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ガチのオフロード狙い!ジムニー初の5ドアはボディも大きく使い勝手もでっかいぞ

今回は発表されてから1年半も経って、ようやく試乗会が開かれた「ジムニー ノマド」(FCグレードのみ)に乗ってきました。その経緯は……。
2025年1月30日発表から2月3日受注停止(驚)、4月3日発売、5月30日増産発表、そして2026年7月1日仕様向上と受注再開の発表……。
ということで、まず何でそんなに手に入らないのか? ということでいくとインド生産車で輸入することと世界的な人気で、各国で取り合いになっていることがあげられる。グローバル重視だから逆に日本では手に入りづらいし、買えないとなると欲しくなるww


日本以上に悪路やクロカンユーザーを意識したクルマなので、コンセプトはとにかく悪路を走破できること。そもそもベースとなる「ジムニー シエラ」の特徴が「悪路走破性が高い」「ラダーフレームで頑丈」「コンパクトで見切りが良く林道などで使いやすい」「デザインが魅力的」なのだが、後部座席が狭く、荷物も積めなかった。そこで全長を340ミリ伸ばして「乗り降り+乗り心地を上げた後席」「広くなった荷室」を追加したのが「ジムニー ノマド」なのですよ。

エンジンは1種類で5MTと4ATが選べる

エンジンは1500ccのK15B型で、最高出力は74kW、最高トルクは130Nm/4000回転。
燃費は5MTで14.9㎞/L、4ATで13.6㎞/L(ともにWLTC4モード)。駆動はもちろん4WD。
ではそのインプレをオフロードとオンロードで別々に書いてみますね。


間違いなく本格的なオフローダー

オフロードは4速AT車で、トランスファーを4L固定で走ってみた。最初は「こんな角度でくぼみに入ったら亀の子になってしまう?」という感じだったが、「ジムニーノマド」はみごとに乗り越えてくる。それはいわゆる3アングルがオフローダーとして相応しい数値で、おまけに最低地上高も「ジムニー シエラ」譲りの210ミリ! そして3リンクのリジットサスが、伸びたフレームにも十分なクリアランスを確保してくれる。

大きな衝撃があったときにダメージを受ける可能性を考え、手間がかかるラダーフレームを採用し続けるのもジムニーならではだ。余談だが、トヨタのランクル開発の聖地のひとつ、〇〇〇アドベンチャーフィールドで、お客さんはどんなクルマですか? ランクルですか? と聞いたら「いえいえ90パーセント、ジムニーです」との答えだったwww それだけジムニーはオフロードの走行を趣味とする人たちに支持されているわけだが、そんなクロカンコースに「ジムニー ノマド」を持ち込んだら注目されること間違いなしでっすね。

さて、コブや上り坂で感じたのはエンジンの扱いやすさだ。1500ccのK15B型エンジンはトルクがあり、アクセルの動きに素早く反応するから、ハンドルを使ってコブに当てて前に進めるのが楽。より大きくパワーがあるクルマにはない、サイズ感と軽さと見合ったパワーのバランスが乗りやすい。それを助けるのがブレーキLSDトラクションコントロール。4Lの時に空転した車輪だけにブレーキをかけて、もう一方の車輪の駆動を確保する。この音がギーギーとコブを乗り越えるときに、頻繁に作動していたのが印象的。確かな技術が運転を助けていました。
このときに先代ジムニーだとドライバーの技量が要求されるのだが、これら電子制御システムのおかげで超簡単にオフロードや雪道を走破することができる。さらに坂道発進で後ろに下がらないヒルホールドコントロール、急な下り坂を5キロから7キロ程度でゆっくり下れたヒルディセントコントロールなど、その装備は盤石。
ACC装備の一般道走行も◎

西沢は雪の北海道で「ジムニー シエラ」を乗り回したことがある。高い目線とコンパクトなボディ、さらにイザという時の走破性の高さが素晴らしく、幹線道路でバスがスタックしいたため脇道にそれたとき、雪が残る上に雪かきした山のおかげで道が狭く、そんなときにこそジムニーという感じだったのだが、ひとつだけ不満だったのが、ACCがついていないこと。しかし去年ついに全車速追従型ACCが装備され、そして今回仕様向上で「ジムニー ノマド」にも装着された。同時に自動ブレーキやレーンキープ、パーキングセンサーが改良、追加されたことで、より使いやすくなっている。


一般道は4ATから5速MTに乗り換えての走行。ここではトルクがあるエンジン+刻みが長い5速ギアということで、郊外なら3速ホールドで走ることが可能。逆に2速は都心の交差点くらいしか使わない感じ。ギアを落とすときに空吹かしすると「ブオーン」とスポーティな音がして楽しい。乗り心地も良く、車高が高いのにふらつき感もない。では乗用車チックに乗れるか? というと、ハンドル切り始めの反応が薄いのと、長い緩いカーブでは途中からどんどん外に行くので、ハンドルを切り足す必要がある。そこは慣れと癖を掴んで走ることで、オフロードよりにセットされたクルマを楽しむ要素にしたらよいのではないでしょうか。
結論

本格的な悪路走破性を持ち、手ごろなサイズとパワーと価格、5ドアと広く使いやすい後部座席、カッコいいデザイン、高いリセールバリュー……これが売れないわけないでしょ。

ジムニーノマド FC
車両本体価格:¥2,926,000(MT/ATとも同価格)
問い合わせ先
TEL:0120-402-253




