焚き火だけでいいと思いはじめたソロキャンパーへ
ソロキャンプも、よりコンパクトに断捨離を極めていくと、少ない道具でなんとかしようと思いはじめませんか?
「できる限り文明の利器を使わず、焚き火で調理と灯りまでまかないたい」そのように思いはじめた人は“ソロキャン縄文人”に近づいているのかもしれません。
そんな沼にハマりつつある人にご紹介したいのが、スノーピークのクッカー「トレック 900」です。
以前、筆者はソロキャンプの焚き火でも使える、コンパクトなソロクッカーを探していました。飯盒(はんごう)では大きすぎますし、持ち手に樹脂がコーティングされているクッカーは、焚き火の炎で樹脂が溶けてしまうので使えません。
さらに、収納時のデッドスペースも減らしてコンパクトにパッキングしたいという願望もあったため、なかなか見つかりませんでした。
しかし、そんな中で出合ったのがトレック900。
このクッカーは、そんな欲張りなソロキャンパーの願望に応えてくれる素晴らしいギアです。
焚き火の時でも使える全金属製
トレック900は、全金属製。
取っ手に樹脂がコーティングされているクッカーは、焚き火調理の際に炎で樹脂が溶けてしまう可能性がありますが、全金属製であれば溶ける心配はありません。
燃焼面が平らな焚き火台や、五徳がある焚き火台の隅に置いておけば、それだけで調理ができてしまいます。
また、持ち手は取り付けもしっかりしていて、グラグラしたり、外れてしまうことがないのも嬉しいポイント。
もちろん、焚き火調理をすれば持ち手が熱くなりますので、つかむ際は火傷をしないように軍手や革手袋を着用してくださいね。
デッドスペース無し!軽量コンパクトなクッカー
軽量コンパクトなのも、トレック900の魅力の一つ。
トレック900は265gと軽量で、500mlペットボトルの約半分の重さ。荷物を軽くしたいソロキャンパーにはうってつけです。
ちなみに、さらに軽量を求めるなら、同じシリーズでチタン製の「チタントレック 900」もあります。トレック900は265g、チタン製は195gとどちらも軽量を極めています。
筆者は、よくトレック900でコーヒーを楽しむためお湯を沸かします。そんな時、コンパクトで使い勝手が良いサイズなのを実感します。ほかには、日帰りトレッキングで作るインスタントラーメンにもちょうど良いサイズだと思います。
なお、トレック900の内側にはガスカートリッジの250gのOD缶がぴったり入ります。OD缶をさかさまに収納すれば、蓋の間のヘッドスペースにインスタントラーメンが1袋、これまたぴったり入ります。
デッドスペースがない作りになっているのも、トレック900の魅力だと筆者は感じています。
メッシュのスタッフ袋つき
トレック900には、メッシュのスタッフ袋がついています。
メッシュの袋は通気性が良いので、多少濡れていても乾燥しやすく便利です。
入れ子式で拡張性もあり!
実は、トレック900には拡張性もあります。一回り大きな「トレック 1400」とスタッキングできるのです。
クッカーが1つだけでは足りなくなったときにはトレック 1400を追加で購入すれば、入れ子式で拡張できます。
この点も、トレック900をおすすめする一つのポイントです。
沼にハマりはじめたキャンパーにベストなクッカー
今回は、スノーピークのトレック900をご紹介しました。
全金属製のため焚き火でも調理でき、軽量でコンパクトなクッカーです。
ソロキャン沼にハマりはじめたキャンパーにベストなクッカーで、焚き火をしながらぜひソロキャンプを楽しんでください。
トレック 900
サイズ:ポット/直径120mm×高さ107mm、フタ/直径127mm×高さ39mm
収納サイズ:直径130mmx高さ140mm
容量:900ml(ポット)、250ml(フタ)
重量:265g
セット内容:本体、メッシュケース
材料:本体/アルミアルマイト加工、ハンドル/ステンレススチール