
今回は登山者に欠かせない腕時計のなかから、カシオのプロトレックをご紹介します。
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プロトレックは登山の心強い相棒!

プロトレックは、計算機や腕時計などで有名なカシオが展開するアウトドア仕様に特化した腕時計ブランドです。
1995年に発売されたDPX-500を皮切りに、トリプルセンサー・ソーラー充電システムなどを搭載し、過酷な環境下でも耐えられるモデルを数多く展開しています。
その進歩を止めることなく、2025年で30周年を迎えたプロトレックは、登山者の心強い相棒として愛されています。
プロトレックが登山でおすすめな理由
コンパクトである

登山は長距離を荷物を背負って移動するため、持ち物の軽量化とコンパクト化が非常に重要です。
プロトレックの多くは、多機能でありながらも腕に馴染むコンパクトな設計が特長です。
本体やバンドの厚みなど配慮され、着用時におけるストレスを最小限にしてくれています。
視認性が高い

山の中では、刻一刻と状況が変化します。一瞬で情報を読み取れる高い視認性は、安全な登山において非常に重要です。
プロトレックの文字盤は、直射日光下でも視認性の高い液晶ディスプレイや、暗所でも全面蓄光処理が施されているなど、あらゆる状況下で情報を素早く確認できるよう工夫されています。
モデルによっては、大型のデジタル表示や見やすいフォントを採用することで、瞬時に高度や方位を把握できるよう設計されています。
堅牢性がある

筆者はかつてプロトレック以外の腕時計を使用していましたが、現在は登山で使用する腕時計はプロトレック一択です。
その大きな理由が、いかなる状況でも壊れることなく動き続ける堅牢性です。
現在使用しているモデルは、どれも一度も修理に出すことなくフィールドで時を刻んでくれています。
登山では岩場での接触や不意の転倒など、時計にとって過酷な環境に晒されることがあります。
ステンレススチールやチタンなどの強度の高い素材を使用し、衝撃に強い構造を採用しているモデルが多く、安心して登山に集中できます。
また防水性能も備え、急な雨や沢登りでも故障の心配が少ないため、タフな環境下で非常に頼りになる存在です。
ソーラー充電可能

長時間の登山では、電池切れは致命的です。プロトレックの多くのモデルには、ソーラー充電システム「タフソーラー」が搭載されています。太陽光はもちろん、蛍光灯などのわずかな光でも充電できるため、電池交換の手間を省き、常に安定して動作させることができます。バッテリー残量を気にすることなく、安心して長期間の登山に挑めるのは、ソーラー充電ならではの大きなメリットです。
プロトレックを登山で使う際のおすすめモデル
『プロトレック スマート』

プロトレック スマートは、Wear OS by Googleを搭載したスマートウォッチ型のシリーズです。
カラー表示の地図機能やGPS機能、心拍計といった豊富な情報を提供し、登山中のルート確認や現在地把握をサポートします。
スマートフォンとの連携も可能で、登山アプリとの連動や通知の受信なども行えます。
本格的な登山から普段使いまで幅広く活躍する多機能なモデルがあり、筆者はWSD-F30を愛用しています。
※2020年に生産終了。
『マナスル』
プロトレックのフラッグシップモデルとして、素材、機能、デザインの全てにおいて最高峰を追求したシリーズがマナスルです。
軽量で錆びにくく、肌に優しいチタン素材を採用し、上質な質感と優れた装着感を実現しています。
トリプルセンサーVer.3を搭載した高精度な計測をはじめ、こだわり抜かれた品質と機能性を有するマナスルは、一度は手にしてみたいシリーズです。
ベースモデルとなる8000シリーズはどれも魅力ですが、特にブラックの文字盤が印象的なPRX-8000YT-1JFがおすすめです。

『クライマーライン』

その名の通り、クライミングやトレッキングなど、よりアクティブな登山シーンを想定して開発されたシリーズがクライマーラインです。
軽量かつコンパクトな設計でありながら、状況が刻一刻と移り変わる自然環境でも耐えられる堅牢性を備えつつ、必要な機能を網羅しています。
視認性の高い文字盤や操作しやすいボタン配置など、実用性を重視したモデルが多く、登山初心者からベテランまで幅広い層に対応しています。
おすすめモデルはPRW-61LD-5JF。全面蓄光で視認性が高く、アウトドアに溶け込んだカラーリングが魅力です。

『マルチフィールドライン』
登山だけでなく、フィッシングやカヌーなど、様々なアウトドアアクティビティに対応できるよう設計されたシリーズがマルチフィールドラインです。
多彩な機能を搭載し、幅広いシーンで活躍します。視認性の良い大型ディスプレイや、方位を示すベゼルなど、フィールドでの使いやすさを追求したモデルが多く、様々なアウトドアを楽しむ方はぜひ。
おすすめはカーボンベゼルを採用したPRW-73X-1JF。20気圧防水という非常に高い防水性を備え、高いメンテナンス性を有しています。

『ハイカーライン』

軽装備で登るハイキングやロングトレイルで真価を発揮し、必要な機能を厳選して備えたシリーズ、ハイカーライン。
プロトレックの中でもコストパフォーマンスに優れたモデルを多くラインナップしているのがポイントです。
Bluetooth接続で時計本体の設定をスマートフォンと連携できるなど、シンプルながらも優れた機能性は、プロトレックの妥協しない姿勢を体現したシリーズともいえます。
おすすめモデルはPRJ-B001-1JF。ソフトウレタンバンド採用で付け心地がよく、その軽量性と相まって移動中のストレスを感じさせません。

プロトレックとG-SHOCKの違い

カシオのアウトドアウォッチといえば、プロトレックと並んで「G-SHOCK」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
どちらも堅牢性に優れた時計ですが、そのコンセプトと機能には明確な違いがあります。
プロトレックは登山向けに方位や高度、気圧などの機能が充実しているのに対し、G-SHOCKは衝撃性や防水性に特化しています。
デザインもG-SHOCKは無骨で質実剛健をイメージし、プロトレックは機能性を追求したデザインがポイントです。
プロトレックで登山が変わる!山ファン必携のアイテム!

いかがでしたか。登山向けの腕時計として長い歴史をもつプロトレックは、厳しい自然環境を登山者と共に歩んでくれる相棒ともいうべきアイテムです。
豊富な機能と優れた耐久性を備えたプロトレックは非常に多彩なモデルをラインナップしています。
きっとピッタリなモデルが見つかることでしょう。