硬くなる原因や失敗しない下準備、蒸し焼きのポイント、初心者でも簡単に作れる基本レシピまで紹介。
自宅でお店のようなしっとり柔らかなローストビーフを楽しみましょう。
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ローストビーフを柔らかく作りたい!

ローストビーフのおいしさは、何といってもしっとり柔らかなあの食感です。
ナイフがスッと入り、口の中でほどけるようなローストビーフは、自宅でも十分作れます。
成功のポイントは、火加減だけではありません。肉選びや下準備、焼き方など、それぞれの工程に理由があります。
まずは、なぜローストビーフが硬くなってしまうのかを知っておきましょう。
ローストビーフが硬くなってしまう理由
理由① 加熱しすぎている
もっとも多い原因が加熱のしすぎです。
牛肉は中心温度が上がりすぎると、肉のたんぱく質が強く収縮します。その結果、水分が抜けてしまい、パサパサで硬い食感になります。
焼き色を付けたあとも長時間火にかけると、せっかくのジューシーさが失われてしまいます。
理由② 冷たいまま調理している
冷蔵庫から出したばかりのお肉は中心まで冷えています。
そのまま焼くと、外側だけ火が入り、中心との温度差が大きくなります。
中心まで火を通そうとして焼き続けるため、結果的に外側が硬くなりやすくなります。
理由③ 肉の部位が合っていない
ローストビーフは、部位選びも重要です。
脂が多すぎると、火を入れ冷めると硬く感じることがあります。またスネ肉など元々長時間かけて煮込むような部位は向いていません。
用途に合った部位を選ぶだけでも、仕上がりは大きく変わります。
ローストビーフを柔らかくする方法

もも肉を選ぶ
ローストビーフには、牛もも肉がおすすめです。
赤身が中心でうま味が濃く、加熱してもしっとり仕上がります。
内ももやランプなどは比較的やわらかく、家庭でも扱いやすい部位です。
厚みが均一なブロック肉を選ぶと、火の通りも安定!
肉の「水分」を拭き取る
焼く前には、キッチンペーパーで表面の水分をしっかり拭き取りましょう。
余分な水分が残っていると、焼くというより蒸される状態になり、香ばしい焼き色が付きにくくなります。
焼き色はうま味を閉じ込める大切な工程です。ひと手間かけるだけで、仕上がりに差が出ます。
下味を付ける
塩と黒こしょうは、焼く30分ほど前に付けるのがおすすめです。
塩が肉になじみ、味に一体感が生まれます。
お好みで、おろしにんにくやハーブを加えるのもおすすめです。
香りが加わることで、お店のような本格的な味わいに。
調理1時間30分前に牛肉を室温に置く
冷蔵庫から出したら、約1時間前を目安に常温へ戻します。
中心まで少し温度を上げることで、均一に火が入りやすくなります。
特に500g前後のブロック肉なら、この工程を省かないことが大切です。
夏場は室温が高くなるため、長時間放置しすぎないよう注意しましょう。
調理は蒸し焼きが基本
表面全体に焼き色を付けたら、ふたをして弱火で蒸し焼きにします。
蒸気を利用することで、ゆっくり熱が伝わり、中心までしっとり火が入ります。
焼き終わったあとも、すぐに切らずアルミホイルで包んで20〜30分ほど休ませましょう。
肉汁が全体になじみ、より柔らかなローストビーフになります。
柔らかローストビーフ基本のレシピ

材料&作り方
材料(4人分)
- 牛ももブロック肉…500g
- 塩…小さじ1
- 粗びき黒こしょう…適量
- にんにく…1〜3片分(お好みで)
- サラダ油…大さじ1
① 牛肉を調理の約1時間前に冷蔵庫から出します。(夏場は、調理30分くらいでOK)常温に戻してから、調理することで、焼きむらを防ぎます。その後、キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取ります。
③ 塩、黒こしょう、にんにくを全体によくすり込みます。
④ フライパンに油を熱し潰したニンニクを入れ、強めの中火で全面に焼き色を付けます。
トングでしっかりとお肉を掴んで、全面をジューッと焼いていくのが大事です。

⑤ ふたをして弱火にし、約10〜15分蒸し焼きにします。

⑥ 火を止めたらアルミホイルで包み、20〜30分休ませます。
アルミホイルだけだと水分が出てきて汚れることがあるので、ビニール袋に入れて置いておくのがおすすめです。

⑦ 熱々でスライスすると、肉汁が全部出てしまうので、気をつけて!
薄くスライスしたら完成です。
ポイントなどを解説
ローストビーフは焼いて終わりではありません。アルミホイルで休ませる時間が、すごく大事になってきます。
切るのを急ぐと肉汁が流れ出てしまい、パサつきの原因に!
また、包丁はよく切れるものを使い、繊維を断ち切るように薄く切ると、さらに柔らかく感じられますよ。
ソースは、しょうゆ・みりん・赤ワイン・バターを軽く煮詰めるだけでも、本格的な味わいになります。肉を焼いたフライパンにバルサミコ酢を入れて、煮詰めるだけでも立派なソースになるので、是非お試しあれ。
わさびや粒マスタードを添えると、さっぱり食べられるので、この時期には特におすすめです。
お好みの岩塩をパラパラするだけもシンプルに楽しめます。 残ったら翌日サラダのトッピングにしたり、サンドイッチの具にしたりと活用してみましょう。
ローストビーフは自家製で柔らかく作れる!
ローストビーフは難しそうに見えますが、基本を押さえれば家庭でも十分おいしく作れます。
ぜひ今回紹介したコツを取り入れて、ご家族やご友人が喜ぶ柔らかいローストビーフ作りに挑戦してみてくださいね。




