チーズフォンデュは、大人も子どもも楽しめるメニューの一つです。作り方のコツを押さえておくと、レストランの味に負けない、おいしいチーズフォンデュを楽しめます。お家やキャンプで挑戦する際に、おすすめの鍋や具材をチェックしましょう。
お家やキャンプで使えるチーズフォンデュ鍋
チーズフォンデュは、専用の鍋がなくても簡単に作れますが、ちょうどよい大きさの鍋があると便利です。お家やキャンプで使えるものをチェックしましょう。
LODGE「スキレット 6-1/2インチ」
内径約15.5cmの小さめなスキレットです。スキレットは厚みがあるので保温性が高く、チーズフォンデュに適しています。
鍋に直接チーズソースを入れて、温めながら使いましょう。IHにも対応しているので、子どもと一緒にチーズフォンデュをするときなど、じか火を使いたくない状況でも使用可能です。
チーズフォンデュ以外に、1人分のパンケーキ・餃子・ハンバーグを作りたいときにも適しています。小ぶりなサイズなので、食卓の上にそのまま鍋ごと置いて、あつあつの料理を食べられます。
- 商品名:LODGE「スキレット 6-1/2インチ」
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Snow Peak「コロダッチポット」
ジャガイモ・リンゴ・タマネギなどが、切らずに1個分収まる程度の小さなダッチオーブンです。蓄熱効果が高いので、チーズソースを何度も温め直す手間がかかりません。
サイズは約16.2×13×8.9cmとなっており、1食分だけを作りたいときにも気軽に使えます。チーズフォンデュ用の鍋としてだけでなく、焼きリンゴやご飯の1合炊きもできるサイズ感です。
ちょっとした煮物やスープなど、サイドメニューを作りたいときにも重宝します。
- 商品名:Snow Peak「コロダッチポット」
- 公式サイト:商品はこちら
スノーピーク
コロダッチポット
サイズ:【本体】(約)162×130×89mm 【リッド】(約)162×130×32mm 【ポット】(約)162×130×60mm容量:【リッド】(約)220ml 【ポット】(約)460ml 重量:(約)1.4kg
staub「フォンデュセット 16cm」
保温性が高い、鋳鉄製のフォンデュ鍋です。固形燃料の熱でも、チーズソースを程よい状態で温められます。
サイズは約21.7×16.7×8.4cm、鍋の直径は約16cmです。台やフォンデュフォーク付きで、すぐにチーズフォンデュパーティーを開始できます。
野菜や肉などを素揚げし、好みのソースで楽しむオイルフォンデュにもおすすめです。ガス火やIH(100V・200V)など、全ての熱源に対応しています。ただし、電子レンジには使用できません。
- 商品名:staub「フォンデュセット 16cm」
- 公式サイト:商品はこちら
staub
フォンデュセット 16cm
サイズ:(縦×横×高さ)217×167×84mm(フタを除く高さ:70mm) 重量:3.3kg 満水容量:1.1L
お家でも失敗しないチーズフォンデュのレシピ
チーズフォンデュのレシピにはさまざまなものがありますが、一歩間違うとソースが分離したり、溶け残ったりしがちです。
コツを押さえれば、簡単に滑らかなソースを作れます。初めてでも簡単にできるレシピや、作り方のポイントをチェックしましょう。ビーパル編集部おすすめのレシピをご紹介します。
白ワインを入れる本格的なレシピ
材料(2~3人前)
- とろけるチーズ 300~400g
- 片栗粉 小さじ1
- 白ワイン 100mL(1/2カップ)
- ニンニク 1かけ
- 塩 小さじ1/2
作り方
- チーズに片栗粉をまぶしておく
- ニンニクをカットし、断面を鍋の内側にこすり付ける
- 白ワインを沸騰させてアルコールを飛ばす
- かき混ぜながら2~3回に分けてチーズを入れる(ダマにならないよう注意)
- ひと煮立ちさせて、塩気が足りなければ塩で味を調える
加熱すると溶けるタイプのピザ用チーズで作りましょう。手に入るなら、『エメンタールチーズ』や『グリュイエールチーズ』の使用がおすすめです。
ソースを分離させないようにするには、白ワインをしっかりと沸騰させ、チーズを複数回に分けて入れてしっかりとかき混ぜるのがポイントです。
白ワインが十分に温まっていない状態で、いっぺんにチーズを入れると、うまく溶けずに分離してしまいます。また、子どもも一緒に食べるなら、白ワインを牛乳に変更するとよいでしょう。
