ゆりかごから火山まである!?「ロイヤル植物園」を歩いてみた【オーストラリア・メルボルン旅vol.3】 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

海外の旅

2024.07.21

ゆりかごから火山まである!?「ロイヤル植物園」を歩いてみた【オーストラリア・メルボルン旅vol.3】

ゆりかごから火山まである!?「ロイヤル植物園」を歩いてみた【オーストラリア・メルボルン旅vol.3】
旅先で「街歩き」とともにしたくなるのが、「市の中心部にある公園歩き」です。以前紹介したパースのキングスパークやダーウィンのバイセンテニアルパークもそうですが。(以下記事参照)。

そこになにげなく置かれたベンチや東屋でたたずんでいると、なんだかその街をよく知ったような気分になれます。…完全に「知ったかぶり」なんですけどね。笑

どうも。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。

メルボルン中心部を流れるヤラ川沿いを、ワケあって未明に歩いた【オーストラリア・メルボルン旅vol.1】

F1オーストラリアGPのサーキットを白昼堂々!合法的かつ無料で歩いてみた【オーストラリア・メルボルン旅vol.2】

というわけで今回の「メルボルン市民憩いの場」の紹介です!

さてメルボルンの市の中心部には様々な公園があります。たとえば「王立展示館」前の「カールトン庭園」は歩道や街路樹がほぼほぼシンメトリー(左右対称)に配置されたヨーロッパ風の見事な公園です。

一方、今回紹介するのは全然シンメトリーじゃない「ロイヤル植物園」。「侘び寂び」の世界を愛する私はこんな公園のほうがホッとします。

市の中心部であるフリンダースストリート駅からトラムと徒歩で約16分、すべて歩いても約23分とすぐそば!

入場は無料です! ただしゲートが9ヵ所あり、そこからしか入れないようです。しかも開園時間は一年中朝7時半で、閉園時間は南半球の夏場にあたる10月から3月までは19時半で、4月から9月は17時半という点に要注意。前に紹介した【メルボルン早朝…というか未明ウォーク】だと入れないですね。

どの入口のそばには地図があるはずなので一応撮影しておきましょうね。広い公園歩きの基本ですね!

もちろんどこから入ってもいいんですが、私は宿泊しているホテルの位置から「サザンゲート(南門)」から入園しました。

まずは「ビジターセンター(案内所)」に向かいます。一つ上に載せた地図の画像の上のほうです。

そして紙のマップをゲット! ところがこれがあとで大事件の発端に。涙

案内所の係員に見どころを聞きます。すると紙のマップの表紙を見せながら「これが最近人気ですよ。SNS映えするとかで。ちょっとゆりかごみたいでしょ?」とのこと。なるほどなるほど。ブランコとロッキングチェアとゆりかごのコラボレーションというかハイブリッドというかトランスフォーマーというか。…もっと優しい表現ないんか、私?

次に係員はこのマップを広げながら「ここの湖の周辺も人気ですね。あとこの火山!」…ふーん、火山。ってか火山! 火山って何よ? ここ市内の公園だよ?

と頭の中から疑問のマグマが噴出してきたのですが、「閉園まで1時間もないからちょっと急いでくださいね~」という声に後押しされて出発しましたよ。

確かにこれは「ゆりかご」だ!だが…

まずは一番近い「ゆりかごみたいな椅子」へ。「Fern Gully(シダの水路)」にあると聞いたのだけど、紙のマップの表紙写真にあるように大きなものではなく、また茂みの中にあるのでなかなか見つけられず。

それでもなんとか発見しましたよ。

正面から見るとこんな感じ。

でもこれ単体で見ると「巨大な虫かご」というか「食虫植物を模したオブジェ」にしかみえないじゃないですか(変かな、私の感覚)。これって素敵~とか思えないじゃないですか

というわけで同行者もいないので10秒タイマー機能を使って自撮りすることにしました。だけど…。

まずは「ゆりかごらしく」完全に寝転べってみたんですけど…顔、映りませんわな。あとズボンならまだしもスカート履いてたら絶対にマネできないアングル。

というわけで顔を見せるためにちょっと起き上がってみました。

でも「腹筋が足りなくて自力でカラダをおこせないお年寄り」にしか見えない。

カラダを起こしてアンニュイな感じで撮ってみようと思ったのがこれ。でも被写体がオヤジゆえに全然かわいくならず…。

というわけでアングルを変えてみました!

