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シングルウォールってどんなテント?
シングルウォールとは、フライシートをもたない一重構造のテント。構造がシンプルな分、軽量かつコンパクトに収まるため、持ち運びに便利だ。山岳キャンプなど荷物を極限まで軽量化したいときにはこのタイプを使用する。ただし、結露しやすいため使用する環境や天気には配慮が必要だ。
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高通気性・軽量のさわやかカラーテント「プロモンテ/UL-10」
プロモンテ UL-10
正面のみ生地が二重。内側に高通気性の生地を使い、湿気がたまりがちなシングルウォールの欠点を克服した。総重量705gと軽量性もすばらしく、1つ持っていたくなる!
●サイズ:205×90×105cm
●重さ:705g
出入り口のパネルの角は、メッシュ使いのベンチレーターに。

ひねってポールにかけ、はずす特殊形状のフック。慣れると便利だ。
撮影/矢島慎一
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オール日本製の純国産テント「sunsetclimax/Cell-01」
sunsetclimax (サンセットクライマックス) Cell-01
目が飛び出るほど高価ではあるが、それもそのはず。幕体は表にシリコン加工、裏に高耐久ウレタン加工を施した新素材。加水分解しにくく耐久性に優れている。その他、ガイロープ、ペグ、フレームに至るまですべて日本製という純国産テントだ。
撮影/中村文隆
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設営カンタンで防水透湿性・耐久性も◎「鎌倉天幕/ソリスト」
鎌倉天幕 (カマクラテンマク) ソリスト
フライシートとインナーテントが一体化した1~2人用シングルウォールテント。テント本体を広げて、周囲6か所をペグダウンしてから、オプションの専用ポールまたは120㎝に調節したトレッキングポールを前後の庇(ひさし)部分にセットして、ガイラインを固定すれば設営完了。
テントの素材は、レインウェアやアルパインウェアにも使われる、優れた防水透湿性と耐久性を持つ3レイヤー生地。雨に対する強さと同時に、テント内の蒸れを放出する透湿性があり、結露しにくく天候にかかわらず快適な居住空間を提供してくれる。
なによりうれしいのは、設営が簡単かつスピーディーに行なえること。トレッキングポールの代わりに120cm相当の枯れ枝を利用したり、立木を利用して吊り下げて使うことも可能だ。トレッキングポールを必要としない2輪ツーリストなら、オプションの専用ポールを揃えるといいだろう。
また、別売りで前室が用意されていて、荷物置き場の拡張や悪天候時に重宝する。

前後面にメッシュとパネル二層構造の出入り口があり、2人で使うときも出入りが楽。大きなメッシュ窓も付いている。
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超軽量な名作テント「シックスムーンデザインズ/ルナーソロ」
Six Moon Designs (シックスムーンデザインズ) ルナーソロ
トレッキングポールを使って設営する超軽量な1~2人用ワンポールテント。慣れれば1分ほどで設営でき、風や雨に対する強さも申し分なし。通気性に優れているので、蒸し暑い日本の夏キャンプにもぴったり。本国アメリカで数々の受賞歴を持つ名作テントだ。
フライシートとメッシュウォール、バスタブ状ボトムが一体になっており、フライシートの裾6か所をペグダウンしてトレッキングポールで天頂部を突っ張るだけで立ち上げが完了する。
通常のテントとの大きな違いは、フロア(床)をピンと張らない「フローティングフロア」。フロアの生地にテンションがかからないので、破損の心配が少ない。出入り口のメッシュウォールはフライシートでフルカバーできるので、悪天候でも安心だ。
軽量かつコンパクトだから、トレッキングやロングトレイルのスルーハイキング、バイクパッキング、カヤックツーリングなどに最適。自立式のテントではないため、ペグダウンに工夫が必要な標高の高い山頂部のテント場には不向き。3シーズン用。
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全国アウトドアショップの店員さん推薦!ソロテントのベストバイ
Six Moon Designs(シックスムーンデザインズ)の「ルナーソロ」は、全国アウトドアショップの店員さんが“本当に推したいソロテント”ランキング第2位に選ばれた名品だ。
推しのコメント
「シングルウォールでわずか700g前後の軽さを実現!素材の強度がアップされ、通気性もタープのように抜群です」(秀岳荘白石店)
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結露が最小限に抑えられる「ミニマルワークス/PAPRIKA」
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) PAPRIKA
韓国発のアウトドアブランドが手がけるシングルウォールテント。Breathable生地で結露を最小限に。広いドアが2か所あり、出入りが楽。
●重量:2.2kg
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