アウトドア派の海外旅行コーデをご紹介!標高2,000m超のメキシコ高地を旅した国井律子のミニマム荷物術 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2025.11.27

アウトドア派の海外旅行コーデをご紹介!標高2,000m超のメキシコ高地を旅した国井律子のミニマム荷物術

アウトドア派の海外旅行コーデをご紹介!標高2,000m超のメキシコ高地を旅した国井律子のミニマム荷物術
旅エッセイストの国井律子です。2025年11月に旅したメキシコ中央高地は、「アウトドア」と「街」の間を行ったり来たりする、不思議な時間でした。標高2,000mを超える薄くて乾燥した空気は、昼は夏、夜は冬。遺跡では鋭い日差しと闘い、街ではおしゃれなレストランの雰囲気に浮かないように身なりも整えたい。登山家ほどストイックなミニマリストではないけれど、「どちらも楽しみたい」って、欲張りでしょうか。整理収納アドバイザー1級の資格を持つ私が今回の旅で探りあてたのが、丁度いい最小限の服。もし来年、「死者の日、見に行くよー」という方の参考になったら幸いです!
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移動中も旅先でも快適なミニマムな服と荷物を考える

今回のメキシコ旅の荷物
コロナ禍や子育てがあり、最近、海外旅行は年に1回のペース。今回のメキシコはひとり旅なのに荷物に悩みました。

メキシコといえばカンクンの青い海やテキーラのイメージですが、今回向かったのは中央高地。首都であるメキシコシティは、標高が2,240mあります。服装は、11月というのに昼間は半袖、夜はコート。寒暖差は15度C以上あり、現地の人いわく「1日のうちに四季がある」とか。

さらに今回の目的は、メキシコ最大のお祭り「死者の日」を追いかけること。

自然が厳しいメキシコ内陸での強行スケジュール

旅は8日間の行程(時差15時間)。機内泊2回、飛行機に5回乗って7都市を巡り、標高1,550~2,600mを行ったり来たり。遮るものがなく日差しが強烈なテオティワカン遺跡、日が暮れてから訪れたハニツィオ島では、パツクアロ湖からの冷風を浴びます。また、お祭りや遺跡を巡ったので1日に10,000歩以上は歩きました。毎日のように移動するから、洗濯のチャンスはありません。

都市移動が多く、毎日たくさん歩く。寒暖差に対応しながら、町にも溶け込みたい。そこで浮上したテーマが、「アウトドア機能 × 町でのTPO」で、服選びを進めていきました。

メテペックの風景
大きな祭壇で知られる教会があるメテペックの標高は2,600m。石段を上がるたびに心臓がバクバクです。

じつは高山病になりやすい体質なんです…

標高3210mを示すスマホ
移動のバスで急に息苦しさを覚えた峠越え。やっぱり、標高3,210m!

物心ついたころから、高山病になりやすい体質の私です。以前、旅した南米の都市クスコ(標高3,400m)では、後頭部がズキズキと脈打ち身の危険を覚えました。その後、向かう予定の標高3,700mのウユニ塩湖はキャンセルに。なので、今回のメキシコ旅は行く前から緊張していました。高山病の薬も持参。手持ちのクレジットカードに付帯している保険だけでは、現地の治療や入院費用が心許なかったので、保険は念のために追加で加入。結果、使わずに済んでホッとしたけど、「安心」を持っているだけで気持ちが違いましたね~。

ミニマムの数量で最大限に対応するレイヤリング術

標高が高く、1日に四季があるような自然が厳しいメキシコの内陸で、服1枚でなんとかしようとするのは無理な話です。そして、多すぎる荷物も邪魔なだけ。脱ぎ着できるレイヤリングこそが、正義とこの旅で確信しました。

