柱へのロープの結び方8選!キャンプで活躍するスキルを身に付けよう | ロープワーク 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.02.20

    柱へのロープの結び方8選!キャンプで活躍するスキルを身に付けよう

    キャンプでは、ロープワークができると便利なシーンが多くあります。柱を使ったロープの結び方を、8種ピックアップして紹介します。複数の結び方を知っておくと、さまざまなシーンに対応できるので、できそうなものからマスターしましょう。

    キャンプで活躍!柱にロープを結ぶ方法

    キャンプでは、柱にロープを結べると役立つ場面が多くあります。まずは、どのようなシーンでロープワークを使うのか、用意するものなどを解説します。

    使うシーン・用意するもの・ポイント

    キャンプで物を干す際やハンモックを張りたいとき、タープを固定したい場合に、ロープを巻けると便利です。キャンプでロープを結ぶ方法に入る前に、まずは準備として以下のアイテムを用意しましょう。

    • ロープ
    • ライター
    • タオル

    ライターは、化繊のロープを切ったときの先端を加工するために使います。ロープを切ったとき、そのままにすると先端からほどけてしまうためです。

    タオルは、木へのダメージを軽減するために、木に巻く用として準備しておきましょう。シーンによって適した巻き方が異なるため、複数の方法をマスターするのがおすすめです。

    柱へのロープの結び方8選

    キャンプで使える柱へのロープの結び方を、8種紹介します。前提として、ロープの先端を『さき』、多く残る方を『もと』と呼びます。それぞれ適したシーンとともに紹介するので、必要性の高いものから覚えていきましょう。

    結び方①巻き結び

    巻き結びは結びやすく、ほどきやすい便利なロープワークです。柱にロープを固定したいときをはじめ、何かをロープで結びたいときにも使えるため、汎用性が高くなっています。具体的な手順は、以下の通りです。

    1. さき側が上にくるように、柱に1回巻く
    2. 今度はさきが下にくるようにもう1回巻く
    3. できた輪にさきをくぐらせ、引き絞れば完成

    簡単にできてほどけにくい結び方ですが、大きな力がかかると緩んでしまう可能性があります。そのため、さきを10cm以上は残しておきましょう。

    本当に使える4種のロープワーク | BE-PAL

    結び方②もやい結び

    もやい結びも汎用性が高いため、優先して知っておきたい結び方です。もともとは船を『舫う(もやう)』(停めることの意)ために使われた結び方でした。船をつなぎ止めるほどの重量に耐えられるタフさと、簡単にほどけることから『キングオブノット』とも呼ばれます。

    具体的な結び方は、以下の通りです。

    1. 柱に巻き、もと側に小さな輪を1個作る。このときの輪の向きに注意!(輪の根元で交差するロープの上下が逆だとうまく結べない)。
    2. さきを輪の下側から通し、その後、もとの部分の下をくぐらせる
    3. さきを折り返して再度輪に通す
    4. 全体をしっかりと引き締めれば完成

    ほどき方は、玉になっている結び目部分を緩め、さきを引き抜くだけなので簡単です。重いものをつるすときや、ペットのリードを柱につなぐときにも使えます。

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    結び方③ふた結び

    ふた結びは、物体にロープを結びたいときに使えます。柱にロープを1回だけ巻く『ひと結び』を2回繰り返すだけのシンプルな結び方ですが、強度が高いため一時的にサッと結びたいときに重宝します。

    具体的な手順は、以下の通りです。

    1. 柱にロープを1回巻く
    2. 輪ができるので、さきを輪に通す
    3. もと側にさきを1回巻き、できた輪に通す
    4. 引き絞れば完成

    テントのペグを仮留めしたいときなどにも使えるので、ぜひ覚えておきましょう。

    【ロープワークの基本】ふた結びの結び方と用途とは?|BE-PAL

    結び方④自在結び

    自在結びは、ふた結びの発展形で、自在金具がないシーンで代わりとして活躍する結び方です。主にテントを張る際に、ロープの長さ調節をしたい場面で使えます。具体的な結び方は、以下の通りです。

