乳50~100mLくらい
チーズにつけたいもの好きなだけ
・ソーセージや好きな野菜
・ピクルス
・パンなど
作り方
【1】野菜やパンを一口大にカットします。火の通りにくいものは、先に火を通しておきましょう。ブロッコリーは大さじ1の水と一緒に蒸し焼きにすると美味しいですよ。
【2】カマンベールチーズを入れたシェラカップに牛乳を注ぎます。チーズの表面が顔を出す程度が目安です。
【3】チーズが溶けるまで、蓋をして蒸し焼きにします。
【4】チーズが溶けたら召し上がれ!
牛乳を入れることで、底が焦げにくくなるので洗い物も楽ちんです。大人だけの場合は、白ワインでも美味しいですよ!シェラカップは熱くなるので気を付けてくださいね。
▼参考記事
主食にぴったりなシェラカップ料理のレシピ
主食系レシピ
桜エビと揚げ餅おかきのおかゆ

桜エビや揚げ餅はお好みで。
レトルトのおかゆを使った簡単レシピを紹介します。自分で炊いたおかゆを使用してもOKです。自家製のおかゆを山頂でいただく美味しさは格別です。
材料(1人分)

今回使用した材料です。
おかゆ 1人分
桜エビ 大さじ1
九条ネギ(なければ青ネギ) 1/2本分
揚げ餅おかき 適量
塩 少々
ごま油 少々
作り方
【1】桜エビをシェラカップで香ばしく乾煎りし、一旦取り出します。

桜エビは弱火で乾煎り、焦がさないように気をつけます。
【2】空いたシェラカップにごま油を少々入れ、斜め切りにした九条ネギを軽く炒め、塩をします。

塩は少しきつめにします。
【3】おかゆを温めます。おかゆは入れる前に、シェラカップの内側をぬらしておくとこびりつきを防げます。
【4】温めたおかゆに、桜エビ、炒めたネギ、揚げ餅おかきをトッピングして完成です。
▼参考記事
しらすのオートミールたまご粥
今やダイエッターがこぞって食べているオートミール。携帯しやすくお米代わりとして食べられるため、実はキャンプや登山にも便利な食材です。そんなオートミールを使用して、シェラカップで簡単に作れるお粥レシピをご紹介します。
しらすの塩気とエリンギのうま味を生かして、調味料はめんつゆのみの簡単おつまみレシピ。 エリンギは手で裂くので、包丁もナイフも不要。今回のレシピでは、シェラカップは全て容量500mLのラージシェラカップを使用しています。
材料(1人分)
しらす 大さじ1
オートミール(ロールドオーツ) 40g
水 200mL
エリンギ 約50g
卵 1個
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
刻みネギ 適量
作り方
【1】エリンギを手で裂きましょう。うま味たっぷりなのはもちろん、独特のコリコリした食感で食べごたえも十分。
【2】シェラカップに水、エリンギを加えて加熱しましょう。水から煮ることで、そのうま味を引き出します。
【3】煮立たせたら弱火にしてオートミールとめんつゆを加え、オートミールが柔らかくなるまで混ぜながら煮ましょう。
【4】最後にたまごを割って溶いて回し入れ、半熟になるまで加熱します。
【5】最後にしらすを乗せ、刻みネギをちらして完成です。オートミールのもちぷち食感に、たまごのやさしい風味としらすの塩気がよく合います。
今回はめんつゆを使用していますが、さっぱり食べたいときはポン酢もおすすめ。また、梅干しや海苔、おろししょうがなどをプラスしても美味しいです。
▼参考記事
朝の1杯にぴったりのお茶メシ
緑茶と出汁(こんぶ茶)を使って「お茶メシ」を作ってみましょう。茶殻にはビタミンCやカテキン、食物繊維など現代人に不足しがちな栄養素が含まれており、それらを効率的に摂取できます。
材料
お米 0.5合
茶葉 小さじ1(約4g)
こんぶ茶粉末 小さじ半分(約2g)
作り方
【1】お米を研ぎ、280~300mLサイズのシェラカップに入れます。この中に水を入れ、30分ほど浸しておきます。浸す理由は後ほど説明します。
【2】1回分(約4g)の茶葉を用意し、ティーポットや急須などを使ってお茶を淹れます。
ポイントは、淹れたお茶を氷を使って一気に冷やすことです。急冷することで味と香りを損なわずにいただけるメリットがあります。氷を使う分、溶けて水分量が増えることを想定して濃い目に抽出しましょう。氷がない時は、水でのお茶の水出しでも大丈夫です。
水でお茶を淹れる場合は、お米を研いですぐに水だし茶として使います。その際、お米同様に30分ほど寝かせて抽出しましょう。時々茶葉をかき混ぜながら抽出を早めるようにすると濃いお茶ができます。ここで使った茶葉は後ほど使いますので、茶殻は捨てずにおきましょう。
【3】粉末こんぶ茶をシェラカップに入れます。そのあとに緑茶を110mL注いで軽く混ぜ、さらに研いだお米を入れます。
【4】茶葉の香りをより引き立てるために、抽出し終わった茶殻をシェラカップへ投入します。
【5】シェラカップをバーナーに載せ、沸騰するまで弱火で熱します。焦げ付きを防ぐために、混ぜながらやるのがおすすめです。沸騰してこんがりとした香ばしい香りがしたら火を止めます。
【6】沸騰したら火を消し、フタをしてタオルなどでシェラカップ全体を覆い、20分ほど蒸らします。フタはシェラカップ用のアイテムが各ブランドから販売されていますが、なければアルミホイルでもOKです。
研いだ後に30分ほど水に浸し、そして沸騰した後に蒸らすという2点の行程をすることで、お米の芯まで水分が行き渡り、ふっくらしたお茶メシになります。
【7】蒸らし終わったら完成です。
緑茶はもちろん、ほうじ茶や紅茶でも作れるので、ぜひ挑戦してみてください。今回粉末こんぶ茶を出汁がわりに使いましたが、シンプルに塩を加えたり、お醤油で隠し味をとったりするのもおすすめです。
▼参考記事
シェラカップで作るおすすめスイーツレシピ
スイーツ系レシピ
チョコパフェ

