これなら安心!プロ級ビニールの紐が緩まない結び方を徹底解説! | ロープワーク 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

ロープワーク

2026.07.06

これなら安心!プロ級ビニールの紐が緩まない結び方を徹底解説!

これなら安心!プロ級ビニールの紐が緩まない結び方を徹底解説!
日常生活からアウトドアまで欠かせない技術がロープワークです。今回は特に生活で役に立つ、ビニール紐を使った緩まない結び方「かます結び」をご紹介します。
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ビニール紐が緩んでしまう理由は?

ビニール紐は安価で扱いやすい、誰もが一度は活用したことがあるアイテムです。

なんといってもその魅力は、使い切りで大容量であるという点であり、日常生活で荷物を固定したり、イベントで荷物をまとめておいたりと、仕事・プライベート問わずその使い勝手の良さは他に替わるものがないほどです。

しかし、ビニール紐の役割といえる荷物を押さえる用途ですが、特性を意識した結び方をしないと緩んでしまいます。

これは、ビニール紐の素材ならではの防水性や伸縮性にあります。

ビニール紐は高い防水性により、水に濡れても千切れたりしないので、短期間であれば屋外に置いておいても問題がないほどです。

反面、表面は非常に滑らかなため摩擦が生まれず、荷重や振動で解けてしまう難点があります。

またビニール紐を引っ張ると「ビンッ」とすぐに締まりますが、伸縮性がないため少しの隙間で緩んでしまいます。

伸縮性のあるロープであればこの伸びによって締付を維持してくれますが、この特性がないビニール紐では工夫を加えないと「結んだはずなのにもう緩んでる」と肩を落としてしまいます。

さらにビニール紐には一定の復元力があるものの、時間が経過するとたるんでしまうため、単に結んだだけでは短時間で結びが解けてしまい、荷物がバラバラになるという悲劇が訪れます。

ビニールが紐緩まない結び方のポイント

ポイント①結び目を作る前にねじる

ビニール紐をねじる
ちょっとしたひと手間で解けにくくなる。

先述の通り、そのままでは解けやすい性質を持つビニール紐なので、摩擦が生まれやすいようにねじるのがよいです。

こうすることで、何もしないで結ぶより解けやすさは改善されます。

ポイント②テンションをかけて隙間を作らない

上手く結べている人の仕上がりを見ると「ピンッ」と張られて、とても芸術的な仕上がりになっています。こうなると、ビニール紐でも簡単には緩みません。

そのコツは、結んでいる際に丁寧にテンションをかけていくことです。

よく足の膝などで荷物を軽く押さえつけている人を見ますが、これが非常に効果的です。

また行程をひとつ進めたら荷物を押さえ、ビニール紐にしっかり張りを加えましょう。

仕上がった時に完成度の高さに、思わず自画自賛してしまうはずです。

ポイント③行程を繰り返す

ビニール紐は安価で非常にボリュームのある量を得ることができます。

コレを生かし、結ぶ際に同じ工程を繰り返し行って摩擦を加えます。

この際、1回交差させるだけの一般的な方法ではなく、同じ場所に2回紐を巻き付けたり、紐の間に通してロックをかけたりするのもおすすめ。

一度の工程より時間とコストはかかりますが効果はあり、先述の2つの工夫と合わせれば、非常に強固な仕上がりになります。

ビニールの紐が緩まない結び方【十字結び】

十字結び
オーソドックスな十字結び。

荷造りやキャンプギアのまとめ役として最もオーソドックスな十字結びをご紹介します。

新聞紙やダンボールだけでなく、キャンプで使う薪の束や、ギアを一つにまとめる際にも役立ちます。

結び方説明

十字結び
しっかりテンションをかける。

まず荷物が包み込めるほどの輪を作っておき、長い方の紐が上になるように重ねます。

荷物を輪の中に入れてギュッとテンションをかけて横糸を作ったら、縦の紐を作ります。

縦の紐は横紐にくぐらせ、テンションをかけて末端を結べば完成です。

簡単な工程ですが、先述のコツを駆使すればより完成度の高い十字結びが完成します。

ビニールの紐が緩まない結び方【かます結び】

かます結び
十分な固定力を持つかます結び。

続いて強度が高く解けにくい結び方である、かます結びをご紹介します。

結び方説明

かます結びの結び方
小さな輪っかを作ったあと、もう一方の紐の端で、小さな輪と荷物周囲に巻き付けた紐の両方をくるむように通し、最後に小さな輪の中に通してから、しっかりと両端を引っ張る。
  1. まず十字結びと同じように、紐を荷物に2~3周、巻き付けます。
  2. 続いて、荷物の角のところで、紐の片方の端に小さな輪を作ります。
  3. 小さな輪を片手で押さえ、もう一方の紐の端を持って90度の角度に折り曲げ、小さな輪の上下の紐をくるむように上から下に通し、荷物に2~3周巻き付けてある紐の下もくぐらせます。
  4. 最後に、小さな輪に紐の先端を通し、この端と小さな輪の端の両方を引っ張って完成です。荷物の角を利用してしっかりとテンションをかけて紐を引き絞ることがポイントです。

少ない工程ですが、こちらも十字結びと同じくひとつひとつ丁寧に結んでいけば、簡単に解けることはありません。

より頑丈に結びたいならかます結び!

荷物が動いたり、縛った部分が広がった際など、結び目に力がかかればかかるほど自然と締め付けが強まるのが、かます結び。

強固に荷物を固定したい場合や、解けないようにしっかり結びたいときには、かます結びがおすすめです。

また紐を二重三重と重ねるのも一方向でシンプルなので、素早く荷物を固定するにも便利です。

ビニールの紐が緩まない結び方を知って快適アウトドア!

ビニール紐
生活に欠かせないビニール紐。

ビニール紐は安価で入手しやすい一方、適当に結んでしまうと非常に緩みやすいアイテムです。

これまでビニール紐を使ってきて「何度やっても緩むから諦めていた」という人は少ないのではないでしょうか。

しかし、今回ご紹介したちょっとしたコツを加えればビニール紐の特性を抑え、荷物を強固に固定することができます。

また紐の結び方はアウトドアから日常生活など、さまざまな場面で役に立つ結び方が無数とも呼べるほど存在します。

十字結びとかます結びは、日常生活で大いに役立つものですが、アウトドアでも荷物の運搬の際、道具をまとめておくときなどで活躍します。

ぜひビニール紐が緩まないコツと結び方を、日常生活で試してみてください。

著者画像

北村 一樹さん

アウトドアライター

関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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