にんにくを刻んでオイルに漬けるだけ。たった10分ほどの仕込みで、いつもの炒め物や肉料理、パン、ご飯ものまで、ぐっと香り豊かに仕上がる「にんにくオイル」が完成します。
ひと瓶作っておけば、平日の忙しい夕飯づくりはもちろん、荷物を減らしたいキャンプでも頼れる存在に。
今回は、基本の作り方から、我が家で定番になっている活用レシピをご紹介します。
基本のにんにくオイル

【材料】(作りやすい分量)
- にんにく…2玉
- お好みのオイル…200~250ml
- 塩…小さじ1
オイルはお好みのものを。にんにくがしっかり浸かる量を目安にしてください。今回はなたね油を使用しました。
【用意するもの】
- 保存瓶
- 包丁
- まな板
- 清潔なスプーン
- 鍋
【作り方】
(1)保存瓶を消毒する
まずは保存瓶を熱湯消毒し、しっかり乾かします。水分が残っていると傷みやすくなるため、このひと手間が長持ちのポイントです。
(2)にんにくをみじん切りにする
皮をむき、みじん切りにします。粗く刻めば食感が残り、細かく刻めば料理になじみやすくなります。今回は、フードチョッパーを使いましたが、包丁やフードプロセッサーでもOKです。

(3)オイルに香りを移す
小鍋またはフライパンに、オイルとみじん切りにしたにんにくを入れ、ごく弱火にかけます。
ポイントは「炒める」のではなく「にんにくの香りとうま味をゆっくりオイルへ移す」こと。オイルがふつふつする程度の火加減を保ちながら、5~10分ほどやさしく温めます。

強火で加熱すると、にんにくが色づいて香ばしさは出ますが、フレッシュな香りが飛びやすく、焦げる原因にもなります。ごく弱火でじっくり火を入れることで、オイルには香りとうま味が移り、刻んだにんにくもほどよく火が通って辛味がやわらぎ、甘みが引き立ちます。
火を止めたら粗熱を取り、清潔な保存瓶へ移します。最後に塩を加えて全体をよく混ぜれば完成です。
刻んだにんにくもそのまま料理に使えるので、オイルと一緒にすくって加えるだけで、風味豊かな一品に仕上がります。
おいしく保存するコツ

作った当日は、にんにくの香りはまだ穏やかですが、2~3日ほど置くとオイルに香りとうま味が移り、ぐっとおいしくなります。
冷蔵庫で保存し、使うときは乾いた清潔なスプーンを使いましょう。また、にんにくがオイルから出ていると傷みやすくなるため、常にオイルに浸かった状態を保つのがポイントです。オイルが少なくなり、にんにくが出てきてしまったらオイルを継ぎ足しています。保存状態にもよりますが、我が家では冷蔵保存で2~3週間を目安に使い切っています。
にんにくオイルで作るおすすめ時短料理
完成したにんにくオイルは、見た目はシンプルですが、使い方は驚くほど豊富。続いて、我が家で特によく作るレシピをご紹介します。
にんにくオイルでしっとりジューシーな「チキンソテー」
【材料】
- 鶏もも肉…2枚
- にんにくオイル…大さじ2~3
- 塩・こしょう…少々
【作り方】
(1) 鶏もも肉に塩・こしょうを振り、にんにくオイルを全体になじませます。
(2)30分ほど漬け込んだら、皮目からじっくり焼きます。ひと晩漬けこんでもOKです。
(3)両面をこんがり焼き、火が通ったら完成です。
オイルに漬け込むことで、にんにくの香りが鶏肉全体に行き渡り、シンプルな味付けでも満足感のある一皿になります。

朝食にもおつまみにも「ガーリックトースト」
【材料】
- バゲットや食パン
- にんにくオイル
- パセリ(お好みで)
パンににんにくオイルを塗り、トースターで焼くだけ。焼き上がったら刻みパセリを散らせば完成です。朝食にはスープを添えて、お酒のお供にはチーズや生ハムと合わせても相性抜群。

我が家のキャンプの定番「メスティンピラフ」
【材料】
- 米…0.5合
- ウインナー…2本
- コーン…大さじ2
- にんにくオイル…大さじ1
- 水…110ml前後
- 塩・こしょう…少々
【作り方】
(1)メスティンにすべての材料を入れ、よく混ぜてから火にかけます。
(2)炊き上がったら10分ほど蒸らして完成。
にんにくオイルのおかげで、調味料が少なくても香り豊かなピラフになります。具材はベーコンやたまねぎなど、お好みの食材でOK! 水加減はお手持ちのギアに合わせてくださいね。

他にもアヒージョのベースにしたり、パスタなどに使ったり、さまざまな料理に使える「にんにくオイル」。冷蔵庫にひと瓶あるだけで、「あと一品」がぐっと作りやすくなり、キャンプでは限られた食材でも満足感のある料理に仕上がります。
まずは基本のひと瓶を作って、お気に入りの使い方を見つけてみてください。




