【ヨーロッパ各国の最高峰チャレンジ】拍子抜けするほど“ゆるい”!?ハンガリーのてっぺん・標高1,014mの「ケーケシュ山」へ | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2026.01.12

    【ヨーロッパ各国の最高峰チャレンジ】拍子抜けするほど“ゆるい”!?ハンガリーのてっぺん・標高1,014mの「ケーケシュ山」へ

    【ヨーロッパ各国の最高峰チャレンジ】拍子抜けするほど“ゆるい”!?ハンガリーのてっぺん・標高1,014mの「ケーケシュ山」へ
    ヨーロッパをキャンピングカーで旅しながら、「各国の最高峰に登る」というユニークなチャレンジを続けている私たち夫婦。
これまでは岩稜あり、急登ありの“いかにも最高峰”なハードな山々を登ってきましたが、今回訪れたハンガリーで、そのイメージはいい意味で裏切られました。

    ハンガリーの最高峰であるケーケシュ山の標高は1,014m。山頂近くまで車で行けるアクセスの良さで、思わず拍子抜けしてしまうほど簡単に登れてしまいます。

    せっかくなので私たちは車を使わず、歩いてその山頂を目指すことに。今回は、森の中をゆったり歩きながら、手軽に登れるハンガリーのてっぺんを体験レポートとしてお届けします。

    ハンガリー最高峰・ケーケシュってどんな山?

    登山というよりも地元の人たちが気軽な散歩や森林浴を楽しむスポットとなっています。

    ハンガリーで最も高い山のケーケシュ(Kékes)は標高1,014mで、北部に広がるマートラ山地(Mátra Mountains)に位置しています。首都ブダペストからは車で約1時間ほどで、日帰りでも気軽に訪れられるのが魅力です。

    国の最高峰と聞くと険しい岩山を想像しがちですが、ここはなだらかな山地が連なっている丘という雰囲気です。山頂近くまではよく整備された道が続いており、車でも気軽にアクセスが可能。そのため、くねくねと続く山道を楽しみに、バイクや車、自転車などでドライブやツーリングに訪れる人の姿も多く見かけます。

    また、この一帯はワインの産地や温泉地としても知られているので、ハイキングと組み合わせてのんびり滞在する人も多いです。

    ハンガリーのてっぺん目指してハイキングスタート!

    歩きやすいルートなので、誰でもチャレンジしやすいです。

    今回は、せっかくなので車で山頂までは行かず、歩いて頂上を目指すことにしました。登山口でもあるMátraházaiの駐車場に車を停め、準備を整えます。周囲には、ホテルやレストラン、カフェにお土産ショップまで揃っていて、賑やかな雰囲気に包まれています。

    Mátraházaiの駐車場周辺。山へ向かう人だけでなく、ドライブやツーリングの立ち寄りスポットとしても賑わっていました。

    私たちが選んだのは、森の中を進む往復約6kmの周回コースです。所要時間はおよそ1時間半とお手軽に登ることができます。

    駐車場から少し歩くだけで、静かな森のハイキングコースへ。

    歩き始めるとすぐに静かな森の中に入り込み、鳥のさえずりや木の香りが漂う森の中を進みます。道はよく整備されていて、標識もあるので、迷う心配もありません。

    木に付けられた目印が道しるべ。安心して歩けるコースでした。
    道中にはピクニックや焚き火ができるスペースも点在。ハイキングの途中でゆっくり過ごすこともできます。

    他に登っている人の姿もほとんどなく、静寂の中でゆったりと歩ける贅沢な時間を楽しめます。頂上近くになると、車が通る道路に出てきます。ここまで来れば、あとは標識に沿って少し登るだけで、頂上はすぐそこです。

    森を歩いていたと思ったら、突然の道路。思いのほかあっという間に、山頂に近づきました。

    ゆるすぎる最高峰、ケーケシュ山に到着

    標高1,014m、ハンガリー最高峰・ケーケシュ山の山頂標識。国旗カラーに塗られたデザインが印象的です。

    森を抜けて少し歩くと、驚くほどあっという間に山頂に到着しました。これまで登ってきた各国の最高峰を思い返すと、あまりの手軽さに思わず拍子抜けしてしまうほど…。「もう着いたの?」と、思わず顔を見合わせてしまいました。

    山頂では山登りというより、軽装でのんびり散歩を楽しむ雰囲気が広がっていました。

    山頂自体は木々に囲まれているため、視界が一気に開けるような眺望はありません。付近には、車が何台も停められる広めの駐車場があり、最高峰を記す標識のほか、レストランやお土産屋台、テレビ塔や展望台が建っていました。冬にはスキーも楽しめるエリアのようで、リフトの設備もあり、山頂の“秘境感”とはほど遠いほど整った環境でした。

    お土産屋台もずらりと並び、ハンガリーらしい雑貨やお菓子が手に入ります。

    不思議なことに、国の最高峰としての知名度が低いのか、多くの人は山頂標識の前を気に留める様子もなく、素通りしてしまうほど。観光地らしい賑わいはなく、地元の人たちがハイキングや散歩に訪れる、落ち着いた場所という雰囲気でした。

    そんな中、私たちはせっかく来たのだからと、しっかり標識の前で写真を撮り、「ハンガリーのてっぺんに来た!」と静かな達成感を噛み締めました。

    お手軽登山でも、ハンガリーのてっぺんに立った喜びをしっかり味わいました。

    下山は、冬にはリフトが動くコース沿いを歩いて戻りました。登りの森の中とは違い、開けた斜面なので、景色を楽しみながら歩くことができました。

    下山は開けた斜面を歩きながら、のんびりと景色を楽しめました。

    ゆるい最高峰も、旅の大切な1ページ

    登りも下りも誰でも気軽に歩ける、まさに“ゆるい最高峰”。派手さはありませんが、その分、肩の力を抜いて気軽に自然を楽しめるハンガリーの最高峰・ケーケシュ山でした。

    今回のハイキングを通して、難しい山だけが山登りの楽しさではないと改めて実感し、ハンガリーらしい穏やかさを感じられる一座でした。さて、次はどんな最高峰が待っているのでしょうか。簡単な山もあれば、挑戦しがいのある山もあるはず。それも含めて、各国の“てっぺん”を巡る旅はまだまだ続きます。

    ルアナさん

    トラベルライター

    2023年1月から夫婦でキャンピングカーに暮らしながらヨーロッパを周遊中!登山、キャンプなどのアウトドアが大好きで、ヨーロッパでもアルプスや色んな地域の山を登っています。夫婦の長年の夢だったキャンピングカー暮らしで旅をして、有名観光地だけでなく、ガイドブックにも載っていないような秘境スポットをどんどん巡り、キャンピングカーライフや海外登山などリアルな体験談をお届けします。

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