
CONTENTS
大型テントの選び方
テントの種類をおさらい
「ドーム型」テント
テントと聞いて多くの人が思い浮かべる、オーソドックスなタイプ。各メーカーから幅広いラインナップが用意されており、大きさや価格を含め自分の事情に合ったものを選びやすいことが特徴だ。雨風をしっかりとしのげ、平地や高地を問わず汎用性が高い。
テントの上部のスリーブに、しなりのあるポールを通すだけというシンプルな構造で、初心者でも設営しやすくなっている。ほかのタイプに比べ、価格もリーズナブルな傾向にあるので、テントを選ぶときにはまずは選択肢に入れたいタイプだ。
「2ルーム・トンネル型」テント
リビングと寝室が一体となっているタイプ。タープを持っていなくても、2ルーム型のテントがあれば日中の休憩場所を作れる。片方は荷物置き場にしたり、グループでのキャンプなら両方を寝室に使ったりと、使い道が幅広いことも魅力的だ。
ただし、サイズが大きいため、スムーズに設営するには慣れが必要。またキャンプサイト自体が広くない場合は、スペースにテントが収まらない可能性もある。使う場所がある程度、限定されることは覚えておこう。
「ロッジ型」テント
小屋のような見た目で雰囲気があることが特徴的なテント。スペースが広く、まるで家にいるかのような居住性が魅力で、ファミリーで使うにはぴったりのタイプ。
しかし、サイズが大きく重量もある分、設営には体力が必要。ただし、構造は比較的シンプルなので、工数がかかるだけで、設営の難易度自体は高くない。やや手間がかかるからこそ、子どもたちと一緒に立てる時間を楽しむこともできる。
収容人数に過不足はないか
各テントの説明文には、◯人用と書かれているが、メーカー記載の使用人数よりも1人分多く見積もっておくのがおすすめ。
テントの使用人数の記載方法には決まりがあり、簡単にいうと何人が横になって寝られるスペースがあるかによって決まっている。使用人数にぴったりのテントを購入すると、荷物を置くスペースがなかったり、動き回るスペースを取りづらかったりする。そのため、テントの大きさは余裕を持っておいた方が良いといえる。
設営が難しくないか
キャンプの中でも、テントの設営は時間を取られる作業のひとつ。多くの人は、テントはサクッと設営して、ほかのアクティビティに時間を取りたいと思うだろう。そのため、設営に時間がかからないかもチェックしておく必要がある。
キャンプ初心者や、テント設営に慣れていない人には、ティピー型やドーム型がおすすめ。キャンプ中級者以上になってきたら、2ルーム型やロッジ型など大型のテントに挑戦してみるのもいいだろう。
防水性・通気性があるか
キャンプに行く時期によっては、湿気や雨に悩まされることもあるため、機能性も忘れずにチェックしよう。特にチェックすべきは、防水性と通気性だ。
ほとんどのテントには防水加工は施されているが、モデルによって程度や防水加工がされている部分が異なる。テントの防水性能は『耐水圧』で表すが、強い雨にも耐えるテントが欲しいなら、耐水圧1500mm以上のものがおすすめ。
通気性については、インナーテントにメッシュ素材が使われているか、ベンチレーション機能が搭載されているかを確認しよう。テントは防水加工が施されているため、通気性が犠牲になるケースがある。通気性が悪いと、夏場の寝苦しさにつながるので、通気性もチェックするのがおすすめだ。
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2025年に人気が出るモデルを大予測!注目の大型テント3選
人気アウトドアショップにお願いしたアンケートをもとに、編集部で「これは売れる!」とセレクトしたアイテムから大型テントを紹介!2025年に人気になりそうなモデルをチェックしよう。
ZANEARTS(ゼインアーツ) ウータL TC
TC素材の外幕で、インナーテント標準装備なのに6万円を切る価格は、今どきビッグサプライズ! またデザイン性の高さも見逃せないところだ。インナー、リビングともに4〜5人に対応する広さを持つ。
●対応人数:4~5人
●使用サイズ:570×485×H270cm
●重量:20kg
「デザインが素晴らしい! 設営は少々難しいけど、この広さでこの価格はかなり魅力的です。」
リビング両サイドの窓は、座ったときの目線に合わせた高さで風通しもバッチリ。
真正面。幅485cm(インナーの幅は390cm)、センターポール部の高さは270cmで、サブポールで立ち上げた出入り口部分が高さ160cmある。ワンポールタイプのテントにありがちな窮屈感がまったくない!
真横から見るとこんな感じ。右側のリビングスペース両サイドはフルメッシュにすることができ、暑い季節も風通しよく快適に過ごせる。
真後ろ。外幕を巻き上げてメッシュにすれば、インナーテントの後部開口部と連動して通気することも可能。
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TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) グラハス
ウォールが外に向かって広がり内部空間をグーンと押し広げるという、従来にはなかった唯一無二のデザイン!最大高は260cmもあり、内部での立ち歩きも楽チンだ。10×10mの区画サイトにも設営可能。
●使用サイズ:約540×470×H260cm
●収納サイズ:約35×35×70cm
●重量:約20kg
半球形状よりもより球体に近い形状で、キャンプサイトでも圧倒的なインパクトを与えてくれる。天井も高く、側面が張り出す独創的なフォルムが、壁際まで室内スペースを最大限に広げ、実際の床面積以上の開放感を演出。広さを活かした贅沢な空間づくりが楽しめるはず。
「とにかくデザインが斬新! 耐風強度もしっかりテストされ、便利なオプション類も充実しています。」
両サイドには大型窓を装備。内部に居ながらにして景色を楽しめちゃう。
出入り口を全閉しても、下部をメッシュにすることで換気することが可能。
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Coleman(コールマン) レインカーム2ルーム/3025 DR
遮光に加え、新たに静音設計を採用。雨音を抑え、ジッパーのジ、ジ、ジィーッという音を無音に――という、従来になかった発想から生まれたモデル。外幕に遮光生地が使われ、日差しの強い夏場にはテント内の温度上昇を抑えてくれる。
●使用人数:4~5人
●使用サイズ:本体/約590×320×H205cm、インナー/約300×250×H170cm
●収納時サイズ:約直径32×73cm
●重量:約20kg
クロスフレーム構造により、広々とした前室空間が確保され、解放感のある天井メッシュウィンドウが特徴。ダークルームテクノロジーにより、日光をブロックし朝まで快適に眠れ、日中はリビングスペースを涼しく保つ。
「静音設計は新しい発想。どれほど気にならないのか雨が待ち遠しくなる。」
外側にメッシュを張った二重生地構造で雨音を軽減。
外幕のジッパーはほぼ無音で開閉可能なサイレントジッパー。
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「BE-PALアウトドアアワード 2024」部門賞ノミネートの大型テント
2024年のなかで、アウトドアシーンで話題となったモノ、コト、人物を表彰する「BE-PALアウトドアアワード」。読者の皆さまからの投票をもとに、編集部&審査員で選出した注目のテントから、大型テントを紹介。
ogawa(オガワ) ソレスト
6人まで就寝可能な大型インナーテントとルーフフライ(写真では未装着)を装備。別途ポールを用意すれば前後左右のパネルを跳ね上げられ、張り方のアレンジも思いのままだ。
パネルと天窓が生み出す圧倒的な開放感の6人テント。全面メッシュにすることができ、開放感バツグン! スカート付きでフルクローズにすれば冷気をシャットアウトできる。季節を問わずに一年中使える。

