
キャンプでも、ご家庭でもエスニック料理を堪能してみてくださいね。
タイ料理にハズせない麺系レシピ
麺系レシピ
米粉麺がなくてもできる!タイ式焼きそばパッタイ
タイ料理といえば「パッタイ」というタイ式焼きそばがあります。1930年代、タイが米不足に陥った時、余剰品であった米粉を使った料理作りを奨励、その一環として行った料理コンテストで優勝したのがパッタイでした。現在ではどこの店に行ってもメニューにある定番となっています。
パッタイに使用するのは米粉の平打ち麺ですが、アウトドアで簡単に作れるようアレンジしたレシピをご紹介します。

レストランで出される一般的なパッタイ
本来は米粉麺やオイスターソース、ナンプラーなどを使いますが、家に普通にある物を使っていきたいと思います。メインの米粉麺の代わりに使うのはうどん!きしめんだと平打ちでより良いかと思います。
材料
・長ネギ
・モヤシ
・エビ
・豆腐の厚揚げ
・うどん
・卵
・ピーナッツ
<調味料>
・オイスターソース(なければウスターソースなどお好みのソース)
・砂糖
・醤油
・一味(お好みで)
作り方
【1】フライパンなどで長ネギ、モヤシ、エビ、豆腐の厚揚げの細切れを油で炒めます。
【2】茹でたうどんと卵をそれに投入して混ぜ、オイスターソースがあればそれを使い、なければウスターソースなどお好みのソース、砂糖、醤油で味付けしてください。ケッチャプを足しても良いと思います。
【3】出来上がったら皿に盛って、砕いたピーナッツをかけます。お好みで一味をかけてください。
▼参考記事
焼き鳥缶詰で作るフォー
缶詰でパパッと作ったとは思えないような、本格的な味わいが楽しめる「フォー」のレシピをご紹介します。
具材は焼き鳥缶詰ともやしで包丁いらず。メスティンに麺と具材を入れて煮るだけなので、調理もとても簡単です。
ベトナム語で「フォー」というのは麺そのものを指す言葉。
鶏肉で作るフォーは、鶏肉を意味する「ガー」を合わせて「フォー・ガー」と呼ばれるそうです。
材料(1人分)
・フォー 80g
・焼き鳥缶詰(塩味) 1個
・もやし 50g
・パクチー 適量
・カットレモン お好み
★スープ
・水 400ml
・ナンプラー 大さじ1
作り方
【1】メスティンに水、ナンプラーを入れて火にかけましょう。
【2】スープが沸騰したらフォーを加えます。
【3】さらに、焼き鳥缶詰を塩ダレごと加えて、フォーが柔らかくなるまで弱火で3~4分煮ましょう。
ちなみに、今回はナンプラーの風味を飛ばしてマイルドな香りのスープに仕上げるため、フタはせずに煮ています。
【4】仕上げにもやしを入れ、ひと煮立ちさせたら火から下ろしましょう。
【5】パクチーをトッピングし、お好みでカットレモンを添えて完成です。
アッという間に本格的なフォーができあがりました。
▼参考記事
本格トムヤムヌードル
業務スーパーで5食セットで販売されている、iMeeのトムヤムヌードルを使用した簡単レシピです。酸味と辛み、複雑な香味野菜やハーブの香りが特徴的なトムヤムスープ。こちらの袋麺は再現度が高く、本場のトムヤムスープに匹敵する味付けなのでおすすめです。
アレンジレシピとして、有頭エビの出汁を加えることで、さらに濃厚な味付けを楽しむことができます。
材料
・iMee トムヤムヌードル 1袋
・有頭エビ 2尾
・薬味ねぎ 適量
使用する道具として、クッカーに入るサイズの湯切り網も準備しましょう。
作り方
【1】薬味ねぎを、お好みの量刻んで、用意します。
【2】500mlの沸騰したお湯に、有頭エビを入れて、全体が赤くなるまで茹でます。
【3】有頭エビの殻からだし汁をとります。有頭エビの全体が赤くなったら、お湯から取り上げ、殻と身をわけます。わけたら、クッカーの中に湯切り網をセットして、殻だけ湯切り網の中に戻します。
【4】お湯に漬けながら、上からスプーンや割りばしなどで殻を潰して、だし汁をとります。細かく砕いて、だし汁がでたら、湯切り網ごと、殻を取り除きます。
【5】だし汁入りのお湯を沸騰させ、麺を入れ、3分間茹で、付属の調味料で味付けします。
【6】器に麺とスープをよそったら、上にエビの身を添え、用意しておいた薬味ねぎをちらして完成です。
▼参考記事
日本でも大人気!タイ料理の定番ご飯系レシピ
ご飯系レシピ
カオマンガイ
