テントを選ぶポイント
使用する際の目的と人数
テントは、使用人数+1人のサイズを選ぶのがおすすめ。やや大きめのサイズを選ぶことで、キャンプ道具を置いたり、ゆったり過ごしたりするスペースを広くとれる。
また、テント内でゆっくり過ごす時間が長い人はリビングルームが広いテントを選ぶといいだろう。
耐候性と通気性
年間を通して頻繁にキャンプをする人は、耐水性と通気性に着目しよう。
耐水圧は「mm」という単位で表され、数値が高いほど耐水圧が優れていることを示す。購入する際は、通常の雨に耐えられる1,500~2,000mm程度以上のテントを選ぼう。
また、通気性を重視する人はメッシュスクリーンの数をチェック。メッシュスクリーンが側面に多いほど風通しがいい。さらに出入口が前後にあるものも通気性がよいためおすすめだ。
持ち運びのしやすさ
テントは、できるだけ軽くてコンパクトなものを選ぶのがポイント。特に車でキャンプに行く場合は、ラゲッジスペース(荷室)にすっきりとおさまるサイズかを確認しよう。
バイクやロードバイクでのソロキャンプの場合は、1kgを基準にできるだけ軽いテントを選ぼう。
▼参考記事
ソロ・デュオ向けのかっこいいテント6選
| ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
|---|---|---|---|
| 価格 | |||
MSR ハバハバLT1 | ![]() | ¥88,000 | |
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) ハーミット1 | ![]() | ¥77,000 | |
ZEROGRAM(ゼログラム) ZERO1 PRO | ![]() | ¥74,800 | |
TOKYO CRAFTS (トウキョウクラフト) ナイトローバー 2P グレー (インナーテント付属) | ![]() | ¥34,980 | |
Canadian East×Ogawa Ardein DX-Ⅱ BLACK(アーディンDX-Ⅱ ブラック) | ![]() | ¥53,350 | |
ZANE ARTS(ゼインアーツ) ギギ1 | ![]() | ¥39,800 | |
MSR ハバハバLT1
大定番品シリーズの最新作。メッシュとベンチレーターが連動して優れた換気性を生み出すが、それでいて寒さを感じにくい工夫がうれしい。この外観、とてもカッコいい!
●サイズ:224×81×99cm
●重量:1.07kg

メッシュは上部のみ。寝転んだとき、冷たい風が体に当たらない。

フライシートには生地を縫い合わせて雨水を流すための溝がある。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ハーミット1
焚き火好きにうれしいT/C素材のソロテント。取り外し可能なインナーテントは、くの字型のフロアになっていて土間を確保する。下部のメッシュ窓とフライ後部のメッシュパネルのおかげで通気性良好だ。

ワンポールテント好きにはたまらない、シックで魅力ある外見!難燃性の素材のため、1人用でもずっしり重いが、その代わり近くで焚き火が楽しめるわけで、これはもう仕方ない。
●サイズ:210×135×145cm
●重量:約5.0kg

インナーテントは左右が出っ張った「く」の字型。広々と使える。

出入り口は裏側にも。天候などに合わせて使い分けができ、便利だ。
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ZEROGRAM(ゼログラム) ZERO1 PRO
ULスタイルでもできる限り居住空間を確保したい、そんなわがままを叶えてくれるトレッキングポールシェルター。前後のガイラインループで耐風性を高めるほか、木に固定しての設営も可能だ。

頭部付近はトレッキングポールや木の枝で高さを出す前提で、専用ポールは内部空間を広げるための1本のみ。少々狭くてもよければ使う必要はないが、居住性を求めるならプラスしたい。
●サイズ:205×100×110cm
●重量:550g

サイドのポールを使わないと内部は狭くなるが、105gの軽量化に。

頭部には三角形の前室。シューズ類を濡らさずに保管できる。
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TOKYO CRAFTS (トウキョウクラフト) ナイトローバー 2P グレー (インナーテント付属)
ほぼブラックに近いグレーのテント。上から見れば六角形で、強風が吹いていても形状をしっかり保ち、前室を有効活用できる。フライシートだけで使えるのもグッド。
●サイズ:235×300×120cm
●重量:3.62kg

3本のポールを使い、前室部分まで完全に立体化。雨の日に強い。

インナーテントを取りはずし、暑い時期はサンシェード的に活躍!
撮影/矢島慎一
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Canadian East×Ogawa Ardein DX-Ⅱ BLACK(アーディンDX-Ⅱ ブラック)
モノトーンでスタイリッシュな1~2人用テント。前室ポールのY字形型で強度アップ。スペースが広く、メッシュパネルも大きく設定してあるので、換気機能も高い。
●サイズ:130×100×210cm
●収納サイズ:52×20×20cm
●重量:約3.76kg(付属品除く、総重量)
●素材:フライ/ポリエステル75d(耐水圧1,500mm)、インナーテント/ポリエステル68d(耐水圧1,500mm)、メインポール/アルミ直径8.5mm、フロントポール/アルミ直径8.5mm
●付属品:張り綱、アルミペグ、収納袋、インナーテント