大きな天窓を備える。雨のときはルーフフライを張ればOK。高さも十分!
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2024年に売れたのはこれ!リアルな人気の大型テント5選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 対応人数 | |||
Coleman(コールマン) タフ 2ルーム DX/3025(グレージュ) | ![]() | ¥98,780 | 4〜5人 | |
ZANEARTS(ゼインアーツ) ゼクーM TC | ![]() | ¥74,800 | 4〜6人 | |
ogawa(オガワ) アポロン | ![]() | ¥187,000 | 5人 | |
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルームエアー/MDX+ | ![]() | ¥109,780 | 4~5人 | |
GO LITE(ゴーライト) シャングリラ8+ | ![]() | ¥121,000 | 8人 | |
Coleman(コールマン) タフ 2ルーム DX/3025(グレージュ)
空気の流れを考慮した換気システムが充実の2ルームテント。メインクロスフレームにフロントフレームを追加することでリビングルームの居住性を向上。サイドはDドアスタイルとなっており、スムーズに出入りできる。
●使用サイズ:640×320×H205cm
●インナーサイズ:300×250×H170cm
●重量:18kg
●就寝人数:4〜5人
2つのクロスフレームにフロントフレームを追加し、設営しやすさと耐風強度の高さを両立。上部が広がり圧迫感を感じにくいリビングとなったのもこの構造ならでは。
遮光性を高め、結露低減に役立つルーフフライを標準装備するほか、多彩なベンチレーションやリビング下部の三角メッシュ窓などフレッシュな空気を取り入れて蒸し暑さを低減する工夫が満載だ。

リビングとインナーの上部に別売リバーシブルファンベンチレーションを取り付けられる。
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ゼクーM TC
エクステンションフレームでワンポールテントの圧迫感を解消した「ゼクーM」のTCモデル。火の粉で穴が空きにくく、焚火好きにうれしいテントに仕上がった。化繊に比べて重量があるためセンターポールを直径32mmにサイズアップしているのもニクイ。
●使用サイズ:440×380×H250cm
●重量:15kg

リビングシート付属、インナーテントは別売。
汚れをはらいやすいポリエステル製スカート、メインドアパネルのファスナーはトリプルスライダーなど秋冬にうれしい機能が満載だ。
ogawa(オガワ) アポロン
寝室部とリビング部を持つ5人用の大型2ルームテント。両サイド、前後のウォールは全面メッシュパネルにすることができ、全開すれば風通し良く、全閉すれば暖かく過ごせる。
●使用サイズ:320×585×H205cm
●インナーサイズ:300×210×H188cm
●重量:約23kg
●対応人数:5人
トンネル型に見えるけれど、天井には縦方向に3本のリッジポールを加えることで強度アップ。自立するので設営後の位置調整が楽にできるのがイイ。
前後出入り口と3枚のサイドパネルはフルオープン可能。開放的だし、どこからも大人がしゃがむことなく出入り可能だ。5人が横になれるインナーテントは吊り下げ式で、取り外してシェルター利用するのもあり。スカート、ルーフフライ標準装備。
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Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルームエアー/MDX+
日光を90%、紫外線を99.9%遮断することでテント内の温度上昇を大きく抑えるダークルームテクノロジーを搭載。さらに通常のメッシュに比べて1.5倍も風を通すワイドエアメッシュを採用して、真夏のキャンプをサポートする。
●使用サイズ:560×340×H215cm
●インナーサイズ:300×250×H175cm
●収納サイズ:直径約34cm×74cm
●重量:20kg
●就寝人数:4~5人

