夏に咲く花木はたくさん!種類や育て方も解説 | 農業・ガーデニング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

農業・ガーデニング

2025.08.10

夏に咲く花木はたくさん!種類や育て方も解説

夏に咲く花木はたくさん!種類や育て方も解説
本記事では、夏に咲く花木の魅力や種類、育て方の注意点をお伝えします。強い日差しの中でも美しい花を咲かせる植物たちは、庭や公園を鮮やかに彩ってくれます。

アジサイやムクゲ、ブーゲンビリアなど、夏に映える花木を多数紹介し、それぞれの特徴を解説。風通しや遮光といった夏越しの工夫もお伝えします。ガーデニングにご興味のある方はぜひご一読ください。
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夏に咲く花木の特徴

キョウチクトウの花。
キョウチクトウの花。

夏に咲く花木は、強い日差しや高温多湿の環境にも適応し、美しい花を咲かせるのが特徴です。色鮮やかで開花期間が長い種類も多く、庭や公園を華やかに彩る夏の風物詩として親しまれています。

品種によっては日向を好むものだけでなく、湿地や木陰を好むものもあるため、植栽場所に応じて選べば、より長く安定した開花が期待できます。

夏に咲く花木16選

アジサイ・ガクアジサイ

道端に咲くアジサイ。
アジサイは初夏の風物詩。

梅雨時期を中心に咲き、土の酸度によって花の色が変わる特性があります。半日陰を好み、湿度のある環境でよく育ちます。剪定や植え替えの時期によって翌年の開花に影響が出るため、管理にはやや注意が必要ですが、丈夫で長寿命な花木としても知られています。

ノリウツギ

(出典)photoAC

アジサイの仲間で、円錐状の白い花を咲かせます。日向でも育ちやすく、夏の終わりまで長く楽しめます。秋には紅葉も楽しめるため、季節の移り変わりを感じられる庭木として人気。剪定のタイミングで花付きが変わるため、定期的な手入れもおすすめです。

シモツケ

(出典)photoAC

小さなピンクや白の花が房状に咲きます。低木で管理しやすく、剪定にも強いため庭木にも適しています。コンパクトながらも存在感があります。春から秋まで繰り返し咲く点も魅力です。

セイヨウニンジンボク

(出典)photoAC

淡紫色の穂状の花を咲かせ、独特の香りがあります。乾燥に強く、ハーブガーデンにも使われます。樹形が整いやすく、鉢植えにも対応可能。ミツバチや蝶を呼び寄せる蜜源植物としても人気があり、エコガーデンにも向いています。

ムクゲ

(出典)photoAC

韓国の国花でもあり、夏の長期間にわたり次々と花を咲かせます。花色の種類も豊富で、庭を華やかに演出します。毎朝新しい花を咲かせる特性があり、常に新鮮な花を楽しめます。剪定にも強く、生垣としても利用可能です。

シャラの木(ナツツバキ)

(出典)photoAC

白く清楚な花を朝に咲かせ、夕方には散る一日花。涼しげな雰囲気があり、和風庭園にも好まれます。樹皮が美しく、冬も景観を損なわないため、四季を通じて楽しめる花木です。やや湿り気のある土壌を好みます。

ヒメシャラ

(出典)photoAC

シャラよりも小ぶりで、つやのある葉と赤みのある樹皮が特徴。涼感を感じさせる樹木です。花は小さめですが、控えめな美しさがあり、落ち着いた庭づくりに向いています。乾燥にはやや弱いため、夏場の水やりは重要です。

アベリア

(出典)photoAC

白やピンクの小花を次々と咲かせ、香りも楽しめます。剪定に強く、生垣としても優秀です。日照や土質を選ばず、街中でもよく育つため、公共の緑化にも用いられます。秋まで咲き続ける持続力のある花木です。

ブッドレア(フサフジウツギ)

(出典)photoAC

“バタフライブッシュ”とも呼ばれ、蝶を引き寄せる芳香のある花が魅力です。暑さと乾燥に強く、初心者にもおすすめ。開花期が長く、夏から初秋まで咲き続けます。やや樹形が乱れやすいため、剪定での整形が有効です。

