「テントが大雨で浸水」なんてことも経験、 ヨセミテやグランドキャニオンでキャンプツーリングなどしたのち、サーフィンに夢中になってからはキャンピングカーに乗り始めました。結婚して子どもが生まれてからも同じスタイルですね。
子どもがそろそろ大きくなっちゃうことだし(現在小学5年生と年長)、もう1回キャンプでもやってみようか、ということで「出戻りキャンパー」。今回は珍しく家族でキャンプらしいことをして楽しみました。ご紹介したいのは、栃木県日光市にある「まなかの森キャンプ&リゾート」。
釣り、BBQ、川遊び、トレッキングなど、いろんな遊びができて、天然温泉まである贅沢なオートキャンプ場です。
なんでも揃っている、あとは楽しむだけのキャンプ場
皆さんはキャンプ場になにを求めるのでしょうか?以前の私は、よくオートバイに乗っていましたので、移動しながら方々のキャンプ場に行ってテントを張り、お酒を飲むのが楽しみでしたね。やっぱりハンドルを握っているときは気を張っているので、アルコールで脳みそを弛緩、1日の無事を祝って乾杯するのが大好きでした。
このごろはというと結婚して4人家族になり、しかも子どもはふたりとも元気な男児で。まぁ、彼らが自然のなかで楽しんでくれれば私はうれしいかな。あとはふだん東京でバタバタと家事・育児・仕事に追われているので、料理にそんなには気合いを入れたくない。むしろなにもしたくないくらいで(笑)。そんな奥さんも多いのではないですか?「キャンプ場まで来て料理なんかしたくないわよ!」みたいなね。
とにかく元気な息子たちを発散させて、私はゆっくりお酒が飲みたいです(笑)。そんなこんなで、かなり検索しまくって条件がピタリと合ったのが、今回お邪魔した「まなかの森キャンプ&リゾート」でした。栃木県日光市の中心地から、わりとすぐの場所にあります。
なにをして遊べるのか、なぜ私たちが気に入ったのかを一気にご紹介します!
1.魚釣り
息子ふたりが一番気に入ったアクティビティが「魚釣り」でした。
年長さんの次男がいうに、「もっと簡単かと思ったけど、意外と釣れないのがモヤモヤして楽しかった」そう。なかなか深いことをいう6歳児に感心(笑)。
ちょん!とウキが沈み、竿を上げるともうエサがない。悔しいですよねー。でも楽しいですよねー。
最初に「釣った魚はすべてお買い上げになる」と聞いて、たくさん釣れたらどうしようと無駄にドキドキしていたのですが(笑)、結局もう1匹買い足して、唐揚げにしてもらいました。これがとっても美味しかった!
さくさくホクホク、ハイボールに合いすぎです。翌日、子どもたちは目覚めた瞬間から「今日も釣りしたい!」。よっぽど楽しかったんだなーとうれしくなります。
2.天然温泉
これまで泊まったことのある多くのキャンプ場は、シャワーしかないとか、クルマで近隣の入浴施設に行くとか、そういう場所が多かったです。結果、面倒くさくなって「今日は風呂はいっか」となり、焚き火臭をムンムンに漂わせながら帰宅することが多かった気がします…(笑)。なのでキャンプ場で温泉に入れるってすごくうれしい。しかも地下1,500mからくみ上げた、源泉100%掛け流しですよ!
3.展望台までのハイキングコース
この日は、台風接近のため残念ながらあきらめましたが、このキャンプには展望台があり、往復1時間ほどかかるハイキングができるそうです。そちらも無料です。展望台からはキャンプ場や、遠くの山々まで見渡せるそう。パワーがあり余った子どもたちを疲れさせるには打ってつけですよね。天気が良ければ行きたかったなー。
4.天気がいい日には川遊びもできる
これも今回はできなかったのですが、暑い季節には敷地内を流れる川で思う存分遊ぶこともできます。普段は水深も浅いので小さなお子さんでも安心ですね。
5.ほかにも気の利くことがいろいろと
管理棟のなかでは薪が売られていたり、キャンプグッズの販売やレンタルもありました。手ぶらでキャンプすることも可能です。
手ぶらといえば、敷地内にある屋根付きのBBQ場。食材も頼めば、ジビエ鍋などを楽しめるそうです。また、ペットも宿泊OK。テントサイトのほか、キャビンもあり、今回のような悪天候での際には、雨風がしのげるので心強いですね。そもそも「オートキャンプ場」なのでサイト内にクルマの乗り入れが可能。荷物を運ぶ手間が省けるので、気軽にキャンプができます。
まなかの森キャンプ&リゾートは、私たちのような家族連れやキャンプ初心者には安心して滞在することができる至れり尽くせりなキャンプ場なのでした。
私たちが泊まったAC電源付きのサイト
AC電源付きのサイトを予約したので、何度もレンチンして食事を温められたり「ザ・快適」なキャンプ時間でした(笑)。
このキャンプ場には、コンパクトなソロサイトから、最大580㎡という広大なサイトまで、5タイプがあります。ソロサイト以外はキャンピングカーでの利用もOKで、広さに応じて使用できるキャンピングカーのサイズが決まっています。
いつもの私たちの旅では、サイドオーニングが出せる場所は皆無といってもいいです。じつをいうと、これまで10回も使用したことがないと思います。小雨が降っていても、このようにオーニングが出して、外での食事も楽しめました。
私たちの手抜きキャンプ料理
旅先ではとにかく料理をしたくない私なので、クルマに載せてあるカセットコンロとティファールのフライパンを外に出し、夫が調理してくれました。
車内の電子レンジでレトルトごはんをチンしまくって、鰻丼にしましたよー。お店で食べると値が張りますが、スーパーで買ってきたものならコスパよくいただけます。
普段のキャンピングカー旅では、車内が臭くなる炒め物は絶対にしません。けれど外ならいろんなモノが焼けるので、楽しくておいしいですね。
敷地内にはあちこちに炊事棟や清潔なトイレもあり、遠くまで歩かなくていいので助かりました。
参考料金
参考まで、今回、家族4人でキャンプ場で支払った金額をまとめてみました。
- サイト料:7,260円(Aプラン電源付きサイト×1泊)
- 施設使用料:4,400円(1,100円×人数分)
- 貸し竿(エサ付き):350円
- 魚代(唐揚げ代を含む):1,760円(2匹)
合計:13,770円
子どもも大人も楽しめてリラックスできるキャンプ場
かなりの大雨が降った翌朝、子どもたちは車内でつつき合ったり、大声を出して夫と私に「しー!」と言われたり、なんだか力が有り余っています
「もう雨は降っていないのだから、外で遊んでおいでよ」。 私がそう言うと、「いいの?」と戸惑っていた様子のふたりでした。というのも、いつもキャンピングカーで仮眠するのはどこかの駐車場だったりして、トイレなど外に出るとき「クルマ! 駐車場!」と口酸っぱく注意されているので。
「ほら、ここには自然しかない。行っておいで!」
気づけば知らない子たちと仲良くなり、虫取りをしたり、サッカーをしたり。
子どもは子ども同士、勝手に楽しんで。大人は介入しなくていいので、お互いすごく楽でした。そうか、キャンプ場にはこういうリラックスした楽しみがあるんですねとビックリして(笑)。
今回天気があれでしたが、まなかの森キャンプ&リゾート、また遊びに来たいと思うステキな場所でした!
まなかの森キャンプ&リゾート
- 所在地:栃木県日光市瀬尾2620
- 電話番号:0288-21-7748
- ホームページ:https://www.nikko-manakanomori.com/