ダークルームテクノロジーを搭載。
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GO LITE(ゴーライト) シャングリラ8+
待望の復活を果たしたゴーライトの大型2ポールテント。10畳相当の床面積をもつ大型テントだが、シルライト社のシリコンナイロンリップストップ生地を用いることで重量はわずか5.695kg。耐久性も高まっている。別売りだったメッシュインナー「ネスト」が付属し、コスパのよさも光る。
●使用サイズ:290×570×H185cm

8人が横になれるゆったりとした室内。
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BE-PAL編集部員が設営レビュー!大型テントおすすめ9選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 対応人数 | |||
LOGOS(ロゴス) プレミアム エーコンPANEL EVER DOME L | ![]() | ¥198,000 | 4人 | |
snow peak(スノーピーク) リゲル Pro. | ![]() | ¥605,000 | 4人 | |
ogawa(オガワ) グロッケ12 T/C-II | ![]() | ¥126,500 | 6人 | |
ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ78R T/C | ![]() | ¥184,800 | 5人 | |
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルーム TX/MDX | ![]() | ¥103,290 | 4~5人 | |
ogawa(オガワ) ピレウス | ![]() | ¥145,200 | 5人 | |
ZANE ARTS(ゼインアーツ) ロロ | ![]() | ¥138,000 | 4人 | |
ogawa(オガワ) クーポラ | ![]() | ¥196,900 | 8人 | |
MSR(エムエスアール) ハビスケープ6 | ![]() | ¥90,200 | 6人 | |
キャンプが楽しくなる大型ファミリーテントをBE-PALスタッフが厳選
家族でキャンプデビューしたい!と思った時に、もっとも重要かつ高価な買い物はファミリーテントではないだろうか。自分で張ってみて吟味できればいいが、そう簡単に張れないのがファミテンだ。
そこでBE-PALスタッフが厳選したおすすめのファミリーテントから、大型のモデルを紹介。すべて張ってみて、ペグダウンの数や大きさ、就寝時の最大人数、主だった特徴などをまとめてお伝えする。
(※「MAX」は付属インナーテントの最大就寝人数を、「ペグダウン」は外幕全閉時に最低限必要な本数(ガイラインの本数)を示す)
LOGOS(ロゴス) プレミアム エーコンPANEL EVER DOME L
先が尖った形状の「エーコンフレーム」が、天井を押し広げ高さを確保。内部はかなり広々としている。インナーを取り付けた状態で、リビングスペースが520×300cmもあり、テーブルとチェア4脚をセットしてもゆったりと過ごせる。
●MAX:4人
●ペグダウン:10(12)本
●重さ:約21kg
高くて広い天井の独自エーコンフレーム
クロスポールを組み込んだ正面パネルは張りがあり、雨天時も水がスムーズに流れ落ちる。高さも180cmと十分。
害虫の侵入を防ぐ独自のメッシュ地は、UVカット、遮光機能を兼ね備えている。
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snow peak(スノーピーク) リゲル Pro.
雨の吹き込みを軽減しながら通気性を確保できる左右の張り出し可能なパネル、すべてがメッシュ窓になるサイドパネルなど、機能性てんこ盛りのモデルだ。ペグダウン箇所が多く、完成形までに少々手間はかかるが、この広さは大きな魅力。長期滞在にお薦めだ。
●MAX:4人
●ペグダウン:12(12)本
●重さ:35.4kg
奥行きもたっぷりあるゴージャスなサイズ
張り出しサイドの三角マチパネルは、付け根のジッパーを開けると巻き上げられるようになっている。
ウォールにレイアウトされたメッシュ窓は、内側からの開閉操作ができるようにすべて生地パネルの外側にセットされている。
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ogawa(オガワ) グロッケ12 T/C-II
通気性に優れたT/C素材に加え、出入り口を含めた各辺の立ち上げ部分には、生地パネルと二重構造のメッシュパネルを装備。上部のベンチレーターと連動して換気調節も自在だ。薪ストーブがセットできるのでオールシーズン活躍してくれる。
●MAX:6人
●ペグダウン:15(10)本
●重さ:約11.85kg(幕体)、約3.85kg(ポール)、約2.85kg(付属品)
6人まで収容可能なたっぷりサイズ
ボトム5か所をペグダウンしてセンターポールを立て、ガイラインをセットするだけ。設営自体はとても簡単だ。
正面のヒサシは、左右別々に巻き上げもできる。
着脱可能なグランドシートが標準装備。トグル式だから就寝人数に応じて簡単にサイズ調節ができる。
後部には薪ストーブ用煙突ポートを装備。煙突が触れる部分には耐熱素材が施されている。
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ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ78R T/C
4面に大きなメッシュ窓がある5人用インナーテントを備えた、ロッジ型2ルーム。幕体にはT/C素材が使われているので、通気性が良く夏場も快適に過ごせる。
●MAX:5人
●ペグダウン:18(6)本
●重さ:約13.46kg(幕体)、約14.0kg(ポール)、約3.35kg(付属品)
人気定番モデルのT/Cバージョン
内部に取り付けるライナーシートは結露が滴るのを防ぎ、強い日差しを和らげる効果も。
▼参考記事
キャンプ初心者のBE-PAL編集部員が大型テントを設営レビュー!
実際に使ってわかった「凄いテント」を、キャンプビギナーの『BE-PAL』編集部員たちがレビュー!
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルーム TX/MDX
コットンのような風合いを持つ、耐久撥水加工済みのポリエステル生地「テックスファイバー」を使用した2ルームテント。広々としたリビング、4~5人が寝ることができる寝室があり、ファミリーキャンプにぴったり。
●対応人数:4~5人用
●設営サイズ:約560×340×H210cm
●収納サイズ:直径約35×74cm
●重量:約20.5kg
●耐水圧:約2,000mm(フライ・ルーフ・フロア)
ファミキャンデビューにはコレ! オールシーズン対応の入門モデル
【設営時間:2人で33:00】

