
カップヌードルで美味しい炒飯が作れます。
日清食品HP発で話題沸騰の「カップヌードル炒飯」とは何ぞや
「カップヌードル炒飯」とは、砕いたカップヌードルの麺とごはん、卵で作る炒飯。
カップヌードルに味が付いているので調味料は不要、簡単に作れて美味しいのはもちろん、見た目にもインパクトがあって、SNSで話題沸騰のメニューなんです。
この記事では、そんなカップヌードル炒飯の作り方から美味しく作るためのごはんの量、味別のアレンジ術などを解説。
気になるカップ麺の残り汁の活用法まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
カップヌードル炒飯の作り方
カップ麺のほかに、卵とごはんを用意

たったこれだけで作れます。
材料
- カップヌードル 1個
- 卵 1個
- ごはん 茶碗1杯分
- 水 適量
- 油 適量
こちらが基本のカップヌードル炒飯の材料。本当に少ない材料で作れるので、キャンプなどのアウトドアにもピッタリですね。
作り方

保存袋は厚めのものがおすすめです。
それでは、実際にカップヌードル炒飯を作ってみましょう。
まずは、カップヌードルを1食丸ごと保存袋に入れて、めん棒などで細かく砕きます。
麺は硬いので、破れてしまわないように保存袋は厚めものを選びましょう。

水の量に注意しましょう。
砕いた麺はカップに戻し入れ、さらに麺がヒタヒタになるくらいに水を入れて置いておきます。
このとき水が多過ぎると、仕上がりがベチャベチャになってしまうので注意しましょう。

卵とごはんを炒め合わせます。
フライパンに油をひいたら、溶いた卵とごはんを炒め合わせます。

しっかり水気を飛ばしましょう。
さらに、フライパンに先ほど砕いた麺を水ごと入れて、水気が無くなるまで混ぜ炒めましょう。

アッという間に完成!
お皿に盛り付けたら、アッという間にカップヌードル炒飯の完成です!

ペッパーが効いています。
香ばしいしょうゆの香りにペッパーの風味が効いていて、キャンプ飯にもピッタリの味わい。
味付けが不要なので料理が苦手な方にもおすすめですし、調理時間も約5分と時短で作れるのも嬉しいですね。
カップヌードル炒飯にベストな「ごはんの量」は?

基本はお茶碗1杯分です。
公式ホームページによると、ごはんの量はカップヌードル1個に対し、お茶碗1杯分となっています。
お茶碗1杯分のごはんの量は約150gですが、これをカップヌードル1個とあわせて炒飯を作ると、結構なボリュームに。
また、当然ながらごはんを増やせば味は薄くなりますし、減らせば味は濃くなります。
そのため、まずは150gを基準にして、食べたい量や仕上げたい味にあわせて増減させてみましょう。
【検証】ごはんは炊飯器で炊いたほうが美味しいか? 野外炊飯やパックごはんとの違いは?

ごはんの種類で美味しさは変わるのでしょうか?
炊飯器で炊いたごはん、野外炊飯やパックごはんなど、使用するごはんの種類によってカップヌードル炒飯の美味しさは変わってくるのでしょうか。
実際に作り分けて試食し、その違いを検証してみました。
炊飯器で炊いたごはん

まずは炊飯器で炊いたごはんのカップヌードル炒飯。
まずは、炊飯器で炊いたごはんから。
筆者は普段から無洗米を使用していて、今回は無洗米モードの普通炊きで炊いたごはん150gで、基本のカップヌードル炒飯を作りました。

普通の炒飯にも近い口当たり。
食べてみると、お米と麺が程よく混じってパラパラともっちりの中間のような食感で、普通の炒飯にも近い口当たりです。
また、ところどころに卵のふんわりとした食感も楽しめて、味と香りのバランスもバッチリ。
まずはこれを基準にして、他の2種類も食べ比べてみます。
野外炊飯(メスティン)

こちらはメスティンで炊いたごはんのカップヌードル炒飯。
続いては、メスティンで無洗米を30分ほど浸水させてから炊き、15分蒸らしたごはんを150g使用して作ったカップヌードル炒飯。

ややしっとり感が強め。
食べてみると、炊飯器で炊いたごはんよりも米粒のふっくら感が強いためか、パラパラというよりはしっとりとした口当たりに。
その分麺や具材、調味料が全体になじんでいて、味のバランスも均一に感じられるような仕上がりになっています。
パックごはん

最後はパックごはんで作るカップヌードル炒飯。
最後はパックごはんで作ったカップヌードル炒飯。
今回はサトウのごはん1パック200g入りを使用し、熱湯で15分加熱してから、他の2種類と公平を期すために150gを取り分けて調理しました。

