フィジーでこんな観光はいかが?3つの南の島ハイクを体験【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

海外の旅

2024.12.25

フィジーでこんな観光はいかが?3つの南の島ハイクを体験【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

フィジーでこんな観光はいかが?3つの南の島ハイクを体験【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
ビーチやダイビングやシュノーケリングというよく知られたイメージじゃないフィジーを紹介するシリーズ。前回は「私史上最高の低山ハイキングコース」に出会った話をしました。

でもフィジーの「ヤサワ諸島」のハイキングコースはこれだけではありません。他に体験した3つのコースをまとめて紹介します。

どうも。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。

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ダビングやシュノーケリングだけじゃないんです!【フィジー旅4

まず紹介するのは国際空港があるフィジーの「本島」ともいうべき「ビティレブ(Viti Levu)島」から、前回も紹介した「サウスシークルージズ(South Sea Cruises)」運航の客船「Yasawa Flyer Transfer」で1時間45分。「ヤサワ(Yasawa)諸島」内の「クアタ島(Kuata Island)」にあるコースです。

「Barefoot Kuata Island Resort」という宿からスタート。早朝5時すぎに部屋を出発しました。

今回の旅は「Adventure Travel Trade Association」、つまり訳すと「国際アドベンチャー旅行業協会」的なところの招待で、「ヤサワ諸島の魅力を満喫する」という感じのツアー。どうしてもダイビングやシュノーケリングなどの海のアクティビティーが主流なので、ハイキングなどは早朝とか夕方遅めの「時間外」に個人的に行くことになります。

まあ、そのわりには10名の参加者の半数以上がハイキングに行っていましたが。笑

外はようやく明るくなってきたところ。

分かれ道を左側に進みます。この標識、味があっていいですね。

さてこのコース、頂上まで30分弱なのですが、ほぼほぼ森の中を進みます。「ジャングルハイキング」という感じなのですが、それだと昼間の木漏れ日が漏れている時間帯のほうが雰囲気もありそうかなと思いました。

そして何より見晴らしがない。まあ、「森林浴」ではあるのですが…なんて考えながら足を進めていくと。

頂上に到着しました。

モデルになってくれたのは同じツアーに参加しているドイツ人。しかし欧米人の男性は上半身裸になるのが好きですな。私が住むオーストラリア・ブリスベンでも上半身裸でジョギングしている姿をよく見かけます。あと仕事中の大工さんとかも。

日本では山中でも街中でも、上半身裸の男はなかなか見られないですよ…ね。

頂上は360度の展望です。

ちょっともやがかかっているのが残念ですがなかなかの景色です。

さて山を下ってきて、先ほどの分かれ道をCave、つまり洞窟のほうに向かいます。

この洞窟がかなりの大きさ。中央に立つの人の姿と比較してみてください。

オーストラリアのウルル(エアーズロック)に行ったとき同様「ここに泊まりたいなあ」と思いました。

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同じようなことを考えた人がいるのか、寝床的なものがありました。

いや、石で囲んであるので別の用途なのか? 「埋葬」でないことを祈ります。

あと「呪いの場」でないことも。足を踏み入れてはいませんが。

絶景の超ショートハイク

さてこの「クアタ島」にはもう一つ短いハイキングコースがあるとのこと。「どのくらいかかるの?」とガイドに訊いたところ、「う~ん。10分もかからないよ~」との答えです。

あまりの短さに物足りない気がして食指がまったく動かなかったのですが、「次来られるのはいつだろう? ってか次に来られるのか?」と考え直して向かいました。まあ、もっと大きな理由は素敵な女性陣に「ユキも行こうよ~」と誘われたからでありますが。笑

で、向かってみたのですが……なんと全行程の所要時間は10分どころか1~2分。距離的には物足りないにもほどがあります。でも景色はかなりのものです。

合計3ヵ所見晴らし台があって、1つめと2つめは同じ向き。

2つめの見晴らし台。この海の色!

3つめの見晴らし台から東側を見たところ。人々が見えるのが2つめの見晴らし台。

縦位置の写真のほうが雰囲気が出ますね。

3つめの見晴らし台からは東も西も見えます。夕陽鑑賞スポットとしても秀逸。

さて2つ上と3つ上の写真の左のほうに岩礁が見えると思います。ここは毎日1便の定期船がつくたびに「Warrior(戦士)」姿の男性がてっぺんから出迎えてくれる場所。

船から見た戦士。動画だとなかなか格好いいのですが記事ではお見せできずに残念。

3つめの見晴らし台からはリゾートも見えます。

さてさて。この3つめの見晴らし台には謎の物体がっ!!