リビングの天井が寝室より高い!
「TexFiber」というコットンのような風合いの新素材を幕体に使ったモデル。重くて車から取り出すのは大変だったけど、設営してみたら広いリビングと、高さ173cmの寝室があって、ゆったり団らんできる快適さ満点のスペースのでき上がり。

封筒型寝袋を4つ並べられる。

テープは収納ポケットへIN
足を引っ掛ける心配のあるグランドテープは、設営後に片側をはずしてポケットに収納可能。

フルスカート仕様で巻き上げもできちゃう
フライ裾のスカートは、季節や天候などの状況に応じてトグルで留めておくことができる。

直感的な設営を助ける色分けパーツ
スリーブ先端の色に合わせてポールを挿入すれば間違える心配なし。親切な工夫がありがたい。
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ogawa(オガワ) ピレウス
フライシートの外側にポールをセットするアウタークロスポール構造を採用した。内部にポールがないため、スペースを広々と使うことができる。フライシートのみでシェルターとして張ることも可能。さまざまな張り方を楽しめる。
●対応人数:5人
●設営サイズ:約340×413×高さ240cm
●収納サイズ:70×34×32cm
●重量:約17.56kg(付属品除く)
シェルター利用もできる自由度の高さが魅力
【設営時間:2人で20:30】

ポールがないとこんなに広い!
外側にセットするアウタークロスポール構造。何がいいって、内部にポールがないからスペースを広々と使えること。幕体はT/C素材だから通気性がいいし、フロアは着脱式。さまざまな張り方を楽しめるので、グループやカップルキャンパーにもお薦め。

ポールが2本だけなのも助かる!

外側にポールがある生成りの幕体というだけでインパクト大。この個性的なシルエットも魅力のひとつ。

インナーのフロアは着脱式で、サイズ調節も可能。フロアをはずせばシェルターとしても使える。

ポール要らずのひさしで手軽に涼しく!
前面出入り口の大きなひさしは、ガイラインのみで張ることができる。

設営が簡単な吊り下げ式
クロスポールの交差部にフライ頂点のフックを掛けてポールを立ち上げるだけ。
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ZANE ARTS(ゼインアーツ) ロロ
個性的なシルエットがキャンプ場で目立つこと必至のワンポール型ツールームシェルター。センターポールを突っ張るだけで立ち上がるので設営もスムーズ。両サイドのブリッジフレームのおかげで剛性が高く、耐候性にも優れた安心感バツグンのモデル。
●対応人数:4人
●設営サイズ:約530×435×高さ285cm
●重量:17kg
開放感バツグンの前室が遊び盛りのキッズにぴったり!
【設営時間:2人で49:45】

初めてゆえ模索しながらの設営で時間がかかってしまったけれど、次回からはすんなり立てられそう。

革新的ゆえにてこずった…。

天井のベンチレーターもラクに開閉できる
ジッパーの引き手にポールが付いているのでスムーズに開閉可能。

雨天でも通気性ばっちり!
後部のベンチレーターは斜めになっていて雨でもメッシュにできる。

インナーテントを守る止水ジッパー
傾斜のあるサイド開口部には止水ジッパーが使われ雨漏りしにくい。
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ogawa(オガワ) クーポラ
最大8人収容できるレイアウト自在の大型ドームテント。ペグダウンは32か所と多いが、ポールとスリーブ先端の色分けのおかげで設営はスムーズだ。半面や両サイドなど自由自在にセットできる着脱式フロアは感動モノ。
●対応人数:8人
●設営サイズ:約570×285×高さ200cm
●収納サイズ:約70×34×34cm
●重量:約15.95kg(付属品除く)
どの角度から見ても個性的なデザイン
【設営時間:2人で27:00】

こんなに大きなテントを立てるのは人生初!

4方向すべてに出入り口が!

4方向すべてに出入り口が!