カマンベールチーズを使ったお手軽レシピ
材料(2~3人前)
- カマンベールチーズ 1個
- ガーリックパウダー 少々
- ブラックペッパー 少々
作り方
- カマンベールチーズの上部の皮をそいで、取り外す
- 1を耐熱皿に乗せふわっとラップをかけて、600Wの電子レンジで1分間温め、スプーンなどで混ぜる
- 溶けていなければ600Wの電子レンジで30秒程度加熱する
- お好みでガーリックパウダーやブラックペッパーをふる
市販のカマンベールチーズをまるごと使った、簡単レシピです。キャンプで作るときは、カマンベールチーズをアルミホイルで包んで、鉄板やスキレットの上で温めるとよいでしょう。
お家でのチーズフォンデュにおすすめな具材
さまざまな具材を食べられるのも、チーズフォンデュの楽しみの一つです。何種類か用意しておくと、パーティーが盛り上がります。チーズソースと相性のよい、定番の具材を見ていきましょう。
主食系
一口大に切ったバゲットや食パンは、定番の具材です。準備が簡単で食べ応えもあるので、たくさん準備しておきましょう。
あらかじめトースターなどで軽く焼いておくと、食感がよくなります。サクッとしたパンの表面と、チーズのとろっとした食感は好相性です。焼かずにそのまま使うと、ふわっとした食感を楽しめます。
パン以外に、餅を使用する方法もおすすめです。切り餅を4等分にカットして、トースターなどで焼きましょう。おなかにたまるので、満足感もあります。
野菜類
チーズフォンデュに使用する野菜類は、串に刺してチーズを絡めやすいものがおすすめです。ブロッコリー・アスパラガス・パプリカなどの野菜類は、好相性です。
ほかにも、ニンジン・ジャガイモ・サツマイモ・レンコン・エリンギ・マッシュルーム・スナップエンドウなど、あらゆる野菜と合います。
野菜類は一口大にカットしてから下ゆでし、そのまま食べられるようにしておきましょう。あまり柔らかくゆですぎると食感が悪くなるので、やや歯応えが残る程度にしておくのがポイントです。
ミニトマトは生のまま、へたを取って洗っておきます。アスパラガス・ニンジンなどは串を使わず、スティック状に切って持ちやすくしてもよいでしょう。彩りも考えて選ぶと、華やかな雰囲気がアップします。
肉類・魚介類
栄養バランスや満足度も考え、肉類・魚介類も用意しておきましょう。ソーセージや、ソースを絡めていないタイプのミートボールなどがおすすめです。
魚介類は、イカ・タコ・エビ・ホタテなどの淡白な味のものが合います。なお、チーズフォンデュに使用するものは、加熱調理が必要です。生肉・生魚をそのまま使うと火が通らないので、必ず下ゆでしておきましょう。
チャレンジしたい変わり種の具材
定番の具材以外にも変わり種を用意しておくと、最後まで飽きずに食べられます。大人から子どもまで楽しめる、おすすめの具材を見ていきましょう。
スイーツ系
スイーツ系の具材も用意しておくと、デザートタイムが楽しくなります。マシュマロ・ベビーカステラ・バウムクーヘンなどの具材がおすすめです。
マシュマロは熱に弱いので、加熱しすぎないように注意しましょう。バナナ・イチジク・パイナップル・ドライプルーンなどのフルーツとも好相性です。
スイーツとチーズは一見、相性がよくないように感じられますが、具材の甘みとチーズの塩気のバランスはやみつきになります。
フルーツ系の具材は、ワインのおつまみとしても抜群のおいしさです。水気があまりなく、串に刺せる硬さのものを選びましょう。
おかず系
餃子・チキンナゲット・唐揚げなど、おかず系の具材もおすすめです。一から手作りしてもよいですが、冷凍食品を調理し具材として使用すると、手軽にバリエーションを増やせます。
カニカマ・チクワ・ハンペンなど、魚介系の加工品もチーズソースと好相性です。いずれも加熱調理済みなので、そのまま食べられます。
チーズソースの温度が下がるのが嫌な場合や、より温かく食べたいときは、軽く焼いて温めた状態にしておくとよいでしょう。
まとめ
チーズフォンデュは、ポイントさえ押さえれば、家庭でも簡単に楽しめます。大人だけで楽しむなら白ワイン、子どももいるときは牛乳というように、チーズソースの中身を少々アレンジするとよいでしょう。
調理法や食べ方がシンプルなので、キャンプにも向いています。定番の具材だけを用意し、それぞれお好みの具材を持ち寄って、チーズフォンデュパーティーをするのもおすすめです。
火が強すぎると焦げ付いてしまうので、火加減に注意しながらおいしいチーズフォンデュを楽しみましょう。