みなさん、カオマンガイを食べたことがありますか?鶏の炊き込みご飯です。タイ語でカオはお米、マンは脂、ガイは鶏。中国の海南省にルーツがあり、華僑がそれを東南アジアに持ってきて進化させました。シンガポールではチキンライスと呼ばれていて、他にマレーシアやベトナムでも食べられています。各国でチキンにかけるソースなどが異なります。
タイでは屋台や簡易食堂でも食べられる庶民的な料理。
鶏のだし汁を使った炊きご飯の上にカットした鶏がのり、その脇にスライスしたキュウリがのっています。
そして、味のポイントは鶏にかけるソース!それぞれの店で独自の味付けをして頑張っています。タイのソースの基本はタオチオ(タイ版の味噌。日本の味噌より水分多め)やナンプラー、唐辛子、生姜など。
鶏を茹で、そのだし汁でご飯を炊くというシンプルな料理であるカオマンガイ。なので、とてもアウトドア向きだと思います。
ご家庭にある物で作れるレシピをご紹介します。
材料
・鶏むね肉
・大根
・米
・キュウリ
<ソース>
・味噌
・醤油
・刻んだ生姜
・長ネギ
・酢
・一味、唐辛子(お好みで)
作り方
【1】炊飯器に水を入れ、鶏むね肉と大根を入れて茹でます。クッカーやケトル、スキレットなど鍋状の物ならなんでも良いと思います。
【2】肉に火が通ったら取り出し、茹で汁を使って今度は米を炊きます。これも炊飯器でも何でも。スープ用の分を別に分けて取っておいてください。
【3】鶏飯を炊いている間にソース作り。味噌、醤油、刻んだ生姜、長ネギ、酢を入れて調整してください。辛いのがお好きな方は一味や唐辛子を刻んだ物を入れてください。
【4】鶏飯が炊きあがったら、茹でた鶏を切り分けてのせ、キュウリの細切りを添えます。スープはそのままの状態に塩コショウでシンプルに飲んでも良いですし、味が足りなければ鶏ガラスープを少し足してください。
▼参考記事
プーパッポンカリー
プーパッポンカリーとはタイで親しまれている、ワタリガニと卵のカレー炒めです。くせもなくマイルドな味わいなので、エスニック料理が苦手な人も食べやすい料理です。
本場のタイでは、食材にワタリガニ、調味料にはナンプリック・パオという唐辛子やにんにく、干しエビなどを油で炒め揚げてペースト状にしたものを使用します。今回は業務スーパーで手に入る、ワタリガニの缶詰とレッドカレーペーストを使って調理します。
材料(2人分)
・オイスターソース 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・ナンプラー 小さじ1
・ラー油 小さじ1
・サラダ油 適量
・パプリカ 半分
・玉ねぎ 半分
・にんにく 1片
・卵 2個
・タイ香り米(なければ普通の米でも大丈夫です)
タイ香り米は、その名の通り香りが高く、日本のふっくらとした食感のお米とは違い、パラパラとした食感のお米です。日本のお米とは種類自体が異なり、インディカ米という品種になります。インディカ米の中でもタイ香り米は最高級の品種と言われています。業務スーパーでの取り扱いはありませんが、輸入食材店やネットショップで入手できます。エスニック料理によく合うので、今回はタイ香り米を使用しました。
ナンプラーとオイスターソースは、業務スーパーでも大容量で安値なものが販売されています。今回は自宅にあったものを使用しました。
以下は業務スーパーで手に入る調味料と食材です。
・レッドカレーペースト 小さじ2
・ココナッツミルク 50ml
・わたりがに(フレーク)缶詰 1缶
レッドカレーペーストはタイから直輸入された本格的な味付けのものです。唐辛子やにんにく、エシャロットなどの香味野菜、レモングラスなどのハーブを合わせたペーストです。マイルドな辛みと複雑なスパイスの味わいがあるので、炒め物や煮物に少量加えるだけで、エスニックな味わいを楽しむことができます。業務スーパーでは、カレー約30皿分の大容量で販売されています。
ココナッツミルクもタイから直輸入の商品。エスニック料理に加えることで、仕上がりがマイルドになります。
わたりがに(フレーク)缶詰はインドネシアからの直輸入品。塩気とカニの旨味が強いので、カニの味を生かした料理にぴったりです。国内産のタラバガニやズワイガニの缶詰は、一缶1,000円以上するものがざらにありますが、業務スーパーのワタリガニの缶詰は税抜きで約250円だったので、圧倒的にコスパに優れています!
