みんな大好きな茄子!ナス!なす! 夏から秋に向かってがもっともおいしい季節ですよね。なすはおかずとしても美味しいのですが、ビールやワイン、日本酒などのおつまみとしても最高です!キャンプシーンでもおうちでも楽しめる、なすを使った絶品おつまみレシピを7品ご紹介します。
目次
白ワインと最高!「秋ナスのたたき」

白ワインとの相性がいいおつまみです。ナスのとろりとした食感とうまみを味わうことができます。
材料はこちら!
- ナス 3本
- 強力粉 大さじ1(なければ薄力粉でも可)
- 揚げ油 適量
- ニンニク 1かけ
- 小ネギの青い部分 2本分
- ミョウガ 1つ
- かつお節 ひとつかみ
- しょうゆ 適量(大さじ1程度ですがお好みで)
作り方
【1】ニンニクは薄くスライス。ミョウガは根元を少し切り落としてから縦半分にし、千切り。小ネギは小口切りにしておきます。
【2】ナスはヘタを切り落とし、厚さ1.5〜2センチほどの輪切りにします。はじの部分は、浅く十字に切り込みを入れます。ナスは油を多く吸いますが、厚めに切る事で油っこくなりすぎず、ナスのとろりとした食感とうまみを味わうことができます。
【3】切り口にしっかりと強力粉をまぶします。強力粉をまぶすことで外側がカリっと仕上がります。
【4】スキレットに油を注ぎ、十分に油の温度が上がったら粉をまぶしたナスを入れ、片面ずつこんがり色づくまで揚げます。
【5】揚がったらバットなどにあげ、余分な油を落とします。油の量はナスが半分浸かる程度で大丈夫。注意点は、温度が低い状態で揚げ始めると、余計な油分を吸い込みすぎてカリッと揚がりません。
【6】お皿にナスを並べたら醤油をまわしかけ、かつお節、小ネギをちらし、横にスライスしたニンニクと千切りのミョウガを添えて完成です。ニンニクとミョウガはお好みで載せて食べましょう。
参考記事:キャンプにおすすめ「秋ナスのたたき」✕白ワインの絶品ペアリング
水ナスの塩麹漬け
青森生まれ、東京育ち。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のメニュー監修やレシピ開発、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を不定期開催。
水ナスは紫色でやや長めの卵形のナス。皮が柔らかく、水分をたっぷり含んでいて、生でも食べられます。浅漬け用として最適といわれるこの水ナスを、塩麹で漬けました。キャンプ場へ移動している間に、いい塩加減にできあがります。
材料はこちら!
- 水ナス 2本
- 新ショウガ 1片
- 塩麹 大さじ1
- 酢 小さじ1
- 刻み昆布 ひとつまみ
※刻み昆布がないときは、出汁用昆布を切ればオーケー。太めでも問題なし!
作り方
【1】新ショウガを千切りにする。
【2】水ナスはヘタを切り落とし、十字の切り込みを入れて手で割く。
【3】袋に水ナスと新ショウガ、塩麹、酢、刻み昆布を入れて袋の上から揉む。
【4】袋の空気を抜き、30分ほど漬けたら完成。お好みで青シソやカツオ節を振って召し上がれ!
水ナスは手で割いて、味が染みやすいようにします。すぐに食べたいときには、水ナスを小さめに割いて漬ける、長めに漬けるときには大きめに割いて漬けるといいですよ。お皿に盛るときに食べやすいサイズにしてどうぞ。
参考記事:家で漬けてキャンプ場に着くころにはいい塩加減になる「水ナスの塩麹漬け」
焼きなすの生ハム巻き
料理のみならず空間までデザインするケータリングを得意とし、キャンプウェディングも手がける。雑誌等でも活躍。著書に『大人もサンドイッチ』(グラフィック社)など。
丸ごと真っ黒焦げに焼いて皮をむいた焼きなすは和食の定番ですが、趣向を凝らし、生ハムでくるりと巻いてひと味違う美味しさに。
材料はこちら!(2人分)
- なす 2本
- 生ハム 2枚
- 黒胡椒 少々
- オリーブオイル 適量
作り方
【1】焼き網になすを丸ごとのせて、弱火で表面全体が黒くなるまで焼く。

全身真っ黒に焦げ、しわしわになるまで焦らずじっくり焼くのがコツ。皮がするんとむける。
【2】 粗熱がとれたら皮をむき、ヘタを切り取る。
【3】 生ハムを広げてバットに置き、なすを斜めにのせて、くるくる巻く。ひと口大に切り、黒胡椒、オリーブオイルをかける。

