アウトドア情報誌『BE-PAL』(2023年11月~2026年6月号まで)に掲載されたおすすめのハイキングスポットから、特に絶景が魅力の山々を紹介する。ロープウェイなどを使用して初心者も手軽に登れる山のほか、経験者向けのコースもチェックしよう。BE-PALスタッフが実際に訪れた様子や、山の達人がおすすめするハイクスポットも必見だ。
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関東の絶景ハイクスポット3選
都内からのアクセスも抜群な関東エリアの絶景ハイクスポット。観光気分で歩ける、初心者にぴったりな低山も!
(BE-PAL 2023年11月~2024年6月号より)
栃木県|両崖山

広大な関東平野を眺められる低山で、近隣の山と併せて縦走も可能。天気が良ければ富士山も望める。春はサクラ、ドウダンツツジ、ヤマツツジなど、花の宝庫。山中には、赤や黄色のマンサクの花が咲く場所もある。
登山口にあたる織姫神社も既に眺めがいいけれど、山頂手前のテラスが絶景で居心地よし。山頂は足利城本丸跡で平坦になっている 。
神奈川県|鷹取山

垂直に切り立った岩石が特徴で、"湘南妙義"の別名がある。標高こそ低いものの絶景で、晴れた日には東京湾や房総半島までよく見渡せる。山頂付近の岩山には巨大な磨崖仏が彫られていて、名所になっている。

神武寺とその仏教遺跡、ロッククライミングの練習場の石切り場など見どころと話題性も◎。東逗子駅から京急田浦駅への縦走コースも。
写真/大内 征
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千葉県|鋸山

観光気分で歩けて、スリルと絶景が楽しめる人気の低山。初心者には「地獄のぞき」をはじめとした人気スポットを回るコースが◎。
「ラピュタの壁」などの産業遺産や日本寺エリア(拝観料が必要)を巡れる。ロープウェイで下山でき、楽々。中級者以上は、足を延ばして山頂まで行くのもいい。

山頂展望台からは富士山が望める。
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関西の絶景ハイクスポット3選
関西の人気スポットでは、ドライブウェイやロープウェイを使って気軽に行ける山でも絶景が楽しめる。歴史を堪能できるスポットも魅力だ。
(BE-PAL 2025年10月~2026年6月号より)
奈良県、大阪府|大和葛城山

葛城山ロープウェイを約6分間乗車し葛城山駅で降りれば、山頂までは歩いて約10分。5月中旬ごろは「一目百万本」と称される、ツツジと出会える。深紅色とピンク色のツツジが山一面を染め上げ、それはまるで真っ赤な絨毯のようだ。経験者向けに山麓からの登山コースも3か所整備されている。

山頂には「天空のポスト」が。御所郵便局の風景印が押される。

ロープウェイの料金は大人往復¥1,500、小人¥750。
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滋賀県|賤ヶ岳

賤ヶ岳は、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と柴田勝家の決戦の舞台。賤ヶ岳古戦場として、歴史ファンから根強い人気だ。展望エリアからは琵琶湖と余呉湖の絶景が。歴史と自然に触れられる。

リフトで山頂付近まで行ける。

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滋賀県|伊吹山

滋賀県の最高峰であり、岐阜県との県境に位置。周囲に同じ高さの山が少ないため、山頂からは琵琶湖や白山、御嶽山まで大パノラマが広がる。伊吹山ドライブウェイを使って山頂近くまで車で行ける。
登山コースは3つ整備され、最短約20分で山頂へ(山麓からの登山は現在禁止)。恋人の聖地でもあり、毎年多くのカップルが訪れる。

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甲信越地方の絶景ハイクスポット4選
アルプスの山々など、日本の名山を望める甲信越地方。山登り愛好家おすすめのスポットや、BE-PALスタッフが実際に歩いた絶景ハイキングコースも紹介!
(BE-PAL 2024年6月~2026年6月号より)日本の名山が(BE-PAL 2024年6月~2026年6月号より)
長野県|美ヶ原高原