タイ香り米を炊く
タイ香り米は日本のお米のように、研ぐ必要はありません。むしろ研いでしまうと、香りが損なわれてしまうのでご注意ください。柔らかく炊き上げたい場合は水につけて吸水させてから炊いてもかまいませんが、固めがお好みならば吸水させず、すぐに炊飯することもできます。
水の分量は日本のお米と同じように、1合に対して水200mlで大丈夫です。ちなみに私は固めが好みなので、水を気持ち少なめにして炊飯します。
アウトドアでクッカーを使って炊く場合、香り米と水を入れたクッカーを強火にかけてください。沸騰したら弱火にし、15分ほど火にかけてください。15分たったら火を消して5分ほど蒸らせばできあがりです。
下準備
【1】パプリカのヘタと種を取り除き、幅1cmほどに切ります。玉ねぎも幅1cmほどに切りましょう。にんにくはみじん切りにします。
【2】オイスターソース、砂糖、ナンプラー、レッドカレーペースト、ラー油を混ぜ合わせておきます。
【3】卵は割って溶き卵にし、カニ缶を汁ごと全て加えて混ぜ合わせておきます。
作り方
【1】フライパンにサラダ油を適量入れて、強火で玉ねぎとにんにくを炒めましょう。
【2】にんにくの香りが立ち、玉ねぎがしんなりとしたらパプリカを加えてさらに炒めます。
【3】パプリカに火が通ったら弱火にして、混ぜ合わせておいたオイスターソース、砂糖、ナンプラー、レッドカレーペースト、ラー油を加え、野菜に味をなじませましょう。
【4】野菜に味がなじんだら、ココナッツオイルを加えて中火にします。
【5】煮立ってきたら、混ぜ合わせておいた卵とカニ缶を流し入れます。
【6】卵の白身が少し固まってきたら、菜箸で大きく混ぜ合わせましょう。
【7】器にご飯を盛り、プーパッポンカリーを添えてください。色づけにレタスなどを加えれば、見栄えも良くなりますよ。
しっかりとしたカニの旨味とフワフワとした卵の食感に、香辛料の効いたカレーの風味がアクセントになり、ご飯がとまらなくなります!具材を炒めるだけで手間がかからない料理です。業務スーパーの調味料と食材を使うことで、コストがかからず、手軽にエスニック料理を楽しめますよ。
▼参考記事
タイカレーリゾット
ツナ缶で有名な「いなば食品」が販売する、タイカレー缶を使ってリゾットを作ってみましょう。少ない材料とお手頃価格で、本格的なタイ料理が楽しめるので、エスニック料理好きの方にはぜひ作っていただきたいレシピです。
材料(約2人前)
・いなばのチキンとタイカレー缶(グリーン) 1缶
・米 1カップ
・サラダ油 小さじ1
・水 300~500ml
具沢山に仕上げたい場合は、缶詰を2缶使用しても良いと思います。野菜を追加したり、お肉や魚介類をプラスしても美味しいです。今回はご飯と合わせましたが、うどんやフォーなど麺類を入れて楽しむこともできます。
作り方
【1】鍋にサラダ油、米を入れて加熱します。全体に油が絡まるまで、簡単に炒めます。焦げやすいので、弱火で加熱しましょう。
【2】水(300ml)を入れて煮ます。沸騰するまで強火で加熱し、その後弱火でゆっくり火を入れます。リゾットは蓋をせずに加熱し、水を数回に分けて入れながら、米を柔らかくするのが特徴の料理です。
【3】水分がなくなってきたら米の固さを確認します。7割程度柔らかくなったところで、タイカレー缶を入れます。
【4】時折混ぜながら、米が柔らかくなるまでさらに煮ます。
【5】米の固さがちょうどよくなるまで煮ます。途中、水分がなくなってしまうときは、その都度水を足しながら煮ましょう。仕上げに必要であれば塩を適量入れて、味を整えたら完成です。
