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どんな保冷バッグを選べばいい?
キャンプでの冷蔵番として欠かせない保冷バッグ。数々のメーカーから個性的なモデルが発売され、実際、何をどう選んだらいいのか迷うところ。
性能はもとよりサイズもさまざま。リュックに入るようなミニサイズから、グループキャンプでも使えるぐらいの大型なものまで、各社幅広くサイズ展開している。ショルダーストラップ付きで肩掛けできるもの、ハンドルが両サイドに付いているもの、リュック型、トート型など、好みや目的に合わせて選ぼう。
容量は、1泊2日のソロキャンプがメインなら15~20Lほどでも事足りるが、デュオキャンプなら30L前後、家族やグループキャンプで使うなら40L以上がおすすめだ。
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2025年に売れそうなのはこれ!注目の保冷バッグ2選
人気アウトドアショップにお願いしたアンケートをもとに、編集部で「これは売れる!」とセレクトした保冷バッグを紹介。
AO Coolers(エーオークーラーズ) 9パックワックスド キャンバスソフトクーラー
35周年を迎えるAOクーラーズの、9パックサイズ。素材の組み合わせにより、サイズによって氷なら外気温49℃の中で約24時間維持できるほど、驚異の保冷力を発揮する。
●サイズ:幅30×高さ23×奥行18cm
●重量:850g
●容量:8.5L

トート形状にすれば、2Lのペットボトルも2本は入り取り出しやすい。

ワックスが施され、使えば使うほど手になじみ、風合いが増していく。
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TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) キバ ソフトクーラー
断熱材には2cm厚の発泡ポリエチレンを採用。表面は汚れに強いPVCコート、止水ジッパー使用で結露が発生しても水が漏れにくい。瓶の蓋を開けられるボトルオープナー(栓抜き)付き。
●サイズ:約40×24.5×H29cm
●重量:約1.9kg

仕切り付き。蓋のメッシュポケットに保冷剤を入れ、効率よく保冷。

別売りのラックに設置でき、蓋を前側にして棚のように使える。
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AO Coolers(エーオークーラーズ) 24パック キャンバスソフトクーラー
AOクーラーズの定番シリーズで350mL缶を24本収納できる容量23L。丈夫なキャンバス地とポリエチレンフィルム、高密度ポリウレタンフォームやポリエステル紡糸シート、TPUライナーを組み合わせた5層からなっていて抜群の保冷力が自慢。両側のバックルを外せば背の高いボトルの収納も可能だ。
●サイズ:幅43×高さ30×奥行25cm
●重量:1.5kg
AO Coolers(エーオークーラーズ) 12パック キャンバスソフトクーラー
外側にタフなキャンバス地を用いた人気シリーズ。3層目に1.9cm厚の独立気泡フォームを内蔵した保冷力抜群の5層構造。350mL缶を12本収納できる小型クーラーは買い物やドライブのお供にちょうどいい。コンパクトでも断熱材の厚みは1.9cmで、50℃近い気温の中でも氷を24時間キープできる保冷力を持っている。
●サイズ:幅36×高さ30×奥行18cm
●重量:1.05kg
●容量:11L
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AO Coolers(エーオークーラーズ) ランチクーラー
500mLペットボトルを立てて6本収納できるロールトップクーラー。コンパクトでも1.9cm厚の高密度独立気泡フォームを内蔵しており保冷力は妥協なし。片手で持てるストラップ付きで、毎日のお弁当にもぴったり。
●サイズ:幅22×高さ25×奥行18cm
●重量:545g
●容量:5.7L
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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) スーパーコールド クーラーバッグ25L
上蓋と底にしっかりとしたポリエチレン樹脂を採用。使用時は内側面の補強板によって、ソフトクーラーだけどサイドテーブルとして活用OK。カップなどが滑り落ちにくいくぼみ付きだ。断熱材は厚さ1cmのポリエチレンフォーム。高い保冷力と折りたたみの柔軟性を兼ね備える。
●使用サイズ:38×29×H29cm
●重量:1kg
●容量:25L
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炎天下でテスト!最強の保冷バッグ5選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 容量 | |||
ROVR(ローバー) トラベラー 35 | ![]() | ¥42,900 | 33.1L | |
Hydro Flask(ハイドロフラスク) 20L インシュレーテッド トート | ![]() | ¥13,750 | 20L | |
Petromax(ペトロマックス) クーラーバックパック 17L | ![]() | ¥29,700 | 17L | |
Coleman(コールマン) エクストリーム アイスクーラー/15L | ![]() | ¥4,950 | 15L | |
TRUNK CARGO(トランクカーゴ) ソフトクーラー 14L | ![]() | ¥5,980 | 14L | |
フィールドでテストしました!
各クーラーに1㎏のロックアイスを袋のまま入れ、1時間ごとに内部温度を計測し、その後30秒間開口部を全開する。6時間計測を続け、6時間後の氷残量を測定。ロックアイス量は全モデル同じなので、容量の大きなモデルは不利となる。比較ではなく、モデル個々の実力を知ることを目的とした本誌独自のテストだ。