フロアはトグル留め式で、留め位置の変更もカンタン。
着脱式グランドシートで多彩なレイアウトを楽しめる

フロアをはずせば全長570cmの広いシェルターとしても。

全面フロアにすると、最大8人までが寝られるスペースに。

ベンチレーターは中からアクセスできる
メッシュパネルを開けて、テント内からベンチレーターの開閉調節ができる。

テープは両端とも取りはずし可能
両端にフックが付いたグランドテープは、設営後は完全に取りはずせる。
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MSR(エムエスアール) ハビスケープ6
室内高195cmと、とにかくヘッドクリアランスがいいテント。 背の高い大人でも余裕をもって立つことができ、テント内での着替えも楽ちんだ。独自のフレーム構造で室内は広々。立てやすさと居住性を両立させている。
●対応人数:6人
●設営サイズ:約427×254×高さ195cm
●収納サイズ:約61×25cm
●重量:6.52kg
立てやすさと居住性の両立で選ぶならコレ!
【設営時間:2人で22:30】

とにかくヘッドクリアランスがいい!

6人用でこの軽さ!

フライ・インナー間も通気性良好
吊り下げ式インナータイプは、フライとの隙間が大きく空くのが特徴。雨天でも通気性を確保できる。

側面中央まで防水が頼もしい
フライ両側は通気性を考慮して裾が短めだが、フロアとサイドの赤い生地は耐水圧が高いので安心だ。

独自のフレーム構造が広さの秘訣
前後出入り口上部と両サイドにポールの出っ張りがあることで、インナーを外側に押し広げるポールワーク。
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プロが選んだ!大型テントのベストバイ7選
全国アウトドアショップの店員さんが"本当に推したいファミリーテント"を紹介。お店の売れ筋はもちろん、マストバイな"推し"まで、いわばプロの目で選出されたベストバイをチェック!
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 対応人数 | |||
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ランダー6 | ![]() | ¥93,500 | 6人 | |
MSR(エムエスアール) ハビチュード6 | ![]() | ¥95,700 | 6人 | |
mont-bell(モンベル) ムーンライト キャビン4 | ![]() | ¥129,800 | 4人 | |
鎌倉天幕(カマクラテンマク) ハイドアウト02(DACポール無し) | ![]() | ¥105,820 | ― | |
Coleman(コールマン) 【WILD-1別注】タフスクリーン2ルームハウス/MDX | ![]() | ¥98,780 | 4~5人 | |
ogawa(オガワ) ティエラ ラルゴ | ![]() | ¥217,800 | 5人 | |
Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームカーブ | ![]() | ¥134,400 | 4~5人 | |
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ランダー6
フライを立ち上げてからインナーテントを吊り下げるアウトフレーム構造。幅290×奥行き250cmの広さを誇るインナーは天井高が約2mもあり、内部でも快適に過ごせる。
●対応人数:6人
●サイズ(フライ装着時):幅315×奥行き545×高さ205cm
●サイズ(インナーのみ):幅290×奥行き250×高さ190cm
●収納サイズ:27×72×27cm
●総重量:約9.70kg
大人6人で使えるゆったりサイズ!
フライシートにポールをセットして立ち上げるアウターフレーム構造。6人用の大きなテントだが、設営そのものはとても簡単だ。収納時に吊り下げ式インナーテントを取り付けたままにしておけば、フレームを立ち上げるだけで本体部分が完成し、あとはリビング用フレームをセットするだけ。
手持ちのポールでフライシートの前面を張り出せばリビングスペースを広げることができ、大人数でも窮屈な思いをすることなく過ごせる。インナーテントは吊り下げ式だから、フライシートを立ち上げてからでも着脱可能。インナーテントを取り外せばは広々としたシェルターとしても使え、グループでキャンプするときのくつろぎスペースにもなる。
推しコメント
「天井が高いので立ったままで着替えられ、着替えが多くなるファミリーにお薦めです!」(アウトドアショップ・ベースキャンプ)

フライシート両サイドに大きなドアがあるので、複数人のときも出入りが楽にできる。
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MSR(エムエスアール) ハビチュード6
サイドウォールが大きく外側に押し広げられ、正面ドアがほぼ垂直に立ち上がっているので出入りがとても楽。前室は奥行きが122cmもあり、荷物置き場として重宝する。6人用の大型ドームながら、直感的に設営できるシンプルな構造で、ビギナーにもおすすめできるモデルだ。(※タンカラーのフライシートは2023年シーズンで廃番、在庫からの購入のみ可能。レギュラーカラーはブルー)
●対応人数:6人
●サイズ:(フライ装着時)幅254×奥行き427×高さ195cm、(インナーのみ)幅254×奥行き305×高さ約182cm
●収納サイズ:幅58×奥行き25×高さ25cm
●総重量:6.35kg
居住空間を押し広げる独特のフレームワーク
長いクロスポールと両サイド用の短いクロスポール2セットだけで簡単に立ち上げられるセルフスタンディング・タイプ(自立式)のテント。インナーテント4面のサイドウォールが大きく外側に向けて押し広げられる独自のフレームワークにより居住性が良い。従来、クロスドームの弱点であった内部の狭苦しさを解消し、広々とした空間が大きな魅力になっている。
また、正面のドアが限りなく垂直に近い状態まで立ち上がるので、とても出入りしやすい。大きいわりに出入り口が正面のひとつしかないのは玉に瑕ではあるが、正面ドアが大きく開くので、出入りそのものはとてもスムーズ。
天井がメッシュ地のインナーテントは吊り下げ式で、フライシートとの間に十分な空間ができるため、フライシート両サイドの裾部から外気がテント内にスムーズに入り、通気性も抜群。
推しコメント
「山岳テントのMSRが本気でつくるファミリーテント。強靭な構造で悪天候でも安心して使えます!」(GOOD OPEN AIRS myX)