▼参考記事
ヘルシーでお口直しにもぴったりのサラダ・前菜レシピ
サラダ・前菜レシピ
ヤムウンセン
ヤムウンセンとはタイの春雨サラダです。「ヤム」は和える、「ウンセン」は春雨を意味します。タイでは一般的な料理で、どこのお店でもサイドメニューとして提供されており、人気があります。
ナンプラーとレモン果汁が基本の調味料。エビやイカなどの魚介類や、豚肉や鶏肉などの肉類、野菜など、どんなものでも具材として使用ができます。
春雨と具材、調味料を和えるだけで、簡単にできあがります。自宅はもちろん、キャンプでも作りやすい料理です。
材料(約4~5人分)
・春雨 80g
・牛豚ミンチ 260g
・むきエビ 1袋
・レタス 適量
・にんじん 1本
・赤玉ねぎ 半分
・ミニトマト 適量
・ピーナッツ 1掴み
・レモン 1個(約大さじ4の果汁がとれます)
・ナンプラー 大さじ4
・パームシュガー 大さじ4
・唐辛子 3本
・にんにく 1片
パームシュガー(やし砂糖)を使用することで、さっぱりとして、後を引かない甘さに仕上がります。白糖や黒糖でも調理可能ですが、個人的にはパームシュガーをおすすめします。
作り方
【1】タレを作ります。にんにくと唐辛子をみじん切りにします。唐辛子の種は辛みが強いので、辛いものが苦手な方は、種を除いてください。
にんにくと唐辛子のみじん切りに、絞ったレモンの果汁、ナンプラー、パームシュガーを加えます。
パームシュガーはペースト状ですが、保管状況によって、固く、溶けにくい場合があります。固ければ、耐熱皿に移し、電子レンジで加熱して、柔らかくしてから使用してくださいね。
【2】野菜を細かくします。レタスを一口大に手でちぎります。ミニトマトは半分にカットします。
赤玉ねぎはできるだけ薄くスライスし、人参は千切りにしましょう。
【3】牛豚ミンチとむきえびを茹でます。鍋にたっぷりのお湯を沸かし、牛豚ミンチを入れ、バラバラになるようによくかき混ぜます。牛豚ミンチの色が変わったら取り出します。
牛豚ミンチを茹でたお湯は、引き続き使用するので、捨てないようにしてください。また、牛豚ミンチを取り出しやすいよう、鍋の中に湯切りを入れて、その中で茹でることをおすすめします。
牛豚ミンチを取り出したら、お湯の中にむきえびを入れて茹でます。むきえびは茹ですぎると硬くなるので、色が変わって、しばらくしたら取り出すようにしてください。
【4】春雨を茹でます。牛豚ミンチとむきえびを茹でたお湯に、春雨を入れ、3分間(パッケージに記載されている時間)茹でます。肉や魚介類を茹でたお湯で、春雨を茹でることにより、春雨に味が染み込みます。
【5】具材と春雨をタレで和えます。春雨が茹で上がったら、よく水気を切って、具材と一緒にします。
にんじんと赤玉ねぎも一緒にして、タレをかけてから、よく混ぜ合わせます。
春雨と具材とタレがよく混ぜ合わさったら、食べる直前にレタスとピーナッツを入れるようにしましょう。食べる直前に入れることで、レタスのシャキシャキ感とピーナッツの食感を生かすことができます。
▼参考記事
生春巻き
ベトナムで、生春巻きはポピュラーな料理です。屋台や大衆食堂から、高級レストランなど、どこででも食べることができます。店によって多少の具材の違いはありますが、基本的に人参やレタスなどの野菜がたっぷり入っています。前菜や間食にぴったりの一品です。ヘルシーなので、健康志向の方にもおすすめです!
