2座目は筑波山へ!お手軽な低山は、実は信仰の山だった【山とぼくら日本百名山の旅 vol.3】 | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

山・ハイキング・クライミング

2026.10.25

2座目は筑波山へ!お手軽な低山は、実は信仰の山だった【山とぼくら日本百名山の旅 vol.3】

2座目は筑波山へ!お手軽な低山は、実は信仰の山だった【山とぼくら日本百名山の旅 vol.3】
写真家の大海と妻で画家のびあんかによるユニット「山とぼくら」。2座目は茨城県にある筑波山へ。ロープウェイは使わず白雲橋ルートで行ってきました。2026年5月に決行した、ぼくらの2座目の山行をご覧ください。
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ぼくらが2座目に選んだのは筑波山。理由は単純で標高が低くて登りやすいから。簡単に2座目の達成感を味わおうとする卑しいぼくらの考えだ。

標高は877m。田園風景の中にぽつんとそびえ、標高以上の存在感がある山だ。

車は市営筑波山第4駐車場に停めて、登山口までは10分ほど歩いた。

登山口手前で、おみくじ引いたら…

登山口の少し手前に中禅寺というお寺があったので参拝しておみくじを引くことにした。旅が始まってから初めてのおみくじ。ここは運を呼び込んでいいくじを引きたい。

結果はいかに…

末吉だった。下から2番目だ。なんとも言えない空気がぼくらの間に流れる…

思わずびあんかも苦笑い。

春の筑波山を歩く

気を取り直して登山口へ。山頂まで2.1kmでコースタイムは2時間だ。丹沢山は6時間だったので3分の1。かなりお手軽の山だ。

舗装された道で始まり気持ちのいい森林コース。2年前にもびあんかと来たことがある。その時は8月の上旬で蒸し風呂のように暑かったので、春の登山はとても快適だ。

びあんかも嬉しそう。

少し歩いて水分補給をするびあんか。500mlのペットボトルを一気に三分の一ほど飲むので「山頂まで2時間だよ!」と伝えるとこの表情。

標高が低いからすぐ着くと思っていたらしい。

また歩き始めるとどんどん大きな木が出てくる。

ロープウェイの誘惑

途中音が聞こえるので上を見上げるとロープウェイが見えた。お金を払えばあれに乗れるのか。いや、けどそんなお手軽な登山をしたら自分を許せない。身体が健康なうちは自分の足で登りたい。

登山道には巨大な岩がいくつもある。どうやってこの道ができたのか、なんでこんなに大きな岩がここにあるのか。山は不思議で面白い。

調べてみると、筑波山は古くから山そのものが御神体として信仰されてきた山らしい。登山道にある巨岩にもそれぞれ名前や言い伝えがあり、昔は修行の場として使われていた岩もあるという。標高が低いから気軽に登れる山だと思っていたけど、こんな歴史があるとは知らなかった。

登りが終わり平坦な道へと変わった。淡い紫色のツツジが咲いていて新緑とともに春の山を彩っていた。

2座目制覇!

順調に歩いて、無事2座目登頂! 6時間かけて、お互い余裕のない顔で登った1座目の丹沢山。お手軽ハイクとなった今回は終始笑いながら、2時間で登り切ることができた。同じ百名山でも、山によってこんなに表情が変わるのが面白い。

田園風景。低山ならではの景色が広がる。ぼくらは旅の途中で立ち寄っただけだけど、地元に住む人なら何度も登る山なんだろうなと思う。


ロープウェイ山頂駅に着くとびあんかが「お腹空いたー! 道の駅で買ったカレーパン食べよ!」と言ってきた。カレーパンの写真を撮るのは忘れてしまったが、とても美味しかった。

ピンク天狗と下山

ご飯を食べたら下山開始!

ピンクが好きなびあんか。サングラスもピンク。

下山がとても早いびあんか。すぐ見失うので僕の中ではピンク天狗と呼んでいる。見失って姿が見えなくなると、ピンク天狗も立ち止まっている。近づくとまた下山を始める。離れすぎないようにと普段から言ってるのでちゃんと守っている。

合流。「お腹空いた! 夜ご飯何にするの!」とびあんかが聞いてきた。さっきパンを食べたばかりなのに。もちろん何も決まっていない。

下山後の一杯は、ご当地サイダー

無事に下山。下山後の一杯に選んだのはこれ。

「福来みかんサイダー」

甘さ控えめで苦味がありとても美味しかった。福来みかんは筑波山麓に古くから自生する小さなみかん。爽やかな香りが特徴で、地元の特産品として親しまれている。気に入ったのでまた筑波山付近に来た時は飲みたいと思う。

その後は霞ヶ浦周辺をお散歩した。登った山を下からまた眺めながら歩くのも良い。今日どこに寝るかも決めていない。寝たい時に寝ればいい。それができるキャンピングカー旅は最高だ。

ぼくらの旅はまだまだ続きます! 次回もお楽しみに!

著者画像

岸田大海

写真家

1996年生まれ。2025年3月、画家の妻・びあんかと山をテーマに写真と絵で表現する「山と僕ら」展を開催。10年間勤務した消防士を2026年3月に退職し、同年4月から夫婦でDIYしたハイエースに乗り、日本各地を巡りながら百名山を登る旅を開始。現在は夫婦の活動「山とぼくら」として、旅の様子をYouTubeやInstagramで発信している。

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