軽量コンパクトなアイテムや便利なクッカーセットはもちろん、鍋タイプやポットなども含めてチェックしよう。クッカーの選び方もあわせて解説する。
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キャンプにはクッカーが便利
キャンプ用の調理器具といえばクッカー。携行性に優れたクッカーの特徴をおさらいしておこう。
軽量コンパクトなキャンプ向け調理器具
クッカーとは、キャンプ用に設計された小型・軽量の調理器具のこと。コッヘルと呼ばれることもある。主に炊飯や汁物・簡単な料理を作るのに向いている。
単体でも販売されているが、鍋やフライパンなど複数の種類とセットで販売されていることも多いのが特徴。クッカーは持ち手が収納でき、セット品ならスタッキングが可能で持ち運びしやすいのがメリットだ。キャンプ初心者なら、一式がそろうセット品を買うのもいいだろう。
▼参考記事
クッカーの選び方
登山用のクッカーは様々な素材、形のものがある。まずはザックリとクッカーの形を「深型」と「浅型」に分けて考えてみよう。ここでは、「深型クッカー」「浅型クッカー」それぞれの特徴をアウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター・長谷部雅一さんに解説してもらった。
高さの違いと特徴

深型のクッカーは、もともとシングルバーナーのOD缶収納を想定してデザインされていることもあり、シングルバーナー、ガス(OD缶)、クッカー(小鍋)など、登山系のギアの収納性が高い。コンパクトさ重視の方には最適だ。
一方、浅型のクッカーだと、高さが足りずにガス缶を収納できない場合が多いが、かわりにカトラリーなど、少し長い物も収納しやすいというメリットがある。
底面積の違いと特徴

深型のクッカーは煮る、茹でるという調理方法が得意。一方、浅型のクッカーは、煮る・茹でるのほかに、底面積が広いので炒める、焼くなどの料理にも向いている。
もちろん深型でも様々な料理は可能だが、浅型と比べるとどうしても調理のしにくさはある。「お湯を沸かせればOK!」という人や、基本簡単なものしかクッカーでは作らないという人なら深型を。麺類もくっつかなように茹でたい、炒め物など色々な料理をしたいという人は、浅型を選ぶといい。
鍋底の大きさと火力の違い
深型クッカーは、鍋底の面積が狭いためシングルバーナーの火力を最大にしても、クッカーの外に火が飛び出てしまい無駄なエネルギーを使ってしまう。
浅型クッカーは底面積が広いため火が当たる面積も広い。そのため沸騰までの時間が深型と比べて早いが、ガスの噴出量も増えるため燃費は深型と比べて少し悪くなる。
また、シングルバーナーの火が出る部分のヘッドサイズもポイントだ。浅型(鍋底面積が大きいタイプ)のクッカーにはシングルバーナーのヘッドが大きなタイプを。そして深型(鍋底面積が小さいタイプ)のクッカーには逆にヘッドが小さなタイプを選ぶことで、最大火力が当たる部分と鍋底の相性が良くなり、ガスの燃費や時間の節約にもなる。
▼参考記事
2026年はこれがくる!注目のクッカー3選
人気アウトドアショップにお願いしたアンケートをもとに、編集部やライターで「これは売れる!」とセレクトしたクッカーを紹介。マルチに活躍するアイテムやフライパンタイプも注目だ。
(BE-PAL 2026年1月号より)
JHQ マルチカマ
熱伝導率に優れたアルミ合金で、熱を素早く広げ、食材全体をムラなく調理。炊く、煮る、揚げる、焼く、炒める、蒸すとなんでもOK。約1.25kgと軽量で携行も楽。
belmont(ベルモント) チタントレールクッカー650 アルミ溶射
人気のクッカーの底面にアルミの溶射0.4mmを施すことで、チタンながら熱効率をアップ。焦げ付きも防げ、炊飯もしやすい。マグネット入り吸盤つまみも付属。
THERMOS(サーモス) 取っ手のとれるフライパン5点セットFA KSF-5A
アルミとステンレスの2層構造で、側面・底面に凹凸がなく、手入れが楽。名前どおり取っ手が取れ、携行性も抜群。ミラー仕上げで美しく、室内外問わず使える。
撮影/山本 智
▼参考記事
2025年の売れ筋モデル!人気のクッカーベスト5
全国のアウトドアショップへのアンケートを集計し、2025年に本当に売れたクッカーを紹介! 古き良き定番品が上位を占めるなか、最新モデルも健闘。とはいえ、相変わらずのソロキャンブームで、人気の中心はミニマムなクッカー。ビギナー向けのセットものも多い。
(BE-PAL 2026年1月号より)

