今回は、爽やかな香りが魅力の大葉を使った「さしすせそ調味料」を紹介。薬味として親しまれている大葉を、いつもの料理に使える調味料に仕込みます。
- Text
大葉の香りを日常に、大葉のさしすせそ

「さしすせそ調味料」は、どれも少量でサッと仕込めます。季節の手しごとというと、大きな瓶や大量の下処理を思い浮かべますが、まずは小さく、気軽に。小さなひと瓶から始めるだけでも、台所に季節の香りが生まれます。分量は、保存する瓶に合わせて、無理なく収まる量を目安にします。
■共通する下準備
大葉をきれいに洗い、水気をしっかり取り除きます。水分が残ると傷みやすくなるため、キッチンペーパーなどで丁寧にふき取ります。
【さ・大葉の濃縮シロップ】
まずは青々しい香りを楽しむ濃縮シロップ作りから。

【材料】

- 大葉 20枚
- きび砂糖 50g~
- 水 200ml
<作り方>
(1)鍋に水を入れ、沸騰したら大葉を加えます。
(2)弱火で10分ほど煮たら、大葉を取り出します。
(3)鍋にきび砂糖を加え、弱火で半量を目安に煮詰めます。砂糖の量は好みで加減してください。
(4)粗熱をとり、清潔な容器に移します。
(5)冷蔵庫で保存します。
おすすめの使い方(料理のベースに)
- 炭酸水で割る
- レモンを加える
- ヨーグルトやグラノーラのソースに
- 白ワインやノンアルコールカクテルに
【し・大葉の塩漬け】
塩を重ね、旬の香りをそのまま残します。

【材料】

- 大葉 10枚
- 塩 適量
<作り方>
(1)バットや平たい皿に塩を敷きます。
(2)大葉を広げてのせ、さらに塩を振ります。
(3)大葉と塩を交互に重ねます。
(4)しんなりしてきたら、清潔な容器に移します。
(5)蓋をして冷蔵庫で保存します。
おすすめの使い方(料理のベースに)
- おにぎりに巻いて
- 刻んでごはんや混ぜご飯に
- お肉や魚の下味に
- 薬味に
- 漬物や和え物に
【す・大葉の香り酢】
大葉の爽やかな香りを酢に移した、夏の香り調味料。

【材料】

- 大葉 10枚
- 酢 大葉が浸る程度の量
<作り方>
(1)大葉を刻みます。
(2)清潔な容器に大葉を入れ酢を注ぎ、蓋をします。
(3)冷蔵庫で保存します。
おすすめの使い方(料理のベースに)
- ドレッシングに
- 麺類のアクセントに
- 大葉のさ・濃縮シロップと、昆布ですし酢や酢の物に
【せ・大葉醤油】
大葉の爽やかな香りを醤油に移した、日々の料理に使いやすい香味調味料。

【材料】

- 大葉 10枚
- 醤油 大葉にまんべんなくいきわたる量
<作り方>
(1)清潔な容器に大葉を入れ、醤油を注ぎます。
(2)蓋をして、醤油がまんべんなくいきわたるようによく混ぜます。
(3)冷蔵庫で保存します。
おすすめの使い方(料理のベースに)
- 温かいごはんにのせて
- おにぎりに巻いて、刻んで
- 麺類などの薬味に
- 刻んで和え物に
- 漬け醤油を料理の味付けに
- 昆布を加えて、だし醤油に
【そ・大葉味噌】
大葉の爽やかな香りと味噌のうま味を合わせた、風味豊かな調味料。

【材料】

- 大葉 10枚
- 味噌 50~80g
<作り方>
(1)大葉は細かく刻みます。
(2)味噌と合わせ、包丁で叩いてよくなじませます。
(3)清潔な容器に移します。
(4)冷蔵庫で保存します。
おすすめの使い方(料理のベースに)
- 温かいご飯にのせて
- お茶漬けに
- ゴマを加えて冷や汁に
- おにぎり、焼きおにぎりに
- 野菜スティックに
- 出汁に溶いて味噌汁に
さしすせそ調味料の保存について
さしすせそ調味料は、長期保存を目的としたものではありません。保存状態によって保存期間も異なります。清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存し、香りや色、状態を確認しながら、早めに使い切ることをおすすめします。
大葉の香りを、毎日の食卓へ
日本には、旬の恵みを保存し、次の季節へつないでいく美しい手しごとの知恵があります。「旬のさしすせそ調味料」は、旬のおいしさや香り、色合いを、毎日の料理へつなぐためのものです。特別な日に味わうものではなく、毎日の食卓にあるものとして。いつもの調味料に季節の恵みを重ねていく。この時期ならではの大葉の青々しい香りと味わいを、日々の料理にぜひどうぞ。