可愛さと無骨さの両方を兼ね備えた見た目です。
キャンプでも作れるように難しい調理は不要のチョコパフェレシピをご紹介します。
ただの可愛らしいパフェではなく、「外チョコ」らしい無骨さも感じられるような見た目に仕上げます。
材料(シェラカップ1個分)

こちらがシェラカップで作るチョコパフェの材料です。
一口チョコ 約10個
バナナ 1本
チョコスナックパン 1本
生クリーム 適量
チョコレートシロップ 適量
ミント 適量
作り方

1.5cm幅程度に切ります。
【1】チョコスナックパンを1.5cm幅に切ります。

バナナも同じく1.5cm幅程度に。
【2】バナナも同じく1.5cm幅に切ります。
なお、今回スナックパンとバナナは土台として使用するので、パフェの見た目には影響しません。そのため、切るのが面倒な場合は手でちぎってしまってもOKです。

まずは土台を作ります。
【3】あとは、具材を盛り付けていくだけ。まずは、シェラカップにスナックパンを敷き詰めましょう。

大体で構わないので平らにしましょう。
【4】さらに、その隙間を埋めるようにして生クリーム、バナナを敷き詰めます。このあとの盛り付けをしやすくするため、大体で構わないので表面を平らにしておきましょう。

シェラカップのフチに沿わせるように。
【5】続けて、シェラカップのフチに沿わせるように、一口チョコを並べます。なお、今回は11個使用しましたが、こちらはお使いのシェラカップや土台にあわせて調節してくださいね。

クリームをたっぷり。
【6】中央にたっぷり生クリームを盛り付けて、チョコレートソースを回しかけます。
【7】食卓に出したら、仕上げにミントを添えて完成です!
角張った一口チョコの形とシェラカップのおかげで、ちょっぴりちょっぴりワイルドなパフェになりました。これぞ、「外チョコ」ならではの魅力なんです。

当然ながらとても甘いです。
パフェを口いっぱいに頬張ってみると、生クリームとバナナのまったり感、カカオのすっきりとした甘みが口いっぱいに広がります。
見た目はワイルドでも具材は甘いものばかり使用しているので、バレンタイン気分を十二分に味わえる一品に仕上がりました。
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カカオdeパン粥

まるでプリンのようなとろけるのど越しと、たまに感じるカカオニブのザクっとした食感が楽しいおかゆです。疲れているときは、ゼンブブレッド半分でちょうどよいかもしれません。
カカオは、山歩きで疲れて食欲がないときでも、無理なくエネルギーチャージできるヘルシーなパン粥にしました。カカオのほろ苦さと甘みが、ミルクを吸ってとろけるような味わいに。
メープルシロップや、はちみつを加えれば、やさしい甘さが疲れた体に染みわたります。好みでゴジベリーをトッピングすると、彩り、栄養価もアップします。ミルクやお湯にプロテインを入れてもOKです。
材料(1人分)

カカオdeパン粥で使用した材料です。
ゼンブブレッド カカオ 1/2~1個
好みのミルク(豆乳、ナッツミルク、牛乳など) 100~200mL
甘味料(メープルシロップやはちみつ) 適量
ゴジベリー(好みで)
作り方
【1】カカオをひと口大にちぎります。
【2】シェラカップやクッカーに好みのミルクを入れ、弱火で温めます。
【3】沸騰する手前で、ちぎったカカオを加え、軽く混ぜたら火を止め、蓋をして5分ほどおいてミルクを染み込ませます。
【4】再び火にかけ温まったら、火を止めます。甘味料などはお好みで。
▼参考記事
メープルナッツもち