【第1位】
trangia(トランギア) メスティン
一世を風靡したトランギア人気が再燃!いわずと知れた万能クッカーだ。お弁当箱のようなルックスと、いまだSNSにあがる数多くのレシピが人気の秘密。アルミ製で容量750ml。1.8合の炊飯が可能。収納箱としての汎用性も抜群。

ハンドルはリベットで支えられているので、かなり頑丈なつくり。
「類似品を持ってる人が「やっぱり本物も持っておかないと」的なノリもあったような。やはり本物がいちばん!」(オレンジかつらぎ店)
【第2位】
Snow Peak(スノーピーク) アルミパーソナルクッカーセット
人気ブランドながら、手に取りやすい価格帯でビギナーに最適。ハンドルはステンレス製で火に強く、焚き火料理ができるのも得点高し! 内壁はアルマイト加工済み。

収納袋も付属。スタッキングしてコンパクトに収納できるところもいい。
「食器としても使いやすいアルミ素材の薄型クッカーで、開口部も広く調理しやすい。」(アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア柏店)
【第3位】
UNIFLAME(ユニフレーム) 焚き火鍋 26cm
焚き火で使いやすいステンレス製ツル付き鍋。風合いのある焼き杉の木ぶたがいい味を出している。おひとり様用鍋としてはもちろん、揚げ物用などにも活用できる。
「18cm、26cm、30cmと各サイズ売れたが、とくに26cmが人気。デュオ需要が高かった。」(sotosotodays)
【第4位】
EVERNEW(エバニュー) Apex cup tO.2
チャレンジ精神を忘れず、アウトドアブランド初の0.2mm厚のチタンをカップにすることに成功。厚みが減ることで熱効率が良くなり、調理の時短&燃料の節約にも。

国産純チタン材を使用。110サイズのOD缶がすっぽり収まる。日本製。

質量29g。片手どころか指先で持てる驚異的な軽さ。強度はやや落ちる。
【第5位】
JHQ マルチグリドル 33cm
独自のイノーブルコーティングとオイルロード加工の二重構造を採用。少量の油でも食材が離れやすく、こびりつきにくい。愛用者のリクエストから、’25年に縁型が誕生。

放射状12スリットの底面構造が熱を均一に伝える。IHにも対応。
撮影/山本 智
▼参考記事
アウトドアライターがレビュー!軽量コンパクトなおすすめクッカー
焚き火でも使える、コンパクトなソロ向けクッカー。ソロキャンパーの願望に応えてくれるモデルをアウトドアライターがレビュー!
Snow Peak(スノーピーク) トレック 900
全金属製で焚き火の時でも使える、軽量でコンパクトなクッカー。ガスカートリッジの250gのOD缶がぴったり収納でき、デッドスペースがない作りになっている。メッシュのスタッフ袋つき。

ソロキャンプの焚き火でも使えるソロクッカー。収納時のデッドスペースも減らしてコンパクトにパッキングも可能と、ソロキャンパーの願望に応えてくれる素晴らしいギアだ。持ち手は取り付けもしっかりしていて、グラグラしたり、外れてしまうことがないのも嬉しいポイント。