セファランサス

(出典)photoAC

球状の白い花がユニークで、水辺にも強い特性があります。湿地や池のそばに植えると映えます。成長が早く、環境が合えば旺盛に育つため、広いスペースに適しています。

ハイビスカス

(出典)photoAC

熱帯を思わせる大輪の花で、華やかな印象。鉢植えでも育てられ、南国風の演出にぴったり。日当たりと水やりに注意すれば長く咲き続けます。園芸品種も多く、花の大きさや色のバリエーションが豊富です。

フヨウ

(出典)photoAC

朝に咲き、夕方にはしぼむこともある一日花。ムクゲと似ていますが、より大きく柔らかい花弁が特徴です。ボリューム感のある花が魅力で、庭に明るさをもたらします。背が高くなるため、植栽場所には余裕が必要です。

ブーゲンビレア

(出典)photoAC

色とりどりの苞(ほう)が目立つ南国植物で、乾燥に強く日当たりを好みます。フェンスや壁面緑化にも人気。つる性で、仕立て方次第で自由な演出が可能。温暖地では地植えもできますが、霜には注意が必要です。

サルスベリ

サルスベリの花。
庭木のサルスベリ。

真夏でも元気に花を咲かせる代表的な花木。幹が滑らかで美しく、庭木や街路樹としても定番。多年草で剪定にも強く、長年にわたって楽しめるのも魅力です。病害虫にも比較的強く、手間がかかりません。

マリーゴールド

(出典)photoAC

夏の定番草花として親しまれ、鮮やかなオレンジや黄色の花が特徴。虫よけ効果があるともされ、コンパニオンプランツとしても人気です。鉢植えや花壇にも適し、管理も比較的簡単です。開花期が長く、他の植物との組み合わせも楽しめます。

キョウチクトウ

キョウチクトウの花が咲いている。
路肩に咲いたキョウチクトウの花。

ピンクや白の花を咲かせ、非常に強健。暑さや排気ガスにも耐えるため、道路沿いにもよく植えられます。毒性があるため、扱いには注意が必要です。素手では触らないようにしましょう。ですが、乾燥にも強く手間が少ないため管理がしやすい花木です。

夏に咲く花木の育て方注意点

夏に咲く花木は、高温や多湿に強い反面、蒸れや水切れ、根腐れといったトラブルが起こりやすくなります。健康に育てるためには、環境に応じた工夫が欠かせません。

まず、風通しを良くすることが大切です。植物は葉から水分と熱を発散するため、空気の流れがないと蒸れて病気の原因になります。鉢植えの場合は棚の上に置いたり、吊り鉢として仕立てて目線より高い位置に配置すると効果的です。地植えなら、土を盛って植えることで、風通しとともに排水性も向上します。

また、夏越し対策として直射日光のコントロールも重要です。強すぎる日差しは植物にストレスを与えてしまうからです。寒冷紗を使って遮光するのがおすすめですが、植物との距離が近すぎると逆に風通しが悪くなるため、空間を確保することも必要です。

遮光によしずやすだれを使う場合には、遮光率が高すぎて光不足にならないよう、距離と設置場所を工夫しましょう。

なお、地植えの植物では遮光が難しいため、適度に日陰の環境に植え付けるのが基本です。

最後に、定期的な剪定や、日々の水やりも忘れずに。品種ごとの特性を理解し、適した時期に手入れすれば、翌年以降も美しい花を楽しめます。

夏に咲く花木を愛でる!特徴を押さえておこう!

道沿いに植えられた夏の花木。
暑い中でも元気よく咲き誇る夏の花木。

夏の庭を彩る花木たちは、季節感を演出するだけでなく、見る人に元気を与えてくれる存在です。それぞれの花木に個性があり、適した環境や育て方があります。ぜひ、自分の好みの花木を見つけて、夏のガーデンライフをより豊かに楽しんでください。

のまどうさん

アウトドアライター

行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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