ボトム部分(赤い生地)は耐久撥水加工を施した耐水圧10,000mmの丈夫なナイロン地。こうして見ると、ポールとインナーテントの間が大きくあいているのがよくわかる。
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mont-bell(モンベル) ムーンライト キャビン4
4人用インナーテントに加え、幅275×奥行き300cmもの広いリビングスペースがある。しかも付属ポールでヒサシを大きく張り出すことができ、お値打ち感は満点だ。
●対応人数:4人
●サイズ:(フライ装着時)幅275×奥行き580×高さ213cm、(インナーのみ)幅250×奥行き210cm
●収納サイズ:幅70×奥行き27×高さ31cm
●総重量:13.0kg
コスパの良さが際立つ設営楽ちんモデル
月明かりの下でも設営できるほど設営が簡単スムーズなモンベルのロングセラー「ムーンライトテント」。同シリーズでお馴染みのAフレームをふたつ組み合わせ、センターポールで連結した独特のフレーム構造のテントだ。
2ルームタイプで、幅250×奥行き300cmもの広いリビングスペースを誇る。正面だけでなく両サイドも大きく開くリビングスペースがあり、ファミリーやグループで使うのにおすすめ。
フライシート(テント本体)をフレームに吊り下げるアウターフレーム式。幕体をフックで留めていく方式で、設営はとても楽ちんだ。吊り下げ式のインナーテントをフライシート(テント本体)に取り付けておけば、フレームに取り付けるだけで両方を一気に立ち上げることができる。

付属のひさしポールを活用すれば正面パネルを張り出すことができ、まるでタープを連結したかのような快適空間ができあがる。
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鎌倉天幕(カマクラテンマク) ハイドアウト02(DACポール無し)
合計8か所に開閉自在な大型メッシュパネルが付き、暑い季節でも涼しく過ごせ、張り方のバリエーションも楽しめるモデル。別売りのインナーテントがある。
●サイズ:D480 × W760 × H240/220 cm
●総重量:約10.5kg
ズバ抜けた張り方の自由度が魅力
さまざまなスタイルで活用できる汎用性の高さが大きな魅力で、自前のポールを追加すればサイドを張り上げることができタープとして食事やくつろぎの空間になる。8か所の大型メッシュパネル部を全閉しコットなどを設置すれば、寝室にすることもできる。
また、メインポールを低くセットして裾全周を地面にぴったり沿わせることで、裾部をマッドスカートとして使えるため、悪天候時や寒い雪の季節にも対応する。
推しコメント
「ポールを足したりロープの張り出し方を変えたりして、時々に合わせた自分なりのスタイルが構築できます」(sotosotodays)

ストレスのかかる部分には、ヨットのセイルに使われるX-Pacという高強度の生地補強が施されている。
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Coleman(コールマン) 【WILD-1別注】タフスクリーン2ルームハウス/MDX
耐久撥水加工のポリエステル製ながら、コットンのような風合いを持ち速乾性にも優れた新素材の幕体。大きな2ルームだが、ひとりでも設営できるアシスト機能付きだ。
●対応人数:4~5人
●使用時サイズ:本体/約560×340×210(h)cm、インナー/約350×250×173(h)cm
●収納サイズ:直径約35×74cm
●総重量:約19kg
新素材「テックスファイバー」を採用
ヘッドクリアランスもよく、居住性の良さは上々だ。フライのサイドパネルや前面パネルを張り出せるキャノピーポール2本が付属しているのもうれしい。リビング部のフライ裾部にはスカートが装備されているので、悪天候にも対応する。