ソロキャンプに最適なサイズ。秘密基地感たっぷり。
アウトドアブランド「Canadian East(カナディアンイースト)」が、「Ogawa」で知られるキャンパルジャパン株式会社と協業した、モノトーンテントの「BLACK LABEL」シリーズ。
「Canadian East」は、ゼット株式会社が展開しているアウトドアブランド。自然と都市が混在し、大自然と共鳴するカナダ東部の人々のオーセンティックな生き方やアウトドアライフスタイルをギアを通して提案している。ファッション性と機能性の双方を兼ね備えていて、幅広いラインナップを揃えていると人気だ。
一方「Ogawa」は、100年の歴史を持ち、工業用やイベント用、ファミリー向けのテントまで幅広いラインナップが特徴。日本有数のテントブランドのパイオニアとして業界を牽引してきた。高品質のテントであることはもちろん、日本の気候を考えた設計で、可能な限り自社の職人の手で修理してくれる点も「Ogawa」がキャンパーから愛される理由だ。
「Ardein DX-Ⅱ BLACK」は、シンプル好きで洗練されたものを好む大人たちを納得させる仕上がりとなっている。流行に左右されない、シンプルなモノトーンのギアは永遠の定番として持ちやすい。
▼参考記事
ZANE ARTS(ゼインアーツ) ギギ1
両サイドが立ち上がっているので内部空間が広々。中央にテーブル、両側に1人ずつ座るなど、デュオキャンパーに最適なシェルター。
撮影/柳沼宏樹
▼参考記事
「ギギ1」の使い心地をレビュー!
僕は山歩きをメインに活動しているため「軽さ」と「持ち運びやすさ」を重視している。キャンプの翌日に山登りをすることが多いため朝が早く、そのときにガチャガチャと片付けるのに手間がかかってしまうのが嫌なので、できるだけコンパクトなキャンプにしたい。
コンパクトといってもツェルトのみにする…という究極を目指すのではなく、2~4人ぐらいで楽しめる規模感は欲しかったため、「GIGI-1(ギギ1)」の程よい大きさは、僕のスタイルにフィットした。

ベージュ1色で作られた「GIGI-1(ギギ1)」が格好いい。
「GIGI-1(ギギ1)」にはインナーがないためテントの中にテントを入れるカンガルースタイルになるが、登山用のテントを使っているため、山道具との兼用ができることも個人的に好きなポイントだ。
テントの中は想像より広く、2人なら十分なスペース、3人で調度良く、4人だと少し窮屈さを感じるかもしれない。2人用の登山テントなら二つ入る。

別売で50cmと100cmのポールを購入して入り口をオープンさせれば、タープのように使える。
▼参考記事
ファミリー・グループ向けのかっこいいテント5選
| ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
|---|---|---|---|
| 価格 | |||
RATEL WORKS(ラーテルワークス) ヴォーゲル | ![]() | ¥97,800 | |
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) ハーミット4 | ![]() | ¥179,300 | |
TOKYO CRAFTS (トウキョウクラフト) グラハス | ![]() | ¥119,800 | |
Canadian East×Ogawa Facil BLACK(ファシルブラック) | ![]() | ¥137,500 | |
Snow Peak(スノーピーク) ランドロック | ![]() | ¥217,800 | |
RATEL WORKS(ラーテルワークス) ヴォーゲル
タープにもなるフロントパネルは12通り以上の多彩なアレンジが可能。天井を含め、全方位をメッシュにできて通気性抜群だ。薪ストーブ用の煙突ポートを備えるなど冬キャンプでも活躍する。

●収納サイズ:約70×40×35cm
●重量:約19.25kg(ツールバッグ除く)
最大長:約530cm
最大幅:約480cm
最大高さ:約216cm
MAX:9人

インナーウォールの内と外両方に、便利な収納ポケットを配置。
撮影/三浦孝明
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THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) ハーミット4
テント全周の立ち上がり部分は、パネルとメッシュの2層構造。パネルを全開すれば外部からの風を取り入れることができ、換気効率は◎。出入り口に逆V字形ポールが使われ、出入りが楽なのもうれしい限り。
「色使いが良くて、外観がとってもオシャレ。入り口ポールに施されたちょっとした気遣いが心憎いと思いました。」(sotosotodays 野毛陽平さん)

