第1回で紹介した愛宕山へ再登山!【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.52】 | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.05.09

    第1回で紹介した愛宕山へ再登山!【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.52】

    東京23区内、特に山手線の内側はビル街や飲食店街、住宅街ばかり。そう思っている人が多いかもしれません。でも、目を凝らせば東京都心にも「山」はあります。そんな東京の山の世界を、日本で唯一のプロハイカーである斉藤正史さんが案内します。

    FILE52は、記念すべきFILE1で紹介したRE愛宕山です。

    第52座目「RE愛宕山

    FILE1記念すべき第一回が愛宕山でした

    TOKYO山頂ガイドの記念すべき1回目はどこの山にしようか。悩んで決めたのが、自然の山で山手線内で一番高い愛宕山でした。しかし、実際に行ってみると、女道は工事中、境内も工事中とせっかくの素敵な山をしっかり紹介出来ませんでした。ならば、桜の季節にリベンジするべし。FILE1を取材した時に工事が令和6年3月19日終了予定と看板に書いてあったのでちょうど桜の季節と重なるなと考えたのです。

    日比谷口登山口。

    今回もJR新橋駅登山口ですが、今回は少しだけ変えて日比谷口登山口からのスタートです。

     僕は普段山形に住んでいるので、何かのタイミングで東京に来た時に取材をすることが多いのですが、今回は桜の季節にと思い切って上京しました。なんと、今年は3月に入るとどんどん気温が下がり、開花予想を大きく裏切り、僕が上京した3月22日は、桜どころかつぼみすら膨らんでいませんでした。

    果たして、リベンジになるのだろうか・・・・

    今回、ルートは前回とほぼ同じルートになりました。さすがに、この道より楽しそうなルートは発見出来ませんでした。

    ただ、今回の動画はINSTA360で撮影しましたので、FILE1とは少し差別化出来たかもしれませんね!

    今回は、途中で雨が降ってきたので

    NHK放送博物館で雨宿りすることにしました。FILE1の取材では、確か休日で閉館していたような気がします。何度も愛宕山に来ているのに初めての入館です。中に入ると、やはり撮影は制限されていましたが、個人で楽しむ分にはあまり制限が無いそうです。今回は記事にするので撮れませんでした。

    中に入ると、放送の歴史を見ることが出来る博物館で、NHK大河ドラマや朝ドラ等を始めとする歴史や放送等の他にも、テレビが普及し始めた頃の暮らしの映像など見どころもたくさんありました。アナウンサーのスタジオもあり、原稿読みの体験など出来ます。もちろん僕も原稿読みにチャレンジ。残念ながらここは写真NGでした。

    博物館に入るとカメラやテレビの展示も行われています。

    ゴン太くんです!以外に小さかった。

    実は愛宕山と関りの深いNHK

    日本で初めてラジオ放送が始まったのは1925年。その電波が発信されたのは現在放送博物館がある愛宕山だったそうです。愛宕山で本放送が始まったことから、愛宕山は放送のふるさとと呼ばれるようになったそうです。

    1968年、世界初の放送専門博物館として、NHK発祥の地である愛宕山の東京放送局旧局舎を利用して作られたそうですよ。

    HK放送博物館を出ると、雨が一時的にやんでいました。

    リニューアルした愛宕山

    隣にある女坂も工事が終わっていました。

    神社にむかうと、工事用の柵も無くなっていて、全体的に明るくなった印象がありました。女坂の上にはキッチンカーが営業していました。かなり近代的になった印象です。

    そして、知る人ぞ知る蓋を開けて見ていた三角点は・・・・・

    なんと、蓋を開けなくても見れるように改良されていました。

    ちょっとベタな物もありましたが。

    さて、例年なら咲いている東京の桜。新しくリニューアルした愛宕山の桜を見たかったのですけどね!桜の季節にぜひ登ってみてください!

    次回はFILE53 代官山にある西郷山です。

    私が書きました!
    プロハイカー
    斉藤正史
    2012年より日本で唯一のプロハイカーとして活動。トレイルカルチャー普及のため、海外のトレイルを歩き、アウトドア媒体を中心に寄稿する傍ら、地元山形にトレイルのコースを作る活動「山形ロングトレイル(YLT)」を行なう。スルーハイク(単年で一気にルートを歩く方法)にこだわり、スルーハイクしたトレイルだけで22.000km(地球半周以上)を超える。最新情報はブログを。

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