アウトドア情報誌『BE-PAL』(2026年6月号)に掲載された記事やアウトドアライターによるレポートから、おすすめの屋久島のスポットを解説する。雄大な自然や絶景はもちろん、野生動物、植物など、屋久島の魅力を満喫しよう。屋久島を訪れたら味わいたい、海鮮や山菜といった名産も必見!
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水がきれいでコケがいっぱい!「蛇之口滝」ハイキング
標高約500mに位置する蛇之口滝。道中では、光がコケと清流を照らす絶景が楽しめる。
(BE-PAL 2026年6月号より)
コケや動物たちを観察しながらハイキング

通常コースタイムは往復3~4時間だが、観察しながらゆっくり進む場合は最低6~7時間は見ておいたほうがいい。途中ワイルドな道もあるので、危険を感じたら引き返そう。ガイドさんを頼むのもアリ!


2時間もすると辺り一面コケの世界に突入する。

ヤクシマザルも出現。

屋久島のハイキングでは基本的には煮沸不要で清流の水は飲めるといわれている。水の心配が要らないのはありがたい。

撮影/大作晃一、地図/MORISON
▼参考記事
もののけ姫の舞台と絶景!「白谷雲水峡&太鼓岩」ハイキング
映画『もののけ姫』の舞台ともいわれる白谷雲水峡や、太鼓岩からの眺めは壮観。人も多く、安心してハイキングできる。
(BE-PAL 2026年6月号より)
コケの有名なエリア&目的地が無限に湧き出る眺め

コケ狙いならまず候補に上がる白谷雲水峡。さすが有名なだけあって、立ち止まって長居はできない雰囲気。太鼓岩からの眺めは一見の価値ありだ。

コケが良い雰囲気の川を渡る。人が多いので不安感がなく、自動的に前進できる。
撮影/大作晃一
▼参考記事
ヤクシカやヤクザルも!動物がいっぱいの「西部林道」
もののけ姫の中にいるような気分になれる西部林道。ヤクシカやヤクザルの群れに出会え、非日常がすぐ目の前にある。
(BE-PAL 2026年6月号より)
動物に出会える西部林道を散策

ヤクシカやヤクザルの群れに絶対に遭遇したいなら西部林道の散策がおすすめ! 車道沿いにも動物がたくさんいて、登山装備がなくても楽しめる。

ガジュマルの巨木。ガイドさんに案内してもらうと原生林を満喫できる。
撮影/大作晃一
▼参考記事
九州最高峰!百名山にも選ばれる「宮之浦岳」
屋久島の中で一番高い、標高1936mを誇る宮之浦岳。九州最高峰であり、日本百名山にも選ばれている。その山行の魅力をアウトドアライター・Toshiさんに紹介してもらった。
屋久杉・湿原・独特な岩の景観などを楽しみながら山頂へ

1日目は、フェリーで鹿児島港から宮之浦港へ移動。その後バスで登山口に向かい、最寄りの山小屋に宿泊した。2日目には旅のハイライトである宮之浦岳へ。

宮之浦港からバスで揺られること1時間ほど。登山口最寄りの「紀元杉」というバス停で降りる。
バス停の名前通り、紀元杉と呼ばれる推定樹齢3000年の屋久杉が出迎えてくれる。これを見るだけでも来る価値があると言えるほど、印象に残る屋久杉だ。

2日目は、まだ日が昇る前に小屋を出発。木の根や段差に気を付けながら着実に進んでいく。

小花之江河と花之江河は、標高1600mを超える場所にある高層湿原。一気に視界が開ける気持ちのよい空間だ。

湿地帯を過ぎて、さらに標高を上げていくと独特な花崗岩の景観を見ることができる。

その後、さらに進むと山頂へ到着。山頂からは海が見え、島の一番高い場所に来たことを実感できる。私が訪れた日は好天に恵まれ、口永良部島と種子島、開聞岳まで見ることができた。

宮之浦岳の山頂から西側には、屋久島で2番目の標高1886mを誇る永田岳を見ることができる。
▼参考記事
雄大さを全身で感じられる「大川の滝」
日本の滝100選に選ばれている大川の滝は、落差88mと九州一の高さを誇る。その魅力を旅する主夫ライターさんに教えてもらった。
豪快に流れ落ちる大川の滝

大川(おおこ)の滝は鹿児島県屋久島町にあり、標高約2,000mの宮之浦岳から流れる落差88mの滝。1990年に環境庁(現:環境省)と林野庁の後援のもと選定された、日本を代表する100の滝(日本の滝100選)にも選ばれている。
「大川の滝」バス停からは徒歩約5分で到着。バスの終点のため、最終便に乗り遅れた場合は取り残される危険も。街灯の少ない屋久島の夜は真っ暗闇。くれぐれも時間管理には注意しよう。

「屋久島は月のうち、三十五日は雨」と表現されるほど降水量の多い屋久島。この降水量が圧倒的な水量をもたらしている。また、写真のように間近で観察できるのも大川の滝の魅力。ここまで近づける滝はそうない。
▼参考記事
山岳信仰の島ならではのパワースポット「牛床詣所」
屋久島で古くから伝わる山岳信仰の場。安全などを祈願する石塔が奉納されている。
山からの帰りを待つ山岳信仰の聖地

屋久島は宮之浦岳をはじめとする険しい山が多く、古くから山岳信仰の島。数十年前まで山は女人禁制だったため、男たちの帰りをこの場で待った。安全祈願などの約60基の石塔が奉納されている。
▼参考記事
屋久島名産も必見!海鮮から山菜、果物まで
屋久島の魅力といえば、食べ物も見逃せない。山菜や新鮮な魚はもちろん、野菜・果物も美味だ。
(BE-PAL 2026年6月号より)
トビウオの刺身

トビウオの刺身と屋久島産の三岳。このセットは神!
タンカン

2~3月の屋久島名産タンカン。皮は両サイドからむこう。
撮影/大作晃一
▼参考記事
山菜

フカノキ〈ウコギ科〉。葉っぱの部分が小さくて不思議な形の新芽だ。

ハンダマ(水前寺菜、金時草)〈キク科〉。各地で愛される伝統野菜。畑から逃げ出したのか、しばしば野良のハンダマも見かける。

フカノキの新芽は"山菜の女王"ことコシアブラのような香りにほろ苦さもあり、天ぷらにすると苦みが和らぐ。
青パパイヤ

庭先に植えているお宅も多い青パパイヤ。屋久島では野菜として食べられている。

カレースープに入れると冬瓜のような味と食感でクセになる。
撮影/大作晃一
▼参考記事









