まずは手持ちの釣り道具で挑戦してみるのもいいですが、順序だてて臨むことが釣果の近道です。
今回は、そんな海のルアー釣りにおけるルアー選択をはじめ、海釣りの初歩を解説します。
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海釣りするならルアーから!
準備の手間が少なく、思い立ったらすぐ始められるのがルアーフィッシングの魅力です。
エサ釣りのようなニオイや汚れを気にする必要がなく、初心者でも手軽に海釣りを楽しむことができます。
海のルアー釣りとは?
そもそもルアー釣りとは、エサの代わりに小魚やエビなどに似せた疑似餌(ルアー)を使って、魚を騙して食いつかせて釣る手法のことです。
日本のルアー釣り黎明期は1960年代頃で、当時は湖などの淡水域での釣りが主流でしたが、タックル(釣り道具)の進化とともにキャスト(ルアーを投げること)の飛距離が伸びるようになり、広大な海でもルアーが通用するようになりました。
海釣りルアーの選び方
釣りたい魚で選ぶ
初心者が海のルアー釣りを成功させるカギは、まずはターゲットとなる魚種を絞り込むことです。
狙う魚の食性や生息しているポイントなどにより使用すべきルアーは異なります。
例えば、アジやメバルといった小型の魚を狙うライトゲームであれば、1g~3g程度の超軽量なジグヘッド(オモリと針が一体になったもの)にソフトルアーと呼ばれる樹脂製の柔らかいルアーを組み合わせるのが基本となります。
シーバスやヒラメを狙うのならミノーやシンキングペンシルといったプラグ(小魚を模した樹脂製のルアー)、ブリなどの回遊魚を狙う場合はプラグに加えて、比重が高く飛距離が出るメタルジグ(金属製のルアー)などが適しています。
しかし、あまり難しく考えてもルアー釣りの入り口を狭めてしまうため、初心者セットに何でもいいので釣れそうと感じたルアーを装着して、まずは海に繰り出してみるというのも良いでしょう。
深度に合わせて選ぶ
水深(レンジ)に合わせてルアーを使い分けることはルアー釣りで釣果を得るカギになります。
魚が生まれ持つ食性による違いや、時期ごとに狙っているベイト(捕食対象とする獲物)による違い、時間帯によっても狙うべきレンジは異なります。
例えば、シーバスは海底~中層に潜みながら頭上を泳ぐベイトを捕食する性質を持つため、ルアーの選択としては表層~中層までを泳ぐものが主流になります。
また、ヒラメやマゴチなど普段は海底付近でじっとしている魚も、マズメどき(朝夕の明暗が切り替わるタイミング)では活性(捕食行動などへのやる気)が高くなり、表層を泳ぐルアーにも果敢に食いついてくることもあります。
状況や狙う魚種に応じて探るレンジを調整することが釣果につながります。
機能性で選ぶ
ルアーはエサを模した疑似餌という役割だけでなく、より釣果に近づくための機能が備わっています。
キャスト時に内部のオモリが後方に移動し、飛行姿勢を安定させてキャスト飛距離を伸ばす重心移動システムは、現代のシーバス用ミノーのほとんどに備わっています。
一見ただのプラグでも、ラインと接続するアイ(小さなリング)からルアー後端のフック装着用のアイまで、1本の金属となっていることで強度を高めた貫通ワイヤー構造や、ラトルと呼ばれる小さな球が封入され水中でカラカラと音を鳴らすルアーなどもあります。
大型魚を狙う場合は貫通ワイヤー構造のルアーを選ぶなど、機能性も意識することで釣果に繋がるでしょう。
海釣りルアーのサイズの選び方
ルアー釣りにおいて、ルアーサイズの選択は非常に大事な要素になります。
基本的には、狙っているターゲットが捕食しているベイトにルアーサイズも近づけることが、魚を騙して食いつかせるカギとなり、この考え方を「マッチ・ザ・ベイト」と呼びます。
ただし、例えばシーバスのベイトが3cm程度のシラスやエビといった場合は、そもそもそのような極小のシーバスルアーはなかなか無い上、他ジャンルのルアーを使いまわすにしても小さく軽量ゆえに飛距離が犠牲になったりします。
ベイトに合わせつつも扱いやすいルアーといったバランスの判断も、ルアー釣りを面白くする要素といえます。
【初心者向け】海のルアー釣り手順
① まずは道具立てから
まずは道具の準備を行いましょう。
ロッドやリールは各メーカーより魚種ごとに専用モデルがラインナップされているため、それらを選ぶか初心者セットでも問題ありませんが、海のルアー釣りでほぼ必須となるのがPEラインの使用です。
PEラインとは極細のポリエチレン繊維の撚糸で、従来のナイロン製ラインに比べて非常に高強度という特徴を持ち、広大な海でのルアー釣りをメジャーにした立役者でもあります。
PEラインを使用すれば、ナイロンラインと同強度のまま細いラインを使用できるため、キャスト時のラインのバタつきや風抵抗を減らし、飛距離を格段に伸ばすことができます。
一方でPEラインは結び目を作ると強度が落ちるといった特徴もあるため、ルアーとの接続を肩代わりするショックリーダーの使用も必須となります。
一見扱いが難しく感じるPEラインですが、覚えてしまえばナイロンラインよりも大きな恩恵を初心者にもたらしてくれるため、ぜひ扱えるようになりましょう。
②ウェアを揃えよう
日中も夜も快適な季節であればあまり気にしなくても大丈夫ですが、気温差のある季節や冬は防寒着など、気候に適したウェアを着用するようにしましょう。
また、落水の恐れのある堤防や磯であれば、スパイクシューズなど滑らない靴とライフジャケットを着用し、安全に留意して釣りに臨みましょう。
ルアー釣りのために作られたライフジャケットは安全装備だけでなく、釣り道具を仕舞うフィッシングベストとして非常に便利です。
凪のサーフなどライフジャケットが必要なさそうな場面でも、道具入れとして着用することで釣りを快適に行えます。
③キャストしてみよう!
準備が整ったら、いよいよ釣り場でルアーをキャストしてみましょう。
リールのベール(スピニングリールにおいてラインを巻き取る役目をする半円状の部分)を起こしてラインを人差し指で押さえ、ロッドを振り込むと同時に人差し指を放してルアーを放ります。
上手くキャストするコツは、自身を横から見た際にロッドを時計の針に見立て、後方2時~3時の位置からロッドを振り始め、11時~12時で指を放し、10時でロッドをビタッと止めるイメージです。
この頭上から振り込むキャストをオーバーヘッドキャストと呼び、もっとも飛距離が出るキャストのため、出来るようになれば海のあらゆるフィールドでルアー釣りを行うことができます。
初心者でも挑戦可能!海釣りルアーを選んでみよう!
数多くの種類がある海のルアーですが、初心者におすすめなのはミノーやシンキングペンシルです。
これらはリールを巻くだけで自動的に泳いでくれるルアーなので、難しい操作は必要ありません。
真っすぐ正確なキャストさえ出来れば、次の瞬間魚が食いついてきてもおかしくありませんよ。












