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白神山地のキャンプ場「アクアグリーンビレッジANMON」でデイキャンプ

2020.09.02

私が書きました!
アウトドアライター
斎藤純平
キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

世界遺産登録地域まで徒歩5分のキャンプ場

施設の案内図。施設全体が川に囲まれているのがわかります。

青森県と秋田県にまたがる世界遺産・白神山地。

スタジオジブリの作品「もののけ姫」の世界のモデルとなっており、自然豊かな両県においてもとくに神聖な場所として認知されています。

白神山地は世界遺産に登録されているエリアとされていないエリアに分けられ、アクアグリーンビレッジANMONは、その2つのエリアのほぼ境界に位置するキャンプ場。

施設から5分ほど歩くと、そこはもう世界遺産としての白神山地です。

今回はハイカーやライダー、カップルにファミリーと様々な人が集うこの場所でデイキャンプをし、そこで気づいたキャンプ場の魅力や施設の詳細などをご紹介します。

大自然のなかにありながら充実した施設

キャンプ場のセンターハウス。内部は明るくて温もりのある雰囲気で満たされています。

キャンプの受け付けをおこなっている大型のセンターハウスは、内装・外装ともにとても綺麗。

入浴施設も備えており、大人550円、小人350円の入浴料を支払うと、滞在中は何度でも入浴できます。

センターハウス前に利用時間などの案内があり、わかりやすくて助かります。

売店では飲食物やちょっとしたキャンプ用品のほか、地元のお土産や地酒・地ビールなども購入可能。

従業員の方々が本当に親切で、とても気持ちよく利用することができます。

宿泊施設はコテージ・オートサイト・フリーサイトの3種類

かなりの台数を停めることができる駐車場。

センターハウスで受付を済ませてキャンプサイトの方へ向かうと、まずあらわれるのが広い駐車場。これなら駐車スペースに困ることはなさそうです。

駐車場を抜けると、次は区画されたオートサイトが広がっています。サイト数は20個で、この日はその半分ほどが利用されていました。

緑豊かなオートサイト。トイレやゴミ捨て場がすぐ近くにあります。

よく手入れされていながらも可能な限り自然は残しているといった感じで、たくさんの木が立ち並んでいます。

すぐ近くには子供が遊ぶのにちょうど良い小川があり、遠くには山が見えるという絶好のロケーションです。

オートサイトの横、少し高くなっている場所にはコテージのエリアがあります。

10棟のコテージはそれぞれ形が違っており、そのすべてにバス・ウォシュレット付きのトイレ・冷暖房を完備。

オシャレなコテージ。ベランダが素敵です。

どのコテージも空間にマッチした雰囲気を持ち、ベランダで楽しそうに談笑している子連れの家族も見られました。

コテージのエリアをあとにして向かったのが、3つ目の宿泊施設にして今回デイキャンプをおこなうフリーサイト。

適度に木陰ができているフリーサイト。場所によってはハンモックの使用も可能です。

このフリーサイトは車両の乗り入れが可能で、すでに自転車1台、車2台が駐車されており、それぞれが独自のスタイルでキャンプを楽しんでいました。

バイクから荷物をおろして世界遺産の散策道へ

今回ステイする場所。この日はほかの人たちも木の下にテントを張っていました。

強い日差しを避けるため、フリーサイト内に生えている大きな木の下にバイクを停めて一息。

その場所からはサラサラと涼しげな音を奏でる川が見え、水遊びをする子供たちの笑顔がまぶしく感じます。

小さい子供でも安全に水遊びができます。

とても良い場所が取れたという安堵感を抱きながら、ゆっくりとテントを設置し、バイクからおろした荷物をすべてテントのなかへ。

すでに12時を回っていましたが昼食はあとにして、まずはキャンプ場の目と鼻の先にある世界遺産エリアに向かいます。

この先が世界遺産登録されているエリア。

白神山地にはいくつもの散策道・登山道があり、この日は「世界遺産の径 ブナ林散策道」を楽しむことにしました。

今回選んだ散策路の入り口。

散策道の入り口にはブナ林の湧き水が流れ続ける水飲み場があり、水分補給にうってつけ。

きれいに磨かれた水が絶えず流れ出ています。

この湧き水には鉱物っぽい風味などがなく、ほぼ完全なる無味無臭。ウイスキーを割る水に良さそうです。

水飲み場近くの階段をのぼると、そこはほとんど人の手が入っていない森のなか。ところどころに階段や木の橋があるほかは、ほとんど獣道といっていいようなコースが広がっています。