今回の旅用に選んだ、ミニマムだけれど、いろいろ着まわせる服のラインナップを紹介します。

コーディネート例
トップス、ボトムス、アウター、アクセサリー類は、すべて組み合わせが可能です。旅前に必ず全パターンを着てみます。

トップス

  • Tシャツ 2枚
  • きれい目の長袖の白いシャツ:UV避け、軽い防寒
  • 黒いトレーナー:機内リラックス用
  • 黒い長袖のきれい目ニット:おしゃれレストラン用

ボトムス

  • 黒いスウェット:機内リラックス用
  • ブルーのワイド
  • ピンクのスリム

アウター

  • ココア色のライトアウター:夕暮れの町歩き用
  • THE NORTH FACEのウインドブレイカー(パッカブルできるクライムライトジャケット)

アクセサリー類

  • THE NORTH FACEの18Lリュック:ラップトップや上着を収納。バスに置いて観光することが多かったので
  • ポシェット×2:カメラ、小銭、クレジットカード、パスポートなど常に持ち歩くものを入れる
  • 1枚でもかわいい大判ストール:防寒用
  • サングラス

これだけで8日間を快適に過ごせました。

寺院のろうそく
夜の冷え込みは体の芯までしみます。防寒も手持ちの服のレイヤリングでなんとかしました。寺院のろうそくが暖かいこと。

洗濯なしの旅を成立させるアウトドアライフで培った思考性

洗いもの
靴下とショーツのみ旅の間に2回手洗いしました。乾燥している高地のメキシコでは、朝までにはカラッと乾きます。

「8日間洗濯なし」と聞くと、驚かれるかもしれません。でもメキシコの高地は空気が超乾燥していて、汗も控えめ。下着は2回ほど手洗いし、それ以外は、スプレーボトルに詰め替えて持参したファブリーズと夜干しで対応。これだけで8日間、清潔をキープできました。これこそキャンプやオートバイ旅などのアウトドアライフで身に付けた知恵です。

旅の準備で購入した100均グッズ
旅の準備で購入した100均グッズ。詰め替えボトル、ウエットティッシュ、洗濯バサミなど。

100均で衝動買いした機内用のピローはイマイチでした。次は、ちゃんとしたものを買いなおそう。

足元は「長距離移動」と「長時間歩行」に対応

空港でサンダルに履き替える
空港でサンダルにチェンジしてからチェックインカウンターへ。

私が選んだ足元はサンダル+スニーカーの二刀流

  • スニーカー:KEEN/WK400
  • サンダル:KEEN/SHANTI

「死者の日」を追いかけるメキシコ旅はとにかく歩きました。遺跡は段差も石畳も多い。そこで、アウトドア派にもお馴染みの疲れ知らずのスニーカー、KEEN/WK400をチョイス。どの服にも合うお気に入りのホワイトです。一方で、機内や長距離バス、ホテル内でのリラックス用にKEENのサンダルSHANTIも用意。海外の一般的なホテルではスリッパは用意されていないことがほとんど。乗り物の移動中だけではなく、ホテルからちょっとコンビニへ、といった場面でもサンダルが重宝しました。

日が傾き始めた空とサボテン
日が傾き始めた時間帯の空とサボテン。一生の思い出に残るような良い景色とたくさん出会えました。

欲張り旅でも快適だったミニマムコーディネート

今回のメキシコ旅では、「アウトドアの知恵」を活かしながら、TPOに合わせて「自分が楽しい」服装を必要最小限に絞って選びました。移動も快適にしたいし、旅先ではフィールドでも、町でも、どちらも楽しめるバランス感覚を大切にしたいから。そんな私流のミニマムコーディネートで過不足なく快適な8日間を過ごせました。
皆さんは旅の荷物、多い派ですか?少ない派?旅のスタイルって、その人の人生観も出ますよね。

国井律子

旅エッセイスト

国内外の旅を綴るエッセイを中心に、日常の延長にある“ちょっと特別な旅”も提案。ソロ登山、2人の男児の母として家族とのキャンピングカー旅、自由で自分らしい旅の形を発信中!

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