トレック900の内側にはガスカートリッジの250gのOD缶がぴったり入る。また、OD缶をさかさまにすれば、蓋の間のヘッドスペースにインスタントラーメンが1袋、これまたぴったり収納可能だ。デッドスペースがない作りになっているのも、トレック900の魅力。
▼参考記事
まだまだある!キャンプにおすすめのクッカー4選
3WAYモデルやULタイプなど、キャンプで使いたいクッカーをまだまだ紹介。焚き火調理にも活躍するタフなクッカーも必見だ。
(BE-PAL 2025年3月号等より)
DOD(ディーオーディー) シェラケトルアゲムシ
1台で煮る・揚げる・蒸すができる3WAYクッカー。セット内容が全てケトル内部に収まるスタッキング構造を採用しており、かさばらないのも魅力的だ。錆びにくく油が落としやすいステンレス素材で、手入れも簡単。
●収納サイズ:(約)W18×D13×H8.5cm(セット収納時)
●総重量:(約)450g
同社の手のひらサイズの広口ケトル「シェラケトル」にぴったり収納できる網パーツを新たに開発。この網が「揚げ物フライヤー」と「蒸し器」としてそれぞれ使うことが可能となっている。
本体のケトルは小ぶりながらも容量820mlで、湯沸かしはもちろんミニマルな小鍋としてスープや煮込み料理を作ることもできる優れものだ。
一度に揚げ物や蒸し物は1~2人前、スープは最大4人前の調理が可能。ソロキャンプでメイン調理に使うのはもちろん、ファミリーキャンプでの副菜やちょっとしたおつまみを作るときに大活躍しそう。

収納効率が高く、網パーツと取っ手がケトル内部に完全に収まるのはもちろん、別売りのシェラカップをはじめとする周辺アイテムをまとめてスタッキングできる。
▼参考記事
EVERNEW (エバニュー) Ti U.L. Pot 600
広口で調理しやすく、炎を受け止める面積も大きなチタンクッカー。0.3㎜厚の極薄チタンを深く成形するのは、まさに職人技。容量は600mlで、ほかのサイズと綺麗にスタッキングできるデザイン。

チタンウルトラライトシリーズのベストセラーモデル。厚さわずか0.3mmという極薄の純チタン素材を採用し、この薄さによりストーブからの熱を効率的に内側に伝え、素早く加熱が可能に。調理時間が短縮され、燃料の節約にもつながる。
サイズは約12.4×5.2cm、重量は約95gと軽量&コンパクト。ステンレスやアルミに比べると若干焼きムラが生じやすいものの、金属臭が少なく、スープやコーヒーなどの飲食物を美味しく楽しめる点も特徴だ。
撮影/大森千歳
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Pathfinder(パスファインダー) 1900ML ブッシュポット
焚き火での調理や、野営スタイルのキャンプを楽しめるブッシュポット。スープや炊飯はもちろん、水を煮沸したり、雪を溶かしたり、シーンに応じて幅広く使える万能クッカーだ。1900mlモデルは少人数グループにも対応するサイズ。
●サイズ:Φ約13.7cm (底面外径)、H約14cm (フタ頂点を含む)
●重量:約396g
ブッシュクラフト界のカリスマとして知られるデイブ・カンタベリーが率いるブランド「パスファインダー(PATHFINDER)」が手がける万能クッカー。焚き火調理や野営に心惹かれるアウトドアファンにおすすめな、自然の中での“本気キャンプ”を支えてくれる頼れるギアだ。
ハンドルは、グローブをしたままでも持ちやすいワイド仕様。使わないときはペタンとたためてスッキリ収納できる「バットウィング型」だから、持ち運びにも便利。トライポッドなどに吊るせるベイルハンドル付きで、焚き火調理との相性もいい。

フタには注ぎ口とDリング付きの持ち手がついていて、パスタの湯切りもラクラク。

▼参考記事
Snow Peak(スノーピーク) ワッパークッカー
曲げわっぱをモチーフにしたクッカー。はリッド、ナカゴ、ポットの3つに分かれている。リッドは反転させることでフライパンとして活用でき、炒め物などに便利。ナカゴにはスリ ットが入っており、蒸し調理ができる。ポットでは4合までの炊飯に対応している。
炊飯・煮る・焼く・蒸す・温めを1台で行えることに加え、ポットの蒸気を利用してナカゴで蒸し料理をするといった効率的な2段同時調理にも対応。一度で2~3人分の食事を作ることができる万能アイテムとなっている。 持ち運びの際は、別売りのガスカートリッジやカトラリーなどを収納することも可能だ。
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