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ロッジ型テントとは?
ロッジ型は、山小屋のようなフォルムをしたテント。1970年代に流行したデザインだが、SNSで取り上げられることが増え、再度人気が高まってきている。デザイン性が高く、まるで絵本の世界から飛び出してきたようなフォルムは、写真映えすることだろう。
切り妻屋根のような形状で、正面から見ると縦に長い五角形になっているテントが多い。普段生活している住宅のように、壁と天井が分かれているため、他のテントよりも居住スペースが広く感じるのも特徴。
ソファやテーブルなどの大きな家具も置きやすく、リビングルームをまるごと外に持ってきたような配置も可能。家族やグループでのキャンプに向いている。
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「BE-PALアウトドアアワード」ノミネートのロッジ型テント
ogawa(オガワ) オーナーロッジ ヒュッテレーベン
1961年に日本初のロッジ型テント『オーナーロッジ1号』を発表したogawaによる、新時代のオーナーロッジ。フロアレスで多彩な使い方ができ、デザインも美しい。
1981年創刊、アウトドアとナチュラルライフをテーマに40年にわたってアウトドア、キャンプ、自然派生活に関するさまざまな情報を発信してきた雑誌『BE-PAL』が、読者の皆様からの投票をもとに始めた、日本初のアウトドアアワード。
そんな記念すべき「第1回 BE-PALアウトドアアワード」のファミリーテント部門にノミネートされたロッジ型テントだ。
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アウトドアのエキスパートが注目!おすすめのロッジ型テント5選
ベテランライターやアウトドアの達人が注目するテントから、ロッジ型テントをピックアップして紹介!
WILD THINGS(ワイルドシングス) FM-3045(フレーム)
ユニット状フレーム9個と8本の連結用ワンタッチフレームと聞くと設営が大変そうだが、さにあらず。慣れればスムーズに設営でき、なによりその仕上がりの良さに満足すること間違いナシだ。外幕は「BASE CAMP T-2」、インナーは「T-0」を使用する(いずれも別売り)。
剛性に優れたフレーム構造を採用
脚ポールと交差する14か所が三角形になっている。このトラス構造が、フレーム全体の剛性を高める役割をする。
6ユニットある立ち上げフレームの左右、奥行き方向はワンタッチ接続式だから、各フレームに負荷が分散される。
インナーなしだと、幅300×奥行き450cmというだだっ広いスペースに。高さは240cm。
別売りインナー(T-O)をつければ、ロッジ型2ルームテントとして使える。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) プリン
懐かしさが漂う佇まいと、レトロデザインが目を引く、新鮮な色使いのロッジテント。屋根はPU撥水加工ポリエステルで、インナーは撥水加工された通気性のあるTC素材。背面には格子窓付き。
●収納サイズ:約70×31×34cm(※収納ケース2つ組み合わせ時)
●重量:約5.89kg(フライシート、インナーテントのみ)
名前もカラーもかわいさ全開
壁と天井の圧迫感が少なく、ゆったりと過ごせる。フライシートは左右どちらも張り上げが可能。空間を広々と使え、巻き上げて収納もできるので、シーンに合わせてさまざまなレイアウトができる。
背面には格子窓付きで雨の日も外を眺められる。カーテンレールを取り付けるためのループとタッセル付きなので、自作カーテンでドレスアップを楽しむのも◎

