豆炭はなぜバーベキューに向いてるの?注意点やおすすめ商品も紹介 | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    キャンプのコツ

    2023.06.28

    豆炭はなぜバーベキューに向いてるの?注意点やおすすめ商品も紹介

    バーベキューで使う炭の中で、豆炭(まめたん)がよいと聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。おすすめの豆炭や、バーベキューに向いている理由を紹介します。あわせて使用時の注意点も解説します。

    豆炭って何?バーベキューにおすすめの理由

    豆炭は通常の炭と異なる素材を使用しているため、性能にも違いがあります。まずは豆炭がどのような炭なのか、またバーベキューに向いている理由も解説します。

    豆炭は石炭・コークス・木炭粉などを混ぜて作った炭

    豆炭とは石炭やコークスなどの無煙炭や木炭粉を練り合わせて作った炭のことです。豆のような小さな形状をしていることから、豆炭と名付けられています。

    材料は石炭の中でも、最も炭化の進んだ無煙炭を使うのが一般的です。無煙炭にはいくつか種類があり、性能を発揮できるよう複数の素材を組み合わせているのが特徴です。

    木炭粉の比率を多くしたものも作られており、木炭粉だけでつくられた豆炭は成形木炭といいます。

    豆炭は木炭に代わる燃料として、主に大正時代から積極的に使用されてきた歴史があります。近年は、かつてほどの需要はなくなったものの、バーベキューや暖房器具の燃料として、一定の需要があります。

    着火がしやすく火力を調節しやすい

    豆炭は一般的な木炭に比べ、着火しやすいのが大きなメリットです。中には着火剤が混ぜられている豆炭もあるため、初心者でも扱いやすくなっています。

    バーベキューでの最初の難関は、いかにスムーズに火をつけられるかではないでしょうか。豆炭を使えば、着火にかかる時間や、なかなか火がつかないというストレスを軽減できます。

    特にソロキャンプでは、自分1人で火をつけたり、火力を調整したりする必要があるため重宝するでしょう。豆炭は大きさが一定なので、火力も一定になりやすく、急に爆ぜる心配が少ない点も魅力です。

    長時間安定して燃焼してくれる

    豆炭は、一度着火すると、比較的長時間燃え続けます。通常の木炭の場合、時間が経過すると火力がどんどん衰えていくため、様子を見ながら炭を追加する必要があります。

    網を持ち上げたり、着火のために空気を送り込んだりと、火の維持には意外に手間がかかるものです。

    豆炭ならこまめに炭を追加する必要がなく、バーベキューの時間を気兼ねなく楽しめます。

    バーベキューにおすすめの豆炭

    バーベキューにおすすめの豆炭を二つ紹介します。どちらも大容量で、コストパフォーマンスに優れています。

    ミツウロコ「豆炭」

    ミツウロコの豆炭は、国産の代表的な存在として知られています。容量は約12kgと大容量で、約240個入っています。毎週末キャンプに行く人や、バーベキューが続くときに用意しておくと便利でしょう。

    ミツウロコからは、別売りで豆炭あんかも販売されています。豆炭あんかは、豆炭を燃料とする湯たんぽに似た暖房器具です。冬場に布団を温めるときや、キャンプで暖を取るときにも活躍します。豆炭の用途を広げたい人におすすめです。


    日の丸「豆炭」

    約12kgの大容量でありながら比較的安価なので、コストパフォーマンスを重視する人におすすめです。豆炭1個あたりのサイズは約5cm×5cm×4cm、約200個入っています。スタンダードな豆炭で、火がつきやすく火持ちもよいと定評があります。

    バーベキューだけでなく、豆炭こたつ・あんかなど、あらゆる場面で使えます。大容量なだけに、バーベキュー以外の用途でも使いたい人におすすめです。

    日の丸
    豆炭

    サイズ 1個 約 横5cm×縦5cm×高さ4cm


    バーベキューにおすすめの豆炭・成形木炭「少量」

    1回のバーベキューで使い切りたい場合や、火のつけやすさを重視する人におすすめの豆炭・成形木炭を六つ紹介します。試しに使ってみたい人や、いつも余りがちになり困っていた人は、ぜひチェックしましょう。

    ウェーバー「ブリケット」

    100%自然素材で作られた成形木炭です。広葉樹のおがくずと水、でんぷんを、バーベキューに合うよう練り込んでいます。約50tの高圧力で圧縮されていて、焼くと食材がスモーキーな香りで包まれるでしょう。

    内容量は約4kgとなっており、バーベキューを1~2回程度できる容量です。燃焼時間は約3時間のため、場合によっては1回のバーベキューで炭を取り換える必要もありません。表面に入っている溝により、空気に触れやすく着火を容易にしています。

    保存袋は防水加工が施されているので、よい状態で保存できる点も便利です。


    平城商事「エコロン炭」

    着火用の炭が付属しており、別途で着火剤を用意しなくても簡単に火がつけられるよう工夫されています。着火用の炭にはライターがあれば着火でき、約15分で火が安定するので、すぐに調理を始められるでしょう。

