整理収納アドバイザーという仕事柄、「不便から手放していきましょう!」と日々お伝えしていますが、自分のこととなると話は別。道具の買い替えは、ついあと回しにしがちです。
しかし、この春休みに1週間のキャンピングカー旅に出ることが決まり、食の不便だけは見過ごさないと決めました。
そこで思い切って手に入れたのが、イワタニのカセットフー タフまるJr.でした。今回は、実際に旅で使って分かった魅力をレポートします。
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コンパクトなコンロが車内を快適にする理由

以前使っていたコンロとタフまるJr.を並べて、まず驚いたのが、そのコンパクトさでした。
キャンピングカーの限られたテーブルスペースにおいて、「ひと回り小さい」という差は想像以上に大きいもの。これまでテーブルには鍋を置けず、キッチン横で取り分ける必要がありました。
つまり、誰か(主に私です)の動線が増えていました。
しかし、タフまるJr.に変えた途端、テーブルに余白が生まれ、家族みんなで鍋を囲み、それぞれが自分で取る流れが生まれました。
小さな変化ですが、負担は確実に減り、食事の時間そのものがぐっとラクになりました。

コンパクトでも頼れるコンロ
ガス缶が横に出ていることで、大きな鍋を載せたままでも、調理を中断せず、スムーズにガス交換ができます。狭い車内では、ちょっとした手間を減らすことの積み重ねが、快適さを大きく左右します。
しかし、整理収納アドバイザーとしては、単に小さければ良いとは思いません。機能が犠牲になっては本末転倒です。一般的な家庭用卓上コンロと比較して、五徳が小さい分、大きな鍋を載せたときの安定性は大丈夫なのか?そう心配する方もいるかもしれません。そんな不安は、実際に使ってみていい意味で裏切られました。
タフまるJr.の五徳は、大きめのフライパンも、スリムなポットも、しっかりと支えてくれました。全体をサイズダウンしても、道具としての安心感はしっかり保たれています。

パワフルな火力と繊細なとろ火をしっかり使い分けられる
コンパクトなのに、火力が犠牲になっていないところが、この製品のすごいところです。1週間におよぶキャンピングカーの旅で、車内食堂の主役として大活躍してくれました。
夕食の鍋料理から、翌朝のうどんやホットドッグづくりまで、その真価を実感しました。
とくに鍋料理では、家族4人が次々に具材を入れても、パワフルな火力のおかげで湯温が下がりにくいことに感心しました。おかげで最後までストレスなく食事を楽しめました。
続いて、タフまるJr.が実力を発揮してくれた、わが家の旅メシを紹介します。
牛しゃぶ

鯛しゃぶ

愛媛県といえば鯛が有名。松山のスーパーで柵を購入しました。
新鮮な鯛は、まず刺身でいただき、そのあとに贅沢な鯛しゃぶでいただきました。

道後温泉の商店街で実演販売していた、四国でおなじみの「やすまる」という出汁を衝動買いしたのですが、これが大正解。鯛をくぐらせるたびに、思わず声が出るおいしさでした。
おじや

翌朝は、残った出汁に溶き卵と刻みネギをたっぷり入れて、ポン酢を加えてさっぱりといただきました。
この料理で求められるのは、強火ではなく安定した、とろ火です。
安価なコンロでは風で消えてしまいそうな微弱火でも、このコンロはしっかり火を保ち、じっくりコトコトと味を染み込ませてくれます。焦げ付きにくく、朝から満足度の高い一杯になりました。
風にも強いと評判のタフまるJr.。今回は、キャンピングカーの車内で使用しましたが、季節が良くなったら屋外調理でその実力を検証したいです。
釜揚げうどん

家族4人分のうどんを一度に茹でても問題ありませんでした。コンパクトながら、重い鍋をしっかり支えてくれるので、安心して使えました。
トッププレートがホーロー用鋼板製なので、吹きこぼれてしまったあとは丸洗い。掃除がラクでした。

ホットドッグ


ホットドッグは、惣菜系の具材を各自が好きに挟むセルフスタイルで。サラダをウインナーの下に敷くと、こぼれにくくて食べやすいですよ。

丈夫な専用ケースが、キャンピングカーの旅を快適にする

整理収納アドバイザーとして見逃せないのが、タフまるJr.に付属するケースの優秀さです。
頑丈でフラットな形状は、キャンピングカーという限られた空間において、ただのケース以上の価値があります。
まず、ケースが頑丈なので、上に荷物を載せられます。そして、形状が箱型なので、デッドスペースが生まれません。そう、車内では、この四角さが正義なんです!
キャンプで屋外に置いてもこのケースに入れておけば、コンロ本体は埃をからず、使いたいときにはすぐ取り出せます。車内への収納性と本体の清潔さを両立してくれる完成度の高いケースだなと感心しました。
1台のコンロが、旅の時間を変える

面倒だからと不便を我慢するのではなく、自分たちの旅を豊かにするために道具を積極的に選ぶ。
今回の買い換えは、単なるコンロの更新ではなく、家族の過ごし方そのものをアップデートする結果になりました。
もし「いまのコンロは、ちょっと使いにくいな」と感じているなら、一度見直してみるのもおすすめです。たった1台のカセットコンロが、旅の景色を変えてくれるかもしれません。
イワタニ/カセットフー タフまるJr.
- 燃料:カセットガス
- サイズ:286×193×122mm(本体)、320×252×135mm(ケース)
- 重量:約1.6㎏
- 材質:本体/鋼板、トッププレート/ホーロー用鋼板、五徳/ホーロー用鋼板、バーナー/ステンレス鋼板、点火つまみ/ABS樹脂
- 使用できる鍋の大きさ:鍋上部の直径は20㎝まで(小さい鍋は、鍋底が11cm以上)
- 発売元:岩谷産業
- 製品ページ:https://www.iwatani.co.jp/jpn/consumer/products/cg/outdoor/cb-odx-jr/
【使用上の注意】
キャンピングカーの車内でカセットコンロを使用する際は、必ず車両を安全な場所に停車させ、十分な換気をしてください。なお、気密性の高い一般乗用車内での使用は、酸欠や一酸化炭素中毒、火災の恐れがあるため大変危険です。絶対に使用しないでください。