    1. さきを50cmほど残し、緩めに柱を一周させる
    2. 柱とロープの間にできたスペースの、上側からさきを通す
    3. そのまま、さきを30cmほど手前に持ってくる
    4. もとの下から巻き、できた輪にさきを2回通す
    5. さきを手前に持ってきて、再度もとの下から巻き、できた輪にさきを通す
    6. 引き絞れば完成

    自在結びを覚えておけば、スペースの限られた場所で、いつも通りのテンションでロープを張れない場面でもテントが張れます。覚えておくと、テントが張れずに困ったときの救世主となれるでしょう。

    「自在結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその2】 |BE-PAL

    結び方⑤トラッカーズヒッチ

    トラッカーズヒッチは、トラックに荷物をしっかり固定するための結び方ですが、柱と柱の間にロープを強く張りたいときに使えます。そのため、荷物の固定はもちろんのこと、洗濯物を干したいときや、重いものをたるみなくつるしたいときにも覚えておくと便利です。

    具体的な手順は、以下の通りです。

    1. 一方の柱に、もやい結びなどでロープを巻く
    2. 任意の場所でロープを輪にし、その輪を3~4回ねじる
    3. 輪に手を通し、さきの中間部をつまみ、引き解け結びを作る
    4. さきをもう一方の柱に巻き、引き解け結びの輪に通して折り返し、強く引っ張る

    トラッカーズヒッチは、滑車の原理を使って3倍の力でテンションをかけられます。自在結びよりも高い強度を求められる場面に向いているので、自在結びと併せて覚えておきたい結び方です。

    本当に使える4種のロープワーク | BE-PAL

    結び方⑥ダブルフィッシャーマンズノット

    ダブルフィッシャーマンズノットは、2本のロープをつなげたいときに使える結び方です。結ぼうとしているロープの長さが足りないときに、ダブルフィッシャーマンズノットを使えば長さを確保できます。

    具体的な手順は、以下の通りです。

    1. 両方のロープのさきを20cm程度重ね、一方に巻く
    2. さらにもと側にもう1回巻き、できた輪にさきを通す
    3. さきを数cm残し、絞る
    4. 今度は逆側で同じ手順を繰り返す
    5. 両方のもと側を引っ張り、結び目をくっつけたら完成

    ダブルフィッシャーマンズノットの優れている点は、径の違うロープでもつなぎやすいことです。いざというときに覚えておくと便利でしょう。

    本当に使える4種のロープワーク | BE-PAL

    結び方⑦ねじ結び

    洗濯物を干したいときや、タープを仮留めしたいときに使える結び方です。木に結ぶシーンが多いことから『ティンバーヒッチ』とも呼ばれます。具体的な手順は、以下の通りです。

    1. 柱の周りに、ロープを緩めに一周させる
    2. できた輪の上側からさきを通す
    3. そのままさらに3~4回通し、さきを輪に巻き付ける
    4. さきともとを引き絞れば完成

    巻き付ける回数が多いほど、強度も増します。緩んだときのために、さきは10cm程度余らせるのがおすすめです。簡単にできるので、覚えておきましょう。

    【ロープワーク】キャンプで洗濯物を干したいときに!「ねじ結び」を知っていますか? |BE-PAL

    結び方⑧いぼ結び

    2本の棒を十字に固定するときや、棒状のものを水平に固定したいときに使える結び方です。手順が少し複雑なので、実際にやりながら確認しましょう。

    1. 柱と棒を十字にクロスさせ、交差した部分に、ロープを右上から左下に向かって通す
    2. 一周させたら、ロープの先端が上を向いている方(以降、Aと表記)を柱の裏の左上に、下を向いている方(Bと表記)を右下に持ってきて、ロープの両端を引っ張って絞る
    3. ロープの両端をそれぞれ左上・右下から手前に持ってきて、柱と棒のクロス部分で交差させる
    4. ロープが交差する部分を、左手の親指で押さえる
    5. 親指で押さえたまま、左手で持っているロープ(A)を右手に持ち替え、もう片方(B)を上から巻き込みながら輪を作る
    6. 親指は離さず、巻き込んだ方(A)を再度左手で持つ
    7. もう一方(B)を(A)の下をくぐらせ、5の輪に上側から通す
    8. 右手側(B)を強く引っ張り、クロス部分を固定させる
    9. 親指を離し、左手側も強く引っ張って絞れば完成