インナーテントをはずせば、広いシェルターとして使うこともできる。

付属のキャノピーポールで外幕のパネルを張り出せば、リビングスペースの開放感もバツグン。
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ogawa(オガワ) ティエラ ラルゴ
フライには開閉可能な大型メッシュパネルを随所に装備。夏は涼しく冬は暖かいT/C素材のインナーテントが採用され、オールシーズン快適に過ごせるモデルだ。
●対応人数:5人
●サイズ:フライ/310×620×H210cm、インナー/300×220×H182cm
●収納サイズ:80x45x40cm
●総重量:22kg
通気性と快適性を併せ持つ2ルーム
インナーテントの室内高が182cm、リビング部の高さが210cmと、どちらもヘッドクリアランスに優れておりテント内での過ごしやすさは抜群だ。
インナーテントの生地には遮光性・通気性に優れたT/C素材(ポリエステルとコットンの混紡)を使用。床には防水性に優れたPVC素材を使用しており、雨の日も浸水の心配なく過ごせる。
フライシートの随所に開閉可能な大型メッシュパネルがあり、裾全周にスカートを装備。前面パネルを張り出すためのポールも付属している。
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Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームカーブ
風に負けない剛性、雨や雪に対応する素材や作り、盛夏でも快適に過ごせる換気&通気性能を併せ持つ最高峰モデル。前面の張り出しには雨風の吹き込みを防ぐマチ付き。
●対応人数:4~5人
●サイズ:フライ:350×580×H200cm、インナーテント:300×225×H185cm
●収納サイズ:83×34cm
●総重量:約24kg
日本の四季に対応する機能が満載
氷点下になる冬から蒸し暑い盛夏まで、4シーズンに対応するモデル。フライ約3,000mm、フロア約10,000mm、ルーフ約3,000mmと、十分な耐水圧を持つ素材が使われ、広さと強度を両立した独自のフレーム構造を採用。
テフロン防水加工が施されたフライシートの裏には、遮光性のあるポリウレタンコーティングが施されている。フライシートの裾全周にペグ留めできるスカートを装備しているので、冬は冷気の侵入を、夏場は不快害虫の侵入を防ぐことができる。
インナーテントは通気性に優れ、冬には結露しにくいコットン混紡素材を使用。前面の張り出しパネルには、さまざまなアレンジができるサイドウォール付き。張り出し用キャノピーポールは標準装備。
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このふたりがテスト!
アウトドア用品デザイナー・佐藤裕一郎さん(左)大手テントメーカーで23年のキャリアを積んで独立。現在は準フリーランスとして、テントをはじめとしたギアの開発に携わるツワモノ。
アウトドア用品プロデューサー・影山盛太さん(右)国内のみならず、海外ブランドのテントや、ギア、パーツ類のデザインを手がける専門家。豊富な知識と分析力は日本一といっても過言ではない。
SABBATICAL(サバティカル) ギリア
アーチフレームに独自のブリッジフレームをプラスした変形トンネル型。2人用と5人用インナーが標準装備されており、お買い得感満点。2人用インナー使用時のリビングスペースは、(横から見て)幅が約370cmあり、テーブルやチェアをセットしてもゆったり過ごせる。
●サイズ(約):520×300×H170cm(2人用/280×150cm、5人用/280×250cm)
●収納サイズ(約):67×35×H30cm
●総重量(約):13.8kg
「通気性が良く、自由度の高い使い勝手がいいですね。開放感があり、風、日射し、雨など、自然からの〝贈り物〟を素直に喜べて、まるで伝統的な日本家屋のよう」(佐藤)
ブリッジフレームで3本のアーチポールを固定。アーチポール間にテンションがかかり、テントとしての剛性がアップ。
インナーをはずせば広いシェルターに。「もう少し高さが欲しい気もするけど、このコスパ、最強ですね!」(影山)
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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ノーチラス4×4
アウトフレーム構造で、フライに吊り下げ式インナーを付けたまま立ち上げられるので、設営は意外と簡単。また、ウォール全体が三角形のパネルで構成されているのも見逃せない。付属インナーは左右どちらにでも付けられ、別売りインナーも装着可能だ。
●収容人数:4人(最大8人)
●サイズ:315×220×高さ220cm
●収納サイズ:35×90×35cm
●重量:20.9kg
インナーを増設すれば2家族でも使える!

剛性の高さが半端ない! ※張り出し用ポールは付属しない。
「三角を基調としたこのトラス構造というのは、剛性を高くするメリットがあります」(佐藤さん)
たくさん設けられた開閉可能なメッシュ窓に加え、下からもしっかりと通気できるベンチレーターがあり、換気性能はバッチリだ。
メインのクロスポールと左右のアーチポールをガッチリ留めるリッジポール(露出した黒いポール)が、剛性を高めている。
寄りかかろうが、押し倒そうとしようがビクともしない。「このサイズでこれほど高い剛性があるテントは珍しいよね」(佐藤さん)
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まだまだあるおすすめ大型テント!2025年新作も必見
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
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価格 | 対応人数 | |||
LOGOS(ロゴス) Tradcanvas イージーセット キャビンテント XL-BE | ![]() | ¥68,200 | 6人 | |
LOGOS(ロゴス) グランベーシック PANELドゥーブル WXL-BC | ![]() | ¥239,800 | 6人 | |
SABBATICAL(サバティカル) サバルパインドーム | ![]() | ¥198,000 | 8~10人(シェルター使用時) | |
snow peak(スノーピーク) ランドロック | ![]() | ¥217,800 | 4~5人 | |
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ビバレー スクリーンツールームロッジ540UV | ![]() | ¥79,800 | 6人 | |
LOGOS(ロゴス) Tradcanvas イージーセット キャビンテント XL-BE
スリム収納ながら居住性に優れたキャビンテント。初心者でもわずか90秒で設営ができるという、手軽な設営・撤収が特徴。広い居住空間と優れた収納性を兼ね備え、大人数でのキャンプに最適だ。
●対応人数:最大6人
●収納サイズ:(約)縦23×横103×高さ23cm
●総重量:(約)11.5kg
室内は広々とした空間で居住性に優れており、最大6人での使用が可能。流線型のドーム型テントに比べ、キャビン型テントは壁面が立ち上がっているため、広々とした空間を確保。
インナーテントには大型のメッシュ窓と、前後上部にベンチレーションが付いているため、風通しも抜群。優れた通気性で結露を防ぎ、快適な室内環境を保つ。
メッシュには高機能の「デビルブロックST」を採用。UV-CUT率と遮光率は通常の約1.5倍で、強い日差しを和らげながらも細かいメッシュが小さな虫の侵入を防ぐ。
また、シート素材には米国の難燃基準「CPAI-84」に適合した燃えにくい生地を使用。そのほか、UV-CUT加工により紫外線を90%以上カットし、防水・撥水機能を備えている。撥水機能は3級以上で、汚れが付きにくく雨をはじき、優れた耐水圧とシームテープ加工により高い防水性を実現。
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LOGOS(ロゴス) グランベーシック PANELドゥーブル WXL-BC
史上最高の質感とデザイン性によって快適な空間を演出してくれる「LOGOS PREMIUM LINE」シリーズの、家族6人がゆったり宿泊できる大型2ルームテント。家族6人が横並びで寝られるWXLサイズだ。インナーテントは着脱でき、フライシート単独では大型のスクリーンタープとして使用可能。
●収納サイズ(約):縦39×横77×高さ39cm
●総重量(約): 27.3kg
LOGOS独自の「SUPPORT BELT SYSTEM」により、簡単でスムーズな設営や撤収が可能だ。フレームをリングピンに差し込む部分に調節可能なベルトを設けており、設営時にはベルトを緩めると簡単にフレームを差し込むことができ、差し込んだあとはベルトを短く締めると余分な力を入れずにテントを張ることができる。
テント前面部分にアーチ型のフレームを通すことでフルクローズ時の強度がアップする「PANEL SYSTEM」も搭載した。2本のキャノピーポールで支えると自立するタープとなり、広々としたリビングスペースを確保。クルマとのリンクも容易で、オープン時に雨水が溜まることも防いでくれる。
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SABBATICAL(サバティカル) サバルパインドーム
張りのある三角形の面(トラス構造)が12か所もある、強度に優れたドーム型シェルター。各面のメッシュ窓はフルクローズ可能だから、天候やシーズンを問わず活用できる。天頂部には換気窓付き。
●収納サイズ:L82cm×W42cm×H31cm
●重量:23.8kg(ポール10.3kg、ペグ820g)
トラス構造多用で強度バツグン
耐風性を高く保ちつつ、少ないフレーム本数で構造のシンプルさと軽量化を実現した、大型のドームテント。最大幅5mを超える大型幕で、底面は六角形。ファミリーやグループで快適に過ごせる。
全方面にメッシュパネルがあり、全開にすればテント内から360度見渡すことができる。その数なんと18個。
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snow peak(スノーピーク) ランドロック
4~5人用のインナーテントが付属した4シーズン対応2ルームテント(寝室部とリビング部を持つテント)。インナーテント使用時でも幅405×奥行き約310cmものリビングが確保できる大型モデルだ。前後はもちろん、両サイドにも大きな出入り口があり、大人数でも使いやすいデザイン。
●サイズ:405×625×H205cm
●収納サイズ:キャリーバッグ/75×33×36(h)cm、フレームケース/72×17×22(h)cm
●重量:24.5kg