美ヶ原は日本百名山のひとつで、最高峰となる王ヶ頭のほか王ヶ鼻、茶臼山、牛伏山、鹿伏山、武石峰の一帯を「美ヶ原高原」と呼ぶ。
アルプス展望コースの出発地点には「美ヶ原高原美術館」があり、国内外のアーティストが手がけた約250点の現代彫刻を屋外に常設展示。高山植物と共に楽しめる。

4万坪の草原に現代彫刻を展示。ハイキング気分でアートが見られる。

5~10月は約300頭の牛が放牧される。
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長野県|鷲ヶ峰

編集・オーシタとライター・風間が向かったのは、霧ヶ峰高原の名峰・鷲ヶ峰。標高1,798mというと本格的な登山に思えるが、スタート地点がすでに1,630mと高所にあり、じつは全然キツくない。手軽にスケール感のある絶景と稜線歩きを楽しめる超穴場的な存在なのだ。

八島ヶ原湿原の縁をなぞるように歩きだす。広大な湿原の周遊は後でのお楽しみとし、まずは鷲ヶ峰の頂を目指して歩を進める。

歩き始めてわずか45分。稜線へ躍り出た瞬間に視界が開け、眼下には八島ヶ原湿原の全貌が。この劇的な景色の変化こそ、この山の魅力だ。

左手に諏訪湖を望みながらの稜線歩きは、まさに登山のご褒美タイム。空へと続くような開放感に包まれて、足取りも自然と軽くなる。

見渡すかぎりの大パノラマは南・中央・北アルプスを一望できる贅沢さ。
撮影/花岡 凌
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長野県|守屋山

南アルプス最北端に位置。東峰と西峰のふたつの山頂があり、それぞれ異なる展望が楽しめる。どちらも眺望が良く、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスなど日本の名山が連なる景色は圧巻だ。
花の山としても知られ、中でもザゼンソウが有名。雪の時季にはスノートレッキングを楽しむ人も。

昔、鬼が住んでいたという伝説が残る「鬼ヶ城」。その迫力に圧倒される。
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長野県|光城山


「高山に登った気分になれる絶景の地。安曇野を眺める里山で、その名のとおり、かつて山城があった。尾根続きの長峰山とあわせて天上ハイキングを楽しみたい。常念岳、大天井岳、燕岳などの北アルプスの稜線が連なった姿を望める。碌山美術館、田淵行男記念館など、周辺は見どころも多い。」
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北海道・東北の絶景ハイクスポット5選
自然豊かな北海道、東北地方は、絶景ハイクスポットも充実。手軽なロープウェから、エキサイティングな登降まで、幅広く楽しめる。
(BE-PAL 2024年6月~2025年10月号より)
北海道|函館山

100万ドルの夜景のイメージが強い函館山だが、実は片道1時間程度で登頂できるハイキングスポットでもある。登山道は整備されていて難所も少なく、初心者も安心。
ロープウェイを使う人が多いので、静かな自然を感じながら歩ける。明るいうちに登り始め、夜景を見てからロープウェイで下山する方法もアリだ。

函館山からの景色は『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』にて三つ星で掲載されている。
北海道|黒岳

層雲峡駅から標高1,300mの黒岳駅まではロープウェイで行ける。そこからリフトを乗り継ぎ七合目へ。山頂までは約1時間半だ。
黒岳は大雪山系の中では、難度が低く、初心者向け。山頂からは北鎮岳を筆頭に、間宮岳、北海岳、赤岳などの大雪山系の山々を一望できる。ロープウェイから見る紅葉も見事だ。

101人乗りのロープウェイで五合目まで行ける。紅葉時は黄色の絨毯を敷いたような景色が見られる。
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北海道|西別岳

山頂からは摩周岳、摩周湖、雄阿寒岳、雌阿寒岳だけでなく、遠くは知床の山々まで見られる。国後島まで見えることも。360度の眺望を楽しめる贅沢な場所だ。

標高は1000m以下だが、ほかの同級の山と比べても高山植物が多く、春から秋にかけてさまざまな花と出会える。「がまん坂」と呼ばれる急坂を登り切ると、お花畑が第1、2、3と続き、先に進むのが惜しいほど。
写真提供/川湯ビジターセンター
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福島県|蒲生岳