公式の容量、重量、価格に加え、独自に計算した容積率、独自テストによる6時間後の氷残量、庫内温度の6項目を設けた。価格は安いほど、重量は軽いほど、最終庫内温度は低いほど良いので、0を外側に設定。変則的なレーダーチャートとなっている。
ROVR(ローバー) トラベラー 35
日帰りキャンプへ気軽に持ち出せるソフトバッグタイプのクーラー。最高クラスの保冷力を実現しながら、コンパクトで持ち運びも便利。ペットボトルを縦に7本入れることができる大容量なところもポイント。ストラップが幅広く、ショルダーパッドも大き目なので肩にかけやすく、ちょっとした屋外イベントにも最適。
●サイズ:幅約42.5cm×約29cm×高さ42cm
●重量:2.2kg
●容量:33.1L
表地は丈夫な防水地、800デニールのターポリンで、開閉部には止水ジッパーを採用。蓋裏の凸状断熱材がピタッとはまる設計なので、頻繁に開け閉めする場合にジッパーを開放したままでも冷気が逃げにくい。2Lのペットボトルを立てた状態で7本まで収納可能。

バッグタイプとはいえ、分厚い断熱材が内蔵されているので見た目より重い印象。少々値も張るが、保冷力に関しては文句ナシだ。
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Hydro Flask(ハイドロフラスク) 20L インシュレーテッド トート
保冷機能があるとは思えないスタイリッシュなトートバッグデザイン。裏地は「PEVA(ポリエチレン酢酸ビニル)」という素材で、ソフトな手触りで防水性に優れている。クーラーボックスとは別に、キャンプ地での食材買い出し用として使うのにも重宝するサイズだ。(リンク先は別カラー)
●サイズ:幅約50cm×奥行約16cm×高さ約33cm
●重量:450g
●容量:20L

とても軽量で、容積率が高いのはうれしい。泊まりで使うというよりは、ピクニック時のランチ入れとして使うのに適している。
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Petromax(ペトロマックス) クーラーバックパック 17L
家族で里山歩きを楽しむときに、ランチやドリンクを運ぶのにぴったりなモデル。左右と正面にはアウトポケット、カップや食器類を留めておけるバンジーコード、メッシュポケット、ボトルオープナーが付いている。ボディーには分厚い断熱材が内蔵され、保冷性能もバッチリ。
●サイズ:幅約37cm×奥行約31cm×高さ約51cm
●重量:約2.4kg
●容量:約17L

ロックアイスは底部に置いたので、庫内温度が高めの結果。でも氷残量は700g超もあり、庫内下部は十分に冷えていたことがわかる。
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Coleman(コールマン) エクストリーム アイスクーラー/15L
日帰りのソト遊びにぴったり!持ち運びが便利なソフトクーラー。内部にはPETアルミニウム製の着脱式インナーが付いてメンテナンスが楽。そしてなにより、たたむためのストラップも付いているから、不要時だけでなく保管時にもかさばらないのが大きなメリットだ。軽量かつ価格がリーズナブルなのもありがたい。