筆者私物。圧倒的な大きさでダイナミックにそびえ立つランドロック。
スノーピークのランドロックは、リビングとベッドルームを兼ね備えた、国内最大級の大きさを誇る2ルームテント。家族みんなでくつろげる広々空間、そしてオールシーズン使えるスペックを持つこのテントは、“最強のテント”だと筆者は考えている。
フレームは耐久性が高く、風が多少強くても安心して使うことができる。季節や人数によってテントのアレンジも可能なため、このテントを使えばキャンプの幅が広がること間違いなしだ。
オールシーズン快適な構造

メッシュ部分が多いので風通しが良く、虫も入りにくい快適な空間を作れる。
ランドロックは、前方・後方・両サイドと大きなメッシュ部分がたくさんあるため、夏場でも快適に過ごすことができる。
また、テントのすそ部分には大きめのスカートが付いており、冬場には冷気の侵入を防いでくれる。ちなみに、スカート部分をきれいに広げると、より大きさが際立ってかっこいい。
リビングスペースはワイドで広々空間
リビングスペースは、大人数でもゆったり過ごせる広々空間になっている。6人家族の我が家でもゆったり寝ることができるほどの広さがあるテントはそう多くないが、ランドロックはエアーマットを6枚敷き、荷物を足元に並べられるほどの広さがある。

ワイドなリビングスペースは、家族がゆったりくつろげる広々空間。
調理スペースとダイニングをつなげるレイアウトにしたり、お座敷スタイルにしたりなど、アレンジは自由自在。自分好みのレイアウトを考えるのも楽しい。
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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ビバレー スクリーンツールームロッジ540UV
クラシックなロッジ型テントの美学を踏襲しつつ、往年のデメリットを解消した進化版。キャプテンスタッグの伝統的なスタイルを受け継ぎながら、最新の構造と快適装備を備えている。広々とした空間で、家族がゆったりと過ごせる大型テントを探している人におすすめ。
●サイズ(約):フライ/320×540×H205cm、インナーテント/300×260×H195cm
●収納サイズ(約):幕体/78×29×29cm、ポール/72×18×18cm
●重量(約):幕体/11kg、ポール/14kg
名作「ビバレー」が進化した!
1990年代、日本のキャンプ文化の基礎を築いたともいえるキャプテンスタッグの「ロッジ型テント」。その中でも特に人気を博した「ビバレー」が、30年の時を経て「ビバレー スクリーンツールームロッジ540UV」として生まれ変わった。
「ビバレー スクリーンツールームロッジ540UV」は、リビングスペース(約5畳)・寝室(約4.8畳)を分けて使える2ルーム構造。インナーテントを取り外すことで、大型スクリーンシェルター(約10畳)としても使用可能だ。
フルオープンで広大なスペースを確保できる。
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