もっちり感が強い。
食べてみると、他の2種類に比べてもしっかりとお米の粘り気が感じられて、具材や調味料もよく絡みます。
麺の食感と相まって、もちもちとした食感が楽しめる口当たりに仕上がっています。
【結論】それぞれ食感や味のバランスが異なる!
それぞれのごはんでカップヌードル炒飯を作って食べ比べてみましたが、微妙に食感や味のバランスが異なる結果になりました。
- 炊飯器で炊いたごはん:パラパラ感ともっちり感のバランスがいい
- 野外炊飯(メスティン):しっとりしていて食感や味のバランスが均一
- パックごはん:具材や調味料がよく絡んでもちもちしている
以上が個人的な感想ですが、仕上がりの食感や味のバランスは使用するお米の種類や炊き具合、また麺をひたす水の量、さらには調理環境によっても変わってきます。
あくまでも参考にした上で、ぜひ自分好みの食感のカップヌードル炒飯を追求してみてください。
カップヌードルの味別「カップヌードル炒飯」アレンジ術

いろいろなカップヌードルで炒飯を作ってみました。
ここでは基本のカップヌードルを除くシーフードやカレーなど、全9種類の味別カップヌードル炒飯をご紹介。
バラエティ豊かな味と食感で、きっとお気に入りのカップヌードル炒飯が見つかるはずです。
シーフードヌードルで作ると激ウマ!

定番のシーフードヌードル。
まずは、定番で人気の高いシーフードヌードル。イカやカニカマなどが入っているので、魚介のうま味が楽しめる一品です。

作り方は基本のカップヌードル炒飯と同じです。
作り方は基本のカップヌードル炒飯と同じ。麺を加えたらしっかり水気を飛ばしてしながら炒めます。

魚介の香りが香ばしい。
盛り付けて完成!

ポークと魚介のコクで激ウマです!
食べてみると、ポークと魚介のコクがお米に絡んで香ばしい香り。
ふんわりとしたスクランブルエッグとシャキッとしたキャベツの食感もいいアクセントになっていて、激ウマのカップヌードル炒飯に仕上がっています。
カレーヌードルだとスパイシーなカレー炒飯に!

こちらも人気のカレーヌードル。
続いてはこちらも人気のカレーヌードル。具材は謎肉に加えて、カレーらしくポテトやにんじんも入っているのが特徴的です。

調理場もスパイシーに。
調理場にもスパイシーな香りが立ち込めます。

食欲をそそる見た目と香りです。
盛り付けて完成!

謎肉やポテトもよく絡みます。
食べてみると、元々スープにとろみが付いているおかげで食感はしっとり。
謎肉やホクホクのポテトもよく絡んで、スパイシーな風味が楽しめるカレー炒飯に仕上がりました。
夏に食べたいチリトマトヌードル炒飯!

辛みと酸味がクセになります。
こちらはピリッとした唐辛子の辛みと、トマトの酸味がクセになる味わいのチリトマトヌードル。

トマトキューブのおかげでさわやかな香り。
トマトキューブのおかげで、調理場もさわやかな香りに包まれます。

見た目はチキンライスのよう。
盛り付けて完成!見た目はチキンライスのような色合いです。

辛いですが後味はさっぱり。
食べてみると、ただ辛いだけでなくトマトの甘みと酸味、コーンやいんげんの食感も絡んで後味さっぱり。
あえて夏場に汗をかきながら食べたいような味わいの炒飯に仕上がりました。
欧風チーズカレーはリゾット風に!

ビーフのうま味にチーズのコクがプラス。
続いては、ビーフとトマトのうま味が楽しめる欧風カレーに、チーズのコクがプラスされた「欧風チーズカレー」。

コクのある香りが広がります。
炒めると、調理場もビーフとチーズのコクのある香りに包まれます。

特製チーズパウダーはトッピングとして使用します。
この欧風チーズカレーには特性チーズパウダーが付属しているのですが、こちらは炒めずにトッピングとして使用することに。

チーズパウダーが粉雪のようです。
炒飯を盛り付けて、チーズパウダーをちらして完成!

リッチな味わい。
食べてみると、ビーフのうま味が溶け込んだカレーの風味にチーズのコクがあわさることで、ちょっぴりリッチな味わいに。
他の味に比べて粘度が高く、炒飯というよりはリゾットのような一品に仕上がりました。
味噌はわびさびを感じられる炒飯に!

3種類の味噌がブレンドされています。
続いては味噌。3種類の味噌にしょうがとにんにくの効いたスープが特徴的な一品。
さらに、具材の山椒謎肉が後味をすっきり引き締めてくれます。

味噌の焦げた香りが鼻孔をくすぐります。
炒めてほんのり焦げた味噌の香ばしい香りが鼻孔をくすぐります。

米と味噌で絶対美味しい。
盛り付けて完成!

わびさびを感じられます。
食べてみると、味噌とお米という日本人のDNAを刺激するような組み合わせでコクうま。
山椒謎肉が味をキリッと引き締めてくれて、わびさびを感じられるような炒飯に仕上がりました。
辛麺は辛いけどスプーンが止まらない!