材料(10個分)
・むきエビ 250g
・サーモン 100g
・レタス 半分
・人参 1本
・万能ねぎ 1束
・ライスペーパー 10枚
・スィートチリソース 適量
・クリームチーズ 適量
本場の生春巻きにはえびが入っているものが多いですが、魚や牛肉、豚肉なども良く合う具材です。今回はエビの他にサーモンを用意しました。
必要な具材の量は、中に詰める量によって変わってきます。私の場合は、上記の量の具材で、10個の生春巻きを作ることができました。
こちらが業務スーパーで購入できるライスペーパーです。185円で50枚以上入っているので、コスパ抜群です。
必要な道具
・包丁
・まな板
・綺麗なふきん
・ボウル
ふきんはキッチンペーパーでも代用が可能です。
作り方
【1】具材をカットします。人参はツマのように細くカットするのがおすすめです。細くカットすれば口当たりがよくなります。筆者は時短の為に、ツマ用のスライサーを使用しました。
【2】万能ねぎは5cmほどの長さにカットしてください。生春巻きを巻く時に、芯として使用するためです。また、長めにカットすることで、歯ごたえの良さを残すことができます。
【3】サーモンは薄くスライスします。肉や魚などは薄くしたほうが巻きやすいからです。
【4】エビは色が変わるまで熱湯で茹でます。大型のエビは巻きにくいので、半分にカットするのをおすすめします。今回使用したものは小ぶりだったので、カットしませんでした。
【5】クリームチーズは食べやすい大きさにカットします。
【6】レタスは一口大の大きさに、手でちぎっておきましょう。
【7】具材をカットし終えたら、次はライスペーパーの準備をします。購入したままの状態のライスペーパーは固いので、柔らかくする必要があります。
ボウルに水を適量用意し、ふきんに水を含ませ、固く絞って机の上に置きます。
ライスペーパーをボールの水にさっとくぐらせてください。水にくぐらせたら、ふきんの上に置きます。ライスペーパーは30秒ほどすると、柔らかくなります。
【8】生春巻きをうまく巻くには多少のコツが必要です。
ライスペーパーの端に野菜を置きます。先ほどカットした万能ねぎを横に並べて、芯のかわりにします。その上に人参やレタスを置きましょう。
【9】万能ねぎを芯にして、ぐるっとひと巻きします。
【10】ひと巻きしたら、野菜の前にエビとクリームチーズを並べます。並べたら、野菜が巻かれている側を押さえながら、もうふた巻きして出来上がりです。
野菜と野菜以外の具材を、2段階で巻くことにより、綺麗に巻くことができます。
エビやサーモンなどの具材を外側に並べることで、見た目が良くなり食欲をそそりますね。
そのままでは食べづらいので、半分の位置でカットしてから盛り付けましょう。
▼参考記事
サバ缶のパクチーサラダ
キャンプにも便利なサバ缶を使ったサラダです。
玉ねぎやピーナッツ、オリジナルのチリソースとあわせて、手軽にエスニック風味が楽しめる一品に仕上げます。
材料(2人分)
・サバ水煮缶 1個(190g)
・新玉ねぎ 1/2個(約100g)
・パクチー 30g
・ピーナッツ 5g
★チリソース(あらかじめ混ぜておく)
・ケチャップ 大さじ2
・お酢 大さじ1
・豆板醤 小さじ1
・おろしにんにく 小さじ1
作り方
【1】新玉ねぎを薄切りにしましょう。今回は新玉ねぎを使用していますが、普通の玉ねぎや紫玉ねぎでお作りいただいてもOKです。
【2】パクチーは葉を摘み取ります。パクチーは茎も根も食べられますが少し固いので、葉のみを使用しています。
茎や根は他の料理に利用するために取っておきます。
【3】ピーナッツは粗めに砕きましょう。
ピーナッツは砕くことで香ばしさが引き立ちますが、砕きすぎるとカリッとした食感が失われてしまいます。
そのため、粗めに砕いて粒感を残しておくのがおすすめです。
【4】下ごしらえが済んだら、ボウルに缶汁を切ったサバ缶、新玉ねぎ、パクチーを入れて、ざっくり和えましょう。
サバの身は形を残しておくと、ゴロッとボリューミーに仕上がりますよ。
【5】お皿にサラダを盛り付けたら、ピーナッツをちらし、チリソースを回しかけて完成です!
