キャンプ料理にも普段使いにも! 万能過ぎるFINEXのキャスト・アイロン・スキレット | 調理器具・食器 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

キャンプ料理にも普段使いにも! 万能過ぎるFINEXのキャスト・アイロン・スキレット

2022.05.27

キャスト・アイロン(鋳鉄)のフライパンは「スキレット」と呼ばれ、ダッチオーブンと共にアメリカでは伝統的に親しまれている調理器具。その頑丈でびくともしない構造から、アウトドアで大活躍だ。長年キャンピング界をにぎわせていたが、近年はレストランや家庭でも取り入れられるようになり、グルメ誌が特集するほど人気を博している。伝統を残しつつもデザイン性、機能性をアップさせた商品も続々登場。実際の使い心地を紹介しよう。

普段の料理までおいしくする秘密とは?

プライバシーの確保された各テントサイトにファイヤーピット(炉)があり、各自調理ができるようになっている。シンプルな食事を楽しむのが西海岸流。目の前の大自然が、おいしさをますます引き立てる。

西海岸では車を30分も走らせれば、水と緑、巨岩に囲まれた広大な国立公園、州立公園が広がり、キャンプ場も豊富。しかも、日本と比べてリーズナブル。

アメリカ都市部のレストランで流行する「スキレット料理」。それが食通たちに注目され、家庭でもその味が再現されるようになったのは、ここ数年ほどの話だ。キャンプ場にスキレットを持ち込み、炭や薪の直火でじっくり焼いた肉や野菜の味は格別。「アウトドアだけでなく普段の料理で使うのがおしゃれ」と、常備するアメリカの家庭は少なくない。

スキレットを使うことでいつもの料理のおいしさが増すのはなぜか。鋳鉄のスキレットはいったん熱くなれば冷めにくく、じっくりと調理ができ、食材に均等に火が通るので、うま味が凝縮されるのである。わが家ではプロも多く使用するというアメリカ発のブランド「FINEX(フィネックス/ファイネックス)」のものを購入。もともとアメリカ西海岸、オレゴン州ポートランドで創業した歴史を持つ。アウトドアの中心地と言える場所であり、サステナブルな取り組みに熱心、職人文化が根付くことでも知られる土地柄だ。持ち手が熱くなり過ぎないように巻かれたコイルが特徴的なデザインは、スタイリッシュと評判。ずっしりと重みを持ち、価格はサイズによって、150ドルから270ドル(2022年5月時点、およそ21,000円~37,800円)となっている。値段もそれなりにするが、一生モノとの呼び声は高い。ウェブサイトは一生どころか「世代を超えて」とまでうたう。一度持てば買い替えの必要のない、SDGsの精神にかなったアイテムのひとつと言えよう。

多彩な調理に対応し、使い勝手は抜群!

ファイネックス社製のスキレット。10インチのサイズで重さ3キロほど。

では、具体的に何に使えるか。まず、肉を焼く場合。スキレット全体が熱くなるまで、なかなかの時間を要するが、いざ肉を焼き始めるとスムーズという印象がある。ひっくり返すときもくっつかずに、きれいな焼き色が付く。この「くっつきにくさ」は、FINEXの売りでもある。分厚いステーキ肉もゆっくり火が通り、キャンプ場のファイヤーピットに置いても安定感が違う極厚のボディー。野外でもダメージを気にして調理をする必要はない。

何よりすごいのが、アウトドアで調理するおいしさが家庭で再現できること。焼く以外に、炒めても、煮ても、揚げても、蒸しても良し。特に10インチの深型タイプのスキレットは、オールマイティーの優秀キッチンツールだ。コンロで使って、そのままオーブンに入れられるのも便利。たとえばグラタンやドリアを作るにしても、スキレットごと食卓に出せる。別売りのふたを購入すれば、ご飯も炊けるし、お菓子やパン作りにも使える用途の幅の広さが魅力だ。パンケーキやお好み焼きはふっくら、餃子もジューシーに焼ける。

テフロン加工のフライパンと違って、肉や野菜を焼きながらナイフでカットという荒ワザもスキレットなら可能。また、八角形の形状から、パスタなどの盛り付け時、どの角度からもこぼさずに皿へ直接注いで移すことができる。ちょっとした時間と手間、洗い物を省けるのはうれしいポイントだ。

わが家の朝の定番キャンプ飯。スキレットでベーコンをこんがり焼いてから、その脂で卵と野菜を調理。さらにイングリッシュマフィンも投入し、全てのうま味が染み込んだトーストに仕上げる。

手入れの方法は意外と簡単

スキレットは、表面を油でコーティングしてから保管。

中華鍋を使ったことがある方は、同じ方法で手入れできるので、あまり抵抗がないかもしれない。調理後は、たわしなどを使って汚れを取る。くっつきにくくできているので、きれいにするのは難しくない。水ですすいだら、少々煙が出るまで熱して水分を完全に飛ばす。そして、油をうっすらと全体に塗ってさび止めを。これを、「シーズニング」と言う。ちなみに、わが家では調理面をまず刷毛で塗り、その油をペーパータオルで取って、全体に広げていく方法を取っている。

4年間、キャンピングで、そして家庭で、日常的に使い込んできたスキレットは、当初のブロンズ色から変化し、今はつやつやと黒光りしている。いったんしまい込むと出し入れが面倒なので、わが家ではコンロ台の上に出しっ放しだが問題なし。壁などに引っ掛けられるように、持ち手の先に穴があるのも便利だ。ちなみに、スキレットのほかには、溝が付いて肉や魚の脂を落としながら焼ける12インチのグリルパン、煮込み料理に活躍する5クオートのダッチオーブン、ちょっとしたタレ作りなどに使える1クオートのソースポットも同じブランドでそろえ、愛用している。

料理好き、アウトドア好きの家庭なら、これから始まるキャンプ・シーズンに向け、スキレットを購入してみて損はないだろう。就職祝い、引っ越し祝い、母の日や父の日のギフトにしても喜ばれそうだ。なお、FINEX商品の一部は日本でもオンラインなどで購入できるので、「FINEX スキレット」で検索してみて欲しい。

家からキャンプ場に持ち込む3点セット。右からスキレット、ダッチオーブン、グリルパン。これで焼き、煮込み、どんな調理にも対応。

煙を気にせず、グリルパンで豪快に塊肉のバーベキュー。これぞアウトドア、キャンプ飯の醍醐味。

フィネックス

キャストアイアン スキレット(蓋無)8インチ S8-10001

材質 鋳鉄
ブランド フィネックス
直径 22 センチメートル
色 ブラック///ホワイト
商品寸法 (長さx幅x高さ) 5.1 x 5.1 x 5.1 cm


FINEX公式ウェブサイト(英語)https://finexusa.com

私が書きました!
アメリカ・シアトル在住エディター/ライター(海外書き人クラブ)
ハントシンガー典子
米シアトル在住。エディター歴20年以上。現地の日系タウン誌編集長職に10年以上。「サライ.jp」など日米のメディアで多数の記事を執筆・寄稿する傍ら、米企業ウェブサイトを中心に翻訳・コピーライティング業にも従事する文筆家兼翻訳家でもある。海外在住日本人ライター集団「海外書き人クラブ」(https://www.kaigaikakibito.com/)会員。
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