    天然素材であるヤシガラを使用しており、環境や安全面に配慮している点にも注目です。爆ぜにくくなっているため、子どもと一緒のバーベキューでも使いやすいです。

    燃焼時間は約90分以上となっており、一般的な木炭の約2倍の燃焼時間を誇ります。容量は約2kgなので、1回のバーベキューで使うには十分でしょう。一度試しで使ってみたい人にもおすすめです。

    平城商事
    エコロン炭

    内容量:2kg、内容物:着火用炭(着火性分入り)0.2kg(小袋8粒入)、オリジナル炭1.8kg(約72粒入)


    キングスフォート「マッチライトチャコール」

    北米産木材を含む天然素材でできたブリケットに着火成分が含ませた成形木炭。マッチやライターで簡単に着火できます。一度着火したらスムーズに火が広がるため、約10分で調理を開始できます。着火剤は揮発するため、においはほとんど食材に移りません。

    容量は約1.81kgと少量ですが、1回のバーベキューで使うには不足しないでしょう。着火成分は揮発性のため、できるだけ1回で使い切るか、本来の便利さを発揮するためにも、早めに使い切るのが賢明です。

    • 商品名:キングスフォート「マッチライトチャコール」
    • 公式サイト:商品はこちら

    CAPTAIN STAG「豆炭」

    木炭粉を主成分とした豆炭です。着火直後はにおいが出やすい豆炭ですが、木炭粉由来のものなら直火でも料理できます。煙が少ないため、服や体ににおいが付く心配も少ないでしょう。

    1個1個のサイズが小さいため、七輪や卓上のコンロにもぴったりです。容量は約3kgのため、2回程度バーベキューを楽しめます。アウトドアだけでなく、自宅でも小規模な炭火焼きをしたいときにおすすめです。

    キャプテンスタッグ
    豆炭

    サイズ : 幅285×奥行160×高さ195mm


    DCM「着火剤のいらない豆炭」

    着火剤がなくてもマッチ・ライターで着火できる、初心者におすすめの豆炭です。容量は約400gと少ないため、バーベキューで使うなら、2~3パック程度は購入しておくとよいでしょう。

    燃焼時間は約50分と、一般的な木炭と同等か少し長い程度です。小ぶりな分、価格が抑えられているので、バーベキュー前に、まずは豆炭がどのような燃料なのか確かめたい人にも向いています。

      • 商品名:DCM「着火剤のいらない豆炭」
      • 公式サイト:商品はこちら

    DCM
    着火剤のいらない豆炭


    ミツウロコ「スーパーマメタン」

    着火剤がコーティングされた豆炭です。同メーカーの豆炭よりも着火がしやすくなっており、マッチでの着火が可能です。ストレスフリーにバーベキューを楽しみたい人に向いているでしょう。容量は1袋あたり30個、重さにして約1.5kgですが、価格は通常の豆炭に比べると、やや高くなっています。

    バーベキューが楽になるだけでなく、あんかを使うときもスムーズに準備できる点がメリットでもあります。価格よりも使いやすさを重視する人におすすめです。

    ミツウロコ
    スーパーマメタン


    バーベキューで豆炭を使う際の注意点

    着火のしやすさや火力の安定性が魅力の豆炭ですが、注意点もあります。豆炭を上手に活用するための注意点を二つ解説します。

    使用量が多い

    豆炭は基本的にサイズが小さく比重も軽いため、通常の木炭よりも使用量が多くなる場合がある点には注意が必要です。使用量の目安は、通常の木炭の約2倍と考えておくのが賢明です。一般的な木炭の使用量は、大人1人・1kg程度、子どもはその2/3程度といわれています。そのため、1人あたり約1.5~2kgを用意するとよいでしょう。

    とはいえ、価格的に安価というわけではないため、木炭に比べコストパフォーマンスはやや悪いと考えられます。費用をできるだけ抑えたい人には不向きですが、多少の費用がかかっても、着火や火力調整の手間を省きたい人に向いています。

    においが移りやすい

    豆炭の特徴として、着火直後はにおいや煙が出やすい点が挙げられます。着火自体はしやすいものの、着火直後に料理をすると、においが食材に移る場合があります。

    ただし、安定すれば通常の炭よりもにおいや煙は少なくなります。煙が落ち着くまで少し待つ間、食材を切ったり、食器の準備をしたりするとよいかもしれません。

    煙やにおい対策としては、天然素材100%使用でバーベキュー用に作られた成形木炭を使うことや、直火料理ではなくダッチオーブンなど豆炭向きの調理器具を使うようにすることです。

    バーベキュー用の豆炭・成形木炭のなかには、においや煙が出にくいように設計されているものが多くあります。また、ダッチオーブンであれば、食材ににおいが移りにくいので、着火後すぐの調理も可能でしょう。

    まとめ

    豆炭はかつて、家庭用の燃料として好まれ使われてきた歴史があります。現在でもバーベキューや暖房器具などで一定の需要があり重宝されています。しかし、着火直後はにおいや煙が出やすかったり、比較的使用量が多くなったりとデメリットもあります。

    メリットは、着火しやすく、大きさがそろっているので、火力調整がしやすいことと、燃焼時間が長いことです。バーベキューで火をつけるのは容易ではないので、初心者や手軽さを重視したい人にとっては魅力的です。

    豆炭の特徴をよく理解し、上手に活用しましょう。

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