調理時間5分足らずで、ボリューミーなエスニックサラダが完成しました。
一口食べてみると、サバの身はホクホク、新玉ねぎはシャキシャキ、ピーナッツのカリッとした食感で小気味いい食べごたえ。
パクチーとの香りとチリソースの甘辛い風味もよく絡んで、やみつきのサラダに仕上がりました。
ちなみに、パクチーの茎と根は刻んでサバ缶の汁、お湯、鶏ガラスープの素とあわせてスープに。
仕上げに黒こしょうをちらして、パンチの効いた風味に仕上げてみました。
これなら食材も無駄になりませんし、栄養も丸ごと摂取できて一石二鳥です。
▼参考記事
体がポカポカ温まるスープ・鍋系レシピ
スープ・鍋系レシピ
冷凍エビ・トマト缶で作る本格風味のトムヤムクン
ちゃんと作ろうとすると具材の下ごしらえが必要な上、調味料もたくさん必要になるトムヤムクン。
今回はそんなトムヤムクンを冷凍エビとトマト缶、さらにマッシュルームスライスという便利な食材を利用して、かつ本格的な味わいに仕上げます。
材料(2人分)
・冷凍エビ 100g
・マッシュルーム水煮(スライス) 90g(液汁含む)
・おろししょうが 小さじ1/3
・ごま油 大さじ1
・パクチー 適量
★調味料
・水 400ml
・カットトマト缶 100g
・ナンプラー 大さじ1
・鶏ガラスープの素 小さじ1/2
・レモン汁 大さじ1
・一味唐辛子 小さじ1/2
具材は全て加工食品なので、下ごしらえ不要です。それぞれの素材の風味を生かして、調味料少なめでも食べごたえのある一品に仕上がりますよ。
下準備
調理に入る前に、予め冷凍エビを塩水に10分ほど浸けて解凍しておきましょう。塩水は水200mlに塩小さじ1(共に分量外)が目安です。
こうすればエビのうま味が逃げず、プリプリ感もキープできます。解凍後は流水で洗って、しっかり水分を切っておきましょう。
冷凍エビはキャンプや登山に利用しやすいのはもちろん、高タンパクで低脂質・低糖質なのでダイエットにもおすすめの食材です。
作り方
【1】エビが解凍できたらクッカーにごま油を熱し、おろししょうがと一緒に炒めましょう。
エビの色が変わり、おろししょうがの香りが立ってきたらOK。あとは調味料とマッシュルームを加えて煮るだけです。
スープのベースとなるトマト缶は価格が1個100円前後と安く、パスタや煮物など幅広いレシピに利用できて便利。今回はカットトマト缶を使用して、その果実感も楽しみます。
トマトの赤色の素で強い抗酸化力を持つリコピンは、トマトの細胞を壊したり加熱したりすることで吸収率がアップ。缶詰なら栄養も丸ごと摂取できます。
さらに、マッシュルーム水煮は液汁も利用。スライスタイプを利用するので切る必要もなく、今回のレシピは包丁すら不要です。
【2】水、カットトマト缶、ナンプラー、鶏ガラスープの素、レモン汁、一味唐辛子、マッシュルームスライスを液汁ごと加えて加熱します。
【3】煮立ったら弱火にしてフタをし、10分ほど煮ましょう。
フタを取ると……ぶわっとエスニックな香り!トマト缶と一味唐辛子のおかげで、色合いも刺激的ですね。
【4】器に盛り付けて、パクチーを乗せて完成!緑があるおかげで一気に彩り豊かに。エビのぷりぷりした食感に、トマトの酸味・マッシュルームのうま味がしっかり絡んでやみつきの風味。
ナンプラーのエスニックな香りが効いたピリ辛のスープ、パクチーと一緒に食べると、まさに本格的な味わいを楽しめます。
また、素材のうま味が溶け込んだスープは、ごはんやパンを浸して食べるのもおすすめです。
おいしく作るためのポイント
おいしく作るためのポイントは、冷凍エビの解凍。冷凍エビは急に加熱すると水分やうま味が抜けて縮んでしまうので、しっかり塩水で解凍しておきましょう。
辛い物が苦手な方は一味唐辛子を減らすか、牛乳をプラスするとマイルドな風味に。また、調味料の量はマッシュルームの液汁も考慮していますが、味が薄いという方はナンプラーか鶏ガラスープの素で調節してください。