インナーテントとグランドシートを取りはずせば、広々としたシェルターとしても使える。立ち上がり部分はすべてメッシュ窓にすることができるので通気性、換気効率のよさもバッチリ。

内部に接地した薪ストーブの煙突を外部に出すためbの煙突ポートも装備。寒い季節でも活躍してくれるモデルだ。

吊り下げ式4人用インナーテントも付属。はずしてシェルターとしても。

本体の立ち上がりに合わせて、ポールにも曲げ加工が施されている。
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TOKYO CRAFTS (トウキョウクラフト) グラハス
グランピング気分を味わえるシェルターは、ウォールが外に向かって広がり内部空間をグーンと押し広げるという、従来にはなかった唯一無二のデザイン! 最大高は260㎝もあり、内部での立ち歩きも楽チンだ。10×10mの区画サイトにも設営可能。
「とにかくデザインが斬新!耐風強度もしっかりテストされ、便利なオプション類も充実しています。」(sotosotodays 野毛陽平さん)

両サイドには大型窓を装備。内部に居ながらにして景色を楽しめちゃう。

出入り口を全閉しても、下部をメッシュにすることで換気することが可能。
撮影/中村文隆
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Canadian East×Ogawa Facil BLACK(ファシルブラック)
両サイドが立ち上がっているので内部空間が広々。中央にテーブル、両側に1人ずつ座るなど、デュオキャンパーに最適なシェルター。
●サイズ:180×265×495cm
●収納サイズ:32×32×72cm
●重量:約16.67kg(付属品除く、総重量)
●素材:フライ/ポリエステル75d(耐水圧1,500mm)、インナーテント/ポリエステル68d(耐水圧1,500mm)、メインポール/アルミ直径14.5mm、フロントポール(Aフレーム)/アルミ直径7.9mm
●付属品:張り綱、ハンマー、スチールピン、収納袋、インナーテント

オールブラックがかっこいい。
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Snow Peak (スノーピーク) ランドロック
4~5人用のインナーテントが付属した4シーズン対応2ルームテント(寝室部とリビング部を持つテント)。インナーテント使用時でも幅405×奥行き約310㎝ものリビングが確保できる大型モデルだ。風に強いフレームワークと快適な居住性により、オールシーズンでキャンプを楽しめる。
●サイズ:405×625×H205cm
●収納サイズ:キャリーバッグ/75×33×36(h)cm、フレームケース/72×17×22(h)cm
●総重量:24.5kg(付属品含む)
●素材:本体/150Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム(ルーフ部)・UVカット加工・テフロン撥水加工・150Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ウォール部)・UVカット加工・テフロン撥水加工・フレーム/A6061(直径19mm)、インナールーム/68Dポリエステルタフタ(ウォール)・210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ボトム)
●セット内容:本体、インナールーム、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、センターフレーム、リッジポール、ジュラルミンペグ(21cm×27)、自在付ロープ(1.5m×2、2.5m×4、3.5m×6)、シームグリップ剤、ペグケース、フレームキャリーバッグ、キャリーバッグ、コンプレッションベルト(×2)
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「ランドロック」の魅力をレビュー!

メッシュ部分が多いので風通しが良く、虫も入りにくい快適な空間を作れる。
ランドロックは、前方・後方・両サイドと大きなメッシュ部分がたくさんあるため、夏場でも快適に過ごすことができる。
また、テントのすそ部分には大きめのスカートが付いており、冬場には冷気の侵入を防いでくれる。スカート部分をきれいに広げると、より大きさが際立ってかっこいい。

ワイドなリビングスペースは、家族がゆったりくつろげる広々空間。
6人家族の我が家でもゆったり寝ることができるほどの広さがあるテントはそう多くない。ランドロックのリビングスペースは、大人数でもゆったり過ごせる広々空間になっている。エアーマットを6枚敷き、荷物を足元に並べられるほどの広さだ。
調理スペースとダイニングをつなげるレイアウトにしたり、お座敷スタイルにしたりなど、アレンジは自由自在。自分好みのレイアウトを考えるのも楽しい。

大型パネルを跳ね上げれば、さらに広々空間になる。
スノーピークから販売されている別売りのポールを使って入り口の大型パネルを跳ね上げると居住スペースが増え、快適な空間をさらに広げることができるのもこのテントの魅力の一つ。
大人数のキャンプ時にはインナーテントを外して、前後のパネルを跳ね上げれば、解放感抜群の広々空間が誕生する。

圧倒的な大きさでダイナミックにそびえ立つランドロックに惚れ惚れ!
ランドロックはサイズが大きいためスペースを確保する必要は生じるが、それでも魅力的なテントであることに変わりはない。キャンプ場で同じテントを見かけると、親近感がわいてくると同時に、やっぱりランドロックはカッコいいなと思ってしまう。
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