生ハムは塩気、旨みともに強いので、1枚巻くだけで十分。なすを斜めにして均等に巻き上げる。
参考記事:ほろ酔いでもサクっと作れる!日本酒と相性抜群のアウトドアおつまみ5選
「なんちゃってキャビア」茄子のディップ
青森生まれ、東京育ち。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のメニュー監修やレシピ開発、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を不定期開催。
このメニューはフランスのデリのなかで見つけたひとつです。茄子の種のツブツブ、コクのある味わいから、「茄子のなんちゃってキャビア」と呼ばれている茄子のディップです。秋は、夏とはまた違った茄子の味わいが楽しめる季節。キャビアの味がするか(!?) ぜひ試してみてください。
材料はこちら!
- 茄子 2本
- アンチョビ 2枚
- ニンニク 1片
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 適量
- トマトやオリーブなど 適量
作り方
【1】茄子は皮を剥きやすいように、縦に6本くらい包丁で浅く切り目をいれておく。
【2】焼き茄子を作る。皮全体が真っ黒になるまで、焼き網などでまんべんなく焼く。
【3】水にさらさずに、手で触れるくらいになったら皮をむき、包丁で粗く刻む。茄子から出てくる水分も旨味のもとなので捨てずにとっておく。
【4】フライパンにみじん切りにしたニンニク、オリーブオイルを入れ火にかける。ニンニクのいい香りがしてきたら刻んだアンチョビと茄子も入れ、水分を飛ばすように炒める(茄子から出た水分がある場合もここで加える)。ねっとりしてきたら塩で味をととのえ完成。
焼いたバケットとトマトやオリーブなど、お好きなものと一緒にどうぞ。お酒がすきな方は、そのままちびちび食べるのもおすすめ。前日に作っておいてキャンプ場に持っていくのもいいですね。
参考記事:フランスで見つけた「なんちゃってキャビア」茄子のディップ
炭火で作る焼き茄子の薬膳サラダ

さまざまな食感の違いを楽しめるアウトドアサラダです。

茄子を始め、トマトやトウモロコシを使ったサラダをご紹介します。これらの野菜には、身体の熱を冷ます効果があります。疲労回復の効果がある豚肉を一緒に調理することで、夏バテ防止にもなりますよ。
材料(4人前)はこちら!
- 茄子 2本
- トウモロコシ 1本
- トマト 1個
- 焼肉用豚肉 5枚
- 大葉 3枚
- 塩胡椒 適量
- オリーブオイル 小さじ1
- ポン酢 小さじ1
- 醤油 大さじ1ほど
味付けはお好みでかまいません。ごまダレを利用したり、冷やし中華のタレで和えたりしても美味しくできます。アウトドア用のミックススパイスも、パンチのある仕上がりになるのでおすすめです。
作り方
【1】火起こしをして、茄子と皮をむいたトウモロコシを炭焼きにします。

トウモロコシは皮つきのまま蒸し焼きにしても、甘みが凝縮されて美味しいですよ。今回は醤油を塗るので皮をむいたトウモロコシを使用します。
【2】茄子はときどき裏表を返しながら、全面に焼き色をつけていきます。トングで持った時に潰れるくらいの柔らかさになったら、中まで火が入った証拠です。

皮を焦がし過ぎないように注意しましょう。
【3】茄子の皮は、ヘタの部分から手で持ち上げるようにしながらむいていきます。

むきにくかったり、皮が残ってしまった場合はキッチンハサミや包丁を利用して取り除きましょう。
【4】茄子の皮は、ヘタの部分を残して全てむきます。

皮をむく際は、火傷に注意しながら作業をしましょう。
【5】トウモロコシは、表面にハケで醤油を何度か塗りながら焼きます。コロコロと転がしながら、全面しっかり焼きましょう。

醤油を塗った部分は焦げやすいので、気をつけましょう!
【6】全体にこんがりと焦げ目がついたら焼き上がりです。

このままガブッと豪快に食べても美味しいですよ!
【7】実と軸の間に包丁を入れて、実をそぎ落とします。

トウモロコシが熱い場合は、トングでつまみながら作業しましょう。
【8】豚肉は、塩胡椒をして炭で両面を焼きます。

脂の少ないモモ肉やロース肉を使うと美味しく仕上がりますよ。
【9】トマトは角切り、大葉は千切りにします。

さわやかな香りが特徴の大葉は、気分をスッキリさせる効果があります。
【10】ボウルに棒状に切った豚肉、トマト、大葉を入れます。

豚肉は繊維に逆らうように切ると、食感が柔らかくなりますよ。
【11】包丁でそぎ取ったトウモロコシの実と茄子を入れ、塩胡椒、オリーブオイル、ポン酢で味を整えます。器に盛り付けて完成です。