ボートです! 「何の変哲もないボートじゃん!」という声も聞こえてきそうですが…。

いやいやいや、考えてみてください。ここは推定海抜20メートルくらいの丘の上。なぜこんなところにボートがあるのか?

さすがに津波で打ち上げられたとは考えにくいです。それにしたらあまりにボートはきれいですし。

じつはノアの箱舟? はい、ボートが新しすぎますね。

案内してくれた人にも聞いたのですが理由はわからず。次に行ったときにはなんとか真相を究明したいと思います。

いずれにせよ、「絶景」あり、「謎」ありのこの往復約3分コース。「ハイキングは所要時間の長さじゃない」と強く思いました。…一瞬名言を吐いた気がしましたが、全然そうでもないですね。笑

別の島では「火曜サスペンス劇場」ハイク

もう一つ紹介するのは同じ「ヤサワ諸島」にありますが、本島から連絡船で2時間50分の「ドラワカ島(Drawaqa Island)」のコース。

「Barefoot Manta Island Resort」という宿からスタートします。

まず渡り石で小川を越えます。

そして登ること数分。すぐにロケ地探しに苦労している火曜サスペンス劇場のスタッフが狂喜乱舞しそうな光景が!

はい、崖っぷちです。

こういう断崖に建つとなぜか頭の中で中森明菜の「DESIRE -情熱-」のサビの部分が流れ出す私です。

相変わらずたとえが古くてすみません。

その後、尾根筋だけど両側に低木が生い茂る場所を歩きます。

林の中に野生化したヤギの集団が見えましたが、木々の向こうだったのでうまく写真を撮ることができませんでした。たぶん「消しゴムマジック」でも無理。笑

先ほど紹介した「クアタ島」でもものすごい角度の崖を降りるヤギを見たり。このあたりの島々では大型の捕食動物がいないので、野生化したヤギたちのパラダイスのようです。

ここで同行したフィジー人のガイドからおもしろい話を聞きました。1970年代、マツ科の木をこのあたりの島々に植林したそうです。まだリゾートなどがなく、漁業以外に目立った産業もなかったため、林業を育成しようとしたのです。

でも繁殖力の強いマツのせいで、昔から島にあった木々が死んでしまいました。そして地滑りも起こるようになったとのこと。

人間が良かれと思ったやったことが大自然の前では裏目に出る。よくあることかもしれませんが、なかなか先のことは見通せず。難しい問題です。

途中でまた見晴らしのいい場所に出ました。

そして出発から約20分で頂上に到着。

緩やかな登り坂の林を抜けるとその先に頂上が。

ここでは360度の展望が楽しめます。

ここで行き止まり。

来た道方面。

歩行時間が短く、かつなだらかな坂のため、「ワインでも持ってきて夕陽鑑賞をすれば良かったね」とみんなで後悔しました。

ガッツリ登山もいいですが、そんなのんびりハイキングもだれかといっしょだと楽しいですね。

グンカンドリ(frigate bird)が優雅に舞っています。

代わりに下山してからカクテルで乾杯しましたとさ。

そういえば! 日本のように「ハイキングのあとの温泉」みたいな楽しみはないですが、「降りてきてすぐに海に浸かってカラダを冷やせる」のもこうした「離島ハイキング」の良さの一つです。

今回紹介した3つのコースは決してメインのアクティビティーではないかもしれません。これらのハイキングコースを楽しむことを主な目的に「ドラワカ島」や「クアタ島」に行く人はおそらくいないでしょう。

でもシュノーケリングやスキューバダイビングの合間にサクッと登れるコースがあるのは、アクティビティーに変化をつけられていいですよね。

【柳沢有紀夫の世界は愉快!】シリーズはこちら

フィジー政府観光局
https://visitfiji.jp/

Adventure Travel Trade Association
https://www.adventuretravel.biz/

South Sea Cruises
ヤサワ諸島へのクルーズ船を運航
https://southseacruisesfiji.com/

Barefoot Kuata Island Resort
https://www.barefootkuatafiji.com/

Barefoot Manta Island Resort
https://www.barefootmantafiji.com/

私が書きました!
オーストラリア在住ライター
(海外書き人クラブ)
柳沢有紀夫
1999年からオーストラリア・ブリスベン在住に在住。オーストラリア関連の書籍以外にも『値段から世界が見える!』(朝日新書)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』(新潮文庫)、『日本語でどづぞ』(中経の文庫)、『世界ノ怖イ話』(角川つばさ文庫)など著作も多数。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」のお世話係

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