▼参考記事
タイスキ
タイスキとは、日本の寄せ鍋のような、タイの鍋料理です。
野菜やシーフード、お肉などの具材を、鶏だしをベースにしたつゆで煮込みます。それらの具材に火が通ったら皿に上げ、オイスターソースやナンプラー、唐辛子などがベースのエスニックなつけダレにつけて食べる料理です。
タイスキはスープが鶏ガラベースなので、スープ自体はあっさりしていますが、たれには唐辛子が入っています。子供が一緒に食べる場合は、タイスキのたれを避け、ゴマドレッシングやポン酢をつけて食べることで、同じ鍋を囲むことができます。
こちらが業務スーパーで手に入るタイスキのたれ。タイ料理の味の基本である「甘味」と「辛味」が強いたれです。口にすると、甘味が口いっぱいに広がった後、辛味がガツンとやってきます。このままでもおいしいのですが、個人的にはタイ料理のもう一つの味の基本である、「酸味」がほしいところです。よりエスニックさが欲しければ、レモンやライムなどの柑橘系の酸味を加えると、おいしく召し上がることができますよ。
材料(4人分)
・にんじん 小2本、もしくは大1本
・水菜 2束
・白菜 1/4個
・たらの切り身 3枚
・鶏もも肉 1枚
・エビつみれ(市販のものを1パック)
・タイスキのたれ
・鍋キューブ 鶏だしうま塩 4個
・水 1L
具材に決まりはありません。ベースの味が鶏なので、どんなものでも合います。本場のタイでも具材は店によって千差万別です。お好みの具材を使用しましょう。
今回、だしには固形の鍋キューブを使用しましたが、細粒の鶏だしでもかまいません。
作り方
【1】具材をカットします。にんじんは皮をむき、輪切りにしましょう。
【2】水菜は5cm幅に、白菜と鶏肉は一口大にカットします。
【3】カットした野菜は、にんじんや白菜の芯などの煮えにくいものと、水菜や白菜の葉の部分の煮えやすいものとをわけておきましょう
【4】水1Lを鍋に入れ、火にかけます。沸騰したら鍋キューブ4個を入れ、よく溶かします。
【5】煮えにくい具材から、鍋に入れましょう。にんじんと鶏もも肉を入れ、ふたをして、にんじんが柔らかくなるまで、5分ほど煮込みます。
【6】ふたを開け、にんじんが柔らかくなり、鶏もも肉に火が通っているのを確認したら、たらの切り身、エビつみれ、白菜の芯を入れます。再度、ふたをして、白菜の芯が柔らかくなるまで、2分ほど煮込みましょう。
【7】最後に白菜の葉の部分と水菜を入れ、ふたをして、1分ほど煮込めば完成です。
タイスキのたれをたっぷりとつけて召し上がってください。普段の鍋とは違い、甘辛いのが新感覚。ゴマの風味が効いていて、箸がとまりません!
タイスキの締めには、エスニックつながりで、タイビーフンをおすすめします。こちらも業務スーパーで手に入ります。タイビーフンは米からできた麺です。ラーメンやうどんなどの、小麦からできた麺よりもあっさりしているのが特徴です。
タイビーフンの調理には下準備が必要になります。
60度Cほどのお湯(ぬるま湯よりも少し熱いお湯)をボールに入れ、タイビーフンを漬けて、15分ほど放置します。
15分後、ざるにあげ、よく水を切ります。
この下処理を行うことで、タイビーフンが、よりシコシコと、弾力のある食感になります。
下処理をしたタイビーフンは鍋に入れて、1分から2分煮込めば、食べられる硬さになります。お好みの硬さまで煮込んでから召し上がりましょう。
個人的に、タイスキの鍋に最も合う麺類は、タイビーフンのような米の麺だと思います。あっさりした鶏ベースのスープに、あっさりした麺が絡み、いくらでも食べられそうな気になります!
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