味付けには、アウトドア用スパイスを使っても美味しくできます。
焼きトウモロコシの香ばしい味と、とろりとした茄子の食感が味わえるサラダです。炭火で加熱するだけで作れるので、BBQの残り火で作ってもいいですね。なお、冷やすとさっぱりと食べられて、さらに美味しさがアップします!
参考記事:夏バテ知らずでキャンプを満喫!炭火で作る焼き茄子の薬膳サラダレシピ
豚しゃぶと茄子の南蛮漬け

豚肉と、漬けダレの味をたっぷり染み込んだ茄子は、おつまみにもご飯のおかずとしても最高に美味しい1品です。常備菜として作って持っていくのがおすすめ。
材料(2〜3人前)はこちら!
- 豚こま肉 200g
- 茄子 1本
- ピーマン 2本
- ごま油 適量
<漬けダレ>
- 水 150cc
- 米酢 大さじ3
- 醤油 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- 白炒りごま 大さじ1
作り方
【1】茄子は乱切りにして、水に15分ほどさらしてあく抜きをします。ピーマンは中の種を取り除き、食べやすい大きさに切ります。
【2】フライパンにごま油をひき、ピーマンを炒めます。少ししんなりしたら引き上げます。

皮がポコポコと膨らんできたら、引き上げるタイミングです。
【3】茄子も同じようにフライパンで柔らかくなるまで焼きます。油が足りないようなら、途中ごま油を足しながら加熱しましょう。

はじめは皮面を上にして焼くことで、皮の色移りを防ぐことができます。
【4】鍋に湯を沸かし、豚肉を茹でます。肉の赤みがなくなったら、ザルに引き上げます。

茹ですぎると肉の食感が固くなってしまうので注意しましょう。
【5】用意した漬けダレの中に、ピーマン、茄子、豚肉を入れて半日ほど味を染み込ませたら完成です。

水分があるので、持ち運ぶ際の汁もれに気をつけましょう。
参考記事:現地での調理時間が短くなる!キャンプにオススメの常備菜レシピ!
オーブン要らずの秋ナスミートグラタン

美味しい「秋ナス」を使って、「秋ナスミートグラタン」を作っていきます。オーブンを使わないので、キャンプでもおすすめの料理です!
材料(3〜4人分)はこちら!

市販のミートソースにさらにひき肉を足します!
- ナス・・・3個
- 玉ねぎ・・・1個
- 合いびき肉・・・300g
- ミートソース・・・1パック
- チーズ・・・100g
- チューブのにんにく・・・3cm
- アウトドアスパイスほりにし(塩コショウなどで可)・・・適量
- 赤ワイン・・・30mlぐらい
- オリーブオイル適量
作り方
【1】ナスは半月切り、玉ねぎをみじん切りにします。(ナスを切ってすぐに熱を加える場合は、アク抜きしなくても大丈夫です。特に、今回のようにミートソースで煮込む場合は、変色やえぐみも気にならないのでアク抜き不要ですよ)

ナスはお好きな切り方でOK。
2.スキレットを中火に熱して、オリーブオイルとチューブのにんにくを入れます。

スキレットを使って作っていきます。サイズは8インチです。
【3】玉ねぎと合いびき肉を炒めて、アウトドアスパイスほりにしを振ります。(塩コショウでも可)。その後ナスを加えて炒めます。

ナスを投入!
【4】ミートソースを入れます。

市販のミートソースが便利。
【5】赤ワインを入れ、フタをして10分ほど弱火で煮込みます。

フタがない場合はアルミホイルをかぶせてもOK。
【6】チーズを入れて、溶ける程度に2~3分煮込みます。

チーズ投入!
【7】ガストーチでチーズを炙って焦がしたら完成です!

ガストーチ登場!
家庭ではオーブンやトースターなどで焼いてチーズを焦がしますが、キャンプではガストーチが活躍!程よくついた焦げ目がとても美味しそうですよね!(ガストーチを使う際は、周りに燃えるものが無いか確認してください。)
参考記事:キャンプにおすすめ!オーブン要らずの秋ナスミートグラタン
なすのおいしさをおつまみとして楽しめるメニューをご紹介しました。ぜひキャンプシーンだけでなく、ご家庭でも挑戦してみてくださいね。