
日常からアウトドアまで活躍する汎用性の高いアイテムをお探しの方はぜひご一読ください。
アウトドアの強い味方!ナルゲンボトルの魅力!
とにかくタフ
ナルゲンボトル最大の魅力は、驚くほどの「頑丈さ」。素材はTritan(トライタン)樹脂というプラスチックの一種です。机の上などの高いから場所から落としても割れず、多少の衝撃ではびくともしません。普通に使用していれば、10年以上の使用も可能です。
また、トライタン樹脂は哺乳瓶などの素材としてもおなじみの素材です。経年劣化しにくく、人体に有害とされているBPA(ビスフェノールA)という物質が含まれておりません。アウトドアで安心して長く使用ができます。
衛生的
ナルゲンボトルは、シンプルな構造で洗いやすく、においや色が移りにくいのがメリット。
一般的な水筒は、水漏れ防止のためにゴムパッキンを使用していますが、ナルゲンボトルはゴムパッキンなしで、水漏れを防ぐ構造です。ゴムパッキンはカビが発生しやすいのが難点ですが、ナルゲンボトルにはそういう恐れもありません。
パーツは本体と蓋部分のみの2点でシンプルな作り。蓋部分は取り外し可能で、隅々まで清潔に保ちやすく、アウトドアだけでなく普段使いでも衛生面に配慮したい人に最適です。
冷凍・熱湯がOK
耐熱温度は約100度C、耐冷温度は約-20度Cと、温度変化に強い点も魅力。BPAフリーのため、熱いお湯を入れても有害物質が溶け出すこともありません。
お湯を入れて湯たんぽにしたり、中に入れた水を凍らせて持ち運んだりと、季節を問わずフレキシブルに使えます。ただし、遮熱性がないため、熱湯を入れると表面が非常に熱くなります。熱いものを入れる際は直接手で持たないようにしましょう。
口が広く使い勝手が良い

ナルゲンボトルは広口設計のため、氷を入れやすく洗浄も簡単です。スープやおかゆなど、具材があるものでも無理なく出し入れができます。登山中に湧き水などを補給するのにも便利です。
ただし、水筒として使う場合は、傾けると一気に水が出てくるので、こぼしやすいのが難点。そうした点が気になる方には、広口の飲み口を細口に変えられる「イージーシッパー」という専用アイテムもオプションで販売されていますのでチェックしてみてください。また、メインに水筒として使用したい方は、飲み口が小さい細口ボトルの使用がおすすめです。
基本のナルゲンボトルの使い方

ナルゲンボトルの基本的な使い方は、液体を入れて水筒としての使用法です。500mLサイズはコンパクトな水筒として、1Lサイズは一日分の水分補給に便利なサイズ。
軽量なので持ち運びやすく、フタもしっかり閉まるため、カバンの中に横にして入れても漏れる心配がありません。目盛りがあるため、炊飯や料理の際の水の計量にも便利です。
ナルゲンボトルの意外な使い方
スナックを入れる
密閉性が高く、湿気を防ぐためグミやナッツ、ドライフルーツなどのスナック類の収納にも適しています。食感が損なわれることがありません。トレッキング中などの行動食入れとして、素早く取り出せるようにしておけば小腹を満たすのにぴったりです。
お酒を入れる
ガラス瓶を持ち歩きたくない場面で、ナルゲンボトルにお酒を詰め替えて持参するのもOK。長期保存でなければ、味の変化もありません。焼酎などを入れてお湯を注ぎ、お湯割りを作るのにも向いています。
筆者は野外フェスなど、安全の観点からビン類の持ち込みがNGな場所などに、お酒を入れて持ち運ぶのに重宝しています。
湯たんぽがわりになる
ナルゲンボトルには100度Cほどの耐熱性があるため、熱湯を入れれば、簡易湯たんぽに早変わり。ただし、遮熱性はないため、そのままではぐんぐんと温度が下がってしまいます。
湯たんぽとして使用する際は、タオルを巻いたり、100均などで売られている保温カバーなどと併用したりして、保温性を高めましょう。寝袋の中に入れておけば、冬場に冷え込みの激しいテント内や車中泊でも体を温めてくれます。
汁漏れが気になる食材を入れる
カレーやスープなど、液体を含む食材を安全に持ち運びたいときにも活躍。密閉性が高いためバッグの中で漏れる心配が少なく、安心して持ち運べます。自宅であらかじめ作っておいた料理をキャンプ地に運ぶ場合や、逆に余ってしまった料理を自宅に持ち帰る際にも重宝します。
ランタン代わりに使う
小型のLEDライトをナルゲンの中に入れると、光が拡散してボトル全体が光ります。一方向しか照らせないライトを、ランタンのように活用したい時に便利です。
液体を入れたナルゲンボトルに外からLEDライトの光を当てるのもOK。光が柔らかくなって雰囲気がアップします。ボトルの色によって明かりの色が変化するのも面白いです。
雪水をこす
冬山や雪中キャンプでは、雪を溶かして飲料水を作ることも。ボトルの口に布やガーゼをあてて注げば、不純物や砂を簡易的にこすことができます。現地調達の水を少しでも安全にする工夫として覚えておきたい技です。
ナルゲンボトルの使い方注意点
ナルゲンボトルは水を入れて凍らせれば、保冷剤としても利用可能。ただし、水を満杯に入れて凍らせると膨張によって破損する恐れがあります。凍らせる際は、蓋を完全に開け、水量は8~9割までにしてから冷凍庫に入れましょう。
また、ジュースや乳製品、お酒の長期保存は避けましょう。中身が傷むことがあります。
直火や電子レンジはNG。食洗器の使用は使用はできますが、ボトルの印刷が剥げてしまうこともあるようです。正しく使って長く愛用しましょう。
ナルゲンボトルの使い方は無限大!賢く使おう!
ナルゲンボトルは単なる水筒にとどまらず、アイデア次第でアウトドアから日常まで幅広く活躍します。
丈夫で衛生的、汎用性抜群なこのボトルを上手に使いこなせば、荷物を減らしつつも、快適さはアップ。自分だけの使い方を見つけ、もっと便利に使い倒していきましょう!