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季節の小さな梅しごと

「さしすせそ調味料」は、どれも少量仕込みです。季節の手しごというと、大きな瓶や大量の下処理を思い浮かべがちですが、まずは小さく、気軽に。小さなひと瓶から始めるだけでも、日々の食卓に季節の味覚を添えることができます。分量は、保存する瓶に合わせて、無理なく収まる量を目安にします。梅の実が店先に並び始めました。まずは小梅から、梅仕事をはじめてみませんか。
小梅の下処理
- 小梅をボウルに入れて、やさしく水洗いする
- 清潔な布などで、水けをしっかり拭き取る(ひと粒ずつていねいに。水分が残ると傷みの原因になります)
- なり口(ヘタ)を竹串や楊枝でやさしく取り除く ※なり口は残っていても問題ないため、気になる場合のみ取り除く
小梅について
- 青くかたい小梅 青梅らしい、爽やかな香りを楽しみたいときに
- 少し黄色く追熟した小梅 やわらかく、甘い香りを楽しみたいときに
※小梅は追熟が早いため、青い状態で仕込みたい場合は冷蔵庫で保存し、追熟を抑えます。
【さ・酵素梅のレシピ】

【材料】

- 小梅 200g(瓶の大きさに合わせて)
- きび砂糖(好みのもの) 小梅と同量程度
<作り方>
(1)清潔な瓶に、小梅と砂糖を交互に重ねます。最後は砂糖で覆うようにします。
(2)ふんわりと蓋、または布をかけて、直射日光を避けた涼しい場所に置きます。
1日1~2回、瓶をやさしくゆすって砂糖をなじませます。砂糖が溶け、梅のエキスが上がってきたら完成です。
完成後は冷蔵庫で保存します。
酵素梅の楽しみ方
- 水や炭酸で割って
- かき氷のシロップとして
- ドレッシングや甘酢の風味づけに
【し・小梅の塩漬けのレシピ】

【材料】

- 小梅 100g
- 塩 小梅の18~20%
<作り方>
(1)清潔にした保存瓶に小梅と塩を交互に重ねながら入れます。最後は塩で覆うようにします。
(2)清潔な重し、または小さな保存袋に水を入れたものをのせ、蓋をします。
直射日光を避けた涼しい場所に置きます。2~3日ほどすると、梅酢が上がってきます。その後は梅全体が梅酢に浸かるようにしながら冷蔵庫、または涼しい場所で保存します。
梅干しにする場合
梅雨明け頃の晴天が続く日に、ざるなどに並べて2~3日ほど天日干しします。
小梅の塩漬けの楽しみ方
- ごはんやおにぎりに
- 刻んで薬味に
- そうめんや冷奴に添えて
- 梅酢は、和え物や炭酸割りに
- 塩の代わりに
【す・小梅酢のレシピ】

【材料】

- 小梅 100g
- 米酢(好みの酢) 小梅が浸るくらい
<作り方>
(1)清潔な保存瓶に小梅を入れます。上から米酢を注ぎます。
(2)蓋をして、直射日光を避けた涼しい場所で保存します。
1~2週間ほどで、香りがなじんできます。
完成後は冷蔵庫で保存します。
小梅酢の楽しみ方
- 炭酸水で割って
- ドレッシングやマリネに
- 南蛮酢に
- 漬けた小梅をそのまま刻んで薬味に
【小梅の醤油漬けレシピ】

昆布の旨味が加わることで、醤油がやわらかくまとまり小梅の酸味がより奥行きのある味わいになります。
【材料】

- 小梅 100g
- 醤油 小梅が浸るくらい
- 昆布(好みで) 3㎝角
<作り方>
(1)清潔にした保存瓶に小梅と昆布を入れます。醤油を注ぎ、梅がしっかり浸かるようにします。
(2)蓋をして、直射日光を避けた涼しい場所で保存します。ときどき瓶をやさしくゆすり、全体をなじませます。
1~2週間ほどで味が落ち着いてきます。
完成後は冷蔵庫で保存します。
小梅の醤油漬けの楽しみ方
- 冷奴・湯豆腐のかけ醤油に
- 卵かけごはんや納豆のたれに
- 焼き魚や肉料理の仕上げに
- 炒め物の隠し味に
【そ・小梅味噌のレシピ】

【材料】

- 小梅 100g
- 味噌 小梅と同量
<作り方>
(1)清潔にした保存瓶に梅を薄く敷きます。小梅を並べ、その上に味噌を重ねるように入れます。
(2)表面を味噌でしっかり覆い、空気に触れないようにします。蓋をして、冷蔵庫で保存します。
3日~1週間ほどで、味噌に小梅の香りが移り、食べごろになります。
小梅味噌の楽しみ方
- 生野菜に添えて
- ご飯に小梅ごとそのままのせて
- 焼きおにぎりの味つけに
- 肉や魚のソースとして
- 味噌だれのベースに
暑い季節に頼もしい、小梅のさしすせそ
小梅のさしすせそ調味料は、すぐに食べられるものではありません。けれど、砂糖や塩、味噌が小梅と馴染んでいく様子や、酢や醤油へとエキスが移っていく、それを見守る時間にも楽しみが詰まっています。これからの暑い季節に、頼りになる調味料です。ぜひ気軽に作ってみてください。