辛いもの好きの方にはたまらない一品。
続いては辛麺。カップヌードル史上最大量の唐辛子「ぶっかけ焙煎唐辛子」が使用されていて、辛いもの好きの方にはたまらない一品です。

もう辛い気がします。
調理場にも唐辛子の香りが充満して、食べていないのにすでに口の中が辛いような気がします。

見た目も辛い。
盛り付けて完成!

香ばしさがアップしています。
食べてみると、たしかに辛いですが、炒めたおかげで唐辛子の香ばしさがアップ。
さらに、味噌のコクとしょうゆのうま味で感じられてスプーンが止まらない味わいに。
辛いのに次の一口が待ちきれないような炒飯に仕上がりました。
ねぎ塩は熟練中華職人が作ったような炒飯に!

塩の新定番。
続いてはねぎ塩。コク旨な鶏塩スープに、鶏肉の香ばしさが際立つ新具材「炙り白謎肉」入りで、塩の新定番とも言える一品です。

ねぎの香ばしい香り。
調理場にも、ねぎの香ばしい香りが漂います。

仕上げの鶏油。
カップヌードルねぎ塩には「特製炭火焼き風味鶏油」付き。こちらは仕上げに回し入れて、サッと混ぜ炒めます。

香ばしい見た目に仕上がりました。
盛り付けて完成!

鶏のうま味と塩のコクがしっかり絡む!
食べてみると、お米に鶏のうま味と塩のコクがしっかり絡んでスプーンが止まりません。
仕上げの鶏油でねぎの香りが一層引き立って、まるで「熟練の中華職人が作ったねぎ塩炒飯」、という感じの味わいが楽しめます。
坦々はピリ辛ながらも食感楽しい!

食感も楽しい坦々。
続いては、練りごまのコクと花椒の痺れるような辛みが特徴的な「坦々」。
具材にはカシューナッツやザーサイが入っていて、他にはない食感が楽しめる一品です。

花椒の香りが引き立ちます。
炒めると、花椒の上品な香りがより引き立ちます。

中華の辛みを感じる香り。
盛り付けて完成!

いろいろな風味と食感が楽しめます。
食べてみると、ピリ辛ながらも練りごまのコクとピーナッツバターの甘みでやみつきの味わい。
カシューナッツはザクザク、ザーサイはコリコリで、辛いだけでなく色々な風味と食感が楽しめる炒飯に仕上がりました。
パクチー香るトムヤムクンはすっぱ辛い刺激が楽しい!

すっぱ辛い風味が楽しめます。
最後は世界三大スープ「トムヤムクン」が味わえるカップヌードル。
独特のすっぱ辛い風味は、炒飯にするとどんな味に仕上がるのか楽しみです。

調理場も東南アジアの香り。
炒めるとパクチーの香りが引き立って、東南アジアの香りがするような気がします。

トムヤムペースト付き。
こちらはトムヤムペースト付き。仕上げに回し入れて、サッと混ぜ炒めます。

食卓もタイっぽく。
盛り付けて完成!トムヤムクンということで、食卓もタイっぽくコーディネートしてみました。

後からトムヤムペーストが追いかけてきます。
一口目は辛いですが、後からトムヤムペーストのココナッツ、レモングラスの香りが香ってさっぱりとした後味。
すっぱ辛い刺激の中にパクチーがほんのり香って、女性にもおすすめの炒飯に仕上がりました。
カップ麺の残り汁をどうするか?山やキャンプでおすすめの活用方法

気になる残り汁。
アウトドアでカップ麺を食べるときに気になるのが「残り汁」。
新聞紙に吸わせて捨てたり、最近では専用の凝固剤を使って捨てている方も多いのではないでしょうか。
しかし、どうせなら捨てずに活用したいですよね。

あまった食材も無駄になりません。
そこで、一番手っ取り早い活用法がリゾットや炊き込みごはん。
お米とあまった肉や野菜と一緒に調理して、チーズなどをトッピングすれば立派な一品ができあがり。
これなら、残り汁も食材も無駄にならずに一石二鳥です。

卵があれば茶碗蒸しが作れます。
また、溶き卵と一緒に作る茶碗蒸しもおすすめのレシピ。
【1】残り汁を耐熱容器に入れ、さらに溶き卵を加えて混ぜる。
【2】ダッチオーブンや大きめのクッカーに底網を敷いて水を入れる。
【3】2に1を入れてフタをし、煮立たせたら弱火で7~8分蒸す。

プルプル食感が楽しめます。
これだけでプルプルの茶碗蒸しが完成。あえて具材を多めに残しておいて作るのもおすすめですよ。
蒸し調理ができる環境が整っている場合は、ぜひ試してみてくださいね。
カップヌードル炒飯ならキャンプでもいろいろな味が楽しめる!
カップヌードル炒飯は調理が簡単なのはもちろん、味を変えれば洋風やアジアンなど、今までに味わったことのないような炒飯が楽しめるのも嬉しいポイント。
ぜひ、ごはんの種類を変えたり水を増減させてみたりと色々な組み合わせを試して、自分なりのカップヌードル炒飯を作ってみてください!