    マスターするには、少々コツが必要です。コツとしては、ロープの状態で結び、完成してから余分なところをカットすれば、ひもの長さが足りないという状況を防げます。

    用途で使い分ける!ロープの種類4選

    柱に結ぶロープは、素材によって向いている用途が異なります。それぞれの特徴を把握し、目的に合ったロープを準備しましょう。

    ここから紹介する内容は、以下の動画の内容を一部抜粋しています。興味のある人は、併せてチェックしましょう。

    パラコード

    パラコードとは、もともとパラシュートに使われていたひものことです。現在では、アウトドアシーンで使われるケースも多くなっています。

    パラコードの特徴は、細くて丈夫な点です。用途としては、テント・タープのコードや、靴ひもに使えます。

    GeerTopのパラコードには自在金具が付いており、テントのガイロープとして使用できます。さらに、表面に16本のポリプロピレンワイヤーを織り込むことで、雨が降っても吸水しにくくなっているのも特徴です。これにより重くなりにくく、伸びにくくなるため、長く活躍してくれるでしょう。

    • 商品名:GeerTop「ガイロープ パラコード」

    GeerTop
    ガイロープ パラコード

    長:4 m、直径:5 mm。6本セット。総重量:350g。


    細引き(ナイロンロープ)

    細引きとは、1~8mm程度の太さのナイロンロープのことを指すのが一般的です。細くありながら丈夫なため、物干し竿やつるすためのスリングとして使えます。

    販売されている太さには幅がありますが、用途によって使い分けるとよいでしょう。細いものは小物を結ぶときに向いており、太いものはタープの支点として使うのにおすすめです。

    4~5mmのものは、バランスが取れていて汎用性が高くなっています。

    アウトドアがより快適になるおすすめアイテム!「細引き」の活用法をご紹介 |BE-PAL

    綿100%のロープ

    綿100%のロープは、熱に強いのが特徴です。そのため、火の近くでロープを使わなければならないシーンで使用するのに向いています。例えば、たき火用の三脚作りに使えるでしょう。

    ユタカメイクの綿ロープは、オーソドックスで癖のない綿ロープです。太さは3~6mm、長さは10mまたは20mから選べます。ただし、悪天候には弱いので、天候によっては買い替えの頻度が多くなるケースもあります。

    • 商品名:ユタカメイク「綿ロープ(金剛打)」

    ユタカメイク
    綿ロープ(金剛打)

    サイズ:8mm×10m 商品重量:304 g


    ポリエチレンロープ

    ポリエチレンロープは、化繊の良いところを詰め込んだような素材です。軽量で水に強く、耐摩耗性も高いのが特徴です。強い負荷がかかっても破損しにくいタフさも、兼ね備えています。

    emma kitesのポリエチレンロープは、約100~2,600kgの負荷にも耐え得る強度を持ち、ハンモックなどの重いものをつるすときにおすすめです。

    水をほとんど吸収せず、水に浮くため、川に落としても回収しやすくなっています。タフなロープを求めている人は、1本そろえておきましょう。

    • 商品名:emma kites「超高強度ポリエチレン繊維コード」

    emma kites
    超高強度ポリエチレン繊維コード

    長:110.49 cm


    まとめ

    キャンプ初心者から脱却するには、ロープの結び方を覚えるとよいでしょう。ロープの結び方を知っていれば、ギアに頼らずDIYで不便な状況を打開できる可能性があります。

    結び方には、用途の広いものから特定のシーンに向いているものまで、さまざまにあります。一度に全て覚えるのは難しいかもしれませんが、必要があるものから一つずつ覚えていきましょう。

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