暑い夏には滝を見て心も体もリフレッシュ!
アウトドアが好きな方は1年を通して楽しみたいものですが、暑い夏に登山やキャンプをするのはしんどいのも確か。そこで、夏にぴったりのアウトドアとしておすすめなのが滝巡り。
豪快な水しぶきやマイナスイオンを浴びて、夏の暑さやストレスを吹き飛ばしましょう!
日本の滝100選にも選ばれる大川の滝
大川(おおこ)の滝は鹿児島県屋久島町にあり、標高約2,000mの宮之浦岳から流れる落差88mの滝。1990年に環境庁(現:環境省)と林野庁の後援のもと選定された、日本を代表する100の滝(日本の滝100選)にも選ばれています。
余談ですが、「華厳の滝(栃木県)」、「袋田の滝(茨城県)」、「那智の滝(和歌山県)」の3つの滝が、一般的に日本三大瀑布とされています。
アクセス方法
鹿児島県の南部に位置し美しい自然が残る屋久島は、面積の約21%がユネスコの世界遺産に登録されています。まずは行き方をご紹介。
※2018年当時の情報です。ご了承ください。
屋久島へのアクセス方法は飛行機か船の2通り
飛行機で行く場合、大阪と福岡のみ直行便が出ています。船で行くには一度鹿児島県に上陸する必要があり、他県からの直行便は出ていません。
私は鹿児島市街に1泊し、夜に鹿児島の海の幸や黒豚を食べてから、翌朝の高速船で向かいました。鹿児島県は豚肉や牛肉の生産量、魚の漁獲量で全県でもトップ3に入る規模を誇っています。また、サツマイモの本場でもあり、芋焼酎が有名。お酒好きの方はお土産に買って帰るのも良いですね。
主な移動手段はレンタカーかバス
屋久島に到着後は、島内での移動手段を選ぶ必要があります。主な移動手段はレンタカーかバスで、時間を気にせずに巡りたい場合はレンタカー、お金をかけずに巡りたい場合はバスがおすすめ。
なお、屋久島の周囲は約130km、一周道路は約100kmで、クルマで一周する場合は約3時間が目安です。
大川の滝はバスの終点にあるため、最終便に乗り遅れた場合は取り残される危険も。街灯の少ない屋久島の夜は真っ暗闇。くれぐれも時間管理には注意しましょう。
大川の滝の魅力とは
「大川の滝」バス停からは徒歩約5分で到着します。屋久島まで行くのは簡単ではありませんが、島上陸後は比較的アクセスしやすいことが大川の滝の魅力のひとつ。
なお、島のほとんどが森林であるにもかかわらず、屋久島の山中で出会うのはシカや猿がほとんど。
「屋久島は月のうち、三十五日は雨」と表現されるほど降水量の多い屋久島。この降水量が圧倒的な水量をもたらしています。
また、写真のように間近で観察できるのも大川の滝の魅力。ここまで近づける滝はそうありません。
都会では味わえないマイナスイオン、ひんやりとした冷気、88mの高さから荒々しく流れ落ちる水の音など、一度行けばきっと心に刻まれることでしょう。
これまでの人生では経験したことのないスケールの大きさに、思わず人間の無力さを感じてしまうほどでした。
ダイナミックな自然を体感しよう
豊かな自然と生態系を感じられる屋久島。その屋久島に位置し、日本の滝100選にも選ばれる大川の滝を紹介しました。滝は日本各地にあるため、滝巡りに興味を持った方は日本の滝100選から調べてみてはいかがでしょうか。
また、屋久島に来たからには、樹齢2,000年を超えるとされる屋久杉(縄文杉)を目指すトレッキングもおすすめです。