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シーズニングの必要性って?方法や注意点をチェックしよう

2022.09.10

ダッチオーブンやスキレットなどの調理器具を買ったら、シーズニングで手入れをしましょう。これからシーズニングを始める人に、やり方や注意点を解説します。シーズニングの重要性や方法をしっかりと理解し、調理器具を長持ちさせましょう。

シーズニングとは

そもそも、シーズニングとは何を指す言葉なのでしょうか。シーズニングの意味や必要性を解説します。

シーズニングの2つの意味

一般的に『シーズニング』には、2つの意味があります。

一つは、粉末の混合調味料を指す言葉です。シーズニングソルトやハーブソルトなどが代表例で、さまざまな料理の味付けができるのが特徴です。

どちらかというと、この意味で聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

もう一つは、鉄製のフライパンやスキレットに油をコーティングする作業です。

鉄は放っておくとさびてしまうので、長持ちさせるには油を表面にコーティングして酸化を防ぐことが重要です。この記事で解説しているのは、調味料ではなく調理器具の手入れとしてのシーズニングです。

シーズニングの必要性

新品のダッチオーブンやスキレットにはもともと、さびを防止するワックスが塗られています。

しかし、シーズニングではあえて一度ワックスを落とし、新たに油の膜を張ります。もともとのワックスが塗られたまま調理をすると、せっかくの料理に臭いが付いてしまい、台無しになってしまいます。

シーズニングをせずにダッチオーブンやスキレットを洗って放置すると、一晩でさびだらけになってしまうため、シーズニングは重要です。シーズニングは一回だけでなく、定期的に行なうことで調理器具が長持ちします。

なお、アルマイト加工が施されている調理器具には、シーズニングは必要ありません。

シーズニングの方法

シーズニングの具体的な方法を解説します。手順を理解したら、実際に試してみましょう。

洗剤でワックスを落とす

新品のフライパンやスキレットを買ったら、8分目くらいまで水を張って、40度C前後になるまで加熱しましょう。水を張ることで、ワックスが落としやすくなります。

お湯が用意できたら、たわしに少量の洗剤を含ませ、本体を洗っていきます。内側や外側、取っ手も含めてくまなく洗いましょう。鍋を傷つける恐れがあるため、金属製のたわしはNGです。

洗い終わったら、よく流します。なお、2回目以降のお手入れ時には、洗剤は不要です。

空焼き後に油を塗る

洗い終わったら、鍋を空焼きして水分を飛ばします。いきなり加熱するのではなく、ゆっくりと加熱するのがポイントです。

鍋から白い煙が出ますが、これはワックスが焼かれているサインです。そのまま加熱を続けると、やがて煙が治まり鍋全体が黒っぽくなります。

空焼き後は、キッチンペーパーにオリーブオイルを含ませ、冷めないうちに鍋に塗りましょう。裏面と持ち手にも塗りますが、裏面は火を当てるので最後に塗るのがおすすめです。

油を塗り終わったら、手で触れる温度になるまで冷まして再度ゆっくり加熱します。加熱後はまた同じ作業を3〜4回繰り返しましょう。

くず野菜をいためる

シーズニング直後は、鍋に鉄の臭さが残っている場合があります。これを消すために、くず野菜をいためましょう。目安は野菜が多少焦げるまでです。

使うくず野菜は、香りがある根菜類が良いといわれています。スキレットは、調理の度に油の膜が形成されて、より使いやすくなる特徴があります。くず野菜をいためる作業も、スキレットを鍛える効果が期待できるでしょう。

仕上げに油を塗る

野菜をいため終わったら、最後にもう一度油を塗ります。その後の加熱は不要で、そのまま鍋が冷めたらシーズニングは完了です。

シーズニング後は、保管場所にも注意しましょう。おすすめは、通気性の良い場所で新聞紙に包んでの保管です。

新聞紙は余分な湿気を取ってくれる効果があるといわれています。また、キャンプに持っていくときも他のキャンプギアに油が付着してしまうことも防げます。

シーズニングの注意点

シーズニングの工程はシンプルですが、いくつか注意点もあります。上手にシーズニングをするためには、以下の内容を押さえておくことが大切です。

油を塗り過ぎない

油を塗る際には、塗り過ぎに注意です。油を厚く塗り過ぎると、油自体が酸化して固まりになってしまいます。

また、べったりと塗るとムラができやすく、うまく効果が見込めないことも考えられます。

油を塗るときはキッチンペーパーによくなじませ、表面を薄く均等に塗るのがコツです。なお、水が十分に飛んでいない状態で油を塗るとさびの原因になるので、水分をきちんと飛ばしてから油を塗るのもポイントです。

急な温度変化に気を付けて

スキレットはガラスと同じで、急激な温度変化に弱い性質を持っています。そのため、熱した後に水をかけて急激に冷ますと、ひび割れの原因につながります。

自然に冷めるのを待つのは、じれったいかもしれませんが、待っている間は他の作業をするなど時間をかけて冷ますことが大切です。

また、落下でもひびが入る可能性もあるので、スキレットの扱いには注意しましょう。

まとめ

シーズニングとは、鍋に油をコーティングして長持ちさせる作業のことです。新品の鍋には酸化防止のワックスが塗ってありますが、料理に臭いが付く原因になるので新品の鍋にもシーズニングをしましょう。

スキレットは急激な温度変化に弱いので、冷ますときには注意が必要です。保管場所は湿気が少なく、通気性の良いところがおすすめです。しっかりとシーズニングを行ない、長持ちさせましょう。

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