標準装備のグラウンドシートは、トグルで手軽に着脱できる。
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ogawa(オガワ) オーナーロッジ タイプ78R
格子窓のデザインが好評なオーナーロッジに、W300×D160cmの広いリビングスペースが加わったモデル。オプションポールを活用すれば、サイドと後面のパネルを張り出すこともできる。5人用のインナーテントが付属しているため、ファミリーや仲良しグループでの連泊キャンプに最適。
●対応人数:5人
●サイズ:外幕/310×360×H205cm、内幕/300×200×H195cm
●収納サイズ:90×32×48cm
●重量:約25.05kg(付属品除く)
インナーテントの前後左右、上部にメッシュパネルがあるので、夏場の通気調節も思いのままだ。
インナーをはずせばシェルターとしてもOK。
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CHUMS(チャムス) ブービーキャビンテント4
デッドスペースが少ないロッジ型の大型2ルームテント。4人がゆったり寝られる寝室に加え、広いリビングルームが備わり、張り出しをセットすればとても開放的。リビングには印象的な赤い格子のTPU(サーモプラスチックポリエチレン)製窓が付き、インナーのドアには小物ポケットを装備するなど、細かいところにこだわりが詰まっている。
●収容人数:4人
●サイズ:約H200cm ×W300cm×D500cm
●重量:約24.75kg(本体13kg、ポール11.75kg)
移動や着替え等の際にもかがむ必要がない高さが魅力。内部には小物ポケットも。
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ogawa(オガワ) カーサイドロッジ
前面に「オーナーロッジ」と同様の格子窓が付き、まさに“ogawaらしさ”全開のカーサイドテント。単独でシェルターとしても使える汎用性の高さを持つ。オプションのポールを利用すれば、サイドパネルも張り出せる。
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BE-PALスタッフがおすすめ!TC仕様のロッジ型テント
BE-PALスタッフが厳選したおすすめのファミリーテントから、ロッジ型テントを紹介。ペグダウンの数や大きさ、就寝時の最大人数、主だった特徴をチェックしよう。
ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ78R T/C
4面に大きなメッシュ窓がある5人用インナーテントを備えた、ロッジ型2ルーム。幕体にはT/C素材が使われているので、通気性が良く夏場も快適に過ごせる。
●収容人数:MAX 5人
●ペグダウン:18(6)本
●最大長:360cm
●重さ:約13.21kg(幕体)、約14.0kg(ポール)、約3.35kg(付属品)
内部に取り付けるライナーシートは結露が滴るのを防ぎ、強い日差しを和らげる効果も。
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こちらのロッジ型テントも必見!新作もピックアップ
ogawa(オガワ) オーナーロッジ タイプ40R T/C
1985年に登場した純綿素材の「オーナーロッジ エクセレントシリーズ」から刷新し、T/C素材となって復活した。ブランドの110周年を記念して、ogawaの直営店/プレミアムストア限定モデルとして登場。
メインカラーがイエローとなり、大型メッシュを3面追加。懐かしくてあたらしいラグジュアリーなオーナーロッジとなっている。
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1990年代に人気を博した名作「ビバレー」の進化版。クラシックなロッジ型テントの美学を踏襲しつつ、往年のデメリットを解消した。キャプテンスタッグの伝統的なスタイルを受け継ぎながら、最新の構造と快適装備を備えている。2ルーム構造で、インナーテントを取り外せば大型スクリーンシェルターに。CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ビバレー スクリーンツールームロッジ540UV
●サイズ:320×540×H205cm、インナーテント/300×260×H195cm
●収納サイズ(約):幕体/78×29×29cm、ポール/72×18×18cm
●重量(約):幕体/11kg、ポール/14kg
1990年代、日本のキャンプ文化の基礎を築いたともいえるキャプテンスタッグの「ロッジ型テント」。その中でも特に人気を博した「ビバレー」が、30年の時を経て「ビバレー スクリーンツールームロッジ540UV」として生まれ変わった。
広々とした空間で、家族がゆったりと過ごせる大型テント、ロッジ型や2ルームテントを探している人は要チェックだ。インナーテントを取り外すことで、大型スクリーンシェルター(約10畳)としても使用可能。
フルオープンで広大なスペースを確保できる。
ロッジテント「ビバレー」の新構造
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DOD(ディーオーディー) エイテント
昔ながらのクラシックなロッジテントに、初心者でも簡単に設営できるディテールを盛り込んだテント。デザインもさることながら、日本の気候に合う細かい機能に注目だ。
●収容可能人数:大人5名
●サイズ(約):W310×D340×H202cm
●収納サイズ(約):W60×D28×H28cm
●総重量(約):11.2kg
設営方法はいたって簡単

メインポールを立てたらガイロープを伸ばして固定
家型テントは、ドームテントやワンポールテントと比べてポールの本数が多いため、設営が大変なイメージが強い。しかし、DODのエイテントはそんなイメージを払拭してくれるほど簡単。

屋根部分と壁部分に穴があり、サブポールをそこに通す
最初にテントを広げて四隅をペグダウン。次に長いポール(メインポール)を生地中央に引っかけて、先端のガイロープをペグダウンして固定する。最後は四隅に短いポール(サブポール)を入れて固定すれば完成。レクタタープと同じ流れで設営できるため、問題なく張れる。
エイテント独自の魅力

遠目から見ても映えるデザインは、キャンプ場でも目立つこと間違いなし
エイテントのサイズは約W310×D340×H202cm。大人が5人ちょうど入るサイズなので、ファミリーでも快適に過ごせる。本体の耐水圧は2000mmである程度の雨でも水を防いでくれる(屋根部分の耐水圧は350mm)。
同テントの魅力は、屋根部分と壁部分が一体になっていること。これによって設営行程を短くすることに成功し、今まで高い頂点を通ってフライをかけていた大変な行程を省くことができる。

日本の気候に合わせた素材使いで快適性が向上
生地は屋根部分にポリコットン、壁部分にポリエステルと別々の素材を採用。ポリコットンの長所である結露防止を取り入れながら、ポルエステルのメリットである軽量性を取り入れた視点はキャンパーに嬉しいポイント。

インナーマットはなく、「カマボコテント用マットシートセット」で代用可
また、出入り口を全面開閉することができ、通気性はバツグン。メッシュパネルに変えることもできるので、虫が心配な人でも安心して使える。年中快適な空間を提供してくれるのだ。

「ヒレタープ」(別売り)
さらに、別売りの「ヒレタープ」と組み合わせれば、テント前に広いリビングを展開でき、ファミリーキャンプからグループキャンプまで対応できるのもポイント。
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NEUTRAL OUTDOOR(ニュートラルアウトドア) LGテント 4.0
2本のポールを使ったトラディショナルなスタイルが新鮮なロッジ型テント。居室中央にポールがないためスペース効率がよく、底面はほぼ正方形となっているので室内のレイアウトを考えるのも楽しい。
●対応人数:6人用
●設営サイズ(約):300×300×H185cm
●収納サイズ:85×35×30cm
●重量:13kg
前後にメッシュ付きドアを装備し、開放すれば暑い夏でも通気性は抜群。エントランス全面にメッシュパネルが施されており、メッシュパネルは外側に装備されているため、メインジッパーを開けることなく、テント内部からメッシュの開口を行うことができる。夏場に虫の侵入などが気になるときも安心だ。
ボトムは全周ファスナーなので取りはずしたり、半分土間にしたりと自由にアレンジできる。コットンに見えるがポリエステル生地を採用することで重量を大幅に抑え、設営・撤収が楽になっている。
別売りで専用インナーテントがあるので寒い時期はプラス可。寝床と居住スペースを分けるなど使い方は自由自在。

おしゃれですっきりとした外観。ロッジ風のテントはキャンプ場でのアピール度もピカイチ。

本体生地にポリエステルを採用し、濡れても乾きやすいイージーメンテナンスを実現。
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