思い詰めたオヤジにしか見えない…。

やっぱり旅には相棒がいたほうがいいですね。いっしょに旅する家族や友人でもいいし、【パース旅】シリーズで描いたメディアチームのようなある意味「寄せ集め」でもいいし、たまたまその場で意気投合した人でもいいし。「旅は道連れ」とはよく言ったものです。

で、揺れる心を置き去りにしながらスゴスゴと退散したのですが…原稿を書いている今、気づきましたよ。「紙のマップの表紙にあるように靴を脱いで斜め上から撮るのがいいじゃん!」と。…昔から他人の言うことを聞かず、失敗ばかりしている私です。

どなたかSNS映えする写真を私の代わりにリベンジしてくださいな。

橋あり、小屋あり、ベンチあり。安心の「湖」

次の目的地は「湖」周辺です。今回の「三大目的地」の中で「ゆりかご」でも「火山」でもない、唯一普通の場所。で、ここがいいんですわ。

こんなかわいい橋があったり。

ちょっと立派な橋があったり。

木道があったり。

木道があるだけでその場所の好感度が2割増しくらいになるのは「ハイキング・トレッキング愛好家」の「あるある」ですね。

東屋(あずまや)もあったり。

「居合わせた人とどうぞおしゃべりしてくださいね」とでも言いたげに、向かい合わせに置かれた椅子が好きです。

ベンチもあり。

ちなみに私はこういう温かいような物悲しいようなベンチがあるとつい写真を撮りたくなります。ベンチフェチ。笑

パース旅vo.2】で紹介したボトルブラシの一種かな? クリーム色のは初めて見た気がします。

有料の園内バスもあります。あと湖に浮かぶ小舟で優雅に舟遊びもできます。

まあ、湖はどこも安定した良さがありますね。どこに行っても外れないというか。

でも市の中心部から徒歩で23分にこんな優雅な公園があって! …と言いながらじつは東京の日比谷公園なんて東京駅から徒歩4分。今度一時帰国したときにゆっくり行ってみようと思いました。

そしていよいよ火山に登頂!

そしていよいよ、今回の散策でいちばん「謎」度が高い「火山」に向かいます。改めて地図を見ると確かに「Guilfoyle’s Volcano(ギルフォイルの火山)」とあります。「ギルフォイル」はメルボルンにゆかりのある人の名前かなにかだと思います。

その「火山」の手前になぜかサボテンの群れ。

まあ、ここは植物園で「北アメリカの乾燥地帯」というエリアがあっても不思議はないですが、異世界感が半端ないですね。夕陽が当たる時間帯にベンチに腰掛けて眺めたら良さそうに思いました。

と余裕をかましていますが…いよいよ「火山」の登場です。このサボテン地帯からそちらの方向に目を向けると…。

緩やかな階段が見えてきました。

ここもサボテンなどの乾燥気候を好みそうな植物たち。

階段の先にはなだらかならせん状のスロープ。

緩やかな階段となだらかなスロープ。だがその先に待ち受けているのは…。

山頂部分は「火山」という名称とは程遠い心地よい「池」でした。

どうやら円すい台の形状を「火山」に見立てただけのようです。笑

でも夏の夕陽を浴びる時間とかだと「火山」感を愉しめそうな気がします。

さてさて宿泊していたホテルもこのロイヤル植物園のすぐそばなので、サクッと紹介しましょうかね。「ユナイテッドプレイシスホテルボタニックガーデンズ(United Places Hotel Botanic Gardens)」です(名前にちゃんと「ボタニックガーデンズ」って入っていますね。笑)

客室数12の小さなブティックホテルです。翌朝からスタートする世界各国からのジャーナリストを集めたプレスツアーの前日に泊まったのですが、私にあてがわれたのはなんと2ベッドルームの広い部屋。

玄関から見たダイニング方面。その向こうがリビング。

2つあるベッドルーム。ちょっと迷ったけどやっぱりメインを使用。

一瞬「どうせなら両方使っちゃう?」というよこしまな考えが頭に浮かんだけど、ベッドメイキングの方のお仕事を増やすだけだと思いとどまりましたよ。

この2ベッドルームの部屋にはバルコニーと並んでバスタブが!

日本の温泉の「客室露天風呂」的で、通りの向こうの植物園の風景を眺めながら優雅に風呂に入りましたよ。とはいえそれなりに人通りもあり、夜中に電気をつけて入ったら丸見えですね。笑

豪華すぎるところに泊めてもらうと申し訳ない気持ちになる私です。にんげんだもの。

でも拒否はしません。大歓迎です。にんげんだもの。

世界は愉快!

オーストラリア政府観光局
https://www.australia.com/ja-jp

ビクトリア州政府観光局
https://jp.visitmelbourne.com/

ユナイテッドプレイシスホテルボタニックガーデンズ(United Places Hotel Botanic Gardens)
https://www.marriott.com/en-us/hotels/melwh-w-melbourne/overview/

私が書きました!
オーストラリア在住ライター
(海外書き人クラブ)
柳沢有紀夫
1999年からオーストラリア・ブリスベン在住に在住。オーストラリア関連の書籍以外にも『値段から世界が見える!』(朝日新書)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』(新潮文庫)、『日本語でどづぞ』(中経の文庫)、『世界ノ怖イ話』(角川つばさ文庫)など著作も多数。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」のお世話係

 

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