自然味あふれる散策路。歩きやすい靴が必須です。

時おり聞こえる葉ずれの音が心地よく、空間を満たす木の香りがとても爽やか。ありふれた表現ですが、まさに心が浄化されるような気持ちになります。

谷底に見えるのは小川を渡る橋。自然のなかに人工物がぽつんと存在している景色も趣を感じます。

そこからたび重なるアップダウンや柵のない崖など、変化に富んだ散策路を歩き回ってたどり着いたスタート地点。

1時間前に飲んだ相変わらず無味無臭の湧き水が、我を忘れて飲んでしまうほど美味しく感じられました。

昼食はいつも通りの鍋

誰が作っても美味しく仕上がるのが鍋の良いところです。

世界遺産エリアの散策を終え、フリーサイトに戻ってすぐに昼食の準備を始めました。

料理に時間をかけるのを好まない私は、キャンプといえば季節を問わず鍋を作ります。

クッカーに材料と市販のつゆを入れて火にかけるだけの鍋は、もっとも簡単かつ間違いのない料理のひとつでしょう。

今では鍋のつゆも様々なものがスーパーにならんでおり、そのなかのどれにするかが最大の悩みどころ。

この日は気温30度を超える晴天でしたが、それでもキムチ鍋を手に取るというアウトロー気味のチョイス。

いつもは材料を無造作に放り込んでいますが、今回は少しきれいに入れています。

材料に関しては、普段であればキノコ類がほとんどを占めるところ、今回は写真うつりを気にして常識的な材料をバランスよく使用しました。

ただひとつ残念だったのが、食事が終わったら帰る予定であったため、ビールを飲めなかったこと。それ以外はいつも通り美味しくいただきました。

完成したキムチ鍋。多く作りすぎて、なんとか食べ切りました。

名残惜しくも撤収

高い場所から見たフリーサイト。

できることならこの自然豊かなキャンプ場で1泊したかったのですが、この日はどうしても帰らなければなりませんでした。

フリーサイトには照明がついていないうえ、周りが山に囲まれているため午後5時には暗くなり始めます。

ライトなどは一切持ってきていなかったので、それまでゆったりと過ごしていたのとは一転、いそいそと撤収作業に取りかかりました。

その頃にはフリーサイト内に張られたテントの数も少し増えており、撤収中に入場してきたキャンパーも数名。

これから始まる、静かで涼しい夜の風情を楽しみにきたのでしょう。この場所であれば、綺麗な星空が見えるはずです。

「次にこのキャンプ場に来たときは必ず泊まる。温泉にも入る。」

そんなことを考えながら、フリーサイトをあとにしました。

また来たいと思えるキャンプ場

1日だけお世話になったアクアグリーンビレッジANMON。

センターハウスでチェックアウトをする際、柔和な雰囲気の従業員とちょっとした談笑。最後には爽やかに見送っていただきました。

白神山地のキャンプ場、アクアグリーンビレッジANMON。

雄大な自然がおりなす神秘性とともに、人の温かさが感じられる場所でした。

施設が充実していて過ごしやすく、宿泊料金もお手頃。

キャンプ初心者からベテランの方にまで、自信を持っておすすめできるキャンプ場です。

東北でのキャンプを計画される際には、選択肢のなかに入れてみてください。

ほかのキャンプ場では得られない体験がここにあります。

アクアグリーンビレッジANMON 施設概要

住所:青森県中津軽郡西目屋村大字川原平字大川添417
電話:0172-85-3021
HP:http://www.kumagera.net/facillties/anmon.html

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