
本記事では本格レシピやアレンジのコツを紹介します。夏でも食べやすいキャンプ飯をお探しの方はぜひご一読ください。
カオソーイとは?

カオソーイは、タイ北部を代表する麺料理です。ココナッツミルクを加えたカレー風味のスープに中華麺を合わせ、仕上げにカリッと揚げた麺をトッピングするのが特徴。とろりとしたスープのまろやかさとスパイスの刺激、揚げ麺の香ばしさが一体となり、奥深い味わいを楽しめます。
現地ではライムや高菜漬け、赤玉ねぎなどを添えて食べるのが定番で、地域や家庭によって味付けもさまざまです。スパイシーですがクセがなく、エスニック料理が苦手な方でもすんなりと食べられるため、日本でもじわじわと人気が高まっている料理です。
カオソーイが夏にぴったりな理由
暑い季節にこそおすすめなのが、カオソーイのスパイシーでまろやかな味わいです。唐辛子やカレー粉の刺激が、発汗を促し、体温の上がりすぎを防ぎます。かいた汗が皮膚表面の熱を奪うため、食後には意外とすっきりとした気分が味わえるのです。
さらに、ココナッツミルクのやさしい甘みは口当たりがよく、食欲が落ちる暑い時期でも箸がすすみます。
冷たいものばかりを食べがちな夏に、温かくスパイシーなカオソーイで夏バテ対策してみてはいかがでしょうか。
カオソーイのつくり方
材料(1人前)

- 中華麺 1玉
- 揚げ麺 半分
- 鶏もも肉 50g
- レッドカレーペースト(もしくはイエロー) 大さじ1
- カレー粉 小さじ2
- ココナッツミルク 100ml
- 水 100ml
- 鶏ガラスープの素 小さじ半分
- ナンプラー 大さじ1
- コリアンダー 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 揚げ油 適量
- トッピング(玉ねぎ、ライム、パクチーなど) お好みで
調理手順

1.玉ねぎをみじん切りに、鶏もも肉を一口大にカットする。
2.フライパンに油を敷き、強火で鶏もも肉の表面に焦げ目がつくまで炒める。

3.鶏もも肉に焦げ目がついたら、玉ねぎを入れ、中火で玉ねぎがしんなりとするまで炒める。
4.カレーペーストとカレー粉を加え、香りが立つまで炒める。

5.弱中火にして、ココナッツミルク・水・鶏ガラスープの素・コリアンダーを加え、鶏肉に火が通るまで煮込む。
6.ナンプラーと砂糖で味を調える。

7.麺を茹で、冷水でしめてからよく水を切る。
8.器に茹でた麺を盛り、スープをかけ、揚げ麺をトッピング。
9.お好みでライムやスライスした赤玉ねぎなどのトッピングを添えて完成。
カオソーイをもっと楽しむコツ
市販のペーストを使って時短

近年では、市販のカオソーイペーストやレトルト商品も豊富に揃っており、それらを使えば、今回ご紹介したレシピよりも材料をそろえる手間が省け、より手軽に再現できます。キャンプやBBQなどで作る際は、ぜひご活用ください。
トッピングで広がる味のバリエーション

揚げ麺だけでなく、トッピングを工夫することでカオソーイはさらに奥深い味わいになります。定番は赤玉ねぎやライム・レモン・レタスなどですが、香菜(パクチー)や半熟卵、チリオイルを加えるのもおすすめです。
辛さ・香りを自分好みに調整する方法
カオソーイは、使うカレーペーストやスパイスの量で大きく印象が変わります。辛いのが苦手な方は、カレーペーストを控えめにし、ココナッツミルクを多めにするのがおすすめ。
逆に、しっかりと辛さを効かせたい場合は、チリオイルや粗挽き唐辛子で調整をしてください。香りを豊かにしたいなら、仕上げに砕いたレモングラスを少量加えてもGOODです。
まとめ
ココナッツのまろやかさとスパイスの刺激が絶妙に絡み合う、タイ北部の名物料理「カオソーイ」。暑い夏にこそ味わいたい、食欲をそそる一杯です。
トッピングや辛さの調整で、自分好みのスタイルを見つけるのも醍醐味のひとつ。夏バテしがちな季節に、カオソーイで元気をチャージしてみてはいかがでしょうか。