フルーツやドリンク程度を入れて、ピクニックへ行くのにちょうどいいサイズ感。小さく収納でき、手ごろな価格帯なのも好印象だ。
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TRUNK CARGO(トランクカーゴ) ソフトクーラー 14L
軽くてリーズナブルなソフトクーラーと、同ブランドのコンテナを併用するーーというコンセプトから生まれたモデル。コンテナから出せばコンテナの蓋にぴったり載せられ、車に積載するときもコンテナに入れれば他の荷物に潰される心配がないというわけだ。トランクカーゴと一緒に使うととても便利だが、もちろん単品使いでもおすすめだ。

断熱材は比較的薄手なので保冷力はそこそこ。軽さとリーズナブルさ、愛用者の多いコンテナとモジュール化したアイデアは秀逸だ。
撮影/永易量行
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BE-PALスタッフがレビュー!イチ推し保冷バッグ5選
気温が高い日にキャンプやアウトドアで必携したいのが保冷バッグ。BE-PALスタッフが試してわかった容量やサイズ、重さなどを比較レビュー付きで紹介。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 容量 | |||
Petromax(ペトロマックス) クーラーバッグ 22L | ![]() | ¥27,280 | 22L | |
Coleman(コールマン) アルティメイトアイスクーラーⅡ/35L(グレージュ) | ![]() | ¥9,460 | 35L | |
IGLOO(イグルー) COLLAPSE&COOL36 ソフトクーラーボックス | ![]() | ¥9,000 | 12.8L | |
AO Coolers(エーオークーラーズ) 24パック ワックスド キャンバス ソフトクーラー | ![]() | ¥18,480 | 23L | |
ICEMULE(アイスミュール) インパルス | ![]() | ¥15,400 | 4.5L | |
Petromax(ペトロマックス) クーラーバッグ 22L
ソフトタイプながら、分厚い保冷壁により最長4~6日という高い保冷力を発揮する。外側には便利なポケットが4個と栓抜き付き。
●サイズ:幅43×奥行34.5×高さ34.5cm
●重さ:2.5kg
●容量:22L

分厚い壁でしっかり保冷。2Lペットボトルは、横方向に納められる。
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Coleman(コールマン) アルティメイトアイスクーラーⅡ/35L(グレージュ)
1万円以下で最長約49時間の保冷力はお見事。使わないときには薄く折りたためるので、サブクーラー用に買い足すのもあり。
●サイズ:約幅42×奥行32×高さ38cm
●重さ:約1.4kg
●容量:約35L

冷気を逃さないよう、面ファスナー仕様のサッと開ける小さな蓋がある。
IGLOO(イグルー) COLLAPSE&COOL36 ソフトクーラーボックス
400gと軽くコンパクトにたためる。容量は約12.8Lと大きく、電車や飛行機の旅で生ものを買って帰る際にも便利。
●サイズ:幅34.3×奥行22.9×高さ32cm
●重さ:400g
●容量:約12.8L

たたんだ状態で勝手に広がらないので、収納性が良く、持ち運びやすい。
AO Coolers(エーオークーラーズ) 24パック ワックスド キャンバス ソフトクーラー
厚さ1.9cmの断熱材による高い保冷力を誇る人気の保冷バッグの、趣のあるワックスドキャンバス仕様。丈夫で撥水性もアップ。
●サイズ:幅43×奥行25×高さ30cm
●重さ:1.6kg
●容量:23L

開口部が広く出し入れがしやすいから、買い物でも重宝する。
ICEMULE(アイスミュール) インパルス
防水性と保温性を備えたランチバッグ。肩掛けできるほか、自転車のハンドルに装着できるストラップも付いている。
●サイズ:幅28×奥行10×高さ23cm
●重量:453g
●容量:4.5L