茹でたおもちは、すぐにかたくなってしまうので、できたらすぐに食べましょう。
茹でてトッピングするだけで作れる超簡単レシピをご紹介します。ナッツは、シャリバテを防ぐ行動食としても人気の食材。ナッツと個包装のおもちがあれば手軽に作れます。
また、個包装されたおもちは、携帯に便利で、調理も簡単。少量で満足感の高いおもちは、非常食にも最適です。おもちには山歩きの主なエネルギー源となる糖質(炭水化物)が豊富に含まれています。
材料(1人分)

今回使用した材料です。おもちは、白もちと玄米もちを準備しました。おもちの種類はお好みで。
切りもち 1~1.5個分
メープルシロップ 大さじ1程度
ミックスナッツ(荒く刻む) 大さじ2~3程度
塩 少々
粉山椒(好みで) 少々
クコの実(あれば) 少々
作り方
【1】シェラカップ(小鍋)に、おもちを入れ、ひたひたの水を注ぎ、沸騰したら弱火で2分ほど茹でます。

好みの茹で加減に。
【2】やわらかくなったら、軽く水けをきり、荒く刻んだミックスナッツを適量トッピングします。茹でた湯に砂糖を溶かしたものでもOKです。

粉山椒の代わりに、シナモンやブラックペッパーを振りかけても美味しい。
【3】【2】の上に、塩を少々振り、メープルシロップを回しかけます。好みで粉山椒をかけて完成です。
▼参考記事
ラム入り簡単チョコフォンデュ
焚き火を囲んで食べたいチョコフォンデュのレシピをご紹介します。
チョコレートを扱う際に気を付けるポイント
・チョコレートに水分が混ざらないように。ボウルの水気や、湯煎が入らないように気を付けて。
・急な加熱に注意!チョコレートは急に加熱すると分離しやすいので、ゆっくり湯煎で温めてあげましょう。
・チョコと牛乳などを混ぜるときは、芯までチョコを温めてから混ぜましょう。このあとの工程でもお伝えします。
材料
板チョコ 2枚(100g)
牛乳 60mL
ラム 大さじ1
・チョコにつけたいもの
果物
ドライフルーツ
干し芋
クッキーなど
作り方
【1】牛乳を沸騰直前まで温めたら、刻んでおいたチョコを入れて1分ほど置いておきます。
※芯までチョコを温めてから混ぜると、ダマになりにくく溶けやすいです。
【2】チョコが溶けたら、ラムも入れて更に混ぜます。
【3】温めなおしたいときには湯煎でゆっくり。
【4】お好きなものにつけてどうぞ。もしあればシナモンなどのスパイスを足しても美味しいです。焚き火を囲みながら食べれば、ぽかぽかに。
残ったチョコレートに更に牛乳を入れれば、美味しいホットチョコレート!洗い物も楽になりますよ。
▼参考記事
マシュマロコーヒープリンのレシピ
甘くてふわふわ、軽くて日持ちもするマシュマロはバーベキューやキャンプにも便利な食材。でも、毎回焼きマシュマロやスモアでは飽きてしまいますよね。今回はマシュマロの特徴を生かしてシェラカップで作るプリンのレシピをご紹介します。ビターチョコレートとインスタントコーヒーを使用して、ちょっぴり大人の味わいに仕上げます。
材料(400mLシェラカップ1個分)
低脂肪乳 200mL
アンディ「XXLマシュマロ」 4個
ビターチョコレート 50g
インスタントコーヒー 1袋(2g)
作り方
【1】保存袋にビターチョコレートを入れて細かく砕きましょう。めん棒のような棒状のものがあれば砕きやすいですが、このあとクッカーに入れて溶かすので、粉々にする必要はありません。
【2】クッカーに低脂肪乳を入れて……。
マシュマロをちぎって加えます。
【3】弱火で加熱し、耐熱のヘラなどで混ぜながらマシュマロを溶かしていきましょう。
【4】マシュマロが溶けたらビターチョコを加えます。
【5】さらに、インスタントコーヒーを加えて再度加熱し、弱火でチョコレートが溶けるまで混ぜながら加熱します。
あっという間にプリン液が完成しました。
【6】プリン液をシェラカップに入れてクーラーボックスで冷やすだけ。マシュマロにはゼラチンが含まれているので、一度溶かして冷やすことで、プリンのように固まります。
冷やす時間はクーラーボックスの性能などに左右されるので、寝る前に作って冷やしておくのもおすすめ。インスタントコーヒーを入れているので、朝ごはん代わりにもぴったりですよ。
【7】冷やして固めたものを食卓に出して完成です。食べてみると、生チョコプリンのようなとろける舌触り。
マシュマロの甘みとチョコレート、コーヒーの苦味が絶妙のバランス。やさしい味わいながらもビターな風味で、すっきり食べられるプリンに仕上がりました。
マシュマロの割合を増やせばよりしっかりした食感に、減らせばより柔らかくムースのような食感に。当然減らしすぎると固まりづらくなりますが、お好みの割合を見つけてみるのも楽しいですよ。
▼参考記事