低山ながら険しく尖った三角形の山容から、"会津のマッターホルン"と呼ばれる。それゆえ山頂は360度のパノラマが広がり、絶景中の絶景。
河井継之助の終焉の地で、司馬遼太郎『峠』のファンの聖地。蛇行する只見川沿いに、只見線の線路や集落がジオラマのように広がる。

急峻な山ならではの岩場、鎖場のエキサイティングな登降を楽しめる。
写真/大内 征
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福島県|一切経山


「短時間で登れるのに、絶景を眺めることができます。山頂からは通称「魔女の瞳」と呼ばれる真っ青な沼も見下ろせたり、下りでは鎌沼のほとりの木道を歩けたりと山の魅力がギュッと詰まっています。途中にトイレがあるので女性も安心かもしれませんね。」
▼参考記事
中国地方・四国の絶景ハイクスポット2選
ビギナーも安心な低山は、桜並木とともに絶景が楽しめて海外からの人気も高い。BE-PALスタッフが行ってみた、日本一危険な国宝への険しいハイキングコースもチェックしてみよう。
(BE-PAL 2025年4月~2026年6月号)
鳥取県|三徳山

鳥取県東伯郡三朝町東部、鳥取市鹿野町との境付近に位置する標高899.7mの霊山。三徳山にある投入堂は断崖絶壁に建つ日本一危険な国宝として有名。投入堂参拝登山料+入山志納金で1,200円が必要だ。

奥の宿入橋を渡ると、あの世に行き、修行をして新しい自分に生まれ変わる、そんな物語に沿って入峰が始まる。

道というより正直木登りのほうが近いのが最初の難所、カズラ坂。体重を乗せてもリスクのない足場を慎重に選んでいく。


重要文化財の文殊堂。建物を囲むようにぐるりと足場があり、その下は崖。立つのがやっとだが、見える景色は絶景。

さらに進むと、県指定保護文化財の観音堂。ここでは建物の裏をくぐって出ることで"生まれ出る"ことを意味する。裏は人一人が通れる幅でとても涼しい。

金剛蔵王権現をお祀りする投入堂が目の前に。釈迦如来が神様の仮の姿で現われたとされる場所。断崖絶壁に存在し、建立方法は謎。自然との調和も圧巻だ。
撮影/高橋郁子
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香川県|紫雲出山

駐車場からは徒歩約7分で山頂展望台へ。桜並木が続く遊歩道を歩いて向かう。展望台からはサクラ越しに瀬戸内海が見られる。「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」に選ばれるなど、海外からの人気も高い。
写真提供/三豊市観光交流局
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九州の絶景ハイクスポット3選
九州の海を眺めながら歩けるハイキングコースは、山頂はもちろん道中でも景色が楽しめる。山の達人がおすすめする絶景の山は、ファミリー登山にもぴったりだ。
(BE-PAL 2024年6月~2026年6月号より)
福岡県|立石山

登山コースは芥屋海水浴場側のコース(約30分)か、引津湾側のコース(約60分)の2つ。どちらも海を眺めながら気持ちよく歩ける。岩場を越える場所もあり、冒険心がくすぐられる。
中腹までクルマで行くこともでき、その場合は駐車場から約15分。山頂付近からは360度の絶景を楽しめ、眼下には玄界灘と芥屋周辺、振り返れば姫島や遠く唐津まで見渡すことができる。

登るにつれて、どんどん展望が開けていく。真っ青な糸島ブルーの海と青い空の組み合わせは最高!
写真提供/糸島市観光協会
佐賀県|天山

天山は福岡、佐賀エリアで最も標高の高い山。3つのコースが整備され、天山上宮、天川コースの2つは山頂まで約30~40分で登れる。山頂近くまで車でアクセス可能な、眺望抜群のお手軽山だ。
駐車場からの標高差も100mほどなので、初心者でも安心。山頂は広々としていて開放的。天気がいい日は雲仙岳まで望める。一帯が県立自然公園に指定されているため、高山植物にも出会える。

登山口も整備されている。天山といえば石碑といわれるほど立派な霊峰天山石碑。
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大分県|久住山


「『九州の屋根』といわれるくじゅう連山の中でも人気の山。登山道は整備されているのでファミリー登山も。360度の大パノラマは歩いてしか見ることができない絶景です。」
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