ご近所散策やサイクリングでも活躍する、肩掛けタイプ。
撮影/小倉雄一郎
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mont-bell(モンベル) クーラーボックス 4.0L
小型のソフトクーラーは120gと軽量で、バッグに詰めても携行しやすい。内側にはメッシュポケット付属。
●サイズ:幅21×奥行15×高さ13cm
●重さ:120g
●容量:4L
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mont-bell(モンベル) ロールアップ クーラーバッグ 3L
投入口に厚めのテープを2本配し、生地接合部に熱溶着を施すことで、高い気密性と保冷効果を確保。
●サイズ:幅22×奥行9×高さ26cm
●重さ:375g
●容量:3L
AO Coolers(エーオークーラーズ) 36パック キャンバス ソフトクーラー
やや大型サイズで、結露しにくいのも人気の秘密。サイドのバックルをはずせばトート型にも
●サイズ:幅53×奥行25×高さ30cm
●重さ:1.78kg
●容量:34L
撮影/山本 智
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まだまだある!おすすめ保冷バッグ5選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 容量 | |||
ICEMULE(アイスミュール) ジョウント クリア | ![]() | ¥14,300 | 9L | |
QUICKCAMP(クイックキャンプ) ポップアップクーラー | ![]() | ¥4,480 | 36L | |
Thermos(サーモス) 保冷ロールトップバッグ | ![]() | ¥1,650 | 5L | |
Thermos(サーモス) ソフトクーラー 15L | ![]() | ¥2,750 | 15L | |
Alpen Outdoors(アルペンアウトドアーズ) 薄型ソフトクーラー10 | ![]() | ¥1,999 | 10L | |
ICEMULE(アイスミュール) ジョウント クリア
空気を注入することで断熱層を作り、保温・保冷性能がUPするアイスミュール。こちらはなんとスケルトン仕様。

側面に口で吹き込む空気注入口がある。使わないときは空気を抜いて、たたんで収納可能。

500mlのペットボトルが縦に6本。氷と2:1にすれば5時間保冷。
気軽に背負えて精密機器の持ち運びにも。

ザック型で開口部がロールトップ式で水に強いので、カメラや電子機器入れにも使える。
撮影/山本智
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QUICKCAMP(クイックキャンプ) ポップアップクーラー
約10cmと超薄型収納サイズながら大容量のクーラーバッグ。両側のバックルを外すだけで簡単に立ち上がるポップアップ仕様で、手間がかからずクイックに展開ができる。ピクニックや暑い季節のレジャーはもちろん、キャンプなどのメインクーラーとしても活躍しそうだ。
●サイズ:直径36×高さ36cm
●収納サイズ:直径36×高さ11cm
●重量:約1kg

収納スペースの確保が必要で重たいハードタイプのクーラーボックスに比べ、軽量で薄型なのは魅力的。使わない時はちょっとした隙間スペースに片づけておくことができ、収納場所、車への積載などにも困らない。

また、縫い目のないシームレス構造を採用。水漏れの心配がなく、保冷剤の代わりに直接氷水を入れて食品、飲み物を冷やすこともできる。

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Thermos(サーモス) 保冷ロールトップバッグ
バッグの口がロールトップ型になっており、折り返してバックルで留めるだけで閉めることもができる。サーモス独自の断熱構造「アイソテック断熱構造」によって高い保冷性能を実現しており、真夏に冷たい飲み物を入れるのはもちろん、お弁当などを入れても良さそうだ。
●サイズ:約29.5×13×23cm
●重量:約100g
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Thermos(サーモス) ソフトクーラー 15L
サーモス独自の断熱素材でも5層からなる断熱構造「アイソテック2」を採用。外側にもはっ水加工を施し、雨の日も安心して使用することができるようになっている。内側は汚れをふき取りやすい生地で、衛生面でも安心だ。5L、20Lサイズも展開。
●サイズ:約25×19×34cm
●重量:約400g
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Alpen Outdoors(アルペンアウトドアーズ) 薄型ソフトクーラー10
キャンプからピクニックや普段の買い物まで活躍する薄型ソフトクーラー。350mL缶なら10Lで12本収納可能。形状は、ボックス型、トート型、収納型の3段階に変形することができ、使用後はフラットに畳んで収納できる。5Lモデルも展開。
●サイズ(約):約28×21×22cm(ボックス型)
●重量:約345g
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