
ロープを使った結び方には用途に合わせて多彩なものがあり、ものを固定したり長さを伸ばしたりと、多種多様です。
今回はそんなロープワークの中から、ロープを2本使った結び方をご紹介します。
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引っ張ると締まる結び方を知るなら2本紐が必要!

日常生活やアウトドアでものをしっかりと結びつけたいとき、紐が引っ張るほどに締まる結び方は非常に便利です。
このような結び方は、紐の長さが足りないときや、2本を繋げて輪っかにしたり、さらに輪っかを使って道具を吊るしたりと、フィールドでの活動をより快適にしてくれます。
今回は、そんな引っ張ると締まる結び方の中から、特に代表的で簡単にマスターできる2種類の結び方の、テグス結びと本結びを、2本の紐を使って詳しく解説していきます。
どちらの結び方も、一度覚えてしまえば様々な場面で応用が効くので、ぜひこの機会にマスターしておきましょう。
引っ張ると締まる結び方手順【テグス結び】
テグス結びは、2本の紐や糸を真っすぐに繋ぎ合わせたいときに最適な結び方です。一度結ぶと非常に強固で、引っ張っても緩みにくいのが特徴です。
手順①紐を交差させる

まず、2本の紐を平行に並べ、片方の紐の端をもう一方の紐の上から交差させます。
紐の端は少し長めに取っておくと後の作業がしやすくなります。
手順②片方の紐で輪を作って締める


次に、片方の紐を巻きつけるようにして小さな輪を作ります。
この輪は、紐をしっかりと包み込むように作ります。
輪を作ったら締めておきます。
手順③もう一方の紐でも輪を作る

今度は、片方の紐も同様に小さな輪を作ります。
このとき、少し離れた位置で作るのがポイントです。
手順④ゆっくりと締め上げる

両方の輪に端を通したら、それぞれの紐の本線(端ではない方)をゆっくりと引っ張って結び目を締めます。この際、焦らずに均等な力で引っ張ることで、きれいで強固な結び目になります。
手順⑤しっかり締め上げる

最後に、結び目の形が整っているか確認しながら、さらにしっかりと締め上げます。
テグス結びのポイント
結び目が左右対称になっている
テグス結びの強度は、結び目がきれいで左右対称になっているかに大きく左右されます。
締め上げるときに結び目が歪まないように注意深く作業することが大切です。
左右対称の美しい結び目は、紐にかかる力が均等になり、結びの強度が最大化されます。
末端は余裕を持った長さにする

紐の末端はある程度の余裕を持たせておきましょう。
短すぎると、輪に端を通す作業が難しくなり、結び目がきれいに仕上がらない原因になります。
引っ張ると締まる結び方手順【本結び】
本結びは、テグス結びと同じく2本の紐を繋ぎ合わせたいときに使われる基本的な結び方です。
結び目が平らでかさばらず、引っ張るほどにしっかりと締まるのがポイントです。
手順①紐を交差させる

まず、2本の紐を一本の紐のように平行に持ち、片方の紐をもう一方の紐の上に重ねて交差させます。
手順②一度結ぶ

紐の端を反対の紐の下にくぐらせ、一度だけ結びます。この段階では、まだ結び目は緩く、引っ張るとほどけてしまいます。
手順③もう一度交差させる

手順①と同じく交差させます。
手順④もう一度結ぶ

こちらは手順②と同様に結びます。
手順⑤しっかりと締め上げる

両方の紐を引っ張り、結び目をしっかりと締めます。結び目が平らになっているか確認しましょう。
正しく結べていれば、引っ張るほどに結び目が締まり、解けなくなります
本結びのポイント
本結びは単純に見えますが、正しい手順で結ばないと強度が落ちてしまいます。本結びの利点は、結び目が平らでかさばらないことです。
結び目が締め上げた際にゴロゴロしたり捻れたりしている場合は、結び目が平らで安定しているかしっかりと確認しましょう。
また正しく本結びができていれば、結び目の両端から出ている紐が同じ向きになります。
引っ張ると締まる結び方を覚えよう!紐2本で簡単!

いかがでしたか。今回ご紹介したテグス結びと本結びは、どちらも2本の紐があれば簡単にマスターできる、引っ張ると締まる結び方の代表例です。
テグス結びは、2本の紐を真っすぐに、かつ非常に強固に繋ぎ合わせたいときに力を発揮します。
一方、本結びは、結び目が平らでかさばらない結び方で、様々な場面で活用できます。
紐を結ぶのに馴染みがないと難しいと感じることもありますが、繰り返し練習することでスムーズに結べるようになります。
アウトドアでは紐を使う場面はよくあるので、この2つの結び方を覚えておけば、荷物を吊るしたりテント設営で紐の長さが足りないときに伸ばすなど、快適に過ごしたりいざという時の対処に役立ちます。
ぜひ紐を使って、これらの結び方を試してみてください。