オーストラリア・ゴールドコーストで不思議なサーフィンと…調子に乗る【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2024.11.02

オーストラリア・ゴールドコーストで不思議なサーフィンと…調子に乗る【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

オーストラリア・ゴールドコーストで不思議なサーフィンと…調子に乗る【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
どうも。なんか颯爽とした感じを醸し出しているオーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。

今回紹介するのは私の地元ブリスベンから車で1時間ほどのゴールドコースト。ここはケアンズと並んでオーストラリアを代表するリゾート地なのですが、みなさんゴールドコーストと聞いて何を思い浮かべますか?

たぶん「延々と続く白砂のビーチ」と「海岸沿いの超高層ホテル群」というイメージが強いと思います。逆に「じゃあ、アウトドアアクティビティとして何ができるの?」と言われるとパッと出てこない人も多いと思います。

【ゴールドコースト旅vol.1】サーフィン未経験者でも乗れるんです!

「遊び大国」オーストラリアを代表するリゾートでアウトドアアクティビティがないわけがない! というわけで今回からは【優雅な水上バンガローじゃないタヒチ旅】に続く【じゃない旅】シリーズとして【ビーチと高層ホテルじゃないゴールドコースト旅】をお伝えします。

タヒチ島でカヌーの世界チャンピオンと秘密の場所を探索【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

で、最初に紹介するのが「イーフォイル(efoil)」。サーフィンのように水上をすす~っと走るスポーツです。というかレベルが上がると、「水面の上を空中浮遊」するとのこと。今回はそこまでチャレンジします!

なんて聞くと「ちょ待てよ」と「キムタク発動」したくなる人も多いと思います。「サーフィンなんて一度もやったことない人間には難易度高すぎだろ~」と。安心してください。「新春かくし芸大会」でかつて神業を連発した堺正章さんレベルの運動神経とネバーギブアップ精神なんててんで持ち合わせていない私でも、なんと初挑戦でこの通り↓

はい。見事に水没中の私です。笑

ちなみに今回の「師匠」のような上級者は波のある外洋でも平気で乗りこなすそうですが、初心者向けの「体験コース」ではほぼ波のない河口付近の川で行われます。

波もほぼなく穏やかです。

陽気な師匠が「安請け合い」を連発してくれるが…

てなわけで今回の師匠を紹介しましょうかね。

バスコ(Vasco)さんです。

ポルトガル人ですが旧ポルトガル領のアンゴラで育ち、ニュージーランドで20年暮らしてからオーストラリアに住んで18年。つまり結構な苦労をしているはずなのですが、そんなことはみじんも見せない明るいオヤジです。波乱万丈な人生の最後に波乗りにたどりついたんですね。はい、座布団没収してください。

ちなみに本人によるとゴールドコーストで初めて「イーフォイル」を導入したとのこと。

まずは「イーフォイル」の構造を説明しましょう。上の写真で私が乗っている「ボディーボード」のようなものの下に棒がついていて、その先に「小型プロペラ飛行機」のようなものがついています。

師匠が持っているやつです。

で、そのプロペラの回転数を、手に持ったリモコンで、人差し指と中指でレバーを引いて調整。それによって速度が変わります。

こちらがリモコン。手首に巻き付けます。

レバーから手を離したらスクリューは止まるので、推進力がなくなり、慣性の法則のままに前につんのめって水に落下するとのこと。だから減速したいときもレバーをゆっくり緩めないといけません。

そんな説明を聞きながら不安が怒涛の勢いで押し寄せてきました。「あの~、質問があります」「ん? 何?」「1回目のレッスンでどのくらいの人が乗れるようになるんですか?」

自動車は乗りますがバイクは未経験。手でスピード調節するというのが実感できず、やる前から「無理だろう~」という及び腰なわけです。ところが。

「だいじょうぶ、だいじょうぶ。ナーバスにならなくても。最初のレッスンで95パーセントくらいは立てるようになるよ~」。師匠はやさしくて勇気づけてくれているのですが、私には「安請け合い」にしか聞こえません。

しかもその95パーセントという怒涛のように圧倒的な数字が逆にプレッシャー。「残りの5パーセントになったらどうしよ~」という不安が頭の中でループ状態というかうずしお状態です。自慢ではないですが「平均台」とかと~~~っても苦手なバランスが悪い人間です。

とにかく陸上でまずレクチャーを受けます。姿勢はまずボードの上に寝そべって乗るところからスタート。次に膝立ちに移行。最後に立ち上がる練習。そして立っているときは「前側の足」の指の付け根と膝に体重をかけます。もうそこだけに体重をかけます。後ろの足はリラックス。上半身もスッと起こしてリラックスです。

そして「左右への方向転換」は「顔と肩の向きを横に向けると自然と変わる」とのこと。

理論はなんとなく理解できました。でもこの陸上レクチャーを聞き終えての感想は、ズバリ「ボードの上で寝そべって進むのはできるだろうけど、膝立ちは無理かな?」です。「残りの5パーセント」への道を爆走しているイメージしか頭にわきません。

いよいよ水上へ。マジで水上へ

とにかく水に入ります。入りますよ、入ります。入ればいいんでしょ、入ればっ! 失敗の図しか見えなくてもとにかくやってみる。それが「体当たりライターの心意気」です。…いつからそんなのになったんだ、私?

で~も。「膝立ち」は思った以上に簡単で、難なくできました。

そしてなんと立って乗るのも。

この時点では「オレって天才じゃね?」という言葉が頭の中でうずしお状態。

安全のためにヘルメットをかぶっているのですが、内部にはスピーカーとマイクが装着されていて、師匠と会話できます。彼が「すごいぞ!」とか「キミは天才だ!」とかほめちぎってくれます。

「よ~し。じゃあ左に曲がってみよう」

…えっ?

急に失速して水没状態になる私。

この「左右に曲がる」のもコツをつかむのが意外と大変でした。

それと波があるところはバランスをとるのもなかなか難しいです。波といっても河口から上流方面に入ったところなので、せいぜい10センチくらいなのでしょうけど、その上に立っている人間にとって立派な「怒涛」なのです。

そんなこんなで幾多の困難をくぐりぬけ、いよいよ「じゃあ、ボードを水上に浮かせようか~」という師匠の鬼指令がヘルメット内のスピーカーから聞こえてきました。こうするとボードにあたる水の抵抗がなくなるのでさらにハイスピードで爽快に走れるのです、理論上は。

ただこうして水上を走っているだけでもガラリヤ湖の上を歩いて渡ったイエス・キリストレベルの奇跡を起こしている気分なのです、本人は。これ以上の奇跡はありえないと思うのです。

でもやりましたよ。チャレンジしましたよ。体当たりライターですから。すると。

「ユキ。よくやった! すごいぞっ!」

えっ? オレ、できてるの?

師匠撮影のビデオのキャプチャー画像。確かに浮いている。

でもバランスを少しでも崩すと気持ちが焦ってしまって、レバーから指を離してしまいます。

するとスクリューは急に止まるので。

さらにバランスを失って落下。そんなのの繰り返しです。

次は師匠が並走して小型カメラで撮ってくれたビデオのキャプチャー画像。

颯爽と乗りこなす私。

でも水面から浮かせると…。

途端にバランスを崩します。

どうでもいいけど師匠。このキャプチャー画像、師匠が主役になってないか?笑

とまあ何度も水没しましたが、無茶苦茶オススメの爽快体験でした。

最後は成功している画像を貼らせてくださいな。

「じゃない宿泊施設」も紹介しましょう

さて「延々と続く白砂のビーチと超高層ホテルじゃないゴールドコースト」を紹介する今回のシリーズ。泊った場所も超高層ホテルではなく、広い敷地にコテージやキャンプスペースがある「ツーリストパーク」とか「ホリデーパーク」と呼ばれる場所です。

今回泊ったのはこんなコテージ。

場所的にはゴールドコーストの中心地であるサーファーズパラダイスから離れたところにあることがほとんどですが、その分お値段もグンとお手頃になります。そしてゴールドコースト空港からも近い場所にたくさんあります。ショッピングとかグルメではなく「アウトドアアクティビティ」を中心にゴールドコースト滞在を考えるなら、おトクで効率的です。

ベッドルートとは別にリビングダイニングエリアがあって、快適に過ごせるところも多いです。

アクティビティを終えたあとくつろぐのもいい感じ。

【柳沢有紀夫の世界は愉快!】シリーズはこちら

ゴールドコースト観光局
https://experiencegoldcoast.com/

eFoilgc
https://efoilgc.com/

Tallebudgera Creek Tourist Park
https://goldcoasttouristparks.com.au/parks/tallebudgera-creek

私が書きました!
オーストラリア在住ライター
(海外書き人クラブ)
柳沢有紀夫
1999年からオーストラリア・ブリスベン在住に在住。オーストラリア関連の書籍以外にも『値段から世界が見える!』(朝日新書)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』(新潮文庫)、『日本語でどづぞ』(中経の文庫)、『世界ノ怖イ話』(角川つばさ文庫)など著作も多数。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」のお世話係

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